怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

新しいレシピに挑戦した義母

2020年09月18日 | 義母

庭で採れたズッキーニを食べきるために、

義母は雑誌から切り取ったレシピを試してみることにした。

ドイツのレシピなので、

全く期待していなかったら、

やはり、その通りだった。

ズッキーニとひき肉の煮物。

可も不可もない、ってところだ。

しょうゆで煮たらおいしいだろうに、

と考えた私。

日本で義理のお母さんと生活している

外国人嫁も同じように考えるだろう。

「お義母さん、それ、しょうゆと砂糖入れないで煮てみてよぉ~」

と、心の中で叫んでいるかもしれない。

いるのかな?

日本人義理お母さんと暮らしている外国人女性なんて。

昔は農家の嫁不足で、フィリピンから大量に嫁に来ていたようだが、

今じゃあ、彼女らもちゃんと別居が条件で

やってきているかもしれないぞ。

やはり、日本のほうが

生活レベルが高いよな、

などと思考を巡らせてしまった

義母の新レシピ挑戦の昼食だった。

 

 

 

 


義母は落ち込まない

2016年05月30日 | 義母
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珍しく、多湿なドイツ。

庭の葉物野菜はぐんぐん生長中。レタスとルッコラでサラダを作っているところ。

週末は品数が多い。とは言っても、日本の一般的な食卓よりは質素だろうな。

私の皿。サラダが別の器に取り分けられているのは、私だけヨーグルトソースで食べるから。腸内環境のため、しばらくヨーグルトを積極的に摂取することを心がけている。

夫の皿。主食はスパゲティ。義両親たちはじゃがいも。私は米飯。なかなか忙しい。

食事中、義母は「もっと食え」といつもの食え食え攻撃を開始した。義母の話が「午後のケーキは何にする?」まで及んだところで夫は不機嫌になった。「そんなに食べたら健康を損ねます」義父もそれに同意したものだから義母の一家の主婦としての立場は台無しだ!「じゃ、今日はケーキ無しです」と、言っていたのだけれど・・・
一時間後には作り始めていた。

この、クリームをはさんだケーキは食べやすいので私も嬉しい。夫も好きらしい。

昼食時には機嫌を悪くしていた夫も、付き合いでふたきれを平らげていた。





鍋から直接食べる

2016年05月27日 | 義母
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義母は朝食準備一時間くらい前にオートミール粥を用意する。

鍋に少量の水とスープの素、オートミール大さじ二杯を加えて沸騰させる。沸騰したら、火を止めて再びベッドに戻るんだ。

ちょっと冷えたところを撮影したのが上。
朝食時には、この鍋から直接スプーンですくって食べている。しかも、義母と義父二人で分けて。
あきらかに、このおかゆが好きだから食べているのではなく、健康のために摂取しているのだと思われる。
わたしも具合が悪いときはこれを食べろと勧められる。
まずくは無いけれど、私はもっと水分を少なくして軟飯に似ている状態で食べたいな。水分が多いと、どろどろしたところがあまり好きではない。そのどろどろが胃腸にいいらしいのだけれど!
もちろん、この粥だけでなく生野菜や果物、自家製ジャムをたっぷり載せたパンなど、かなりの量の朝食を彼らは食べる。過去記事にあり。
一般に知られているドイツ人の朝食風景とはだいぶ違うだろう。

棚のオートミール保存瓶。固いのと柔らかいものの二種の製品があるので、それらを混ぜてここに保存している様子。





ペットショップ、ネットオークション、およびWeb(法人・個人共)での犬の生体展示販売・販売用生体写真掲載に反対






処分許可

2016年03月02日 | 義母
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降雪時に好んで履いていたブーツだ。義母からのお下がりで、少しサイズが大きいのだけれど靴下を二枚重ねしたりして使っていた。

昨日、夜の集まりで街中に出かけた。左側だけ、靴底が濡れてきた。冷たくて気持ちが悪いのでみんなの前で靴を脱いで底を見た。ああー、もうだめか!

