怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツに住みながらドイツ語が下達しているんじゃあないかと思うこの頃

2021年11月30日 | 交友関係

日常的にドイツ語を使うの

義両親とだけ、というのが基本的な私の生活だ。

ときどき話す高齢者との会話なら面白いところもあるだろうが、

毎日となると、厄介なものになっていく。

その一番の理由は「聞き取り練習」しかさせてくれないからだ。

その聞き取り練習内容は、

義母の場合、自分が子供の頃の話ばかりで、

いや、子供の頃の周囲の様子をあれだけ正確に記憶しているのはものすごいとは感心するんだが、

初めの頃は興味深く耳を傾けたけれど、

もう、飽き飽き、という感じになってきている。

同じ話をほとんど繰り返してはいない。

でも、でも・・・・つまらなくなってきているんだ・・・

決まって、昔の貧しくて不自由な生活がテーマで、

まるでそれが自慢のように話すものだからたまったものではない。

こんな調子なので、ドイツに住みながらドイツ語は下達の一方だ。

 

わずかな外部との接触といえば、

携帯電話のアプリで、文字入力してのドイツ語使用だ。

数日前に「プレイステーション」という言葉は

ドイツ語では女性名詞扱いになることを知った。

下の画像は、仲間の一人が書いたものだ。

これを書いたのはドイツ生まれドイツ育ちのドイツ人なので、

ドイツ語が本当に自分の言葉だ。

(昨今はドイツ生まれだが外国人両親で、家庭では親の母語を使う、

という人物も大勢いるので、このように断わりを入れたくなる)

二行目の初めがプレイステーション、のアルファベット表記だが、

その直前の1行目の終わり「eine」という不定冠詞が使われていることで

プレイステーションが女性名詞として使われているのを発見したんだ。

日本人が作った商品名が、こんな風に扱われているのが興味深い。

このゲーム機が女性を彷彿させるからそうなったのではなく、

「ステーション」の部分が①段階、時期②駅、停留所③滞在、逗留などの

意味を持つ女性名詞なので、ドイツ語の複合語のようなこの商品名をドイツ語の文法に合わせ、プレイステーションは女性名詞に自然となったのだろう。

やはり、義両親とだけの接触では、

ドイツ語が下達するのはやむを得ない。

もっと外との接触をしなければ、と感じた

プレイステーション女性名詞発見だった。

 

この人物、プレイステーション5をすでに手に入れているようだ。

家電店を巡っても、宣伝はされているが

実物の商品が全くないドイツだ。

アマゾンなどでは手に入るのだろうか。

まだ、買う気全然ないので(凄まじく高いし)

本気で探していない私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大人が自分の誕生日を祝う

2021年09月10日 | 交友関係

義母によると、

昔は自分の誕生日を祝うことなどなかったそうだ。

少なくとも戦後しばらくしてからの習慣のようで、

ここでは高齢者もせっせと自分の誕生日を祝う。

生活に余裕が出てくると、

そうした習慣が生まれるのだろうか。

いや、アフガニスタン人が「私たちは何でもお祝いしちゃうのよ」

と言っていたので違うだろう。

子供が立った、歩いた、って記念に人を招いて

パーティーにしちゃうのだそうだ。

ドイツとアフガニスタンに共通するのは・・・

日本をはじめとする東アジアと比較すると、

娯楽が少ないってことだろう。

なので、なんでも理由にして集まって宴会にするのだ。

うん、そうに違いない。

「会食で感染」っていう日本の報道を見るたびに

日本では毎日のようにパーティーがあるから、

誕生日をわざわざ他人と祝う必要もないのだろう、と考えてしまう

外国生活の私。


台湾人が日本人に影響されなかった物事の一つ

2021年03月27日 | 交友関係

台湾人と接していると、

過去の日本の占領下で

様々な分野で日本の影響を

受けていることを知ることができる。

だが。

親しくしている近所の台湾人の

炊飯器の中の様子。

普段食べている米飯の

米の種類にあまりこだわりがないこと、

炊き方も適当なことに驚かされる。

彼女の場合、家事にあまり意欲がない

という理由もある。

食べることは好きで、しょっちゅう

母国の食べ物をもらったり買ったりしている。

なので、私の観察では、

台湾ではあまり米飯の質を重視しないと見た。

大陸中国人の飯の炊き方も

ひどく雑なので、米飯に関しては、

中国系の人たちは一般的におおざっぱ、と結論。

 

