映画の日まで待つのは辛かった・・・
ってことで見てきましたよ「Dark Knight Rises」。
・・・ネタバレしないように語るのが非常に難しい作品ですね、これ。
前作(「ダークナイト」)ラストから8年後。
「デント法」の施行により犯罪者は厳しく取り締まられ、
「もう警察はいらないのでは」と言われるほどの平和を享受するゴッサムシティ。
『あの夜』からバットマンは消え、バットマンはデントを殺めた殺人鬼、として
いまだに警察からは敵視される存在となっています。
ブルース・ウェインは屋敷の奥に引きこもり、
今までの体に負ってきたダメージから杖なしで歩けない状態。
ウェイン工業は新型エネルギー開発事業への大量投資、そしてその失敗が祟り
以前の慈善活動も縮小せざるを得ない有様。
そんな中起こった仮面の傭兵・ベインによる核エネルギー科学者襲撃と
ウェイン邸での慈善パーティーにメイドに化けて忍び込んだ女泥棒セリーナ・カイル。
この二つの事件が、バットマン復活、そして最後の戦いの幕開けとなるのです・・・
まずネタバレにならない感想、というか見に行く際の注意点から。
・・・前2作はしっかりと見て、キャラクターを覚えておいてください。
ジョーカー以外のキャラや出来事はがっつりと今回の物語に絡んできます。
(逆にジョーカーが不自然なほど存在を消されているようにも見えて・・・
触れると「なんで今作出てないの」となってしまうからだろうけど)
「インセプション」からノーラン組役者に加わった
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(熱血警官のジョン・ブレイク)と
マリオン・コティヤール(今作のヒロイン、ミランダ・テイト)も
それぞれ重要な役で活躍しているため、「インセプション」好きの方も
前2作を復習の上で見に行かれるといいのではないでしょうか。
セリーナ/キャットウーマンのアン・ハサウェイも今作ではとても魅力的に撮られており
「女優が美人に撮れない」と言われてきたノーラン監督の弱点も
この点は完全に克服されたのではないか、と思います。
キャットウーマンのゴーグルが猫耳になるデザインも実際に見てみるとこれはこれで。
あと、今出ている邦訳本・・・特に「バットマンvsベイン」は
(原作版)ベインのバックグラウンドがわかるのでおすすめです。
ここからネタバレに突入します。
(gooブログも追記畳める形式だといいのに・・・)
・・・はい、ここからネタバレですよ。
まさかあそこまでラーズ・アル・グール全面フィーチャーな話になるとは。
「ビギンズ」に出てこないのはおかしいな、と思ってたタリアが
こういう形で出てきたことには驚きました。
続編があればダミアン孕んでただろうなw
ベインの過去に関するミスリードも
「そういえば脱走シーンで子供かばってる人えらくごついなー」と
気になってしまったので、「あ、やっぱり」と。
影の軍団破門の理由は「ラーズちいせえな」と思ったけどw
ブルースの幻覚に出てくるシーンは完全にジェダイだとも思いましたw
リーアム・ニーソン出演とは耳にしてたので「ラザラスピットで復活?」と思ったら
そういう超自然的なものを描かずにこういう形での「不死性」の表現は
このシリーズらしいな、と思いました。
最終作、ということで原作の主なストーリーのエッセンスを
そこかしこに感じる作品だったなぁとも思います。
ベインとバットマンの最初の戦いは「Knightfall」とともに
映画版ベインのマスクのデザインから「ダークナイト・リターンズ」の
ミュータント団リーダーとの決闘シーンを思い起こさせますし
ゴッサム封鎖→国からも見捨てられる、は「No Man's Land」かな、と。
背骨折りが整体で治った、ってことは脱臼くらいに留めておいたのかな、ベイン。
ブルースの脱獄は「命綱邪魔だよね?」と思ってたので
命綱持ってる奴が邪魔してるんだと思ってたこともありましたw
ザ・バットはさんざん「自動操縦」を引っ張っていたので
ラストの予想もできてた・・・んですが
・・・どの段階なら助かるんだろう・・・
でも、ラストシーンはあれで本当によかったと思います。
ブレイクの本名がそれかい!みたいなのや
最初のアルフレッドの夢想がそこに繋がるのか・・・と。
・・・この二人なら産まれるのは娘かな?w
そして今回もちゃんと台詞ありで出演し、
3部作を無事皆勤できたスケアクロウさんに拍手w
アクションシーンの見せ方は相変わらず下手ですし
(バットポッドはよく動いてたけど、警官隊vs市民達の戦闘シーンとか
もう少し映画的な見せ様があるでしょうよ・・・と思ったり)
正直大規模アクションシーンはセカンドユニットで撮ってよ、と思いましたが
シュマッカー版でぼろぼろになっていたバットマン映画を
ここまできれいに建て直し、綺麗な形で幕を引いたことは
ノーラン監督の力量かな、と思います。
この世界のその後・・・新たなバットマンの活躍も見てみたくはありますが
別監督による再度のリブートからの
ワールド・ファイネストやジャスティス・リーグが実現するその日も
また楽しみにしていきたいところでございます。
