ギドラを倒し、「怪獣王」となったゴジラ。
髑髏島の「王」となり、大きく育ったコング。
しかし、怪獣界に二体の「王」は並び立たない。
太古から続く宿命のライバル同士が、ついに激突する!
「GODZILLA」からスタートし、「キングコング 髑髏島の巨神」
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」と続いた
ワーナー/レジェンダリーのモンスターバース、第4作。
コロナ禍もあり本来の予定から1年以上遅れての公開となった今作で
(もともと世界最遅の予定が、世界ではすでに配信済みになってからの公開に…)
モンスターバースはいったん一区切り、という形になります。
(ワーナーとレジェンダリー、そしてレジェンダリーと東宝の契約が終了したため)
前作「KOM」は怪獣の強烈なキャラ付けと、ある意味それ以上に狂った人間キャラ
(「アースマザー」「サノスおばさん」で通じるんだもんな…)が作るドラマであったのですが
今作はさらに人間キャラの存在が希薄になってきた感があり
(コングと心を通わせる少女とか、KOMの主人公娘の育った姿とか、小栗旬(渡辺謙の息子役)も出るけども)
本格的に「怪獣バトルの添え物」としての人間ドラマ感が加速したなぁ、と思いました。
…それでもこの時代に「ネットで語られる陰謀論は本当だった!」をやることについては
もう少し考えてほしかったなぁ、と思わなくもないのですが。
そして本題ともいえる怪獣バトル。
武器とビル登りを駆使するコング、は今回のタイトルが発表された時点で予想できたのですが
ゴジラが鈍重ではなく、格闘、尻尾、噛みつき、放射熱線をコンビネーションで駆使するという殺陣、
そして最後に出てくるあれ(商品情報とかは解禁されてますし、なんなら公開前にソフビ売ってて
うっかり店頭で遭遇して盛大なバレを食らってるわけですが)もそのスペックをうまく発揮して
なんなら今までに出た全作品で一番強いあれなんじゃないかという気も。
これでシリーズが終わってしまうのは悲しいし、世界で大ヒットはしているようなので
モンスターバースは続いてほしいし、東宝とも再契約(できればもっといろんな怪獣を出せる契約で)が
実現してくれるとうれしいなぁ。
なんならKADOKAWAと契約してくれてもいい(ガメラはまだKADOKAWAだよね?)
しかし久しぶりに行くと映画ってやっぱり贅沢というか
映画館って高いわね…特に今回TOHOシネマズで見たから…
…といいつつ今週もう一回映画館行くんですけど。TOHO以外に。