韓国人は日本人同様、

粘りの強さを米飯に求める傾向がある。

性格の気質は違うが、食べ物の好みに

共通点があるのが興味深い。

 

それにしても、この炊飯器、いったい、

いつの時代のなのか、とびっくりする。

新しいものを好む東洋人(日本人をはじめとする

東アジアの人たちは欧州人と比較するとそんな印象)

なのに、炊飯器はいまだにこうしたものが

普通に台湾では売られているのだろうか。

 

 

 

 


母語じゃあなくても心に響くひと言

2020年12月25日 | 交友関係

近所の台湾人が、

小さな贈り物に添えてくれたカード。

こうしたかわいい柄の

カードはめったにここで見かけないので、

きっと去年の里帰りのときに入手したのだろう。

最後の一行にちょいと感動。

「いつも手伝ってくれてありがとう」

って意味だ。

自転車で行ける距離に住んでいるので、

彼女が手伝いを必要としているとき

すぐに行けるんだ。

家の改築作業などを頻繁に手伝っている私。

それに対しての言葉だろうな。

行くときは何らかの

手土産(主に義母が作りすぎる甘いもの)を

持っていくので喜ばれている。

彼女、菓子作り苦手なんだ。

 

お互い、母語でないドイツ語で

付き合っている。

自分の言葉じゃあなくても、

感謝の表現は心の奥に沁みわたっていく不思議。

 

 

 


尋ねてくるのは義母の妹だけ

2020年11月25日 | 交友関係

義父の週に一度の

体育館での卓球トレーニング、

毎週水曜日の神父との

ウチで卓球練習などは、

このコロナ騒ぎで再び中止となった。

義父を訪問してくる人は皆無となった。

義母の交流関係は

とても狭く、ほとんど妹としか

接触しない。

義母の妹はときどきやってくる。

たいてい長居はしないで、

半時間ほどで帰っていく。

昔はもっともっと

訪問者やパーティをしたらしいが、

年齢を重ねて面倒になってきたそう。

もともと、

訪問客や集まりが好きでない

夫と私だ。

コロナ騒ぎで気を付けないと

本当に孤立してしまう。

義両親に感染させないため、

私は極力他人との接触を避けているしね、

昨日も、

ミュンヘンから人が来て、

アジア人のクリスマス意識について調査したい、

という台湾人からの招待があったが、

もちろん恐ろしいので断った。

そのミュンヘンからくる人物と、

彼女と私の三人で屋内で数時間過ごすって

怖いじゃあないか。

私は生き残るだろうが、

義両親に感染させたら恐ろしい。

 

 

 

 


別居の二家族が、10人までは集まってよろしい、という通達がきた。

2020年10月16日 | 交友関係

感染者数が世界的に増加中。

日本領事館からこのような通達がきた。

バイエルン州では以下のような措置がなされることになったと。

一番下の文章は、

すぐ後に訂正連絡がきて、

それが結構重要だった。

私的空間では最大2世帯で10人まで」

このせいで、

今週末に予定してた近所の台湾人との約束は流れた。

台湾人女性と同じ地元大企業A社に勤務する中国語が流ちょうなドイツ人女性と

三人で日本料理を作る計画だったんだ。

今川焼のカスタードクリームを

私が担当することになっていて、

それが少々憂うつだったので、

まあ、ラッキーだった。

 

某ドイツを代表する航空会社L社に勤務、

給与の87%をもらいながら

自宅待機を続けているM子さんは

暇なのでしょっちゅう家でパーティをしていたが、

これからは彼女ともうひと家族しか呼べないぞ。

 

エチオピアのコーヒーセレモニーは

二人だけじゃあつまらない。

 

さて。

ここまで書いて、

疑問に思った。

ウチは二世帯同居だ。

でも、

このコロナ対策の新たな決まりは、

同居の二世帯を想定していないだろう。

義姉たちは

実家に顔を出すことができないことになる。

日本でこんなことになったら、

きっと騒ぎになるだろう。

「二世帯とは」

って議論になるだろうな。

 

まあ、緩いドイツ、

それぞれの判断で

一族だんらんを楽しむに違いない。

 

 

 

 


