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LOBO:ポートレイト・オブ・バスティッチ

2016-01-06 | 漫画
宇宙最強で最凶の賞金稼ぎ、ロボ。
「約束」の結果宇宙の警察機構、L.E.G.I.O.N.で働かされる彼に下された指令は
「囚人を生きたまま護送しろ」。
しかし、その囚人はロボにとってとんでもない相手だった・・・

「マーベルvsDC」では(本来スペック的に負ける要素がない)ウルヴァリンに完敗、
「ヒットマン」ではヒットマン&セクション8にいいようにやられ・・・と
これまでの邦訳ではいいとこなし、という感じだった宇宙の暴れん坊、ロボ。
しかしそんな彼の主役タイトル、
それもサイモン・ビズレーがアートを担当していた時代、
さらにそれが、アメコミにバイオレンスの嵐吹き荒れた90年代作品!とあっては
どのページを開いてもちぎれる腕!吹き飛ぶ首!飛び散る骨!という
暴力&暴力&暴力、そしてセリフのほぼ全てが卑語、という
ニンニクカラメアブラマシマシ極こってり、なそんな1作となっており、
コマに描かれるすべては、ロボが壊して遊ぶためのおもちゃ、という
そんな清々しさすら感じられる1冊に仕上がっております。

今作は宇宙で大暴れの「最後のザーニア人」と
デスやエトリガンといったほかのDCキャラも登場する「ロボの帰還」
(ロボの「不死」の原因がこれで明らかに)の2エピソードを収録。
翻訳は椎名ゆかりさんですが、監修としてRHYMESTERの最新作
「Bitter,Sweet & Beautiful」にも2曲参加している
日本HIPHOP界注目のアーティスト、PUNPEEが参加しております。
・・・といいますか、わたくしの手元にあるこの本、PUNPEEサイン入りですw
といいますのも、タワーレコードのフリーペーパー「bounce」に記事の感想送ったら
サイン入りのこの本が見事に当選してしまったわけでございます。

そして出版元はジュリアンパブリッシング
・・・ちょっと上の出版社のリンクを見てきて、戻ってきてください。
トップページだけでかまいません。

・・・なんでこの出版社からこれ出た!?w
New52版のロボならまだしも、ビズレー時代のやつを!w
・・・この作品以外の海外コミックスは、ビートルズ、ニール・ヤング、ロバート・ジョンソンといった
ミュージシャンたちの伝記コミックスの邦訳が発売されておりますが、
これからの展開にも期待していきたいと思います。

LOBO:ポートレート・オブ・バスティッチ
コメント
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