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道尾秀介 著
1年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ―。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が…。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!
物語としては非常に秀逸で、ちょっと厚い一冊ではありますが、読み応えのある本格派ミステリーだと思います。
ただ方言が多くて、それに対する訳もしっかりとは伝えて貰えず、何を言ってるのか分かりづらいのが難点。。。。
ダークな道尾氏の得意とする物語は、ラストに向けてまるでアンジャッシュの掛け違えコントのそれで、哀しく愛おしい、そしてとても切ないものでした。
しかし読後は非常にヘビーで、沈んでる時に読むのは危険かもしれませんね
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