昨年の写真から。
ヨーロッパの至る所にある旧市街の情景は、古き昔の状態が今日まで保たれていることにただ驚かされる。赤茶色の屋根瓦、電柱・電線も無く、付近に高層ビルもなければ、景観を損ねる派手なネオンなども一切ない。建物も壁の色も白またはベージュ色で統一されており、たとえ旧市街内の商業地域であっても、全体の美観を損なわないような配慮が異常なくらい施されている。大都市にあるようなガラスのショーウィンドウなどの店は、旧市街の中では存在しない。自分達の文化に対する美意識の拘りの強さが伺えるのである。
勿論旧市街の中に自動車を乗り入れることは出来ない。観光地化されてしまっているといえばそれまでだが、しかし利便性を著しく抑制してまで、美観を保とうするその強烈な美意識は、ただただ「すごい」としかいいようがない。
ちなみに、街を眼下に見下ろすことが出来るこの山の頂上にも、誤って落下しないように配慮された「柵」がないという、徹底ぶりである。西洋人恐るべし。
ヨーロッパの至る所にある旧市街の情景は、古き昔の状態が今日まで保たれていることにただ驚かされる。赤茶色の屋根瓦、電柱・電線も無く、付近に高層ビルもなければ、景観を損ねる派手なネオンなども一切ない。建物も壁の色も白またはベージュ色で統一されており、たとえ旧市街内の商業地域であっても、全体の美観を損なわないような配慮が異常なくらい施されている。大都市にあるようなガラスのショーウィンドウなどの店は、旧市街の中では存在しない。自分達の文化に対する美意識の拘りの強さが伺えるのである。
勿論旧市街の中に自動車を乗り入れることは出来ない。観光地化されてしまっているといえばそれまでだが、しかし利便性を著しく抑制してまで、美観を保とうするその強烈な美意識は、ただただ「すごい」としかいいようがない。
ちなみに、街を眼下に見下ろすことが出来るこの山の頂上にも、誤って落下しないように配慮された「柵」がないという、徹底ぶりである。西洋人恐るべし。