今ここ・サブカル散歩

しゆい(依子)目線の日本のエンタメ所感を。
365日walkingデートは2014年の2月の記事をご覧ください。

微苦笑のしずく

2008-11-20 16:48:40 | Sweet


言って欲しくて 
まわりこんでみる 
いっぱいヒントを与えてみる 

なのにどうしたって 
君は照れ屋で 
ふんわりと返すだけ 

花だとしたら綺麗に咲きたい 
砂糖菓子ならあまくとろけたい 

あたし自身が 
とてもスイートなもので出来てるって 
もっと伝えたほうがいい? 

仔猫のしっぽがくすぐるみたいに 
甘えてみても 

君は 
メールの向こうで 
微苦笑のしずく 

そのゆびさきから紡がれる言葉が 
あたしを輝かせるティアラになる 

照れてもいいから聴かせて欲しい 
いつまでもずっとって願うの


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祈りつづける

2008-11-19 15:03:21 | 透明


銀の指輪かざして月をかこむ 
わたしだけのものって何度となえたか 

あなたになりたいひとつになりたい 
世界でいちばん困難な祈りを捧げてる  


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メリーゴーラウンド

2008-11-18 14:15:12 | Sweet


来た時より散らかったテーブル 
君と僕とで広げた地図 
おいしい水をふたりでのんだ 
雲が晴れた午後 

なんでもないことを
なんでもなくしておく君が好きさ 
ありのままが愛せるって才能がいるんだ 

ここまで来たね 
君と僕とのアーカイブ 
振り返るまでもない
色とりどりの葉っぱたち 

ずっとさざめいてたい 
君と僕ならそれができる 
ずっと眠っていたい 
廻るメリーゴーラウンドの上で 


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風がはこんできた刹那

2008-11-16 15:03:02 | Blue


さっきまで永遠という名の空を 
歩いていたのに 
折り返しの場所へと出てしまいました 
風がはこんできた刹那は 
わたしのなかで 
ひとつの矛盾もなしに 
想い出を切り離していったのです


 
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お昼寝姫

2008-11-15 13:44:10 | Blue


きみがいなくなって 
お昼寝も青くしおれて 
どこまで漂えば月はのぼるだろう 

その痛みをとりのぞきたかった 
あたしでは駄目だった 
長い雨は降りはじめた 

”好き”以上のつよい気持ち 
”友達だよ”と沈む小石 
澄んで澄んでつめたいみずうみ 

キーボードの音 
奏でる文字に 
もう一言も託せないのよ 

白い枕に夢の匂い 
何を抱いて眠れば 
ふたたびの国 きみに逢えるの 


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気づくまで

2008-11-14 15:07:03 | 透明


けっしてひとつにはなれないから 
さざめく波の白いレース 

ふたつでいようと覚悟するなら 
ひろがる未来に気づくのだけれど 


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水飴時間

2008-11-13 15:14:35 | Blue


硝子窓の青い雨粒 
時間が水飴みたいに 
重たく流れたりする 

仕事の手をとめて 
お茶を淹れて 

この先はどこへ行くの 
どこでも無い未来なら 

あなたに逢えないことが 
小さな出来事になっていくのが 
かなしいままなんていやだから   

古くからのことばみたいに、

歩きだそう。雨の中でも、長靴履いて。


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微風

2008-11-11 17:58:51 | Sweet


時には 
この世のやさしきもの 
すべてに 
スカートの裾を 
ちょんとつまんで 
ふかぶかと 
お辞儀をしたくなる 
それは 
微風になって 
あちらこちらに届けられ 
誰かの見えない頁を 
めくったりする 


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2008-11-11 15:18:16 | 透明


黒い森なら
映さない自由をも得て 
鏡のわたしは旅立つ 

そこから反射するのが
きらきらきらきら見えるかしら 

どこにいても 
あなたの声なら 
まっすぐ届けられる 
ひだまりを映していたら 
瞬く間に伝わってくる 

ふたりで歩いた
幸福の野原を抱いて 
まばゆい世界を映しながら 
鏡の旅は続くのです 


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てのひらをわたしに。

2008-11-11 14:00:08 | 透明


あんな深い空で、
何もなかったなんて言わない。

風が吹きわたるように、
あなたはてのひらをわたしに。


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