ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

時代を受け止め

2009年04月26日 | Weblog
 さて震災後の神戸はさらに産業の復興が深刻だ。
これまであった、大手企業は神戸から撤退し、仕事
の先がない。
中小零細企業の地場産業であるケミカルシューズ業界は
中国からの輸入でもって、いまや最盛期の7割滅。
特に副都心と言われた、長田区は高齢化が進み、人口が
減っていく。
往年の活気は年を追うごとになくなっていくような
気配だ。
震災で被災を受けた地域は区画整理で新しい町並みに
なったが、この町のあったコミュニティーが
なくなってしまい。
真の街づくりはこれからといったところだが、経済が
これほど落ち込むと、街づくりというより
人が自分の暮らしを支えることすら危ない状況に
なってきた。
明日が見えない、本当に癒鬱な時代になってしまった。
仕事がなくなり、稼ぎがなくなり、借金すらできない
これまで経験しなかった、時代に今生きている。
無論、ここ神戸だけでない全国的、全世界的とも
いえる、世界同時不況の中、ここ神戸に生きる者とし
どう向かい合うのか。