嶺岡山地で拾ってきた岩石を調べてみたら、どうやらペグマタイトであるらしい。ペグマタイトとは大きな結晶からなる火成岩の一種であるという。
これは普通角閃石のペグマタイトかもしれない。普通角閃石の特徴は細い海苔のような縦長の長方形の黒いやつだ。
こちらもペグマタイト。曹長石あるいは長石の比率が高く白い。黒いのは磁鉄鉱を含んだ鉱物かもしれない。やや花崗岩のように石英や長石が見られるが、黒い結晶が多い。普通角閃石と磁鉄鉱が混ざっているのか?
そう言えば、先日拾ったこれもペグマタイトと言える。黒雲母の結晶が大きい。
このようにペグマタイトの定義は極めて曖昧で、結晶が大きく育ったものを大雑把には指すので、いい加減な概念ではあるのだが、嶺岡山地は山体そのものがほとんどかんらん岩、あるいははんれい岩や玄武岩のような二酸化珪素の割合が低く、鉄やマグネシウムなどが比較的豊富な鉱石がおおく産出される。
まあ硬い。結晶と鉄の割合が大きいのでハンマーで叩いても容易に割れないし、岩石も重い。