ってことで見てきましたよ「Dark Knight Rises」。
・・・ネタバレしないように語るのが非常に難しい作品ですね、これ。
前作(「ダークナイト」)ラストから8年後。
「デント法」の施行により犯罪者は厳しく取り締まられ、
「もう警察はいらないのでは」と言われるほどの平和を享受するゴッサムシティ。
『あの夜』からバットマンは消え、バットマンはデントを殺めた殺人鬼、として
いまだに警察からは敵視される存在となっています。
ブルース・ウェインは屋敷の奥に引きこもり、
今までの体に負ってきたダメージから杖なしで歩けない状態。
ウェイン工業は新型エネルギー開発事業への大量投資、そしてその失敗が祟り
以前の慈善活動も縮小せざるを得ない有様。
そんな中起こった仮面の傭兵・ベインによる核エネルギー科学者襲撃と
ウェイン邸での慈善パーティーにメイドに化けて忍び込んだ女泥棒セリーナ・カイル。
この二つの事件が、バットマン復活、そして最後の戦いの幕開けとなるのです・・・
まずネタバレにならない感想、というか見に行く際の注意点から。
・・・前2作はしっかりと見て、キャラクターを覚えておいてください。
ジョーカー以外のキャラや出来事はがっつりと今回の物語に絡んできます。
(逆にジョーカーが不自然なほど存在を消されているようにも見えて・・・
触れると「なんで今作出てないの」となってしまうからだろうけど)
「インセプション」からノーラン組役者に加わった
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(熱血警官のジョン・ブレイク)と
マリオン・コティヤール(今作のヒロイン、ミランダ・テイト)も
それぞれ重要な役で活躍しているため、「インセプション」好きの方も
前2作を復習の上で見に行かれるといいのではないでしょうか。
セリーナ/キャットウーマンのアン・ハサウェイも今作ではとても魅力的に撮られており
「女優が美人に撮れない」と言われてきたノーラン監督の弱点も
この点は完全に克服されたのではないか、と思います。
キャットウーマンのゴーグルが猫耳になるデザインも実際に見てみるとこれはこれで。
あと、今出ている邦訳本・・・特に「バットマンvsベイン」は
(原作版)ベインのバックグラウンドがわかるのでおすすめです。
ここからネタバレに突入します。
(gooブログも追記畳める形式だといいのに・・・)
・・・はい、ここからネタバレですよ。
まさかあそこまでラーズ・アル・グール全面フィーチャーな話になるとは。
「ビギンズ」に出てこないのはおかしいな、と思ってたタリアが
こういう形で出てきたことには驚きました。
続編があればダミアン孕んでただろうなw
ベインの過去に関するミスリードも
「そういえば脱走シーンで子供かばってる人えらくごついなー」と
気になってしまったので、「あ、やっぱり」と。
影の軍団破門の理由は「ラーズちいせえな」と思ったけどw
ブルースの幻覚に出てくるシーンは完全にジェダイだとも思いましたw
リーアム・ニーソン出演とは耳にしてたので「ラザラスピットで復活?」と思ったら
そういう超自然的なものを描かずにこういう形での「不死性」の表現は
このシリーズらしいな、と思いました。
最終作、ということで原作の主なストーリーのエッセンスを
そこかしこに感じる作品だったなぁとも思います。
ベインとバットマンの最初の戦いは「Knightfall」とともに
映画版ベインのマスクのデザインから「ダークナイト・リターンズ」の
ミュータント団リーダーとの決闘シーンを思い起こさせますし
ゴッサム封鎖→国からも見捨てられる、は「No Man's Land」かな、と。
背骨折りが整体で治った、ってことは脱臼くらいに留めておいたのかな、ベイン。
ブルースの脱獄は「命綱邪魔だよね?」と思ってたので
命綱持ってる奴が邪魔してるんだと思ってたこともありましたw
ザ・バットはさんざん「自動操縦」を引っ張っていたので
ラストの予想もできてた・・・んですが
・・・どの段階なら助かるんだろう・・・
でも、ラストシーンはあれで本当によかったと思います。
ブレイクの本名がそれかい!みたいなのや
最初のアルフレッドの夢想がそこに繋がるのか・・・と。
・・・この二人なら産まれるのは娘かな?w
そして今回もちゃんと台詞ありで出演し、
3部作を無事皆勤できたスケアクロウさんに拍手w
アクションシーンの見せ方は相変わらず下手ですし
(バットポッドはよく動いてたけど、警官隊vs市民達の戦闘シーンとか
もう少し映画的な見せ様があるでしょうよ・・・と思ったり)
正直大規模アクションシーンはセカンドユニットで撮ってよ、と思いましたが
シュマッカー版でぼろぼろになっていたバットマン映画を
ここまできれいに建て直し、綺麗な形で幕を引いたことは
ノーラン監督の力量かな、と思います。
この世界のその後・・・新たなバットマンの活躍も見てみたくはありますが
別監督による再度のリブートからの
ワールド・ファイネストやジャスティス・リーグが実現するその日も
また楽しみにしていきたいところでございます。