怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

包丁、東西対決

2012年06月14日 | ここの品々
マレーシア在住の友人に包丁を贈った。
刃渡り9センチ程度の小さい野菜きり包丁だ。義母は好んでこれを使う。
「ウチではこれでほぼすべてを切ります」と書き添えておいた。
到着の報告の電話で、友人は「こんな小さいのを使うの?」と驚いていた。
「ここじゃあ、馬鹿でかい包丁で骨付き肉を切るのよ」と言ってたので、私はすぐさまこちらのアジア食材店に売られているその品を思い出した。

数日後、近所の中国人友人宅を訪問すると、偶然にもその包丁で鶏肉料理。早速撮影して、マレーシアの友人に送った。
     
包丁の大きさは許せるが、まな板の丸いのが馴染めない。まあ、なんでも慣れかな。

らくらくと骨まで切ることができる。骨付きの肉を台所でこうして切る料理が日本やドイツであまりないのだろう。
重量のある包丁は食文化の違いで存在する場所を選ぶのだろうな。


切った肉は炒めて、ねぎや醤油、ごま油などで調味。シンプルでおいしい中華料理の出来上がり。
ごちゃごちゃと煮込むドイツ料理よりよっぽど簡単でおいしいと思うのだけど。義母は食べないだろうなぁ・・・





もっといい加減に

2012年06月01日 | ここの品々
めったに飲まないコカコーラ。
飲み終わってビンを眺めると、ラベルが斜めに貼られていることに気づく。
日本では「不良品」ということになりかねないのではなかろうか。
少なくとも日本ではなかなかお目にかかれない。

写真が小さいと思ったので大きくした・・・
飲む前に撮影するべきだった、失礼。


体脂肪計付体重計。
2008年3月購入だから4年ほど使用。
2,3週間前にエラー表示が出るので電池を交換した。しばらくは使えたが、またエラーが出る。
ごくたまに、計測できることもある。
思えば、体脂肪率が7パーセントって出たよなぁ。
それって、普通に生活している健康な成人女性にありうる数値なのか?
日本では17~18パーセント程度だったのに。
この、こちら市場向け(こういった物資はたいていドイツ国内だけでなく周辺国にもそのまま売られている様子)の製品、最初から信用できなかった、というのが本音だ。

友人Oさんは年末年始の日本旅行でタニタの体重計を買ってきた。
15000円だ、と自慢していて実物を見せてくれた。
「ドイツの体重計はだめだから」
ドイツ人のOさんでさえ、自国の物資のダメさ加減を知っているのだ。
私も次回の帰省で体重計を買おう、と鼻息を荒くしている。


日本もきちんとしすぎるのをやめたら、もっとゆったりと過ごせるのでは、
と斜めに貼られたラベルを見て思うのだが、
比較的短い期間で故障のような状態になってしまう家庭電化機器を見ると
「もっとちゃんと製造しろよっ」といらいらしてしまう。

イライラするのは修行が足りないからだ。
ドイツ生活、修行だ。
修行と思えば、大丈夫。











よく効く日本

2012年05月14日 | ここの品々
近所の韓国人女性にもらった薬。その辺のドラッグストアで売られている処方箋のいらない薬だ。
  
ラベルに「Japan」と読み取れる部分があるが、日本のミント油ってことだそうだ。
どうも、日本のミントは薬用として有名らしい。もしかして、青紫蘇のことか?
「わたしは知らなかったです」と言ったが、「無知な日本人」と評価されたことだろう、うほほ。

頭痛がするときはこめかみ辺りに塗る、
胃腸の具合が悪いときは水に数滴たらして飲む、
風邪のときは鼻の周りに塗ると呼吸が楽になる、
など、使い方を説明してくれた。

数ヶ月間胃の具合が悪いわたしを気遣っての贈り物らしい。ありがたく頂戴して試してみることにした。

この後、ドイツ人と会った。
もらったこの製品を見せると「ドイツ人は『日本のもの』というとよい製品に感じる」のだそうだ。
なるほど、日本人が「ドイツ製」と崇めるのと同じ感覚なのか?

