怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

りすぐっず

2011年03月26日 | ここの品々
去年の年末にいただいたもの。



「歌うシマリス3兄弟」2作目のキャラクターグッズ。こちらのマクドナルドで景品として配られていたものらしい。
まだお会いしたことはないが、ドイツ在住が長いこのブログの管理者女性からのプレゼントだ。ミュンヘンのパッチワークファミリー

封筒を破いて一瞥したときは「な~んだ」と思ったのだが、目が馴染むにつれて気に入ってしまった。
景品レベルでこの質は凄いぞ。後姿にも気合が入っている。
先日遊びに来た9歳の姪も気に入ったようで、物欲しそうな態度をしていたが、私は他のものを与えて彼女の気をそらした。うほほぉ、悪い叔母。



これは日本の義妹から届いたお菓子。
彼女にはわたしのりすグッズ集めを知らせていないはずなのだが、もしかして、このブログを読んでいるのかもしれない。
この場でもう一度お礼を書いちゃおうか、ありがとうございます。
このように上質な紙箱にかわいらしくデフォルメした絵が描かれたお菓子はドイツでは見つけにくいものだ。



豆乳メーカーを買った。

2011年03月24日 | ここの品々
去年の秋に友人宅の豆乳メーカーを見て豆乳メーカーがほしい、の記事を書いた。
ドイツ市場向けの製品は100ユーロ以上(約13000円)、日本市場の品も同額の上に電圧の違いの問題などがある。

また大豆の摂取が果たして身体にいいものかどうかの疑問も感じるようになりあの記事を書いてからしばらく購入意欲がなくなっていたものだ。

ところが、数週間前、見つけてしまった。
ときどき何気に在独中国人向けの食材、調理器具などの販売ホームページを見るのだが、
そこに以前はなかった豆乳メーカーが掲載されていた。

早速豆乳メーカーが欲しいの記事で紹介した丸々したお手手の彼女に確認してもらうと、自分の所有している品と同じ品であると言った!


早速注文。
ここでの購入価格は59.5ユーロ(約7000円程度か)中国での販売価格が約40ユーロだそうなので、プラス20ユーロでドイツで手に入るのは個人での輸送コスト、税関手続きを考えると格安のように思える。


中国国内市場向け製品であるから、当然さまざまな表示は中国語である。




右、メニュー表示である。左が乾燥大豆、その次が一晩水に浸した大豆、真ん中はちょっとわからない、あはは、次は緑豆で作る飲料だろうか、一番右は果汁を作ることができるらしい。
私が使うのはもっぱら二番目の水に浸した大豆を材料にした豆乳作り。
左のオレンジ色の文字部分を押してメニュー選択をし、右の開始ボタンを押す。


問題はその大きさ。三合炊きの日本製炊飯器と並べて置くとよくわかるが、でかい。付属品まで入れるとスペースを非常に使う。
小型化が得意な日本製品はきっとこれより小さいんだろうなぁ~。でも、変圧器設置のことを考えると必要な空間はたいして変わらなくなってしまう。
中国の一般家庭の台所は日本の平均より広いのだろうか。
義母は食料部屋が次第に私の物資で占領されていくのを苦々しく思っている。


電圧の問題はないが、プラグの形状が違うのでこのようにアダプターを使う。
この変換プラグは付属品として一緒に梱包されてきた。


左は作った後の大豆かす、つまりおから。右は出来上がった豆乳。
家族の誰も飲まないので、私が一人で摂取。一度に1リットル近くできるので、別容器に移して3~4日かけて私が飲むのだ。
もちろん、作りたての熱々のところが一番おいしい。大豆臭さは全くない。砂糖などを加えなくても充分に甘い。

冷蔵庫で見つけた品。大豆クリームだ。
義母は同居のストレスで乳糖不耐症になってしまい、乳糖除去製品や、こうした代替材料の製品を摂っている。
私の豆乳を牛乳代わりに使えばいいのにね~。なんだか意地でも嫁の低レベルな食文化を受け入れまいとやっているようで(実際はそうでなくても)ため息をつくわたし。