実家付近の外国人たち

2016年05月18日 | 交友関係
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家族の通院に付き添って、近所の総合病院の救急患者受け受け前で待っていた。
目の前に大柄な白人男性と小柄で細い日本人女性、彼らの子供と思われる3,4歳くらいの男の子がいた。
大人二人の会話は何語かしら、と耳を傾けていると、どうもフランス語のようだった。子供は日本語を話していた。
どういう状況で彼らが日本にいるのかいろいろと想像してみた。
一般的には男性の勤務地の関係だろう。このフランス人と思われる男性はどんな仕事をしているのかしら。ああ、ウチの夫が日本でまともな仕事があったら、今でもここで暮らしているだろうに、とかなりうらやましく思った。
フランス語を流暢に操る彼女は、大学でフランス語を学び、そういった関係の企業に勤務してこの男性と知り合ったのか?彼女の知的な顔立ちからそんな想像をしてしまう。いかにも、通訳をしています、って印象。

好奇心でいっぱいになり、ちょいと話しかけてみることにした。
日本で、知らない人に話しかけるのはかなり勇気がいる。帰省中にドイツの感覚で他人に話しかけると怪訝な顔をされることが多いのを経験済みだ。店員などはあんなに愛想がいいのに、どうして一般の人々は他人との交流を警戒するのだろう、とさえ思ってしまう。

「失礼ですが、それはフランス語ですか?」と切り出してみた。
正解だった。私はフランス語を知らないが、多民族国家ドイツで生活していると、なんとなく様々な言葉の響きを覚えてしまう。彼女はまったく私を警戒することなく、むしろ私の関心を引いたことをよろこんでいるようすだった。
お互いの簡単な状況を紹介しあった。彼女一家は数カ国で勤務を経験し、今後はここで暮らすのだそう。フランス人のだんなさんも少々日本語を話すようだった。
彼女は腹膜炎を起こしかけた虫垂炎という大変な状況だった。彼女のお父さんもやってきて、入院手続きなどをしていた。
あれからしばらく過ぎたけれど、回復したかな、どうぞお大事に!

閉店近い時間の100円ショップで、西南アジアから来ていると思われる一家がいた。
特別に珍しい光景でもない。実家周辺地域は大小さまざまな企業があり、昔から外国人労働者が多い。
妻と思われる女性が男性とインド語の一種のような言語で話しているけれど、4,5歳と思われる子供とは日本語で話していることに好奇心が沸いた。
近づいたところで「失礼ですが、日本に何年いますか」と切り出してみた。
「13年です」
アクセントの少ない日本語を話す彼女はバングラディッシュ出身だそう。
「この子は日本語しか話せないのですよ」と嘆いていた。
「来月から2ヶ月帰省します。この子が向こうの言葉を話せないと困っちゃうわね」
地元企業で働くこの女性、二ヶ月も休んで大丈夫なの、という心配をしてしまった。日本も外国人労働者の帰省のためにそうした休暇システムができているのかもしれない?
男の子は、私の袖を引っ張り「あれを取って!」と高いところにある商品をせがんだ。
日本社会で生まれ育っているのに、簡単に知り合ったばかりの大人と接触できるこの子の感覚は、環境でなく遺伝子がそうさせているのかしら、と驚いた。

フィリピン人D子さんは46歳。
日本人男性との婚姻関係があったけれど、別れた様子。以前は日本の姓だったのに、何年か前からカタカナ姓になったから。
夕方から開店する飲食業を営んでいる。日本語会話は流暢だけれど、読み書きはまったくだめなのだそう。
飲食業で日本語の読み書きが必要とされる場面は少ないと思うけれど、店を経営するとなると様々な面で文字を扱うことにならないのか?すでに娘さんは会社員だそうだから、彼女がお母さんの足りない能力を手伝っているのか。
読み書きができないで、商売できるのだから、私だってドイツで何かできるはずだ、と思ってしまう。
いやいや、フィリピン人女性のバイタリティを甘く見てはいけない。

ドイツ移住前から地域に住む外国人とは親しく遊んでいたものだ。
自分が外国人として外国に住む経験をすると、日本に住む外国人たちへの見方が変わった。
「頑張ってね」という気持ちが沸いてくるんだ。私が外国生活の苦労を知ったからだろうな。

あなたの心の平安は周辺の人々の平和なんだ、と常々思うこのごろだ。














運転手と言い争う

2016年05月11日 | 交友関係
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去年の夏のできごとだった。

街中からウチに向かうバスは三路線ある。
そのうちの一路線は地元某大企業A社駐車場を始発とし、関連会社が多くある工場地帯をくねくねと走り、帰宅する乗客を集めていく。
外出先の場所によっては、そのバスをしばしば利用している。