「ミントオイル」と検索してみると、その効能を日本語で確かめることができる。
でも、日本とは関係なさそう
外国の物資にあこがれるのは世界のどこでも同じなのだろうなぁ。
そんなことに気づかされたこの品、大事に使わせてもらうこととする・・・

って、これ、200円以下なのよね。バンバン使っちゃおう


りす天国の日曜日

2012年02月13日 | ここの品々
昨日の日曜日、義両親は半日ほど外出した。
夫と二人、あるいは一人で家にいる状態のことを「りす天国」とわたしたち夫婦は呼んでいる。
義両親の干渉なく過ごせるめったにない機会である。って、特に変わったことをするわけではないのだが。
よくやるのは、入浴。
浴槽にゆっくり浸るのだ。風呂に入るたびに写真を撮ってブログ記事にしているのだから、読まされる人たちは少々迷惑だろう。
申し訳ない、わたしには重要ななイベントだ。

まず、入浴剤選び。

日本にきょうだいがいる台湾人からもらったのと、実家近所のS先生にもらったのと、そして、最近届いたドイツ在住仲間のアマデウスさんからもらった入浴剤が揃っている~
さしたる意味もなく一袋選んだ。

緑色になった
湯温は40度。30分ほど楽しんだ。めったに浴槽に浸らないものだから、お湯はものすごく汚れる。皮脂で。入浴後の掃除も大変である。
浴槽を使わなくても浴槽が埃などで汚れてきて掃除が必要なのだから、物資というものは所有するだけで手入れが必要なのだな。
なるべく物を増やさないよう気をつけて生活しているのだが、浴槽放棄は無理だろう。


義両親は親族の誕生日パーティーに呼ばれて出かけていったのだ。

これは先月に届いていた招待状。こちらでは30、40、50歳などの区切りの年齢に盛大にお祝いをする習慣があるらしい。
今回、誕生日を迎えたのは70歳の女性。ずいぶん立派な招待状でびっくりしたものだ。
どんな内容の宴会なのか、私も一緒にいってみたかったのだが、残念なことに私は招待されていなかったし。
集まった親族はこちらの方言でしゃべるだろうから、わたしはつまらない思いをしたかもしれないし。
帰ってきた義両親に尋ねると、ご馳走がたくさんの盛大なものだったようだ。
「持って帰ってください」
と残った料理を勧められたそうだが、一切を断ってきた、という義両親。
日頃から「必要のないものをもらってくるな」と私を教育している義両親、自らも実行しているぞ。
ちょっと、味見程度にもらってきて欲しかったのだけど、言わないでおいた、うほほ。








ラウラの星 Lauras Stern

2012年01月28日 | ここの品々
友人宅で観たDVDの内容が興味深かったので紹介。


「ラウラの星」(Lauras Stern)という子供向けのシリーズの一作らしい。
この作品でびっくりしたのは中国の様子が比較的きちんと表現されていることだ。
私は中国には一度も行ったことがないが、欧米が描く東洋の様子はかなり頻繁に「何か違う」と感じさせることが多いものだ。
もしかして、中国製作かと思って調べたくらいだ。
原作の著者もドイツ人だ。日本語版は現在の所ない様子なのが残念。

出てくる漢字も一字の手抜きもなくきちんと中国語だ。
一般家庭の台所の様子なども、取材に行ったのかと思われるほどだ。

妙な感情なのだが、西洋の作品がこんなにまで中国をきちんと表現していることに悔しさを感じた。
日本を舞台にした欧米が作る映画って、かなり、奇妙に感じることが多かったからだ。
ま、もしかしたらこの「ラウラの星」だって、中国人に言わせれば違うと思うところもあるかもしれないけど。

悔しいが、仕方がない。
日本のアニメ作品がそのまま欧米で人気であること得意に思ったほうが精神衛生上よろしいかもしれない。
早速図書館で本を借りて読んでいるところ。
原作者のKlaus Baumgartさんよ、次回は日本を舞台にしてくれぇ~


『ラウラの星と不思議なドラゴン、ニーアン』全編をこちらで観ることができる。

比較的やさしいドイツ語が使われているし、もしかしてまったくドイツ語がわからなくても内容を理解する事ができると思うので、お勧め。
冒頭のピアノ演奏はラン・ラン






後悔する買い物

2012年01月14日 | ここの品々
衝動買いをしないよう、日頃から気をつけている。
いくら収納場所があっても、無駄なものを溜め込むのはよくない。
最低限の物資で生活をしなくては、といつも心がけているはずなのだがぁ~
やってしまうのだ、すぐに後悔する買い物。

