リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

三浦city

2008-01-10 | town
年始、三浦へ行った。



日の出スポットが間近だったが、まったく見に行かず。
路地のリアリズムを感じさせる一角が多く、海辺の町の魅力が横溢している。


三浦だからってマグロを食べるわけでもなく、三浦在住の知人と行きつけのファミレスでだべった。


食後、バッティングセンターで初打ち。
腰引けてっけど。

鎌倉紅葉

2007-12-02 | town
紅葉を見に、鎌倉へ行く。
実家にいたころは、近いけどあまり行かない場所だったが、今じゃ湘南新宿ラインに乗って小旅行の観光気分。
北鎌倉駅で降りる。




円覚寺~建長寺~鶴岡八幡宮というコースで散策。
紅葉は見ごろでよかった。
あざやかな色彩に心奪われる余裕を持ってたいよね。


頭と左手に一円玉が乗ってる。
人々のささやかな願いも引き受ける地蔵。
鎌倉はいい所です。
鳩サブレーを買って帰った。
やっぱうまいや。

トーキョーカンコウ・谷中

2007-09-20 | town
日暮里駅で下車して、谷中界隈をブラッとした。
谷中。
寺が多い。近くに谷中霊園がある。
何やらひっそりとした気配が感じられる。



谷中と近辺の根津・千駄木は、一くくりで「谷根千」とも称され、「昔懐かしい」「庶民の風情を感じさせる」などの形容詞を冠せられることが多い地域だ。
私は、言わずもがな、大好きである。



だけど、まとめて歩こうとすると、けっこう広い地域なので、注意。
有名な人気スポットだけチェックするだけじゃつまんないでしょ。
谷・根・千いずれかに絞って、路地までくまなく散策することをおすすめします。

この日、私は谷中銀座の途中で引き返して、枝葉の路地をうろうろして帰った。


トーキョー・カンコウ5

2007-07-30 | town
その5「ギンザ」
うだる暑さの週末、わたしはギンザの街を歩いていた。
ノープランでトーキョー散策を楽しめる東京メトロは最高だなと思いながら。


ブラブラ歩いて有楽町駅のガード下を通り過ぎる。
光と影、鉄橋のアーチが素敵だった。

東京国際フォーラムに寄ってみる。
船形のエントランスが格好良い。

鉄筋むきだしのいかにも現代建築なデザインだが。


敷地内のオブジェを占領する子供たち。
制作者も喜んでいることだろう。

歩行者天国をやってる通りを目指す。
ギンザをブラッとする楽しみの一つは、この歩行者天国の開放感だろう。


ステーショナリーの殿堂「伊東屋」に寄る。
目印の赤いクリップはいつ見てもチャーミング。

街はいつでも具体的で、通り過ぎる人達みなが具体的な生活を具体的に生きてる。
街はカタログじゃないんだ。
そんな当たり前のことを軽視してアイロニカルになっちまう日々の疲弊が、街で癒される。
だから週末はふらふらと街をほっつき歩きたくなるんだな。

ヨコスカ・カンコウ

2007-05-03 | town
GW前半、実家に戻った。
数ヶ月しか離れてないけど、見慣れた町が今までとちょっと違って見える。
最寄り駅の工事が完成していたり、近所の漫画喫茶が潰れていたり。
少しずつ町は変化していく。
地元を傍観者的な視点で眺めるのは、不思議な気分だ。

バーチャルな観光気分=カンコウを地元・横須賀で敢行した。

猿島に行ってみた。
東京湾に浮かぶ、地元民じゃないとほとんど知らない無人島・猿島。
日中は定期便が出ており、散策できる。
島内一周して一時間くらいの、ちょっとしたハイキング気分が味わえる。

