伊坂幸太郎 著
ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。第25回吉川英治文学新人賞受賞。
今更ですが、読んでみました。
基本的に映画で観たものは読み返したりしないのですが、この映画を観たのはもう10年以上前でほとんど覚えてないし、小説の評価は高いので何時か読んでみたいと思っていたんです。
結果的に、読んでも映画を全然覚えてなかったんでよかったかな?
作風は完全に伊坂氏の初期っぽさに安定感を覚える。
人を食ったような表現に、この作品の高い評価に納得してしまうんだな・・・。
それと同時に活字の面白さもあるのだが、実はこの辺りはちょっと感のいい人は分かりそうな気がします。
面白いんですけどね、ちょっと読むのが遅かったか。。。。
多分、映画を観たときほどの感情の揺さぶりは無かったのかもしれません。
たまにはちゃんと金かけて新刊買わないとなぁ
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