義母は何でも「まだ使える」と修繕したりして物を大事にしすぎる。義母に話せば、きっと捨てるのを拒むだろう。
黙って捨てちゃえばいいのだけれど、彼女からの贈り物だからなんとなく気まずい。
ブログねた、と思い直して尋ねてみた。
「あ、じゃあ捨てなさい!」
予想外の展開にびっくりした。
「今までご苦労様」と靴に話しかけて、ゴミ箱にそっと、揃えて入れた。

帰省時にいつも思うのは、日本の靴の醜さだ。丸くてちまちまっ、としている印象なんだ。
日本人の足がそうだからかしら。典型的な日本人体型のわたしでもこちらの靴を選ぶことができるので、形の問題は少ないと予想している。では、日本人の好みの問題かしら。夫が「日本の家電のデザインは子供っぽい」と言っていたことがあったもの。靴も「可愛い」と思わせるのが好まれるのか。

義母の脱いでしまい忘れた靴。
「靴は皮製のを買いなさい」と言っているのに、これはそうじゃあないぞ・・・たまには例外もあるのかぁ~
皮製でなくても、見た目はかっこいいドイツの靴。(ドイツ製、っていう意味でなく、ドイツで販売されている品、ね。カンボジアあたりで有毒物質を大量に使って製造していて、問題になったことがあった記憶)

暖冬が続くから、これから数年は雪用の靴は買わない予定にしている。







いつもの顔

2015年10月23日 | 義母
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義父が所属するスポーツクラブの催し物にて撮影された写真が私に送られてきた。

右から義母、ブラジル人女性、その配偶者のドイツ人男性。
義母は写真を撮られるのが嫌いだ。「さあ、撮りますよ」と声をかけて撮ると、いつもとは全く違う表情をしてしまうんだ。
いつもの強気の顔がしおらしくなってしまう。写真に撮影される様子も人の性格の一部を現していると勝手に論理付けている私だ。義母も健気で可憐な部分があるのね、とちょいとほほえましく思う。
が、この一枚は、義母がカメラを意識していないときなので、いつもの彼女のが納まっていた。面白い。
座っている姿勢も、三人それぞれ性格が出ているようで興味深い。
どっしりと構えている義母の隣は、こちらに嫁に来て数年のはつらつさをうかがわせる元気なブラジル人。(元気じゃあないブラジル人に遭遇してみたい)旦那さんは、推定年齢妻の20歳上。昔はお隣ポーランド人女性がドイツ人男性のお気に入りだったらしいが、時代と共に遠くになっていっているらしい。ま、義母の配偶者もポーランド出身だし、ドイツは昔から国際感覚豊かなのね、とアフリカ人急増で嘆いている義母を納得させてみたい。



庭仕事に近づく

2015年08月28日 | 義母
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訪問先の小さなバラがとてもきれいだった。
 
街中の一戸建て住宅なのに、かなり広い庭があり丁寧に手入れされていて気持ちよかった。バラを褒め称えすぎてしまったのか「分けますから、育ててみませんか」と提案してくれた。喜んでいただくことにした。
義母の反対はいつものことだ。なんだかんだ言いながら、私の希望に従ってくれることも多いんだ。
 
家に戻って早速貰ったバラを見せると、義母は言った。
これは庭には植えたくない、今は植え替えの時期ではない、根のここが傷んでいるからもう育たないだろう・・・などなど。
気が済むまで反対意見を言った後、彼女はおもむろに腰を上げて適当な大きさの鉢を探しに行った。
へっ、へっ、へっ
「本当は秋の終わりか春先にこうするのがいいのよ」とまだぶつぶつ言いながら土を入れていたけれど、私はすでに知っているぞ。
反対しながら仕事し終えちゃうことを!

