怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

水は大事

2014年12月13日 | ここの生活
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最初に、閲覧注意、とでも書いておいたほうがいいかな、うほほ。

解説するまでもなく、このピンクのたらいに入っている水は洗濯機から排水されたもの。
汗や糞尿混じりの凄まじい汚れだろうな。

この汚水をどうするかというと、色・素材分けされたされた衣類が入ったバケツの中に流し込むんだ。
こうやって、衣類の汚れを浮かせてそれから洗濯機に入れるって方法。
確か、学校の家庭科の時間でもそういうやり方を習ったような気がする。ただし、汚水を使うとは習っていない。
洗濯によって汚れた水は、衣類を再汚染(逆汚染?)するという記憶がある。だから、予洗いとしてのつけ込み洗いはきれいな水を使ったほうがいいと思う・・・
なんて日本の論理は義母に通じないだろう。言ってみる気もしない。きっと反撃されるのは間違いない。また、こうして水を何度も使うのは義母なりの節約方法で、精神衛生のためにもいいのだろう。衣類の衛生状態はその次にしておこう。実際、問題なくきちんと仕上がっていることが多いのだけれど、きれいな色物がくすんでいたりすると、汚水漬けのせいかなぁー、とちょっと義母を恨んでみたくもなる。

難関突破ならず

2014年11月27日 | ここの生活
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訪問先で狂喜させてくれるものを見つけた。ミニ洗濯機。
 
排水ホースと排水溝の関係で洗濯機の正面を壁側に向けて設置している。それでも使用には一向に差し障り無い様子。
 
転居してきたばかりで、この洗濯機に適当な台が見つからずに発泡スチロールの上に置いている。
いかに小さいかわかるだろう。二層式ってところも私の気に入ったところだ。ブラジャーなど、手洗いしたいものは脱水機だけ使いたいものね。
記録のために詳細な撮影。
これがあったら、好きなときに洗濯できるもんね。小さいから浴室に置いておくことができるぞ!ハーゼも喜ぶに違いない、などと心は小躍りしていた。

アマゾンで買ったというので検索した。キャンプ用品らしい。価格はいつも変動しているようで、私が見たときは85ユーロ(約一万円)。ああっ、欲しい欲しい!


購入の際の第一の難関は簡単に突破することができるだろうと思った。第一難関は夫、第二は義母だ。
第二難関が突破できなくても、こっそり買ってしまえばいい、ともくろんでいた。夫が買うものは義両親たちも諦めるだろうって。
と・こ・ろ・が・・・
第一難関の夫はあっけなく言った。「洗濯機はあります、要りません
彼の一度言ったことを覆すのは不可能である。この一言で私はすぐに撃沈
私が秘密で買っても、隠しておく場所に苦労するだろう。すでに寝室は秘密購入物資でいっぱいだ。
使うときにもかなりの作動音があるので、義両親と夫が揃って外出しているときではないと無理だ。それって、めったにないことだし。
まったく、夫は何を考えているのだろう。85ユーロが惜しいのか、こんなちゃちな洗濯機は洗濯したと認められないのか・・・ううう・・・・






気合で使うトイレ

2014年11月05日 | ここの生活
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外出時のトイレは日本のように簡単に見つけることができない。ここの生活も長くなってきたので、街中に出たときにどこにどういったレベルのトイレがあるかは頭にはいっている。

これはあまり使いたくないトイレの一つ。撮影するとなぜか美しくなってしまうのが口惜しい。
実物にいつも「うっ」と思う。便座があるのがまだいいほうらしい。フランス在住者のブログなどを読むと、便座などないことがほとんどだ、とあるのでドイツのトイレに少々感謝しちゃったりね。
もちろん、あろうがなかろうが、べったり腰掛けないように注意している。

作った人々は、最新の機能の設備だと思っているのだろうな。

右から「せっけん」「水」「温風」のボタンだ。
一度触れただけで作動した例がないっ。触った(押した)とたんに動いてくれる日本の機械類と違ってここは数秒の待ち時間が必要なことはわかっているのだが、それでもせっかちな生活にどっぷり浸っていた日本人遺伝子の私は待つことができない。