その日、サングラスをかけ、胸の谷間がよく見えるブラウスを着た運転手の女性に乗車するなり言われた。
「このバスはA社社員の専用です。社員証を持っていますか?」
何度もこの路線を利用しているが、そんな話を聴いたのは初めてだ。
「いいえ、持っていません」と答えて、私は堂々と席に着いた。

しばらくすると、彼女はまた私に言った。
「社員で無い人が乗るのは違反です。本当なら乗客が誰もいないのだから、私はいまここで仕事が終わっているはずです」
この言い分にはおかしいところだらけだ。確かに、乗客は私一人だけだった。
彼女によると、A社とその関連企業勤務者でない私を乗せているのは余計な仕事をしていて不快らしい。

いつもは黙ってやり過ごす私だが、このときは自己主張をしなければならない、と義務感が沸いた。また、この運転手のドイツ語がここで育ったものでなく、外国語として習得したものであることも対等に言い合える自信を与えた。

「私は頻繁にこの路線を利用しています。このバスは誰でも利用できるものです。嘘だと思ったら、バス会社に訪ねてみてください」と言った。
もちろん、この論理的な(!?)私の発言にすぐに納得するような人物ではないのは明らかだ。
私は同じ内容を何度か、怒鳴った。
運転手も負けずに運転しながら、自分の意見を繰り返していたが「いいわ、今回はあなたを目的地まで連れて行きます」としぶしぶ認めた。

こんな風に、自分の思うことをとことん主張しなければならない外国生活だ。
以前、夫が鉄道駅の職員の態度に腹を立てて怒鳴っていたことを思い出した。
何が起こったか、そのときは知ることができなかったけれど、今回の私の経験のようなものだったのだろうと懐かしく思い出している。

その後、何度か彼女の運転するバスに乗っている。
私を嫌っている様子もないし、私も彼女を疎んでいるわけではない。あの時はお互いの考えをぶつけただけなんだ。

 
日本の公共交通機関の運転手とこんな経験をすることは無いだろう、ときれいなバスの車体を観察しながら思った。




「白」な小包

2016年04月25日 | 交友関係
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実家近所の郵便局からドイツの自宅やその他の外国宛に小包を発送するとき、郵便局の職員の念入りな確認の仕方には驚かされる。
税関告知書に書かれてある荷物の内容物を熱心に目を通し、さらに私に「危険物は入っていませんね」と確認するのだ。
その税関告知書はあて先の国の公用語、または英語で記載しなければならない。私はたいていドイツ語で書いている。局員はそのドイツ語を凝視するんだ。
なかにはドイツ語の知識がある人もいるだろう。でも、私に直接聞いたほうが早いのではないか?そう思う局員もいて「何が書かれていますか」と私に言う人もいる。
ドイツから小包を送るとき、郵便局の職員は、その小包の中身にぜんぜん興味をもたない。それは怠惰な態度ではないんだ。
虚偽の申告をする人だっているんだから、窓口で発送者に時間をかけて尋問したところで効果薄いのを知ってるのかもしれない。
実際、日本から知らずにドイツでの禁止物を送ってしまったとき、ドイツの税関に呼び出され、開封もされていないのに禁止物を指摘されたことがある。

この写真はドイツ自宅に届いたもの。付箋に書かれた「白です」を、ドイツの郵便局や税関はどのように見ているのだろうか。
慎重な日本の態度、すばらしいのかやりすぎなのか、結構悩むところ。いや、私には関係ないのだけれど。少しばかり、窓口での手続きが長引くだけさ!

付箋の糊部分の丈夫さにも感動しなければならない。長旅にずっとくっついていられるのだから!ドイツで販売されている品だったら、途中ではがれているだろうな!

来客歓迎

2016年02月02日 | 交友関係
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ドイツ人の家はどこもきちんと整理整頓ができているイメージがある。
例外など、どこにでもあるのでその例外家庭を見ても、驚くことはなかった。

これは調理中ではない。収納場所ががないのか、しまう気力がないのか。
あまりきちんとしていない家は、来客を厭わない傾向がある。きれいにしている人の中には他人の侵入で汚れることを嫌うのか、ほとんど招かれないことも気付いた。
写真の台所所有者の彼女は衛生観念がテキトーで、彼女の淹れたコーヒーも、そのカップも怪しいんだけれど、なにせ事前の約束なしで突撃訪問を歓迎してくれる。ドイツ人には珍しいとされている。
アジア地域からの移住者は口々に「私の母国では約束無しで訪問していいんです」と言う。
また、ドイツ人にも昔は約束無し訪問が可能だったことを聞いている。インターネットどころか、電話さえなかった時代が人類史上ほとんどだものね。

