Rimshot!!!!

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パシフィック・リム

2013-08-20 | 映画
『モンスターと戦うために、我々はモンスターを造りあげた』

2013年8月10日、アメリカ・サンフランシスコに巨大生物が上陸。
3つの都市を6日間で壊滅させ、数万人の命が失われることに。
そして、この事件が「KAIJU」との戦いの始まりでした。

軍隊による核兵器での攻撃に限界を感じた人類は、
巨大ロボット「イェーガー」による怪獣との格闘戦での攻撃を発案、
最初の怪獣襲撃から約2年半の時を経て世界各国で開発されたイェーガーたちは
続々と表れる怪獣を倒し、一時はイェーガーのパイロットは
ロックスターや映画スターと並ぶポップアイコンとされる時代が訪れます。

しかし、襲撃してくる怪獣は年々大きさも強さも強化されていき、
イェーガーの敗北も多くなってきます。
政府はイェーガーによる怪獣撃退よりも怪獣を防ぐ防壁建築に傾き、
だんだんとイェーガーとその基地も縮小されていきました。

イェーガーは二人のパイロットがその脳をシンクロ(=ドリフト)させ、
肉体を動かすことで操作されます。
意識をシンクロしている間、ふたりのパイロットはすべてを共有します。
記憶も、恐怖心も、痛みも、絶望も。

この物語の主人公は、かつてアメリカのイェーガーパイロットであり
兄とともに怪獣と戦っていたローリー・ベケット。
兄の死とその感覚の共有からパイロットを辞めて5年・・・
そこから物語はスタートします。

・・・こういった背景説明が前半で行われた後は
ほぼ全編にわたる
怪獣とのバトル!
燃える人間ドラマ!
コメディパート!
あと、ちょっとのラブストーリー!
がてんこ盛りで盛り込まれたこの映画。
『巨大ロボットで怪獣と戦う』という内容を期待して劇場に来た人の
その期待をまったく裏切らない作品となっています。

個人的にはKAIJUのデザインの差別化がもう少し欲しかったかなぁ、というのと
(ブルトンとかプリズ魔とかラミエル(新劇場版)とかの
 「なんだかわからないけど強い」系の怪獣も一体は欲しかったな・・・)
ジプシー・デンジャー以外のイェーガーの活躍をもっと見たかったなぁ、と
思ったりもしたわけですが、おおむね期待したものが見られた一本でございました。
このロン・パールマンの使い方は卑怯だろ!的なw

今回は3D吹き替え版で見たんですが、唯一の芸人キャストであるケンドーコバヤシを含め
きっちりはまる吹き替えで本当によかったですな。
あのロボットアニメで聴いた声優さんが一堂に!といった感じで
耳で聞くスーパーロボット大戦的なwキャスティングでしたし。

子供時代に怪獣かロボットに触れている
おそらく8割以上であろう日本の男子には
ぜひ劇場の大画面で見てほしい1本でございます。
コメント
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