さて、おまけ写真。
今回購入した豆乳メーカーを製作している中国の会社「Midea」(美的)は様々な調理家電を出しているらしい。
ワンタンを茹でているところ。

所有者の中国人は帰省時に同社の電磁調理器を買ってきたらしい。また、ドイツでは見つけにくい鉄製鍋も。
鉄分不足だったのがこの鍋で料理するようになって解消したらしい。
この電磁調理器の表示、面白くて撮影した。爆炒なんだか、日本人にとってはダイレクトな表現でよろしい。




家庭平和のための工夫

2011年02月22日 | ここの品々
友人にバルサミコ酢の使い方を教わった。
中国人の友人なのだが彼らはここで普通に買うことができる品々を上手く取り入れている。
ああ、水餃子の王さんさ!
パスタを茹でてバルサミコ酢で和えたりするのだが、旨い。中国の黒酢と似たような風味があるらしい。
母国より高く売られている中国酢を買うより、ここの安くて安全な(!)品を代用できるのだからいい話だ。

そんなわけで、私もバルサミコ酢を人生初、買おうとした。
が・・・
もしかして、ウチにもあるかと予想し、買う前に義両親に尋ねてみた。
でた・・・

「娘がイタリア旅行で買ってきたものだぁ~」
そ、その旅行って、いつ??
すでに開封されていて、食料小部屋に置きっぱなしだった様子。
ちょっと舐めてみた義父は
「大丈夫、酢の味だ」ときっぱり。

ここで私が「怪しい」とか言ったところで、彼らは下等な東洋人嫁の話すことなどに聞く耳を持っていない。
「はあ、どうもありがとう」
しぶしぶ、私はあまり嬉しくなく頂戴した。

後日、中身を捨ててみると・・・

ビン底にはこうした塊があった。
ああ、捨てて正解!

2週間ほど前、義母の料理を吐いたのだが、あれももしかしたら古い食材を使っていたからかもしれないぞ。

で、あらかじめ買っておいたバルサミコ酢をこの古いビンに入れた。

この品、その辺の普通のスーパーで85セント。約100円。
しばらく義父母の目の前では古いビンに入れたこの品を使うことにしよう~

家庭の平和のためのちょっとした工夫さ。
私は体調が悪くならず、義両親は嫁に貢献した、ってことさ。



美容整形したりす

2011年01月21日 | ここの品々
醜い妻に耐えきれず、夫は私に美容整形を強要した。
皮膚がん検診に行っているいつもの皮膚科は「脂肪吸引」「美肌」「レーザー脱毛」「プチ整形」などもやっている。
以前、足の裏に近いほくろを切除手術してもらったこともあり、また世話になることとなった。


これはレーザー治療機だ。



衛生的・簡素な室内だが、この手術着、どれくらい使っているのかな。洗濯頻度が心配な私。


PCは違ったが、電話は日本メーカー。なぜか落ち着く。


ドイツでは非常に珍しい、マスクだ!いったいドイツに存在するのか疑問に思っていたところ。
一般家庭では蛍光灯の白い明かりは嫌われるのだが、さすがに医療現場では使う様子。歯科医にも同じものがあったな~

さて、ちょいとした手術で、りすは少々きれいになった。
もちろん、保険は効かない実費。
レーザーで顔を少々、ね~
ああ、自分じゃあ望まない手術だったけど、夫が「傷の跡が残ってもやってくれ」と強気で迫ったので、
仕方がなかった~
納得いかない気分の術後。(夫は満足、これで家庭円満・・・・)

ドイツに来てから、自分で望まない検査や治療を散々やってきた。(やらされてきた)
過度な検査・治療は寿命を縮めると思っている私。
だいじょうぶかな~、この先のわたしのここでの健康状態・・・・・。







