Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

コトル到着

2008年09月20日 01時56分52秒 | クロアチア旅行記2008年8月
モンテネグロの名所コトルに到着。
モンテネグロに入ると、運転マナーがクロアチアとはまるで違うことに気付く。
一言でいうと、クロアチア人の運転は荒い。飛ばし屋が多いし、クラクションはやたら鳴らす。これがモンテネグロに入ると、車はあまり飛ばさない。荷物を積んだトラックに至っては、時速40キロくらいでテレテレ走っており、渋滞を引き起こすほどである。交通の取締りが厳しいのか、それとも国民性なのか、クロアチアに比べるとゆったりとしている。
写真はコトルの旧市街付近にある城塞である。この写真では見えにくいので、下に拡大した写真をUPする。



omisでもstonでもそうだったが、アドリア海沿岸に建てられた城塞は異常なくらい堅牢に造ってある。山の上に建っているだけでも十分なのに、なぜ山に城壁を張り巡らすのか。病的なくらい徹底している。それだけ中世のアドリア海湾岸都市というのは儲かったのかもしれない。だとすると、ビザンティン帝国・ヴェネチア共和国やオスマン帝国がアドリア海沿岸に影響力を持ちたかった気持ちも良く分かる。要するに、戦国時代の堺のような都市がアドリア海にはゴロゴロあったという事なのだろう。



旧市街にある教会。屋根の十字架を見ると、「キ」のようなマークになっている。これは八端十字架と呼ばれ、スラブ系の正教会で用いられている。ギリシャ正教会ではほとんど使われていない。

湾岸都市に異常なまでの城壁を張り巡らす癖を持つ、スラブの人たちの、信仰の対象である十字架が、「キ印(笑)」なのにはある意味得心がいくかもしれない。(爆)
 これは冗談。

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2 コメント

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 (くろ)
2008-09-21 02:23:05
キ印ですか(笑)
しかし風景はキ印的にきれいですね。
建物は白い壁と朱色の屋根瓦。
そして抜けるような青い空。
屋根の朱色は常滑焼と同じ朱泥を焼いたものなんでしょうね。

頑丈な城壁は、やはり、容赦なき一神教同士の戦いのすさまじさを表してるような気がします。ちょっと塩野七生に影響されてるかな?
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ありがとうございます。 (上総国主大納言)
2008-09-21 02:35:04
くろさん、ありがとうございます。
ひょっとして、ここヘン掲示板のくろさんですよね?

ヨーロッパの家の屋根はだいたいこの朱色に統一されていますね。日本も戦後に旧市街はこういう古風な形で復興したらよかったのにと思います。
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