私などはごちゃごちゃな部屋を見せるのが恥ずかしくて人を招くのが億劫なほうだ。
現在の生活状況では義両親の許可、市街地と離れているので訪問者の行き帰りの配慮などの点で面倒になり、ほとんどわたしを訪れてくれる人がいない。
将来的には、台所を写真のように乱雑を常にすると、千客万来風になってくれるかな、あははは。




ドイツ版ハッシュドポテト

2016年01月11日 | 交友関係
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ハッシュドポテトの欧州版。ここでは「カルトッフェルン プッファー」とか「ライバーダッチ」などと呼ばれている。
普段ウチでは冷凍物を買っておく。うっかり、買い置きを切らしていたことに気付いた義母だった。こんな不覚は珍しい。それで我々三人で、手作りすることになった。
下はじゃがいも八個分のみじん切り。これに卵一個と大さじ3,4杯の小麦粉、またはコーンスターチ、塩小さじ1,2杯程度を入れて混ぜる。食卓で箸を使うことがない私だけれど、料理には使うんだ。

フライパンに油を熱し、じゃがいも生地を薄く敷く。左は私の担当、右は義母の。彼女は不器用ではないのだが料理に関してはなぜか大雑把過ぎることが多い。縫い物は完璧に私より丁寧できれいな仕事をするのに!

義母の焼いたもの↓。

もっと見目美しく作ればいいのに・・・これが大好きな義父には大好評だった。「見た目は悪いけど最高においしかった」ですって。

羊肉のスープ

2015年12月10日 | 交友関係
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結婚して一年ちょっとの中国人X子さんは、もともといろいろな物事を器用にこなすほうなので、初めのうちはハチャメチャなものを作っていたけれど、今回はひどく料理の腕を上げ、私にご馳走してくれた。

何時間も煮込むのだそう。前日から準備されていたこの鍋。羊の肉と野菜が入っている。冬にはとても身体が暖まる料理だとか。
羊と聞いて、ちょいと私はひるんだけれど「このスープは特に女性にいいのよ」と中国人お得意のせりふを掲げられ、それならいいかな、と簡単に考えを変えた私。

スープを盛り付けた上に、別にゆでたほうれん草と麺を入れる。
箸の添え方が日本で生まれ育った日本人には驚異なのだが、ここは彼女の住まいだ。中国式家庭料理マナーを受け入れなければならない。

どんぶりの大きさはかなり小ぶりだった。しかし、食べきるまでかなり努力が必要だった。
羊肉の脂分が早めに腹を満たすのだろう。スープを最後まで飲みきることができなかった。ごめんよーX子さん、決して不味かったわけではないんだ!
肉よりスープがたっぷりしみこんで柔らかくなった大根がとてもおいしかった。
中国人宅でごちそうになると、ほとんど必ずと言ってもいいほど肉料理がある。来客だから肉を料理するのだろうか、普段から肉の消費量が多いのだろうか。次回、誰か中国人に尋ねてみることにしよう。ドイツ人の一人当たりの平均肉消費量が60キロだ。アルゼンチンは100キロとちらりと読んだことがある。決して国の経済力で肉の消費量が違ってくるわけではないと思う。









独身の外国生活

2015年11月24日 | 交友関係
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30歳のR子さんは在独2年くらい。付き合っていた彼を母国ルーマニアに残して単身ドイツにやってきた。
街中で一人暮らしを楽しんでいると私は思っているのだけれど、結構淋しいみたい。
 
「おごるからもうしばらく一緒にいて」と一緒に行ったカフェ。
二杯のココアが出てくるまで30分ほどもかかり、乗ろうと思っていたバスを諦めた。
それを伝えるとR子さんはさらに喜び「ドゥーナーを食べに行きましょう」と誘った。