元日のメニューは、ううう・・・・

2011年01月01日 | ここの品々
日本食材店の多くが店舗とネット販売をしているのと同様、各国が欧州でやっているようだ。
普通は日本人は日本人が経営する店で購入するのだが、あまのじゃくな私はこの中国食材店で試しに買ってみた。
(在独日本人の皆様、このネット通販の「ゆめにしき」は5キロ入り16ユーロだ、お買い得

米10キロと餅。
米の袋には「美味しい大和」とか日本語で印字されている。イタリア産らしい。スーパーで手に入る「Milch Reis」よりはレベルが高いが、私がいつも食べているアジア食材店販売の品よりは少々落ちる。
よって、在外日本人にはあまりお勧めしない
10キロ入りを買ってしまったので、二ヶ月はこの米で我慢さ
餅はですね・・・・

このように薄くて小さい切り餅。はがしているときの感触に少々疑問を感じた私。
「何か、違う・・・」


お湯で2分ほど茹でてやわらかくする。小豆を添えて、さあ、いただきます~

この小豆、ここのアジア食材店で販売されているのだが、この品は結構いい。
少々小粒なのが怪しくて、買うときに躊躇するものだ。
さて、お味は・・・
もちが・・・・もちが・・・変!
まったく伸びない。
パッケージに「張力」とか印刷されているのは伸びる、と言う事でなく頑丈であるってことか?
国語辞典を引いてしまったぞ、表面積を小さくしようとする力、かぁ~うほぉ~。
年糕=餅、と思ってはいけない!!

そういえば、中国語の餅、は違う意味だったなあ~。ああ、異文化にだまされたって感じ。
豆沙年糕って、あんころもちでしょ?こんな不味いものを中国人が食うわけないぞ。
きっと違う餅を使っているに違いない!!
日本在住、jianaiさん、解説をお願いしたいところです!


裏の解説をもう一度読んでみる。
海外輸出用なのか、中国語と英語表記があるぞ。
う~ん。どうも、私の食べ方には無理があるような。
それでもここであきらめるにはもったいないので、このあんこで少々煮てみた。

餅は依然としてびくとも形を壊さず、ぷりんぷりんのままだった・・・・

とうとうあきらめたわたし。
もったいないが餅はゴミ箱行きさ~

興味深そうに私の行動を観察していた義両親、
まずい、とあきらめた私を笑っていたぞ・・・うう!ぐやじい

う・・・
今年も、苦しい食生活の幕開けだ。

あけましておめでとうございます。

続けることができるかどうか、毎年不安なのですが、
今年もこのブログを読みに来てやってください、よろしくお願いします。






久しぶりの練習

2010年12月29日 | ここの品々
ふとしたきっかけでバイオリンを弾かなくてはならなくなった。


古いケースに入った古い品。
ドイツ人一家の子供達が練習している楽器だ。
3人きょうだいで、一番上はフルサイズ、真ん中の子はチェロに変えてしまい、一番下は二分の一の大きさのバイオリンを練習している。
「一番下の子があと数ヶ月でこの四分の三の楽器になるから、それまで、りすさん、弾いておいてください。弾き込んでおくと、音色が良くなるから」
って理由で。

私のバイオリンのブランク期間は約20年。
すでに弦を押さえる左指はふにゃふにゃ、弓を弦と直角に置くことさえ怪しい。
それでも少々苦労しながらこの古い子供用楽器を鳴らしてみると・・・
え~。凄いな、きれいな音がする。
これって、楽器がいいから?それとも気候のせい?
この家族が子供用の楽器に何十万円も支払えるとは思えないので、並みのレベルの普通の製品だろう。
日本の湿度の高いなかでバイオリンを弾くのは所詮無理があるのかも、と考えてしまった。


自分の楽器はここに移住する前に処分してしまった。
もう、二度と弾くまい、って思ったものだ。
あらゆる楽器とはおさらばだ~ってね。

何の因果か、また弾かなくてはならないことに。
これも運命だと思って、ちょっとだけ、彼らに協力することにした。


手も身体も小さい私にはこの子供用サイズがぴったりである。
さあ「きらきらぼし」から始めるか!