浜からは、対岸の横須賀の町が見渡せる。海の向こうに煙る町が、まるで蜃気楼みたいだ。
浜ではひたすら貝殻を拾った。
何気なく始めたら、夢中になってしまい、端から端まで砂浜を歩いた。ハマグリやカラス貝など普通の貝が多い。時々きれいなやつや、ガラスが波で磨かれ石化したやつがあったりする。
ずっと浜を見つめて目がチカチカした。

猿島は、戦争中、要塞として利用されていたので、砲台跡など戦跡が至る所にある。
横須賀って軍港の町なんだよなあと改めて思う。


カンコウ気分に浸り、GW前半は過ぎていった。

お宅訪問 ~平井太郎邸編~

2007-03-22 | town
池袋の街を歩いていると、オレンジ色の幟が目についた。
「西口まちかど回遊美術館」と書いてある。
西口周辺は、「池袋モンパルナス」と呼ばれる芸術家たちのサロン的な地域であったらしく、その由縁でイベントを行なっているらしい。
配布しているパンフレットを眺めていると、こんな一行があった。

「江戸川乱歩邸特別公開」

ゲッ、マジかよ。こりゃ行くしかあるまい、と思い、同好の士を誘って乱歩邸に向かった。



平井太郎(本名)邸は、立教大学向かいの、わき道に入ったところにある。
乱歩自身がデザインしたという瀟洒な洋館は、応接間になっている。

応接間には、乱歩の肖像画が掲げられ、こだわりを感じさせる家具には、日本探偵作家賞のエドガー・アラン・ポー像などなど、胸像やオブジェ(黄金仮面もあった)が並んでいる。
ここで横溝正史などを迎えたのか・・・。
ワカリマシタ(渡辺篤史風)。


乱歩邸といえば、蔵である。「幻影城」と名づけられた二階建ての土蔵に乱歩が蒐集した蔵書が納められている。
ガラス越しにその蔵書の一部を除くことができた。
巨大な乱歩(実際長身だった)の迷宮世界をほんの少しでも直に見ることができて、かなり貴重な体験だった。

トーキョー・カンコウ4

2007-02-28 | town
その4「ウエノ」


東北新幹線の発着駅「上野駅」は、「北の玄関口」と呼ばれた。
映画『ALWAYS三丁目の夕日』にも、集団就職を駅前で迎え入れる印象的なシーンがあった。
今回は、現在のウエノをカンコウする。

子供のころ、上野といえば、上野動物園がある場所だった。
土産に買ってもらった「動物カード」をよく眺めていたことを思い出す。
中高生のころは、社会見学で訪れる西郷像・アメ横がある場所だった。
このような名所以外にも、小さな寺社仏閣や旧蹟が上野公園内には点在しているのを知ったのは、ごく最近のことだ。
そしてもちろん、多くの美術館・博物館が密集する場所だ。

「上野は築き成されたる公園なり、陰気なる神の庭なり、貴族的なり」
斉藤緑雨は、上野の特徴をこのように記している。
緑雨には、上野と浅草の町の特徴を比較した断章があり、そのうちの上野についての部分をいくつか引いてみる。

「上野は樹木の公園也、茶を喫するの公園也」
「上野は目の公園也、眺望の公園也」
「上野は湿れる公園也、涙の公園也」
「上野は風流なり、死せる風流なり、古(いにしへ)を見るべし」

これらの特徴は、現在の上野にも当てはまるのではないだろうか。
どこか訪れる人々を包み込む歴史の湿り気を感じさせる場所。観光客も馴染みの客も、同じように受け入れる寛容さ。
上野の楽しみ方は、「ココに来たならコレとコレはチェックしとかなきゃ」なんてガイドブック的に歩くのではなく、「なんとなく目に付くものを見て歩いてたら半日経ってた」なんてそぞろ歩きにあるんじゃないか。