R子さんはおなかがすいているのかと思った。彼女は全く手を付けずに持ち帰り用に包んでもらっていた。
 
付き合いで食べるためにあらかじめ半分に切っておいてもらった私の分。
この店で働いているシリア人男性はR子さんが語学学校で一緒だったとかで、彼と話が盛り上がっていた。
また、偶然、親しくしている別のシリア人も店にいて、彼と三人でテーブルを囲んだ。
一番嬉しそうにしていたのはR子さん。まだまだ拙いドイツ語で思いっきり話していた。
一時間後のバスに絶対間に合うよう、時計を見ながら彼女の演説を聞いていた私。
母国の彼は捨てちゃったのかしら?こちらで何をしたいのかしら?決してルーマニア人にとってはここで仕事無しで暮らすのは容易ではないと想像できるけれど、R子さんは金持ちのお嬢様?
いろいろ尋ねてみたいけれど、彼女の演説の盛り上がりにさらに油を注ぐことになりかねない。(つまり、バスに乗り遅れる)次回、日中に会うときまで控えておくことにした。

一人暮らしの外国生活の人たち、適当な話し相手を見つけても彼らの帰りたがっている様子を見逃さないでおくれぇ~







能天気な欧州人

2015年11月16日 | 交友関係
ほとんど定期的にドイツ人友人P子さんからチェーンメールが来る。
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既成の可愛い画像で憎めない。「転送しないと幸運がやってきませんよ」とちゃんと警告入りだ。
彼女から初めてチェーンメールを受取ったときは「絶交しようか」とかなり憤ったものだが、その後、頻繁にこうしたものを送りつけられると、完全に慣れてしまって何とも感じなくなってしまうものだ。
さあ、どんどんやって来い、チェーンメール!

さて、ネット上で仲良しのベルギー在住たまさんもチェーンメールを楽しんでいる。

りすさま

久々チェーンメールがきました。幸福編です。
送り主は、超能天気で悪気ゼロなベルギー人中年女性です。
ちょっとおめでたい人でもあります。

グループメールで一斉にきたのですが、
なんというか…おめでたいとしかいいようがない。
同じ転送するにしても、今まで連なっている知らない人たちのメルアドぐらい消して送れよ!と言いたい。
…さて、言うべきか…

こういう日本なら昭和の人てきなボケ、
受け取るグループ全員も、昭和のベルギー人おばちゃんだから、
寛容にスルーしてて、そこがまたベルギー人特有です。
波風立てない。

こういう悪気ないけど不注意極まりない人に、メルアド知られているのも嫌すぎる。
幸福編チェーンメール、このおかたからは2回目。
わかってないなあ、まったく。
悪気ないって…頭悪いですよねー。


そう、私の友人P子さんも全然悪気が無い。知能は普通か、それ以上で医学的には頭悪くない。
私たち日本人が、こうした物事に繊細すぎるのが悪いんだ、って思う謙虚さ。え?たまさん、同意してくれるかな?

うらやましすぎるベルギー銀杏拾いの収穫物。
たまさん、送ってぇ~



引き寄せたもの報告

2015年10月15日 | 交友関係
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引き寄せの法則を常に意識しているので、いろいろな物事が実現している・・・と断言したいところなのだが、ではどうしていまだに義両親たちと同居しているんだ、と突っ込まれるのは確実だ。
まだまだその法則を使うのがへたくそな私にも、小さい物資や物事を引き寄せてしまうことはたびたびある。
ここではまだ食べたことのなかったバウムクーヘンを昨日、訪問先で食べた。在独日本人にはそんなにおいしいものではない、とも聞いていた。その、不味さを経験してみたいものだ、と5,6年思っていた。この時期になるとスーパーで扱うこともあるのだが、自分でお金を払って食べようとは思っていなかった。
 
期待していたとおりの味だった。もう、今後の人生、ドイツの普通のレベルのバウムクーヘンを食べたいと思うことはないだろう!

また、別の訪問先のではこのDVDを借りた。

これも長年・・・いや、日本で話題になっていた頃から観たいと思っていた作品だ。だが、日本の高いDVDを買ってまで見たいとも思っていなかったし、ではここの10ユーロ程度の品でいいか、というわけにも行かなかった。
図書館で借りるのが一番だろうと、数ヶ月、図書館のDVD棚を覗いていた。いつも借りっぱなしなのかもともとそこには存在しないのか、見つけることは出来なかった。
ま、観なくてもいいや~、って諦めて数ヶ月したら、手に入ってしまった。
DVDを所有するのはなかなか面倒なんだ。次第に増えてきて、嬉しい気持ちもあるが、どのように整理するのか悩むところでもある。
そういうわけで、借りることができて、本当にラッキー。
人気があるということで、それ相応に面白かった。例の「レリゴーレリゴー」の歌のドイツ語版、多少ごつごつした印象だけれど、旋律の美しさと歌唱力で英語(日本語版も)同様とてもよかった。