「たっぷり水をやるのよ。今日はここに置いておくけれど、明日は日陰に移動しますからねっ」
と言い残して去っていった。
こうやってヨメが草木に興味を持つのはいいことだと思わないのかな。ウチにはない品種のバラってことで欲しくなったことを評価してくれないかな。いや、私自身も僅かずつだけれど植物に興味を持ち始めていることに驚いているぞ・・・
近い将来、20リットル入りのジョウロを両手に持って朝夕水遣りに勤しむかもしれない、ひゃー。

バラを貰った知人宅でごちそうになったラーメン。




義母に公開

2015年07月20日 | 義母
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長い間、寝室に隠していたオーブントースターの存在をとうとう義母に明かした。
オーブントースターについての経緯はこちらを・・・・オーブントースター

いちいち寝室からりす部屋に運び、パンを食料小部屋から二階に持っていて焼くのが面倒になったからだ。
義母が彼らの朝食を準備しているところに何気に持っていった。
早速、詳細を尋ねられた。これまで隠し使っていることは全く気付いていなかったのかな?
とどめに・・・
「どこに置くつもりなんですっ?」と尋ねられた。
やっぱり、台所や食料小部屋に置くことは嫌がるか・・・と諦め、「地下室に置くことにします、そんなに使いませんから」と答えた。
寝室に置くより、地下室の方が多少便利だし、りす部屋で使うより台所で堂々と使うほうが気が楽だ。
処分しろ、と言われなかったのだから、大成功と思って喜んだ。

さあ、これから快適なオーブントースター生活!
パンにチーズを載せて、軽く焦げ目が付くまで焼くことができるぞ!日本では当然のようにやっていたことが、ここでは長く我慢したものだ。頑張った私。




何でも古い

2015年07月10日 | 義母
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夫用夜食の野菜マフィンを焼き終えたところで、うっかりオーブンの熱せられた部分に両手を触れてしまった。
しばらく冷静を装ったが、痛くてたまらないので義母に泣きついた。まずは保冷剤が出てきた。

両手に一つずつ、握って冷やして痛みを軽減。暖まってしまったら、冷凍庫に冷えているのと交換してまた握る・・・両手は使えない状態で暇なので、寝転がって脚の運動や腹筋を鍛えたりした。
そんなことをしながら約二時間。

次に義母はなにやら塗り薬を出してきた。「傷+やけどクリーム」ですって。傷と火傷って同じものなのかい?
多少疑問に思ったが、痛いのを早くどうにかしたいので黙って彼女の言うことを聞いた。「よくすり込むのよ」

言われるとおりに刷り込んでいて、はっと気付いた。
これ、どれくらい古い薬?

ううう・・・約10年前に使用期限切れ。
ウチのほぼすべての薬は10年前のものだ。何度かこれらの古い品々を使わざるを得ない事態になったが、一度を除いて(義母の古い薬草茶で人生初の蕁麻疹ができたことあり)体調悪化は経験なし!
たぶん、この傷やけど薬も大丈夫、たぶん、たぶん・・・

一夜明けた今日、ほぼ痛みはなくなった。
軽く水ぶくれになっているので、家事には手袋をしばらく使うかな。

一番よく使う鎮痛剤だけは、帰省時に買って来る日本市場向け製品。自衛さ~、へへへ。







便利な義母

2015年06月22日 | 義母
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ドイツ移住直前に実家付近で買ったスカート。夫の仕事の関係上、ちょっとフォーマルな衣類も必要なのでは、と用意したんだ。ところが実際の生活はそんな機会はほとんどなし。あったとしてもスカートでは寒いのと、醜い日本人脚をさらすのが怖いのとで、全く着用していなかった。

丈が膝の真ん中辺りか僅かに上。もう、必要ないだろう、例のボランティア団体に寄付しようかと持ち歩いてうろうろしていたら・・・

義母が「何?どうしたいの?」と迫ってきた。
「捨てる」などと言おうものなら張り倒してやる、という勢いの語調だったのでとっさに思わぬことを口走ってしまった。
「丈がもうちょっと長いといいなぁ・・・」
すると、義母は早速チェックして、ちゃっちゃと長くしてくれた。

元の折り目が見える。他の部分はきれいにアイロンで見えなくなっていた。約7ミリほど長くなった。
ウエストはぴったりだが、腰周りのブカブカも詰めて直してくれた。私にはない技術だ。もっとも、彼女は毛皮のコートのデザインや縫製を仕事にしていたので、私のド素人縫い物とはレベルが違うのは当たり前。
こういうときは「義母と同居は便利だぁ~」と思ってしまう。いや、同居じゃあなくてもやってくれるとは思うのだけれどね。うーん・・・




