マラソンのオリンピック代表選考レース、
MGCが終わりました。
男子は、中村、服部の
大学時代の箱根駅伝スターが内定となりました。
※女子は正直、誰が誰だかよく分からずで、すいません(-。-;
男子のレースはスタートからテレビに釘付け状態でした。
設楽選手のスタートダッシュは圧巻で、もしかしたらこのまま...とも思いましたが、
42.195キロ2時間の戦いは、何が起きるかわかりませんね。
ちょっとシャワーを浴びてる間に、第2集団に抜かれたようで、
息子の、
さっき設楽は抜かされたよ
の言葉を聞いた時は嘘かと思い、何度も聞き返したぐらいでした。
最後の坂の争いは見応えありました。
瀬古さんは、中村選手の優勝に対し
たまたま勝った
とのコメントを発したようで
ネット上であーだこーだと意見されてました。
でも、マラソンは
本当に何が起きるか分からない。
屋外で天候にも左右され、コースもその都度違うわけで、
絶対的な確率で、強くて勝てる選手はいないと思っています。
特に4年に一度のオリンピックについては、他の大会で力が出せたか出せなかったは二の次で、
その日、そのレースに勝てれば良いと思っています。
たまたま勝つの一発勝負が、日本には大事なのではないでしょうか。
日本男子は、期待されていた選手が期待通りにオリンピックで優勝したケースは無いのでは?
期待通り優勝した、女子の高橋尚子、野口みずき、連続メダルの有森裕子が凄かっただけだと思います。
MGCの出場資格を獲得した時点で、みなさん実力がある選手。
終わった後に、たまたま....を付けるのはマラソン界を引っ張る者としていかがなものかと。
選手達のモチベーションを下げる危険が大きいだけ。
確かにタイムはかなり遅いペースですが、大事なのはオリンピック当日。
ここからさらに調整して、来年の8月9日に合わせていってもらいたいですね。
中村選手がゴールした時、一番に駒沢大の大八木監督がかけ寄り労っていましたが、
そのシーンを、
所属の富士通監督を差し置いて、なんで母校の駒大監督が最初にカメラ前に登場するのか?と、指摘していた人がネット上にいましたが、
中村選手は駒大在学時代からマラソンで東京オリンピックを目指すと決めていて、それも大八木監督の元でと考えていたそうです。
練習拠点を所属先とは別の場所にすることを認めていたのが富士通だったようで、それで富士通に入ったそうです。
母校の監督がパッとゴール地点に現れて、富士通を差し置いて中村選手を労ったわけではなく、
大八木監督と二人三脚で勝ち取ったオリンピックの内定だったわけです。
他の選手達にも、今日のこの日を迎えるまで、たくさんのストーリーがあるかと思うと....
代表に選ばれた選手は、他の選手達の思いも背負って頑張って下さい!
MGCはまだまだ改善点もありますが、見る側には最高の大会でした。