さらに相方に続いて文化祭の招待試合話しです。
自分の高校時代の昔話し。
バスケ部でしたが、先輩が引退した後の文化祭。
自分達の代となり、いつも大勢の観客に囲まれて、体育会系の中で一番盛り上がるイベント。
まあ、普通は勝つのが目的で相手校選びするものですが、自分達の代の時は、
東京都ベスト4の学校が対戦相手と聞かされ、全員驚愕、ブーイング。
とはいえ、決まったものは仕方ない。
相手校には中学時代の同級生がおり、
さらに言うと、
中等部のバスケ部の招待試合の相手校は、自分と同級生の出身中学。
結局は、母校つながりでその年は招待試合を組んだんだとすぐに分かりました。
母校の顧問は、自分が育てた選手二人の対決を目の前で見られて、嬉しかったものと思います。
自分のO高校と、同級生のS高校。
自分が中1の時、S高校文化祭の招待試合を見学に行ったのですが、その時の相手校がO高校。
まさか三年後に自分がO高校に入るとは。
その時はS高校が勝ちましたので、自分達の代でリベンジ試合という流れ。
因縁の対決。
東京都 ベスト4 VS ベスト8
当時、ベスト4の4校は、5位の高校にも大差をつけているぐらいでしたが、
唯一勝てるとしたら、S高校。
試合の行方は相方の招待試合とは正反対で、終始大接戦。自分と同級生は同じポジションなので、マークのし合い。
大歓声の中で、自分が決めた勝ち越しジャンプシュートは今でも覚えています。
勝ち越しシュートを決めた時点で、残り時間数十秒、1ゴール差。
プレーが進み、あと5秒、こちらのスローインになったタイミングで、我が校の顧問がタイムアウト。
相手はプレスでボールを入れさせないように来るものと予想し、スローインの奇策をたてました。
タイムアウトが終わり、さあ行くぞ!とコートに戻ると、まるでドラマのような結末になりました。
招待試合...ということをわきまえた相手のS高校は、全くマークに付かず、ゴール前に全員陣取り、
こちらが余裕でスローインをし、ボールさえ持っていれば5秒が過ぎ、タイムアップし、我が校の勝利となるようお膳立てしてくれたのです。
相手の監督の粋な計らい、懐の深さに感動!
勝利の瞬間は会場が大拍手となり、見ていた友達も泣いて喜んでくれました。
一大イベントでの敗戦は免れました。
その後の新人戦の準々決勝で、なんとS高校と対戦することになり、もしかすると勝ってベスト4になれるのではという期待感。
前半はこちらが6点差リードで終え、勝てる気配もありましたが、
最後の最後に逆転を許し、負け。
さすがベスト4。
そう簡単には公式戦で勝たせてもらえませんでしたが、自分と同級生には熱き戦い、良い思い出となりました。
このような文化祭の経験ができたのなら、娘もつまらない...とは言わなかったのかな.....