国境を出て、シャムタンティ山地をしばらく歩いた頃。
エッジがぽつりと言った。
「そろそろ、休まないか?」
「そう?」
まだ出発から、ほとんど時間も経ってない。
今日一日で出来るだけ、遠くまで歩いておきたいんだけど……。
やがて着いた場所は、商人の町カントパーニ。
入ってみた酒場では、珍しい品物がたくさん並べられていた。
「わ、凄い! この石キラキラ光ってる」
「一通り買っていこう。どれも使い道がある」
「ええと、それじゃやっぱり、この剣とかかな?」
「いや、わたしは斧だ。書かれているこの紋様が気にかかる」
「そうなんだ。じゃ、ぼくは……すいませーん、この竹笛と、
それから……そうだ、この『生き物の歯セット』っての下さい」
「何とも奇妙な名前だな」
「これは召喚術で使うからね」
派手な値切り合戦もやったりした後には、手に入れたアイテムの確認。
確かに斧には「グランドラゴル233」なんて文字が刻まれている。
「生き物の歯セット」に入っていたのは、
死の猟犬、類人猿、ゴブリン、スナタ猫、巨人ってところ。
召喚術で使えるのは、ゴブリンと巨人と……あと何だったっけなあ。
エッジがぽつりと言った。
「そろそろ、休まないか?」
「そう?」
まだ出発から、ほとんど時間も経ってない。
今日一日で出来るだけ、遠くまで歩いておきたいんだけど……。
やがて着いた場所は、商人の町カントパーニ。
入ってみた酒場では、珍しい品物がたくさん並べられていた。
「わ、凄い! この石キラキラ光ってる」
「一通り買っていこう。どれも使い道がある」
「ええと、それじゃやっぱり、この剣とかかな?」
「いや、わたしは斧だ。書かれているこの紋様が気にかかる」
「そうなんだ。じゃ、ぼくは……すいませーん、この竹笛と、
それから……そうだ、この『生き物の歯セット』っての下さい」
「何とも奇妙な名前だな」
「これは召喚術で使うからね」
派手な値切り合戦もやったりした後には、手に入れたアイテムの確認。
確かに斧には「グランドラゴル233」なんて文字が刻まれている。
「生き物の歯セット」に入っていたのは、
死の猟犬、類人猿、ゴブリン、スナタ猫、巨人ってところ。
召喚術で使えるのは、ゴブリンと巨人と……あと何だったっけなあ。