  
あ、これかわいい!中身の清涼飲料水より、この容器が気に入ったのだ。
飲みたかったわけではないのに7ユーロ(700円)出して手に入れた。
って買ったのはいいが、いったいどうする?
日頃これで水を飲むのならともかく、そんな面倒なことはやってられない。
捨てるにはもったいないほど頑丈なつくりだ。

いまの所、テレビの上を飾っているが、恐ろしく不釣合いだ。
数ヶ月飾って、ゴミになるかなぁ~


ラーメン模様

2012年01月08日 | ここの品々
姪の通う学校で作ったものをもらった。
50センチ×80センチの大きさの布なのだが、こちらでは布巾として使うことが多い様子だ。
食器も大きいものが多いこちら、布巾も自然と大きくなったのだろうな。

ラーメン模様にちょっと驚いた。
「わぁ、中国のイメージです」と私が言うと、昔船員をしていて各国を知っている義父は「わたしにはインドだ」と言っていた。
「雷文」(らいもん)と言うらしい。唐草模様、とも言うらしいので、義父の表現も当たっているかも。

子供たちがそれぞれ自画像と名前を描いたものが印刷されている。
なぜこんな外国風の模様を入れたのかは不明。
が、わたしには大いにお気に入りになってしまったので、ラーメン模様、正解だな、ドイツの学校。


ひょいと思い出して、日本から持ってきた印泥を出してみた。
やっぱりぃ~、ちゃんとした雷文がしっかり描かれていた。篆刻が趣味の日本の友人にもらったものだ。
私の名前が入った蔵書印と落款。スタンプインクでは味気ない印象になってしまうので、印泥は大事にしていた。
が、そろそろ乾燥してきて使いづらくなってきたのだ。
ああ、ここはドイツ。印泥を手にいれるのは至難の業・・・・


義父は孫娘にもらったラーメン模様布巾を、息子にもらったプリンタのカバーにしていた
何気に撮影されてしまったプリンタの向こうの「寿」の文字は、義両親が中国旅行をしたときのもの。
二人の名前が中国語表記で書かれている。達筆な毛筆。なんて書いてあるのかぁなぁ~うほほっ~
さっき確認しに行ったら、6種類もの落款があったぞ~、ああ~、私ももっと落款ほしいぃぃ~印泥もカラカラなりそうだしぃ
いや、書も画もやらないのだけどぉっ
外国にいると、やたらと母国のものが欲しくなるのさっ (注:りすは生粋の日本人。篆刻も落款も日本に長く根付いている







風呂に入る

2011年11月26日 | ここの品々
日本の生活では全く知らなかったが、浴槽というものは使わないでいても汚れるのだ。
考えてみれば当然なのだが、毎日のように入浴をし、風呂桶を洗っていた生活をしていると、当然のことにも気付きにくくなる。
義両親の手前、頻繁な入浴は遠慮しているここでの生活だ。
ここに来た当初、彼らに言われた。「シャワーやお風呂に入りすぎると、皮膚がだめになる。以前は子供のシャワー浴は毎日することが奨励されたが、いまはなるべくしないほうが良いとされている」
ははぁ~、これは風呂好きな日本人のわたしを牽制するための言葉だな、と思ったものだ。
もちろん、彼らが私の皮膚を心配しているのではなく、水道代を心配しているのだ。

以来、お湯を張って入浴するのは数ヶ月に一度のドイツ生活だ。
何週間も使わないと、浴槽内に埃や髪の毛が溜まり、なぜか壁のタイル部分にまで黒い埃が付着する。
汚れるのと同時に、排水溝から悪臭がしてくることさえある。
こうなると、今度は夫から苦情が来る。
「りすがせっかくあるお風呂に入らないから臭くなる」と。夫はシャワーしか浴びない。(シャワーは浴槽の反対側にあり、毎日夫が使っているので悪臭はなし)
おいおいっ!!私は義両親のご機嫌取りに風呂に入らないようにしているのに、それにさえ文句言うのか??