激しく何度も押しているうちにせっけんや水が出てくる。
ちょろちょろっ、と。ううー。足りない!
もう一度押す・・・ちょろちょろちょろ~。
あ、もういいや!って、まだせっけんでぬるぬるの手を自分のハンカチで拭いちゃうのさー。


アメリカ映画を見ていた夫が叫んだ。
「日本のトイレみたいだ!」
洋式トイレの水を流したシーンで、特にこちらと目立った違いはないように思えたわたし。
どこが日本みたいなのかと尋ねたら、
「水がたくさん流れているんだ!」
と・・・
ああ、ここじゃあ苦労しているさぁ~、一度流しただけではペーパーが流れないことしばしばさ。
「二度やってだめなときは見なかったことにする」と、在独日本人からのアドバイスをもらった。






テーブルマナー

2014年07月13日 | ここの生活
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友人たちとレストランで食事をした。イタリア料理店。

私の目の前に座った二人は同じものを注文した。スープ皿のような食器にナイフフォーク。食べつらそうだな、と思っていたら、給仕人がスプーンを持ってきた。
平たい皿に盛られたスパゲティだったら、私はナイフとフォークで上手く食べる自信がある。
スプーンとフォークはあまりやったことが無い。そんなことを考えながら二人の様子を観察していた。
右側のブラジル人、推定年齢30歳、ドイツ人男に嫁ぎに来て2年の彼女は鮮やかな手つきで上手にスプーンとフォークで平らげていた。話も上手で、普段はおとなしい私を上手く調子に乗せて会話に加わらせていた。
さすが、ブラジル人。
さて、左側の中国人29歳、ドイツに住んで三年目。
中国人や中国文化を背景にする国々の人たちと食事をするとぎょっとするのがその食べる姿だ。
彼らの家庭での食べ方は、私はそれを尊重している。必ず飯茶碗を持って食べなければならない日本の食卓だが、彼らはそんな細かいことはどうでもいいので、慣れるとかなりラクでもある。
しかし、ここ、欧州で欧州料理を食べるときは、かなり目立ってしまう。
彼女、おそらく、中国の伝統料理や家庭料理を食べて育ったのだろう。ナイフやフォークが出る食卓はここに来てからなのかもしれない。
ずっと、犬食いだった。フォークにスパゲティを巻きつけることも上手くいかず、苦労していた様子。
「箸だったら、得意よ!」と弁解していたけれど。
コーヒーをスプーンですくって飲んで、飲み終わったときにスプーンはカップの中に入れたままだった。
私を慕って何かと連絡をくれる可愛い人なので、西洋食卓マナーを伝授してやりたいと思っているのだが、彼女も今年中にここにいる彼と結婚、長期でドイツ在住予定なので、そのうち自然と周囲を観察しながら基本的なものを学んでしまうかもしれない。余計なことをして仲を悪くするのももったいないしね。



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私もスパゲティを箸で食べるのが好きだ。日本の生活ではそうしていたものだぞ、うほほ。
夫はなぜか、私が作る焼きそばを箸で食べたがる。材料の麺はスパゲティなので、ナイフ・フォークでも一向に構わないのだけれどね。家庭の中で異文化に敬意を払っている、と前向きに捕らえることにしている。
(こぼすなよっ、心の中でと叫びながら)

イスラム教徒と一緒に食事をしたい

2014年05月01日 | ここの生活
トルコ人経営のスーパーのレジ付近に置かれてあったチラシ。

真ん中の赤い文字は「コーラン」だろう。その他はよくわからないが、写真から子供のためのイスラーム教室の案内と想像できる。
去年の断食月のお祈り時間カレンダー。
これもスーパーに置かれてあって自由に持っていくことができる。

最近参加している集まりはトルコ人女性が多くいる。
だめでもともと、と思いながら私はおにぎりを用意してきた。
海苔はもちろん、一切の具を入れない塩むすびだ。
一般にイスラム教徒たちは異教徒の料理するものを非常に警戒する。
彼らの宗教上で禁じられている様々な食材を口にしてしまうことを恐れているからだ。
米と水、塩だけのこの料理だったら、少しは口にしてくれるかも、という小さい期待を抱いた。
4人いたイスラム教徒のうち、2人が半分づつ試してくれた。まあまあ、かな。
過去に豚肉やアルコールを料理した鍋釜を使ったものさえ受け付けない人もいる。すでに豚肉とアルコールに盛大に接触している私の手さえ、彼らには禁忌かもしれない。
これはあなた方の宗教に配慮して作りました、と頑張って説明したところで、調理具や手のことにまで言われてしまったらもうどうしようもない。