豆乳メーカーが欲しい。

2010年11月29日 | ここの品々
在住中国人の友人が今年の帰省時に豆乳メーカーを買ったそうで、
「おいしいから是非家に来て飲んでみて」と誘われた。
彼女のいう「おいしい」は絶対おいしいので、すぐに行った。


本体は普通の湯沸しポットの感じ。これに大豆と水を投入。


頑強そうな刃の付いたふたを閉める。


電源を入れて、何と約20分で出来上がり!
途中、ガリガリと大豆を砕く音や、お湯が沸騰する音で少々うるさいけど、長く続かないので大丈夫。


この豆乳メーカーの付属品と思われるろ過器に出来上がった豆乳をいれて、軽く絞る。

好みで砂糖を入れてもいいが、このままでも充分甘みを感じる。
旨い~。

欲しい。この豆乳メーカー。
40ユーロ、約5000円くらいで中国で買ったらしい。
さっそく、ネットで調べると、日本の製品は1万円以上、ドイツでも販売されているが、100ユーロ以上(同じく1万円以上)する。
日本の家電製品はここでは変圧器を使わなければならないので面倒である。
ドイツは同じ値段で電気の問題がないのはいいが、夫が反対した。
高い。無駄。りすしか飲まない。

う~ん、強敵は夫の反対か。

こちらのスーパーにも豆乳が比較的安く売られているが、やたらに甘いのが難点。
大豆製品の摂取が極端に少なくなる欧州の生活、今後の健康のためにもどうにかしなくてはならない。

思い立って、マレーシア在住約40年になる知人に電話(スカイプ)してみた。
中国系住民が多い地域のマレーシア、あちらでも豆乳を家で作りたがる人は多い、と予想したからだ。
「豆乳メーカーって、そちらにありますか?」
すると彼女、
「そんなもの買わないで、自分で作りなさい。私はいつもたくさん作って冷蔵庫にいれておきます」

それから約1時間、豆乳の作り方で話が盛り上がった。

慣れれば、ミキサーや鍋、濾し布で作るのも面倒でないのだろうけど、
やっぱり、欲しいな、豆乳メーカー。

ま、とにかく、明日は手作りしてみよう~






面白い料理教室

2010年11月21日 | ここの品々

夫の仕事の関係の集まりがあった。

レストランのようなのだが、どうも料理教室でもあるようだ。

部屋の真ん中に調理台があるのだ。

オーナーはこの男性。
アンジェロさん。
トークショウのような料理番組があるが、まるで、そんな感じ。イタリア語訛りのドイツ語で、ほとんど私は聞き取れなかったのだが。


もちろん、お客も調理に参加。

この会社のメンバー、研究室で計量したりする経験の持ち主も多く、昔の腕の見せ合いを競って笑いあっていたぞ。


でっかいガス調理器。初めて間近に見るプロ仕様。





家庭で作るにはちょっと困難そうなものばかりだった。
普段、作ることができないものを体験させてくれるってコンセプトか?


18時集合で、3時間ほど飲み物で歓談した後、21時から料理が始まり、食卓に着いたのはなんと23時。
終了は0時30分を過ぎていた。これって、イタリア風? ドイツ風?
前菜。中央の白い団子状のものはヨーグルトを寒天でコーティングしたもの。私もちょいと手伝った一品。
この後の料理は、なんと、私のカメラの電池切れで撮影不能に~
ああ、ブロガーとして恥ずかしい!



ちなみにホームページはこちら、アンジェロの料理教室(りす訳)
ミュンヘン在住の皆様にお勧めである。

窓拭き皮布、ついに発見!!

