好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件166『本庁の刑事恋物語8』(第56巻)考察。

2013-01-13 | 『名探偵コナン』原作考察
今まで繰り返し用いられているモチーフがまた用いられている事件。

一つは、(磁性体の)テープ類。
『大学教授殺人事件』『小さな依頼者』と同様、
作者得意のワイヤートリックでの「糸」として、無類の強さを誇る物体。
本当に、文字通り糸である。

特に注目してほしいのが、「FILE3 婚約指輪!? (3)」の回。
第46ページ、4コマ目。

実は私、初読の際、この「糸」が2本縒り合わさった物だと読み取れなかった。
勿論、そうでもなければテープから鍵が抜けなくなってしまうのだから、
間違ってるのは私なのだが、
この文章を書く直前まで首を捻ってしまっていた。

もう一つは、指輪だ。
『連続二大殺人事件』の他、
『コーヒーショップ殺人事件』『偽りだらけの依頼人』でも登場している。

最後に、この事件で、
「薬指にはめる指輪の意味という常識も知らずに生きてきた事を
恐れられるどころか褒め讃えられる社会人の成人女性」
という、
世にも名状しがたい存在が誕生している事を付記しておく。

それでは。また次回。
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