近所のスーパーに東南アジア出身と思われる頭巾姿の女性がいた。も、もしかしてマレーシア人!?と、期待した私。数分のためらいの後に話しかけてみた。
インドネシア人だった。オベアガールでこちらに来て三ヶ月。すでにきれいなドイツ語を話していた。
近くに住んでいるのでこれから連絡を取り合おうか、と一瞬考えたけれど止めておいた。
彼女はイスラム教徒だ。一緒にお茶するのさえ気を使ってしまう。何も口にしないで一緒に過ごすのは少々難しい。

滞在先の一番下の子供の面倒を見ながら自分の物を買うために外出した様子。のんびりと歩くその姿に暖かい地域の様子を思い出してしまった。

食べるものの違いで仲良くなりにくいってのはウチにも相当するかも?
少しは日本の文化背景に配慮してくれよ、とも思うのだがそういう発想をするドイツ人は少ないだろうな。

日本に来る外国人たちは盛大に気を遣ってもらえるだろうな。そうそう、マレーシアから大勢観光客が来るようになったのでハラール食が食べられるレストランが増えたとも読んでいるし。






手洗いは衣類が長持ちする

2014年04月27日 | ここの生活
近所の中国人が「実家の両親はいつも衣類の洗濯は手洗いだ」と言った。
中国は洗濯機が一般に普及していないのか、と尋ねようか一瞬迷った。すぐに彼女が続けた。
「私はとても付いていけないので実家に帰っても洗濯機を使ってしまうけれどね」なーんだ、ほっとした。
彼女の両親が手洗いにこだわるのは衣類が長持ちするからなのだそう。

私もこちらの生活で手洗いすることが多くなり、衣類が長持ちすることを実感している。
なんてったって、義母は私に洗濯機を使わせてくれないからねぇ。

こちらに来た頃、ブラジャーを洗ってもらうのに「このネットに入れたまま洗ってください」と頼んだ。
ブラジャー専用の小さい洗濯ネットだ。義母はちゃんと(!?)ネットから出して洗濯機に突っ込んだ。
肩紐がくるくるになって出てきた。その日以来、ブラジャーは自分で手洗いしている。
ストッキング・タイツ・レギンスの類も手洗いだと何年もきれいな状態で使えることができるのを発見。
日本の生活ではずいぶん捨てたものだ。
 
義両親たちが二人で揃って数時間家を空けるときは、脱水機を使うことができる機会だ。
この日はジーンズ、Tシャツなどをさっと手洗いした。肌着、タイツ類は脱水機がなくても何とかなるが、大きい衣類になると、さすがに脱水を手作業でするのは辛い。脱水機も衣類を傷めるのを実感してはいるけれど!

出てくる真っ黒い洗濯液に「ああ、こんなに汚れるまで充分着たなぁ」と感心。
スラックス、ズボン類をここで買うのは難しい私。サイズがないのだ。
日本から持ってきたものやこちらでやっと見つけたものなどは極力大事に使っている。
洗濯機を自由に使える身分になっても手洗いを止められないかもしれない。

義母に脱水機まで使うことを禁止されているわけではない。
彼女がいるときに堂々と使ってもいいはずなのだが、きっと、やってきて「これはまだ洗わなくてもいい」などと細かく言い出すにことを予想できる。
それで、いないときを狙うわけさ。

低湿度、洗濯快適、お肌に危機

2014年03月13日 | ここの生活
前回の洗濯日からまだ三週間を過ぎないのに義母は洗濯をすることにした。あまりにも天気がいい日々が続いているせいだと思う。

今年初めての外干しだ。冬の間は地下室でじわじわと二日ほど時間をかけて乾かすのだぞ。来た当初は気持ちが悪かったものだ。乾燥機もあるのだが、エコい(せこい、のほうが正確)義母はめったにそれを使わない。
一週間ほど前に作られた薪。少し乾燥させてさらに小さく切る予定。
乾燥した晴天が続いているのでよく乾くだろう。