2010年08月25日 | ここの品々
ひと月ほど前の記事「窓拭き皮を探せ!」で、窓拭き掃除用の皮布を探したのだが、
反応はいまひとつ悪く、私はすでにあきらめかけていた。

が・・・・
先日、月曜日。
いつも行くスーパーで、何気なく商品を見ていると・・・・
あったぞ。

その名は「本物の窓拭き用セーム革」
値段4.99ユーロなり。(約500円)

これは裏面から。色はこのように薄いクリーム色。

こちらのスーパーマーケットの日本と少々違う点に、常備されている商品と、
季節ごとにしか扱わない商品がある。
日本も多少はそういったところはあるが、ここはある一定の量を売り切ったら、次のセールまで販売しない、という私の日本での発想を超越した販売方法をしている。
売り切れたら、次のセールまでまたないといけない。
日本のように「明日にまた入る予定です」ということはまずない。

すでに窓拭き皮布は掃除用品売り場には常備しない商品になっているので、この機会に買っておかないと、次はおそらく半年後。
ああ、ドイツ。異文化。

さて、こういった偶然の発見が起こると、いつも思うのが
「思考は現実になる」
というよくある教えだ。
ずっとずっと、すでに無意識下でこの布を探していたと思われる私が、ついに探し当てたことに感動している。
こんな調子で「別居」も実現するといいのだが~
ちょっと、ブツがでかいので、なかなか難しいのかなぁ~




電話修理

2010年08月15日 | ここの品々
1年ほど前に私の部屋の電話を新しくしてもらった。
一応、電話機の選択は私にもさせてくれた様子なのだが、結局は義父の勧める最低価格のもの。しかも、展示品だったので割引交渉が成立し、1000円ほどで購入。
義父、凄すぎ。

さて、取り付け工事ももちろん義父がやった。
難点は、電話のコードが短く、それを忘れて話しながら移動しちゃうと、ぶっつりと会話が途絶える。


ここが外れるのだ~
なんだかね、これを見ていると、ここって、途上国・・・・かい?って思ってしまうのだが、まあ、義父の仕事だから、これも有りか・・・


Rってのが「赤い線」Schw・・・てのが「黒い線」と簡単に予想が付くので、それぞれを差し込む。


はい、私の修理完了。
簡単に壊れるのだが、簡単に直せるのがいいところか。
ああ、コードレスの電話機がほしい・・・とか、思うのだけど。
なにせ、パラサイトの身分、何事も我慢我慢。
自室専用の電話番号も最近作ってもらったので、これ以上何も言えず。

いままではウチの代表番号(!?)に友人からかかってくると、かならず、義父母が電話を取っていた。
ウチの電話はそれぞれの部屋に独立していて、その部屋に転送することができない。
取った電話に、ニンゲンが移動しなくてはいけない。ああ、原始的。
義父の書斎などで義父がコンピューター操作中に電話に出て、それが私へのものだと、えら~く面倒だった。
その部屋で長話はできないもの。結局、私の自室からかけなおさなくてはならない。

かけてくる人は自室専用の電話番号にかけられるから、わたしは安心して日本語ででるのだぞ。
「はい、こちら、りすですぅ」


窓拭き皮を探せ!

2010年07月25日 | ここの品々
日本在住のまりんかさんが今年6月のドイツ旅行の前に、私に質問をした。
「1年位前のテレビ放送でドイツでは窓拭き掃除に皮布を使うという内容をやっていた。このたびの旅行で手に入れたい」

義母の窓拭き掃除は以下のような道具を使う。

住宅用ワイパーである。長さ30センチメートルほどで、上のものはゴム部分の下がふわふわの雑巾状態になっている。
これに洗剤溶液を含ませて窓ガラス表面を湿らせ、ゴムベラ部分で水分と一緒に汚れを洗い流す、という方法を使う。

慣れるまで、少々時間を要するが、義母などは実に上手に窓をきれいに仕上げていくものだ。
「さすが、ドイツの主婦~」

義母がドイツの生活のスタンダードと思い込んでいる私にとって、
「皮布で窓拭き」
などという情報は胡散臭く思えたものだ。
でも、まあ、一応彼女に聞いてみると~
「どこにでも売っている」
とのことで、わたしも勇んで周辺の雑貨屋を探し回った。
ちなみに、我が家の皮布はこれ。
確かに存在するものだ。
実家では昔々、実父が自動車のフロントガラスを拭くために車内に常備していた。
なるほど、日本でさえ、皮布でガラス磨きが浸透していたものだ。