先日、義両親は家を留守にする義姉のためにミュンヘンに泊りがけでの外出をした。
ちょうど、排水口から悪臭がし始めてきた時期だったので、喜んで風呂に入ることになった~
まず、汚れた浴槽を洗ってからお湯を張る・・・・


冬になると、水温は39度までしか上がらない。42度くらいが好きなわたしには涙・・・・
(が、湯の温度が低いと入浴後の疲労感が全く違い、また、よく温まることも発見。ああ、涙のドイツ生活にもわずかな喜びがぁ~)


入浴剤は欠かせない。湯の温度が低いからなおさらだ。
左三種は今夏に出張で来独した夫の日本の友人S教授のおみやげ。右二種は、最近知り合った近所の台湾人女性Wさんからもらったもの。
「りすさんはお風呂に入りますか?」
と唐突に尋ねられた。いまの生活状況をもごもご言っていたら「お風呂に入れるものをあげます」と日本の製品を出してきたのだ。
「わたしの姉(もしかしたら妹)が日本人男性と結婚して日本に住んでいるのですよ。ほら、この急須も日本のお土産ですよ」
うわ~、きょうだいで別々の外国に嫁に行ったのかぁ~。
台湾人は外国移住する人が非常に多いように思える。
インゴルシュタット周辺には8人の台湾人が住んでいるそうだから、人口比考えるとかなり高率だと思う。
一般に台湾人は日本に対する感情が驚くほど良いので安心して付き合うことができる。

このように、風呂に入るのでさえ、いろいろな人たちに協力をもらっているのだ。有難いやら恥ずかしいやら・・・


その日に選んだのは「嬉野」。確か、大分だったか?
オレンジ色のお湯を楽しんだ。





増え続ける物資

2011年10月08日 | ここの品々
夫がスーパーの広告を見て言った。
「もしリスコッッヒャー(私の炊飯器)が壊れちゃったら大変だから、これを買っておきましょう」

これはその辺の普通のスーパーの売られている普通のドイツ人向けに販売される炊飯器である。
↑、何を言いたいかというと、要するに、おいしく炊くことが期待できない、ということ~

「鍋でもご飯を作ることができます」と私は主張したのだが、
一度言い出すと、自説を曲げることはほとんどない夫である。
結局、彼は勝手に買って来た・・・・。


いろいろな細かい炊飯設定ができたり、タイマーがあったりする日本の製品と比較すると、淋しいことこの上ない・・・
ま、18ユーロだし。緊急用として持っておくのもいいか。

って、自分を納得させようとしたのだが。
問題は保管場所である。
寝室の天袋のような隙間に、これを押し込んだ。

右の白いビニール袋には「緊急時用のコーヒーメーカー」、右の唐草模様の風呂敷(友人からの結婚祝い)には山のように買い込んだ日本からの肌着とストッキング、靴下。
コーヒーメーカーが壊れちゃったら、ブラジャーがよれよれになって使い物にならなくなったら(私のサイズ70Aはここでめったに無い)・・・
って考えると不安で、予備の品々がこのように溜まっていく。

もうやめよう、ここだって、一応先進国、日本より質は劣るが(サイズもでかすぎ)あるにはある!!
って、自分を納得させるのだが、先日また、買ってしまった。


もし、このちっちゃい懐中電灯がなくなちゃったら、大変!(暗い朝にはとても便利、家の中懐中電灯)
って気持ちが働き、スーパーの広告でわずか3ユーロ(300円)に魅せられ、買ってしまった・・・

義父のお気に入りの言葉はこれだ。
家の中をきれいに保つ秘訣。ものを一つ買ったら、すでにある物資を一つ処分すること。
日本に住んでいればできるけど、ここの生活では無理そうだ。
いいさ~、私の部屋と寝室は、倉庫状態でも構わない~







姪の怖い人形

2011年08月06日 | ここの品々


いつか記事にしようと思っていた写真。
姪の人形。こちらの赤ん坊人形は肌の色が濃く、髪の毛が無い・・・・
子供向けのものなのにリアルなので怖く感じる。
日本では売れないだろうなぁ。

知られていなくてけっこうなこと

2011年05月27日 | ここの品々
スーパーの広告を見ていて気付いた。
幼児用ジーンズに「YKK」の記載がある。
商品が国産であったり部品に有名企業の品を使っていたりするとこのように表示するここの広告。
YKKは日本人なら認識できる日本の企業。
ドイツ人一般はもしかして知らないのかな?そうでなければ、いまのこの時期、日本全体が放射能で汚染されていると考えているドイツ人には買いたくない品の一つになってしまうだろうから。
乳幼児に放射能付きのファスナーなどとんでもないって~

試しにそばにいる夫に尋ねてみた。
りす「YKKという会社を知っていますか?」
ハーゼ「はい」
りす「どこの国の会社か知っていますか?」
ハーゼ「いいえ」
うほほほほほ~やっぱりぃ~。なんだかうれしくなった私はドイツ人代表の夫に言ってやった。
りす「これはね、日本の会社なのよ~」

