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ゴール設定を明確に

2011-06-20 14:28:46 | 広報・マーケティンググループ
語学教育部門です。

事前のカウンセリングで現状把握、ゴール設定が的確に行えるかで、その後のレッスンの成果が変わってくるということもあり最重要ですので、公開でお伝えしたいと思います。

まず事務局での事前カウンセリングで、講師に対し何をして欲しいかを明確にすることをお願いします。ただ漠然と成績を上げるといっても、目標によってやるべきこと、期間・見積も変わってくるからです。カウンセリングで目標・ゴール設定をしたものは、書いて確認をして開始するようにしております。

1対1ですので成果が出るのも予定より早い場合もございます。その場合もゴールを達成し次のゴールへという継続を行っています。

ゴール設定を明確にするのは、オーダーメイドカリキュラムでのレッスンでは非常に重要で、極端なケースでは、特別支援教育の対象コース受講でありながら、学習者保護者が中学受験対応のゴールに無断で中身を徐々に変えていくようなブレ、対象学年の内容のゴールを徐々にずらしていくブレ等を防いだりすることもございます。

さらに1対1ですので目に見える効果が出やすいですが、初めの効果を自分だけの力と勘違いし、もう不要であると見切ってしまうことで、自立学習へ繋げる本格学習が出来なくなってしまうこともございます。あたかも薬を自己判断でやめてしまって完全治癒に遠くなってしまったかのような状況もございます。そういった事態を防ぐためにも予めの理解が必要なのです。

大学受験に向けての基礎作りが目的であれば、中長期の計画をたて理解に重点を置いた指導が不可欠です。直近の定期テストの点数を上げることであれば、要点を絞り効率的な指導が必要になります。ゴールが明確であればあるほど、講師としては学習戦略を練りやすくなります。

また、目標を頑張れば届く高さに設定しなければ、絵に書いた餅になりかねません。そのためには現在の学習者の模試の成績やノート等で実力を正しく理解し、かつ目標に対しても適切に把握しなければなりません。

例えば小学校5、6年生で、塾には通っていないが学校では成績上位なので、中学受験をしたいという場合が出ましたら、中学受験とは何かについての理解を深めていただくところから開始する必要もあるでしょうし、併願も含めた志望校、学習体制や本人成績を考慮して、塾フォロー、または弊会独自カリキュラムで対応可能か、お引き受けすることを見極めるということもございます。

近年特に、中学受験対策は小学校3年生から開始する状況の中、塾に通わず1カ月で中学受験【偏差値60以上】という問い合わせが出てきておりますので、あわせて弊会のスタンスをお伝えしている次第です。塾に通わず中学受験対策を通信や保護者からの指導であってもしていなかったとしたら、1カ月で受験は難しいという判断になります。

特に受験校の設定については、講師に要望を伝えていただくわけですが、進路相談としては事務局で一括して行っています。実際に弊会ともゴール設定のためにも話し合って頂いています。

中長期のみならず、短期でも現実かつ明確なゴール設定をすることで、「今週、今月英単語を~個覚える」「○ヶ月後に偏差値△を取る」など短期目標の精度があがり、成績向上に結びつきやすくなります。
確認テスト、小テスト等を行いますが、頑張って出来た実感を持てるのと同時に、理解不十分な箇所をあぶりだして次の学習に繋げることも可能になります。

何卒宜しくご理解のほどお願いします。
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