リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

タルボット景

2006-12-11 | photo
写真の黎明期、タルボットはカロタイプという技法をあみ出し、世界最初の写真集を作った。
その『自然の鉛筆』の中でも有名なのが、この写真。

タルボット「開いた扉」1843

開いた扉と玄関に立掛けられたホウキが、日常的ながら絶妙な構図である。
なぜタルボットを引用したかというと、僕もよくホウキのある光景を撮っている事に気付いたから。



カロタイプがデジカメに進化した現代においても、我々の心を掴むスナップ写真のモチーフなんだな、という点が面白い。
写真史の歴史的な一枚と、トーシロの画像を較べるのも、おこがましいが…。


(GR-D)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (フチドルヒトムトー)
2006-12-11 23:27:14
下の写真のちりとりの光がいいね、それと対照的なほうきのアンダーな露出がいい。僕もモップを撮ったりしたことがある。
返信する
Unknown (リンムー)
2006-12-12 00:04:34
まさに、光が差したちりとりの黄色を撮りたかったんだよ。
露出補正の-0.3と-0.7で撮って、コントラストが出てる-0.7を選んだ。
しっかり見てくれてるなあ。
頼もしいです。
返信する