ところが!
周辺の雑貨店(dm, Müller)などを探し回ったのだが、見当たらない。
うろうろしているときに店員に話しかけられ、事情を説明すると
「以前は取り扱いがありましたが、現在は販売しておりません」
(ドイツにしては珍しく丁寧な応対でたまげたわたしぃ~)
ドイツ在住ブログ仲間がネット販売で皮布を扱っていることを教えてくれたが、店頭での販売はなくなっている様子。
義母に販売が終了の報告したが、皮布窓拭きには未練が全くない様子だったぞ。

そういうわけで、この地域ではすでに皮布で窓ガラスを服という習慣は廃れていると思ってほしい。

さて、こう結論付けて、まりんかさんにも報告した後に、また別の日本在住の人から連絡があった。
「今年4月のNHK語学番組『テレビでドイツ語』でドイツ生活の紹介があって、その内容の中に鹿革で窓ガラスを拭く、というものがあった」
とのこと。
ふ~む。
まりんかさんはもっと前に皮布窓拭き情報をテレビで得ている。
そんなにしょっちゅう、日本の番組でドイツの皮布窓拭きをやっているということは、まだ、そういう人もドイツにいるわけだ!!

そこで、ここで大募集~
皮布で窓拭き掃除をしているドイツ在住の人、日本在住の人、まあ、その他でもいいや、とにかく皮を使っているご本人、ご近所報告を募集します~


布で窓拭きの習慣が廃れたのは、一般家屋の窓ガラスの大型化が原因だと思う。
建築技術が進み、大型の断熱効果の高い二重ガラスが一軒の家にいくつも使われているのだ。
これを布で丁寧に1枚1枚磨き上げていくのはかなりの大仕事だ。
ワイパーでさっと仕上げるほうが「合理的」である。
うちの窓ガラスも大きく、高さ180センチ幅約90センチのものがいくつもあり、これを小さい布で磨き上げると思うと卒倒するぞぉ~
ワイパー掃除普及でほっとしている私さ!










車、ぶつけた!

2010年07月15日 | ここの品々
義母が運転して前輪の上の部分をぶつけてへこませてしまった。
彼女は20歳のときに運転免許を取得、日本では義母世代女性ドライバーは少ないと思われる。
さすが、自動車産業の国。(あ、わが国も~)
運転歴が長くても、ぶつけるときはぶつけるものだ。


去年購入の新車である。(いつまで新車と言う?)
義両親はショックだった様だ。
私は自分自身の自動車を所有したことがないので、車に傷をつけた時のショックをあまり知らない。

義父は早速、いろいろと問い合わせて、最も経済的な方法を探し当てた。


数日後、このような部品がウチに届いた。
わたしはめったに見ることができない自動車のこのような部品が珍しく、写真撮影した。
車にくっついているとそんなに大きいものに感じないが、このように人と大きさを比較すると驚いてしまう。
こんな大きなものを製造するのだから、自動車産業って凄いものだ。

翌日、この部品を取り付けてもらい、無事にもとのぴかぴかの姿に戻った義両親の車。

実を言うと義父にこの車の運転を練習するように何度も言われてた。
この義母が作った傷の件で、彼は再び私にそのようなことを言わなくなった。

義父母がだぁ~いじにしているこの車、傷などつけようものなら大変さ~
私専用に、ちっちゃい中古車が手に入らないものか、空に向かって念じている。




捻挫

2010年07月04日 | ここの品々
人差し指を捻挫した。
転んだときに地面に手を付いたのだが、人差し指から打ったようだった。
去年の今頃にひどい肩こりを経験し、その後の帰省時に大量の「サロンパス」を持ってきたので、嬉々として張り付けた。
が・・・
義母はお気に召さないらしい。
「空気に皮膚をさらしたほうが治癒が早い」(打撲でそんなことありか?)
とか何とか正確に聞き取れないのだが、・・・・いや、日本の製品を否定されているので腹がたって聞く耳もたないわたし・・・・自分の薬を勧めるのだ。


