石田衣良 著
始まりはこのバーだった。
娼夫として7年もの歳月を過ごしたリョウ。御堂静香の後を引き継ぎ、非合法のボーイズクラブLe ClubPassion(「クラブ・パッション」)の経営を一手に引き受けるまでに。男性恐怖症、アセクシュアル…クラブを訪れる女性たちにも様々な変化が。
リョウは女性の欲望を受けとめ続ける毎日の中で、自分自身の未来に思いを巡らせ始めた。
性を巡る深遠な旅の結末に、リョウが下した決断とは……。
大ヒットシリーズ『娼年』『逝年』続編。
シリーズの最終章・・・・。
どんな最後を迎えるのか楽しませていただきました。
基本的には主人公「りょう」が娼婦として出会った女性達の話が多く綴られてますが、その他クラブの行く末や「りょう」自身のプライベートなど、読み応えは十分だったと思います。
あとはかなりディープな性の話や夫婦やパートナーと行う夜の営みの話、この辺は色々と共感を得た話が沢山あったのですが、この辺はご自分で読んで確認して下さい。
ここではちょっと言い辛いです
シリーズ3冊一気に読みましたが、中々充実した読書の時間でした。
ちょっぴり官能小説的雰囲気もありますので、お好きな方には特にオススメですよ