突然の鳥山明の訃報に、やはり驚きを隠せないというか
大きいパズルのピースが欠けてしまったような
そんな感覚を味わっております。
「Dr.スランプ」の絵柄やデザイン性の与えたショックに
「ドラゴンボール」で日本漫画という文化を大きく変えて
MANGAを世界共通語にしてしまった感覚、
そして「ドラゴンクエスト」のモンスターデザインで
最弱のモンスターである『スライム』をかわいく、
作品を象徴するようなマスコットにしてしまったこと。
我々周辺の世代…すなわち第2次ベビーブーム以降の世代にとっては
鳥山明の絵や作品は意識せずともしみ込んでいる共通言語であり
水曜の夜、家族そろって夕飯時に一向に話が進まない「ドラゴンボールZ」を見ていたこと、
そして野球中継で放送がないときはがっかりしていたことを
今でもしっかりと思い出せるわけです。
手塚や藤子F、石森を喪ったときとは少し違う、
(DB完結以降のセミリタイア感はあったものの)
生活に密着していたものが突然すっと抜け落ちてしまったような感覚に
今日の昼からずっと襲われているのです。
昨年末のチバユウスケの訃報すらまだ完全に飲み込めたとはいえないのに。