ふと思いついて、室内用の温室時計を外に持ち出して測ってみた。左は日陰、右は日の当たるところ。日陰の気温は20度、湿度約28パーセント。日なたは26度、22パーセント!(こういう使い方は違うのだけれど、お遊びお遊び~)
湿度の低さには驚かされる。肌の手入れは念入りにしなくては。
乾燥した冷たい風が吹いていた。洗濯物は2~4時間ほどで乾ききった。夏場はもっと速く乾く。取り込んで、アイロンかけてたたんでそれぞれの衣類収納場所に収めた。

仕事のあとは義母のケーキだ。スポンジの間にクリームを挟んだものは私にも比較的食べやすい。大きなふた切れを食べたらおなか一杯になった。

日がかげり始めた頃、鷺がやってきた。図体はでかいくせに用心深い鳥で、カーテンの陰からこっそり撮影している私をすばやく見つけて飛んでいってしまった。池の金魚を食べにきたのでしょう?増えすぎて困っているのだからもっと堂々と食べておくれ~

何気ない一日。義母の命令で洗濯物を干したり取り込んだりたたんだり、クリームを泡立てたりコーヒーを用意したり、義父の「サギが来ているぞ!」の号令にカメラを持って右往左往したり、こういった日常が板についてきた私。ついでに書かせてもらおう。夫といっしょにやった某仕事、夫の注意事項をつい忘れてしまい自分の判断で進めたら「何でそうしてしまったんだ」と叱られた・・・家族のためにリスのように家の中をくるくるすばやく動いて活躍中の私。



男尊のかけら

2014年01月06日 | ここの生活
街中で見つけた美容室の看板。



水曜日は「男性の日」で、料金が10ユーロですって。
では、「女性の日」はいつだろう、と思って店頭の張り紙などに目を凝らしたが、それらしい記述は無かった。
え。男だけ?
詳細はわからないが、こんなサービスもあって良いだろう。
なんてったって、職場の女性進出をはじめ女の勢力は拡大するのみ。
「家事、子守をしない男なんて最低」と息巻いていた友人。確かに彼女の旦那さんは家事万能、8歳の息子の勉強を見てやったり遊んだり姿をよく見せてくれる。
妻を放ってずっと仕事している私の夫なども最低なのだそうだ。子守をしないE子さんの旦那さんもダメなんだって。
今の世の中を生きる男性は大変だ。仕事で疲れきって帰ってきても、女性によっては家庭内のこまごまとしたことをしない男性を厳しく非難する傾向にあるし。
もちろん、私も現金をガンガン稼ぐ女性をかっこいいと思うし、夫が食器を洗ってくれることに感謝している(彼は夜中に食べるので私は眠くてついていけない)。
この看板にふと男性たちの悲哀を感じたのは絶対違うと思うのだが、私にそう思わせるいろいろな人物のいろいろな出来事があったものでね。
世の中、男と女~、みんな上手くやっていってくれ~




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中国人友人によると、日本の夫婦別姓が認められないのは男女差別なのだそう。
あれ?中国の別姓の習慣は妻が男性の家族には婚姻関係があっても入れてもらえない、という意味があると聞いたことがあるけれど(子供は父親の姓を持つ、つまり子供は夫だけのもの?)・・・と言いたかったけれど、議論には負ける私。「日本は妻か夫のどちらかの姓に合わせることが決められていて、夫の姓を選ぶのがいまだに好まれているだけ」と言ったら納得していた。


新年の諦観

2014年01月01日 | ここの生活
新年明けましておめでとうございます
2014年1月1日午前11時ごろの街中。

まあ、日曜日の朝もこんな雰囲気だけれど。
  
いつもは気兼ねするショウウインドウの撮影もこのときは気分良くできた。靴、欲しいなぁ~
街の中心で行われる新年の祝砲を記事にするために来たのだが、耳栓を忘れたので肝心の発砲するシーンを撮れなかった。かなりの大音量なので耳を守るために両手を使わざるを得なかった、とほほ。



