好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件207『闇に消えた麒麟の角』(第68巻)考察。

2013-10-28 | 『名探偵コナン』原作考察
なかなか文章がまとまらない。

「怪盗キッド・中森警部・宝石・鈴木次郎吉・三水吉右衛門・マスコミ」

ここまで変わり映えしないモチーフが揃っていたら、
新たに書く感想が浮かばないのも当然だ。
どうせコナンもキッドも、馴れ合いの極みで決着つけようとしないんだし。

強いて、この話の新味と言えば、
コナンがほぼ全編に渡って気絶している事だろう。
マンネリを覆そうとテコ入れしようとした努力の結果だ。

だがその一点を押し進めた代わりに、犠牲となったのがキッドと灰原。

まず、キッドは本来、人を傷つける事を認めないキャラクターだったはずだ。
なのに、いきなりコナンにスタンガン攻撃。
場合によっては死に至る。他の手段じゃダメだったの?

また、灰原は本来、コナン以上に人前で目立つ行動をしたがらないキャラクターだったはずだ。
なのに、コナンの代わりに小学生トリオを率いて探偵活動。
コナンのようにマスコミに取り上げられてもいいの?

しかも結局、そうやって暴力をふるったり目立とうとしたりする事への
具体的な動機づけも描写されない。
キャラクターが何故変化したのかが描かれないのでは、違和感だけが残ってしまう。

最後に、トリックについて。
もしも中森の部下たちに、年若い者が混じっていたら、その時点で全部破綻しますね。

それでは。また次回。
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