もちろん、すでに国際展開して長いYKK、日本でファスナーの現物を生産して輸出しているとはとても考えられない。
中国か、東欧産だろう。
ただ、やっぱり、現在はYKKは日本の会社であることを伏せておいたほうがよろしいかな。

安くて優秀な商品を世界中に販売している日本国、目だたないところでもこんなに活躍しているのを誇らしく思う。
間違っても「この広告のファスナーは日本の会社のよ!」などと周囲に自慢せず、一人秘かに得意に思う震災後。


飢えている嫁

2011年05月25日 | ここの品々
在独仲間のポニーさんとドイツ人旦那様から小包が届いた。
ポニーさんからは日系パン屋の日本風パン。
 

日本人が多く住む地域ではこういった商品が簡単に手に入るらしい。下の二枚はかぼちゃ餡。
日本風のかぼちゃでさえ普通に手に入れることが難しいここ、貴重なパンだ~。
日本とドイツのパンの違いは簡単に表現すると「日本のは菓子、ドイツのはやたら固い」。
パンのような柔らかいものを戦後に食べるようになったから日本人のあごは弱くなった、と一時期言われたが、
それは日本のパンがブワブワに柔らかいからであって、本場ではかなり固いものを食べていると思ってほしい。
あごが鍛えられていくのを感じるぞ。欧州人のあごの形状が日本人のそれよりかなり頑健そうに見えるのはパンのせいだろうか!!
ちなみに義父母はほとんど自前の歯を保っている。子供の頃から固いパンを食べているからだな。
日本の食パンの耳さえ固くて食べられない日本の人たち、ますますあごと歯が退化するぞぉ~
っていうか、日本人にパン食はあわないのだろう。日本人よ、もっと米を食べよう。


彼女のだんな様からは↑米。北米の韓国人移民が生産している米と思われる。
「最高級」だなんて、うれしいな~。日本語が読めるポニー旦那さんだから目にとまったのだろうな。
このパッケージ、どこかで見たことが・・・そうだ!グアムのスーパーマーケットだ!
ここに移住する前には毎年のように夫とグアムに行っていた。レストランなどで食べずにホテルで自炊していた。
米はスーパーマーケットに豊富に並んでいたものだ。
なんだか、懐かしい~。グアム旅行を思い出す~

うれしくて、ついつい義母に報告してしまった。
「米とパンをもらいました
すると彼女、
「りすは食べるものに不自由していると思われているのですか
と意外な反応。
ひ、ひえぇぇ~、そう来たか
「りす、あなたはもう少し太らなくてはいけません、もっと食べなさい
って・・・だからこのように援助物資がやってくるわけでぇ~いや、彼女が言いたいのは「私の料理をもっと食え」だろう。
義母料理、食べれば食べるほど痩せていくような気がしてならないのだが。

以後、食材をもらって喜びで興奮しても、義母には報告しないように気をつけることにしよう
ポニーさんご夫妻、貴重な品をありがとうございます

ポーランド人友人に「普段、魚料理を食べることは少ない」と言ったら、昼食に招かれた。

左、自家製トマトのスープ。去年の収穫を冷凍しておいたものだそう。右、鮭をソースと一緒にオーブンで焼いたらしい。

付け合せはジャガイモときゅうりのサラダ。ああ、ご飯と一緒に食べたらもっとおいしかっただろうな~

デザートは二種。左はにんじん1キロを使った、というケーキ。
右はアイスクリームにベリー類をみじん切りにして少々砂糖と煮込んだソースををかけたもの。これがえらくおいしかった。
この家族、普段ほとんど外食をしないのだそう。
「レストランの料理はどんな材料を使ってどんな扱いをしているかわかったものではありません」
と、健康上の理由からそうしているのだとか。
ウチの義両親も同じようなことを言っていたけど。まあ、そうだな~。ここって外食、外れのことが多いし。

このようにして、ドイツの食生活を皆に助けてもらっている私。
ありがたい、ありがたい~

おまけ画像。
日本メーカーのピアノ。ご馳走になったポーランド人宅のもの。欧米人にとっては大きなアップライトピアノに感じるらしく、彼女の旦那さんは「コンサート用のピアノだ」と言っていた。う~ん、アップライトのコンサート用って、日本では聴いたことがないけど、ドイツにはあり、なんだろうな~
つくづく日本の楽器市場のレベルの高さを思い知った一瞬だった。


