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劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!

2017-04-10 | 映画
マガタノオロチとの戦いの後、旅立ったクレナイガイの前に現れたのは
かつて苦戦の末に倒したロボット怪獣・ギャラクトロン。
新たな能力を身に着けた強敵をウルトラマンゼロの助けを得て倒したオーブは
この宇宙の星を宝石に変える邪悪な存在の暗躍を知ることに。

一方、平穏を取り戻したSSPのメンバーの元に届けられたのは
別宇宙からの落し物、エクスデバイザーとその中に宿るウルトラマン、X。
何者かにこの世界へと引き寄せられた際にユナイト解除され行方不明になった
別宇宙の防衛隊・Xio隊員でありXの半身・大空大地の捜索をSSPに依頼する。

星やそこに住む生命を宝石に変える宇宙魔女賊・ムルナウ。
その配下となった、かつてガイに破れ、半身を機械化された奇機械宇宙人・ガピヤ星人サデス。
暗躍するジャグラスジャグラーは何を企むのか?
ムルナウの操る奇機械怪獣デアボリックに
オーブ、X、ギンガ、ビクトリーの4人のウルトラマンが立ち向かう。

・・・そして危機に陥ったオーブを助けるのは、元祖風来坊のあの男!


というわけで公開時には長崎で公開予定がなく
オーブTVシリーズニコ生でも「うちの県映画公開予定ないよー」と文句のコメントをつけていたのですが
いつのまにか4月8日から遅れて長崎でも公開開始、
さらには16日にはジャグラスジャグラー役・青柳尊哉氏(佐賀県出身)の舞台挨拶もあるとのこと。
あれだけ文句つけたんだからちゃんと行かないとね・・・と平日朝から見に行ってきました。
(親子連れ一組以外はいい年した男性一人客ばかり・・・当然わたくし含めw
 これは長崎では地上波放送がなく、BSジャパンでの放送か配信のみだったというのも理由かも)

中野脚本田口監督、ということで良くも悪くもテレビ版の延長線というか
そのままテレビ版続編というスタイルの映画となっていて
(エンドロールには全話のダイジェスト映像が)
あの面白かったテレビ版の最終回のあとの話が見られる!というのは
とてもうれしいことではありました。
しかし映画ならではのゴージャスな映像、を期待すると
あまりにテレビそのままな規模だったなぁ・・・というのは思ってしまいます。
(特に冒頭のハワイのシーン、もう少しなんとかならなかったのかな・・・)
あとはフォームチェンジの魅せ方とか、客演キャラの見せ場とか
もうちょいなんとかならないのかなぁ・・・と思う部分も。

ムルナウを演じた椿鬼奴さんは故・曽我町子さんを彷彿とさせる演技で
どこかに悲しさを秘めた魔女役を演じていましたし
なんといってもサデスを演じた山寺宏一氏のポジティブでハイテンションながらも
その奥にある狂気を感じさせる演技力は、「レゴバットマン」でのバットマン役のあとに見たからか
その鏡像としてのジョーカーっぽさを感じさせるものがありました。
(「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」のあのキャラが一番近いのかも・・・)

昨今のウルトラマン映画の特徴といえる「ピンチを逆転するためのひとひねり」もうまく作用してましたし
(トリックスターであるあのキャラをうまく動かしているなぁ、とは思いました。多少頼りすぎには感じたけど)
そして、ウルトラセブン登場時の台詞での遊び方などの小ネタも今回はうまく作用してたかな。
劇場が子供達でいっぱいなら盛り上がるんだろうなぁ・・・というシーンもあったし。
あとは・・・最近の映画のお約束となっているエンドロール後のおまけもお見逃しなく。

映画が始めて、という方にはおすすめしづらい部分はありますが、
テレビ版を全話見られた方ならぜひ見ていただきたい一本です。
コメント
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