九頭竜川を渡る。九頭竜橋だが通称舟橋という。
天正年間に柴田勝家が北ノ庄に入っての事績に数えられる。
刀狩りの刀を鋳なおし鎖にし、船を繋いだというが、どの程度のことか知らない。舟橋は江戸時代にも継承され、四王天家というのが管理を任されていたというが、この碑は何のことかわからない。
この舟橋の船数は48艘で、美濃街道の起宿の資料館(愛知県一宮市尾西)で見た300艘の舟橋とは比べ物にはならないが、北陸道のこちらはほぼ常設だったようだ。しかも九頭竜川は崩れ川だ。維持管理は容易なものではなかっただろう。
橋の袂に黒竜神社がある。
この通りは県道30号線、通称フェニックス通りである。ほどなく大きくV字に分かれるが、ここは右へ。次のV字で左の細い方の道に入りフェニックスと別れる。フェニックス通のすぐ東側をほぼ並行して走る道を行くことになる。北陸学園会館の所で右に折れて踏切を渡る。真直ぐ行くとすぐフェニックスだ。吉岡幸の機材センターを越えて左折する。どうということのない道が続くが、大宮1丁目交差点の直近で一度フェニックスを横断する。コメダ珈琲の脇、ゲンキーの脇を通って左折。
旧北陸道を歩く:U字倶楽部( http://giwonderworld.web.fc2.com/hokurikudou/007.htm )の地図に従ってきたが、この交差点あたりは旧道を拾えているかどうか。フェニックスとお泉水通が合流し、東西方向に藤島通がクロスする大きな交差点だ。この交差点ができた時点で旧道は不明になってはいないのか。
藤島通を渡り、フェニックスを渡り、南下する。どうということはない住宅街の道だ。
お泉水通と合流。松本小学校の交差点で左折、次の路地を右折し、お泉水通のすぐ西側のわき道を行く。
踏切がある。今度の線路はえちぜん鉄道だ。
踏切を越え、南下し、加賀口御門跡に至る。福井城下の北の玄関口だ。