彼女のお勧めの薬品。
「サロメチール」とか「メンソレータムのラブ」などと同じような塗り薬のようだ。
だがね・・・このおどろおどろしい貝の写真、思わず「いらね」って心の中で叫んでしまったのさ。
また、手と指先なので塗り薬はさまざまな作業をしにくくなる。PCのキーボードが、鍵盤が、つまむ菓子とかも薬剤まみれになってしまうぞ。
一応、消費期限を確認すると、2012年12月。おほ~、よかった、20年前の製品じゃあない~
義母には礼を言い、秘かにサロンパスを使い続けることとしたけど。

さて、この打撲を、夫は理解できないらしい。
「傷がないのになぜ痛い?」などと真剣に聞くので、自分の夫の知らない部分を知ってしまった私。
子供の頃、柔道をやっていたらしいが、打撲や捻挫するほど熱心ではなかったのか、上手で怪我がなかったのか?
サッカーを一緒に視ながら、転んだ選手やぶつかり合った選手を指差し、
「ああすると、血が出なくても痛いよね」と説明すると、やっと納得していたけど。

一応、秘かにサロンパスを使っているのだが、やはり忘れて、そのまま義母の前に出てしまうこともしばしばだ。
そのたびに「取りなさい」との指示を受け、目の前ではがして捨ててやるのだ。
で、また二階の自室に戻って貼り付ける。
2箱持ってきたサロンパス、この調子だとこの打撲が癒えるまでになくなっちゃうな~
医薬品は郵送が不可能なので実家からの応援物資に入れることができないし。
ああ、面倒くさいぞ、同居だと薬さえ自由に使えない

現在、文字入力のときは人差し指の替わりに親指を使用~
早く治癒してほしいものだ~



なんだか、だらけているけど。

2010年05月22日 | ここの品々
カメラの具合が悪くなってから、ブログ更新の意欲がなくなっている。
ああ、このまま消滅してしまおうかぁ~、などと気弱になる。

今まで撮影したものを掲載しようと探すのだが、なかなかいいものがない。

なんとか撮影できる状況で上手くいったものをいくつか紹介。
最近のウチのトイレ。
便座カバーを義母から「不衛生」と反対されているが、しぶとく使っている。
これは実家からの最新のもの~赤い色がお気に入り!

「色を何とかして欲しい」と義母は言うかな?ああ、彼女を満足させるのは大変。

これはブラジル出身のR子さんからいただいたもの。
ブラジル在住のおねえさんが作った作品。お姉さんは自分の作品を販売しているそうな。

このR子さんの両親はお父さんが金髪碧眼の白人で、お母さんが黒人なのだそう。
言われるまで、まったくわからなかったものだ。
某国の大統領が同様な両親を持っているらしいが、肌の色や顔立ちなどの特徴はそれぞれ違って遺伝するようだ。
R子さんのお姉さんはどんな容貌をしているのだろう?
この作品は高さ16センチの小さいものだが、結構存在感があり、わたしはかなり気に入っている。


普通のスーパーで売られていたペーパーナプキン。
寿司=夏、って発想なのかい。って何も考えずに『なんかよさそうな感じの漢字と寿司、ぜぇ~あしょぉ~ん(き・れ・い♡)』とか作ったのかな。
ペーパーナプキンを検索してみると、こ~んなホームページが!
「ヨーロピアンな雰囲気、豪華なロココ調、高級感溢れるペーパーナプキン」ここに紹介されている製品はドイツ製らしい。ああ、どこに売っているのだろう?
この田舎町では販売されていないのだろうな~もしかして、日本輸出向けの製品かもしれない。
勘違いするだろうな、このホームページを見る日本の人たちは。
「ドイツの人たちは毎日こうしたエレガントな品を使っているのねぇ~」

