元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

インドネシア野球、アジア途上国の野球、国際大会、日本のアマチュア野球、プロ野球情報、日大三高時代の面白エピソードを発信

インドネシア・・・国家財産損傷の悲劇

2013年01月08日 10時28分21秒 | インドネシア代表ナショナルチーム(国際大会など)
昨年12月末の・・・
レッドソックスカップ・・・

開催地の・・・
スラバヤに・・・

1人の教え子が・・・
大会観戦のため・・・
ジャカルタからやって来た・・・

インドラヨサ プラトモ (通称 ヨサ)

2007年の1月に開催された・・・
インドネシア高校国体で彼に眼をつけ・・・

当時・・・
18歳だった彼を・・・
インドネシア代表ナショナルチームの・・・
ショートのレギュラーにいきなり大抜擢をした・・・
愛弟子・・・


-2007年のインドネシア代表強化練習では徹底的にシゴき抜いた-

そんな・・・
彼からの言葉に唖然となり・・・
落胆と怒りが込み上げてきた・・・



-2009年 第8回アジアカップ制覇時のヨサ-



"2011年の代表チームの強化練習で
強制的に送球動作の矯正をやらされて
肩をやっちゃいました
スポーツ省専属の医師からは
手術が必要との診断を受けました"

国家の・・・
財産である・・・
有望な選手が・・・

なんたることだ・・・(泣激怒)


-フィールディングセンスと強肩はアセアン諸国ナンバー1を誇る-

今まで・・・
沈黙を保っていたのだが・・・

現状の・・・
インドネシアは・・・
その他数名の有望な選手が・・・

2011年の・・・
代表チーム強化練習での・・・
強制的な動作矯正による後遺症から・・・
同じ様な症状に陥っている・・・

更には・・・
バリ島の愛弟子・・・

エイカ アルティスタ (通称エイカ)


-バリ島野球を牽引するエイカもプレーが出来ない状態/下段中央-

我がクラブチームの・・・
キャプテンを務めているエイカも同様・・・

現在もボールが投げなれないのである・・・

バリ島野球を牽引する・・・
選手までもが潰されしまった・・・

バリ島野球にとって・・・
痛恨たる痛手である・・・(超怒)

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日本式動作は現状のアジア野球後進国代表ナショナルチームへは全てが当てはまらず

ナショナルチームの監督や・・・
ナショナルチームへの指導を・・・
そして、その国の選手たちへの指導を施す場合・・・
日本人の指導者が念頭に入れなくてはならない事である・・・

いきなり強制的な矯正をあてこめたらどうなるのか・・・?
答えは一目瞭然だ・・・!

アジア野球後進国を・・・
向上させるための日本人監督であって・・・
後退をさせてしまう様なことを齎すための・・・
日本人監督ではない・・・

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これから・・・
アジア野球後進国での指導を希望される方々・・・

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・・・他諸々

全てを噛み砕いた上で・・・
的確な指導を当て込まなければいけない・・・

今回の・・・
インドネシアで起こった悲劇の原因は・・・

”インドネシアで日本人選手を”
”創ろうとした本末転倒さのゆえんに尽きる”

生意気な発言で・・・
大変申し訳ないが・・・

事態が事態なので・・・
あえて言わせて頂きます・・・

国家財産である選手を潰すな

これは・・・
絶対なる教訓である・・・


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