義母の健康法

2015年06月13日 | 義母
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りす部屋の窓からの眺め。
義母バラ。
怖い華やかさと美しさを感じるので、私が秘かにそう呼んでいる。
バラが怖いなんてねぇ~、と苦笑していたら義母が庭に出てきた。
夏場の朝のお仕事、水遣りだ。彼女が楽楽と持っているジョウロは20リットル入る大きさだ。
 
池の周りの草木には、池から水をくみ上げればいいのでラクだが、水場から遠く離れたところには20リットル入りのジョウロを片手に一つづつ持たなくてはいけない。義母はこれまた楽楽(そうに見える)やる。私は冬場の自分の体重ほどもある水を運ぶのは無理だと、数年前に体験して知った。りすブログを長く読んでいる方々はご存知だろうが、ウチの庭は決して小さくない。水遣りを毎日一週間続けることができる体力は私にはない。
 
義母は口に出して言わないが、絶対こう思っている。
「庭仕事が健康法」
義父は一時、体調を崩したときに健康を保持する体操を毎朝しているようだ。義母にはそんなものは必要ない。
毎日10~20キロの水を持ってすたすた歩くのだから、背筋・腹筋・脚力、腕力毎日更新中。




パン焼き

2015年03月18日 | 義母
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二週に一度位の頻度で焼く義両親たちのパン。
 
布巾をかけて発酵中。撮影のためにちょいとどけてみた。いろいろ混ざっている生地の様子。

 
オーブンの下段で約1時間かけて焼く。一度に三本だものね。焼きあがったら冷まして切り分け、5,6枚づつ袋に入れて冷凍保存。
このパンは夫も私も遠慮して食べない。手間と時間のかかっている高価な品だから寄生している我々の口には入れてはならない!


庭仕事開始

2015年03月11日 | 義母
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天気がよくなって暖かい日になると、いよいよ今年の庭仕事初めだ。
いつものように、近所のおじさんがやってきてりんごの木の剪定から始まったらしい。
 
二階の寝室の窓からの盗撮。なかなか盗撮も上達したものだ。もっといいカメラがあれば、もっと鮮明なものができるのになぁ、などと思ってみる。
このおじさんの帽子はかっこいい。以前にもここにそのことを書いたら、この品、かなり高価だというコメントをいただいた。じゃ、いらない、と結論付けた思い出。

 
池の傍でも義母とおじさんは話している。きっと、池の水が減ってしまったことについて解説しているのだろう。
私も一緒に聞きたかったものだが、このおじさんの話すドイツ語は非常に方言が強くて全くわからないんだ。
義母もバイエルン方言で、しかもこの集落独特の話し方をする人だ。おじさんのチロル訛り(そう義父が言っていた、彼もこのおじさんと話すのはわからないから嫌いらしい)と義母のバイエルン語でよく会話できるものだぞ。
ドイツ語が母語だから、多少(盛大な?)訛りがあってもわかるのかなぁ。私など、沖縄の方言は全くわからないぞ、あれは外国語だ。

暖かくなるのはいいけれど、義両親たちが一日中庭で仕事しているのは落ち着かない。
ヨメは部屋でぐうたらしているとしか考えられないじゃあないか。じゃあ、手伝えばいいのだろうけれど、うーん、なかなかその気になれない。
いや、その気にならなかったら将来、大変なことになるぞ、今のうちに学んでおかなくては・・・・
ぐるぐるといろいろな思考が廻る。




大丈夫、と念じる

2015年01月12日 | 義母
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毎年1月にはどこかしらの体調が悪くなる。すでに自覚していることなのに予防対策することもなく、痛くなってから後悔するんだ。
二日前からは歯肉が腫れちゃって痛いの何の。鎮痛剤は極力摂取しないと決めている私、熟睡できない一夜を過ごした。
義母に報告すると、出てきた薬剤。パッケージはすでによれよれ。義母から渡される物資、特に食品や薬はまず「どのくらい古いものか」ということに気をつける私。

