稲葉浩志「羽」買いました。DVD付き盤で。
(名越対談見たかったので龍が如く盤と迷ったけど「なにもないまち」が見たかった)
「Synphony #9」が一番好きです。
で、CD感想なら「1Day,1Disc」でやればいいのでは、と思うのですが
(「11」で止まってたか・・・「真夏のサーガ」とか「Obscure Ride」とかやらんとな・・・)
「そういや稲葉ソロ前作の「Singing Bird」最近全然聴いてないなぁ・・・」と思って
「羽」聴いてる勢いで再生ぽちーっとしてみたのですが
曲単位で好きなものはある(「ジミーの朝」とか「念書」とか)のですが
アルバムトータルとしてはなんか乗り切れない・・・と思ってしまったわけで。
これは音楽の好みがとくにここ数年で変わったこともあるのですが
その前のアルバムである「Hadou」から「稲葉ソロ」ってものの方向性が変わった気がするのです。
稲葉ソロデビューは「J-BLUES BATTLE Vol.1」の「Tramp」・・・はおいといて
「マグマ」からなのですが、当時のプライベートでのどん底具合を反映させた作品であるとともに
デビュー3年目の91年から段階を追って築き上げられたB'zのパブリックイメージ・・・
「日本を代表するスタジアムを埋められる産業ロック(あえて)」で出すことができない
稲葉という作詞家・シンガーの「闇」を見せる作品でもあったと思うわけです。
スペック的には漫画キャラ並に恵まれている稲葉が持つ影の部分を
自分自身の作品として「商品化」していくのが稲葉ソロとB'zの差異であったと思います。
そのカラーは2nd「志庵」、3rd「Peace Of Mind」まで続いていくことになるわけですが
プライベートの充実と音楽シーンの移り変わりによって
4th「Hadou」からは稲葉の暗い部分がかなり影をひそめ、
かなり明るくからっとした、それでいてB'zの松本サウンドとは異なる作風が
アルバムの中心になったように思います。
そして5th「Singing Bird」・・・の前に、稲葉ソロサイトである「en-zine」設立。
先行配信の実施や、これまでの稲葉の活動からは考えられなかった「対談」コンテンツ
(それも初回の相手は福山雅治!テーマは総合格闘技のUFC!)という展開をしていきます。
これもやはりプライベートの充実による稲葉の「成長」と、
音楽シーンというか業界の、そして事務所の体質変更がこういった展開になっていき
その空気が「Singing Bird」や今回の「羽」にも結び付いているのかなぁ、と思えてきます。
B'zよりももう一段階パーソナルな「ソロ活動」という場であるだけに
プライベートの変化やそれを商品化する環境の変化、というものが
よりダイレクトに感じられるようになっているのが稲葉ソロであるなぁ、と思うとともに、
「表現者のパーソナルな部分は作品にも、そのセールスにも影響する」という側面が
SNSなどで表現者側からの発信が容易になった分、より大きくなっているなぁ・・・と
いうことを「羽」ならびに今までの稲葉ソロに再度触れてみて感じたりもいたしました。
(名越対談見たかったので龍が如く盤と迷ったけど「なにもないまち」が見たかった)
「Synphony #9」が一番好きです。
で、CD感想なら「1Day,1Disc」でやればいいのでは、と思うのですが
(「11」で止まってたか・・・「真夏のサーガ」とか「Obscure Ride」とかやらんとな・・・)
「そういや稲葉ソロ前作の「Singing Bird」最近全然聴いてないなぁ・・・」と思って
「羽」聴いてる勢いで再生ぽちーっとしてみたのですが
曲単位で好きなものはある(「ジミーの朝」とか「念書」とか)のですが
アルバムトータルとしてはなんか乗り切れない・・・と思ってしまったわけで。
これは音楽の好みがとくにここ数年で変わったこともあるのですが
その前のアルバムである「Hadou」から「稲葉ソロ」ってものの方向性が変わった気がするのです。
稲葉ソロデビューは「J-BLUES BATTLE Vol.1」の「Tramp」・・・はおいといて
「マグマ」からなのですが、当時のプライベートでのどん底具合を反映させた作品であるとともに
デビュー3年目の91年から段階を追って築き上げられたB'zのパブリックイメージ・・・
「日本を代表するスタジアムを埋められる産業ロック(あえて)」で出すことができない
稲葉という作詞家・シンガーの「闇」を見せる作品でもあったと思うわけです。
スペック的には漫画キャラ並に恵まれている稲葉が持つ影の部分を
自分自身の作品として「商品化」していくのが稲葉ソロとB'zの差異であったと思います。
そのカラーは2nd「志庵」、3rd「Peace Of Mind」まで続いていくことになるわけですが
プライベートの充実と音楽シーンの移り変わりによって
4th「Hadou」からは稲葉の暗い部分がかなり影をひそめ、
かなり明るくからっとした、それでいてB'zの松本サウンドとは異なる作風が
アルバムの中心になったように思います。
そして5th「Singing Bird」・・・の前に、稲葉ソロサイトである「en-zine」設立。
先行配信の実施や、これまでの稲葉の活動からは考えられなかった「対談」コンテンツ
(それも初回の相手は福山雅治!テーマは総合格闘技のUFC!)という展開をしていきます。
これもやはりプライベートの充実による稲葉の「成長」と、
音楽シーンというか業界の、そして事務所の体質変更がこういった展開になっていき
その空気が「Singing Bird」や今回の「羽」にも結び付いているのかなぁ、と思えてきます。
B'zよりももう一段階パーソナルな「ソロ活動」という場であるだけに
プライベートの変化やそれを商品化する環境の変化、というものが
よりダイレクトに感じられるようになっているのが稲葉ソロであるなぁ、と思うとともに、
「表現者のパーソナルな部分は作品にも、そのセールスにも影響する」という側面が
SNSなどで表現者側からの発信が容易になった分、より大きくなっているなぁ・・・と
いうことを「羽」ならびに今までの稲葉ソロに再度触れてみて感じたりもいたしました。