上野公園を抜けると、正面にデンと構えている東京国立博物館、ここは素晴らしい場所だ。
特に、私は常設展示をお勧めしたい。
特別展示目当てで行くと、それだけもボリュームがあるので、パスしてしまう人が多いが、もったいない。
常設展示は、日本の文化史の流れが大体つかめる構成になっている。
特に考古室は、土器、土偶、埴輪が所狭しと並んでおり、わくわくする。
この博物館は、建築自体も歴史的に格調高く、玄関や階段、ステンドグラスなど装飾の細部も見逃せない。



緑雨じゃなくても、こう言いたくなる。
ウエノは、懐深き文化の貯蔵庫なり。
一度で全てを見通せると思う勿れ。

トーキョー・カンコウ3

2007-02-25 | town
その3「ヱビス」
恵比寿に行く。
東京都写真美術館でやっている「文化庁メディア芸術祭」をみるために。
アート、エンターテインメント(マンガ・アニメ含む)など視聴覚表現の全てが対象となるこの催し。
先端技術や斬新な手法のメディア・アートがタダで楽しめる。
特に現代アートは、単に眺めるだけではなく実際に体感するインタラクティブ作品が主流になっており、なかなか触れる機会がないので、こういう場は貴重だ。
普段使わない感覚・知覚を刺激された。
来週までやっているので、お近くの人は是非行ってみてほしい。

その後、同じガーデン・プレイス内にある「ビール博物館」に行く。
ここは穴場なナイス・スポットである。
試飲コーナーがあり、250円で美味しいビールが飲める。

話は飛んで、
井上陽水奥田民生『ダブルドライブ』購入。
夢のようなコラボレーション再び、である。
二人とも「スケッチが完成品な人」という感じ。
合作といっても個性のぶつかりあいというよりも、「同じ紙に落書きしました」という趣き。
もはや、思い付きなのか推敲を重ねたのか、韻を踏んでいるのかオヤジギャグなのか、常人には判別出来ない境地だ。

今日は風が強く、花粉が飛びまくっていたようだ。
帰宅後、くしゃみ連発している。

トーキョー・カンコウ2

2007-02-21 | town
その2「ロッポンギ」

二月某日 六本木に行った。
なんだか、六本木っていうと気取った感じがして落ち着かないので、あまり行こうと思ったことがなかった。
元同僚に誘われたんで、未知の領域に踏み込んだ。

最近、国立新美術館ができた。
公共事業の「ハコモノ」「ハリボテ建築」と、いい評判を聞かなかったりする。
だいたい、併設した「レストランが売りです!」とか、所蔵品を持たないレンタル展示しかやらないって点が、ポリシーのなさを物語っている。
観光地だと思って、現代建築の流行りはこういう感じなんだなーと雰囲気だけ味わい、館内を歩いた。


まるで空中都市、な新国立美術館内。

やってた展覧会は見ずに乃木神社へ。
旧乃木邸で自刃の一室などを見学した。


乃木公園内の梅。

六本木ヒルズへ行く。ああ、これがヒルズなのね。
52階の展望台に行ってみる。
トーキョーが一望できる。
やっぱり東京タワーは立ち止まって見ちゃうよなあ。
無機的なガラス張りの空間は、まるで海抜250Mの水族館のようだ。
なかなか楽しくて、思わず二周してしまった。
回遊魚のように。


トーキョー・カンコウ1

2007-02-18 | town
その1「シンジュク」

新宿を歩く。
どこへ行くってわけでもないブラブラ歩き。


新宿といえば、なモノクロで森山大道風。

僕はあまり新宿に馴染みがない。
来たことがないわけじゃないけど、毎回目的地を目指して移動するだけで、街の全体像が見えてなかった。
目的もなく歩くと、そういう断片の記憶のピースが合わさる感じがする。


華やかなショーウインドウ。

ABCMARTでスニーカーを買った。
これでトーキョーを歩き回ろう。

友人と合流し、いい雰囲気の喫茶店を教えてもらった。
やっぱり歩き疲れて飲むコーヒーは格別だな。


雲の道ができていた。
どこに続いているのかな?