さあっ、勇気を出して使用期限を見た!
2009年4月まで
「割合と新しいじゃあないか」と一秒の数分の一くらい思った自分に恐怖。

鎮痛剤だけは帰省のたびに新しいものを1箱買ってくるが、その他の薬は義母頼みの今の生活。
「お義母さん、これ、古すぎやしませんか」と訴えたところで「そんな日付、まったく関係ありません。薬メーカーがどんどん売るための策略です」という返事しか来ないことはわかりきっている。
さて、これから使ってみる。明日のブログ更新がなかったら、「りす体調非常に悪し」と思ってやってくれぇ・・・・

何でも言ってくれ~

2014年08月08日 | 義母
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これはこちらで買った男性用の帽子。女性用のは私の頭に入らないんだ・・・でかい頭の東洋人、りす。

さて、この帽子を被って出かけようとすると、いつものように義母がどこからともなくやってきた。
一秒の数分の一くらいで私の全身を観察し、次のように問い詰めた。
義母「なんで帽子なんか被る?」
りす「日焼けを避けるためです」
義母「せめて車の中では脱いでおきなさいっ」

義母「それから、どうして長袖のブラウスなんか着るのっ」
りす「日焼けを避けるためです」(はぁ・・・、と秘かにため息)
義母「・・・・・・」(ここまで日焼けを避けたい東洋人の心情が理解できない)

義母「なんでそんなにエレガントなスラックスを穿くんだ?」
りす「へっ?」(もう、あきれて答えようがない)
義母「そういうのはパーティのときだけにしなさいっ」

次は靴について言うか、と構えていたが、それについては何も言わなかった。
毎回ではないが、外出前の玄関先でこうしたやり取りを交わすことが多い。慣れたが、この日のように上から下まで全部いちゃもんつけるのはまれなので、不機嫌になるのを通り越し、愉快な気分になってしまった。

はいはい、こうしていつまでも元気でいてください、って敬老の精神を発揮させる私さ。

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そのエレガントすぎるパンツは2005年にユニクロで買った品。日本だったら、流行遅れでぜんぜんエレガントじゃあない品。ここは常に新しい服を買わなくて大丈夫な環境であることにも感謝




古い食材の断捨離

2014年04月11日 | 義母
義両親たちと買い物に行ったとき、試してみようと手に取った品、クリーミングパウダー。
ウチの食料小部屋にすでにあるのは知っていたのだが・・・

家に戻ると義母はさっそく古いそれを取り出してきて「まずこれを使いなさい」と私に命令した。
左が古い品、右がその日に買ったもの。
消費期限はなんと2000年4月。
そんな古いものを口にする勇気があるのは義両親だけだと思う。いや、ドイツ人がそうなのか、高齢者がそうなのか?
もちろん私は争うこともなくそれを受取り、対策を考えた。
古いクリーミングパウダーを捨て、その容器に新しいものを入れて台所に置けばいいな。ふむ、なかなかいいアイデアだ。
・・・と、古いビンを開けると固まっている。15年前の品だもの・・・フォークでつついてみるが、一向に崩れない。思いっきり振り下ろすのも狭いビンの口から外れるのが怖ろしい。
怪我の危険を冒してまで義母に対して偽装をするのはバカらしい。そのままゴミ箱に直行させることに決定。
義母に何か言われらだどう答えようか。「あのクリーミングパウダーはどうした?」
ま、さらりと「もう全部使って、この前買ったものを使い始めています」で大丈夫だろう。
そんなに早くなくなるわけないだろ、捨てただろ、なんて問い詰めるタイプではない性格であることはすでに確認済みだしね、えへへ、義母扱いも堂に入ってきたものだ!

義母が食糧小部屋の古い品々の一つ一つを正確に記憶しているのも怖ろしい。
私がそこに増やした醤油だの生姜パウダーだのABCソースだのわけわからぬ食材に反感抱いているだろうな。黙っていてくれよ~