こちらの一般人はスーパーで単色のものか、せいぜい寿司模様のをつかっているのだぞ、おほほぉ~!
うちじゃあ、使い捨ての紙など使わないぞ。
ポケットに突っ込んでいるしわしわのすでに鼻をかんだハンカチで食事中に口を拭ったりするのだ。どうだ、エコいだろう~
さすがに来客にはペーパーナプキンを出すのだが・・・
義父母世代はすごいぞ客に出したナプキンを使わなかったら再利用のためにまた仕舞うのだぞ、見てしまった、本当だ!
もし、見ていないうちにペーパーの見えない側に鼻くそでもくっつけていて、それを使わなかったものと思って再利用したら大変。
次のお客は前のお客の鼻くそを口にする可能性もあるのだ。
怖い~、怖い~、怖い~




なぜかイギリス人からもらったあられ。うれしいけど、怪しさ満載の包装のほうに興味が集中。
まあ、こういうのも在外生活の楽しみかな。


生活物資不満あれこれ

2010年05月12日 | ここの品々
在住日本人S子さんはサランラップ愛用者である。
「サランラップ」はいろいろな国での登録商標らしいが、ここドイツで販売されているのをまだ私は見ていない。
S子さんは日本より持参しているのだ。1年分を持ってくるのだぞ、根性がある。
ここにももちろんラップフィルム類は製造販売されている。が・・・日本の一般的な同等品と比較すると、質に格段の差があるのだ。


写真上はここの一般スーパーで販売されているラップフィルム。
下は、S子さんからもらった、使用済みのサランラップのケース。
なぜ、このようなゴミをもらったのかというと、こちらのラップケースの刃で、切れないので、もしかして、サランラップの刃だったら切れるのではないか、と予想したのだ。
ドイツラップをサランラップのケースに入れ、切ってみる・・・
・・・だめだった・・・
ラップフィルもそのものの質が違うので、刃が問題だったのではない様子だ。
質が違うその最大の難点は「くっつかない」。
とほほ・・・だ。
ラップの最大の特徴がないのである。
だたのビニールシート~ってところかな。
おにぎりを包んでもくっつかないので、セロファンテープでとめるのだぞぉ♡
あはは~、日本の皆様、信じられないでしょ~

今回買ったドイツラップは頑強そうなのこぎり付きのを選んだ。


下は、サランラップのもの。ああ~、単純に写真で見てもこちらのほうが切れそう~

実際、同じ中身を切り比べしたところ、サランラップの勝ち。
このでかい刃のも切れないことはないので、許してやろう、今度からはここの(ALDI)を買うことにしよう~
が、しかし、ラップフィルムはくっつかないので、サランラップにはやっぱ負けさぁ。
サランラップのような日本でトップの商品とここのスーパーの品を比較するのは無理があるのだが、一般的に手に入る、という意味で比較してみた。

多くのドイツ人やドイツ在住者はラップをはさみで切るようだ。
また、水餃子の王さんなどは手で引きちぎっていたものだ。真似してみたが、使うに耐えられない形状に切れるので、断念。中国人には負ける。

耐え難い物資の他のいくつかは、下の写真、輪ゴムと袋の口を止める金具、である。

右はドイツのもの、左は日本からのものだ。
ここの輪ゴムは弱い。いらいらするものだ。日本のものを数箱揃えて、安心しているりす。
金具の使い勝手の良さは義父母も認めている。パンを冷凍保存するとき義母はたくさん使うので、良くわかっている様子。
「日本のは使いやすい」
が、わざわざ送料をかけてまで送っているわたしを義母は責めるのだ。
「お金の無駄です、やめなさい」
でも、この金色のは実家で食パンを買うときについてくるものなので、言わば「ごみ」なんですよ~
ってやりかえす、元気なわたし~、
あはは~、日本のゴミは世界の宝!!