モスクでぶっ倒れたかったりす

2011年05月06日 | ここの品々
人気のぶっ倒れシリーズ第三弾 (え?別に人気じゃあないって?そっかぁ)

ここに来てからずっと見学したかった場所、なんとイスラム寺院。
ドイツについての書籍には必ずと言ってもいいほどトルコ人移民のことが書かれてあるものだ。
トルコ人移民が作り上げるドイツのイスラム寺院がどんなものか見てみたくなるのはほとんど自然な好奇心だと思う。

チャンス到来したこの日、数名のドイツ人と一緒のグループ見学。案内にはトルコ人男性。

これはけっこう普通の建物の中。二階が礼拝堂。緑と赤のしましまでふかふかの絨毯。
イスラム寺院はミナレットがなくてはならない、と思っていたのだが、そういうわけではないことを知った。



装飾を施されたタイル。圧倒される。お祈り中の男性は私たちのことなど全く気にならない様子だった。


アラビア文字で飾られたメッカの方向を示すところ。案内人の男性は「読むことはできるが、意味はわからない」と言っていた。


寺院の見学は宗教を問わず、肌の露出の大きい服装を嫌うものだが、ここはドイツ。どうでもいいのだろう~



一段上の場所は女性専用祈祷場所。
上にも同じじゅうたんが敷かれているのか見に行きたかったのだけど、男性案内人は行かなかった・・・。


それにしても、このじゅうたん。
膝や頭を床面に接する礼拝方法を行うここでは、身体に負担がかからないようにとフッカフカにしてある。
歩いているだけで、気持ちいいのがよくわかる。
ここにぶっ倒れてみたいものだなあぁ~と思ったのは私だけはないと思う。
残念ながら、グループ見学、一人でぶっ倒れることはできなかった。
あ~あ。いつか頭巾してイスラム教徒のふりをしてここに来てぶっ倒れてみようか・・・




飲んだら乗るな 乗るなら飲むな ドイツ編

2011年04月17日 | ここの品々
この街の小さい見本市で警察の展示があった。
そこで配られていたコースターが面白かったので紹介。


楽しそうに飲んでいる若者達。


裏面を見ると、大きなオムツを当てた若者の姿が・・・・

オムツが中心になっているところがインパクト大きくてなかなかよろしい。
これをみて「ボクはオムツなんかしたくないから飲まない」って思ってくれるのだろうか?

不思議なことに、英文で書かれているキャンペーン。日本のようにあまり英語に媚びない国なのだけど。
「飲みすぎてはいけない」
とでもなるのか。特にTOOが強調されているのが不思議。
では、適量飲んで運転はOKなのかい、ドイツ??
不思議だ。

もう一つ不思議なのは「STAY GOLD」。
これって、日本の運転免許証制度を連想させる。が、こちらの運転免許証は一度作ったら一生更新が無い優れもの。
いったい、なんだ?金を保てって・・・・
単に英文の間違いなのかしら?

ドイツでの飲酒運転と免許証制度について詳しい方の説明を求む!!





放射能入りキノコ

2011年03月30日 | ここの品々
バイエルンの森で採取できるキノコは危ないらしい。
土壌がいまだに放射能で汚染されているからだそうだ。

義両親は毎年8~9月にキノコ狩りに裏の森へ勇んで行く。

このビンを眺めていると、義父がやってきて言った。

「そうだ、このキノコは汚染されている可能性がある。わたしたちはすでに20年くらいこうして森のキノコを食べている。まだ生きている」
という内容のことを話して笑っていた。


採取したキノコはこのように乾燥させて保存する。主にスープに入れて使う。
使用量は極微量。私に言わせれば義母の大量投入の塩でキノコの風味は完全になくなる。

以下の写真は去年8月に撮影したもの。撮った当時は何も考えなかったものだ、いや、知らなかったから。


義両親が言うにはヤマドリタケ(Steinpilz)らしいが、ウィキで調べると見た目がかなり違う。
もしかして、違う種類のか~あはは~すみません、いい加減な記述で!





ともかく、ウチは汚染されていると言われている食物を平気で食べて健康を保っている。
日本の皆様もあまり神経質にならずにご自信の本能的な判断で食材を選んでほしい。
あるいはよわっちい日本人遺伝子の私のほうがこの3年の同居で放射能にやられてそろそろ病気になる頃かぁ~