多くの人々が撮影していたのでYouTubeに動画があるか検索した。残念なことに見つからなかった。

では今日は代わりに今年の私の抱負。
どうも、別居は無理そうだ。もう、諦めることにした。諦める、と書くとなんだか消極的な印象だ。
諦観だな。もう、同居は運命と思い賢く受け入れる、と。
一年365日マイナス帰省期間30日イコール約335日ほぼ24時間在宅勤務、と思ってこれからの人生を過ごすことにする。24時間勤務と言っても睡眠時間8時間は今のところほぼ確実に確保できる。
ドイツ語講座に通ったり知人友人と会ったり、今日のように祝砲を見に行ったりするのを義両親が妨げたりすることもないので(良くは思われていないのは確実なのだけど)そうした休憩も適度にある。
勤務と思えば義母の「うっ?」と感じる料理を手伝ったり食べたりすることも、昨日大晦日の内容のような義父の妙な発言も、適当に交わしていくことができるかも?勤務中に勝手に洗濯機使用厳禁は当然さ。古い掃除機を買い換えたいけれど備品を勝手に交換ご法度は普通でしょ。
一緒にテレビやビデオを観たりするのもお仕事だっ。ほとんどわからないものを必死に凝視して眠らないようにするのは高校の数学授業以来かっ?
ただし、この勤務は現金収入に繋がらない。家賃、光熱費、上下水道代、食費の一部を現物支給で受取るのさ。
家族経営の会社などうようよあるし、そういうところに嫁いでしまった、と思えば仲間はたくさんいるぞぉ。
さあ、今年からはこの人生は仕事まみれ、ああー、楽しいかも~うほほほほほ あれ?矢印下向き、ダメじゃあないか私、頑張れりすぅ~


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この仕事は辞めるわけにはいかないのが難点。
極自然に考えればいつかは退職できる可能性はあるのだが、肉体的にも精神的にも少々過酷なので私の方がお先にあの世に行ってしまう落とし穴もあることに充分気をつけてやっていきたい。





苦行の日々にも発見

2013年12月27日 | ここの生活
25日に義姉と子どもたちが来た。例年通り普段より更に重たい昼食を終えた後、クリスマスツリーの周りに置かれているプレゼントを開ける儀式が執行されたぞ。夢中になっている子どもたちと義姉。

はっと気づいた私。三人ともなんと、正座をしているではないか?しかもかなりきちんと。
夏にドイツ語コースの仲間たちとモスクを見学に行ったときも、トルコ人、ロシア人たちが正座を何気にしていることにびっくりした私だ。
正座はヒトが直接床に座る方法として自然なものなのかもしれない。

翌日26日は友人の提案で、彼女の家に泊まりに来る親族に寿司をご馳走することになった。

すでに2,3日間をドイツ料理で腹を膨らませていた彼らだ。寿司を食べさせたのは絶妙なタイミングだった。
「りすさん、レストランをやるか、寿司講習で儲けなさい!」と絶賛の嵐~
どの家庭もクリスマスは食って食ってプレゼントを交換し、食事と食事の合間はおしゃべりで過ごすのが普通なんだなぁ。
こちらに来てから初めて他人の家庭のクリスマスを観察させてもらって、納得した私。

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我家では「クリスマス2日目」祝日の26日に前日までの残り物を食べることとなっている。これがまた苦行の最も苦しいところで、今年は外出することができて本当にラッキーだった。
義母は私がいなくて不満だったかもしれないけれどね、うほほほほ~



待降節らしい記事

2013年12月11日 | ここの生活
ブログ仲間のポン子さんから「嫌がらせプレゼント」が届いた。

私が住んでいる周辺で売られているシュトーレン、レシピの写真のシュトーレンとかなり見た目が違う。頑丈そうだ。
恐る恐る食べてみて、更にびっくり、白く見える砂糖の層、じゃりじゃりだった。粉砂糖を使うのではないのかい?
日頃凄まじい食生活をしている私から見れば、たまに訪問する彼女のポンポコ村の食べ物はたまのお楽しみにさえなるのでは、と思っていたが、そうじゃあない様子をはっきり想像できた。
ごめんよ~、誤解していたぞ、ポン子さん

シュトーレンを初めとする数々のお菓子を焼く待降節真っ最中。ウチはまだシュトーレンを焼いていないが、ポン子さんからの品が届いたこの日はクッキーとレープクーヘンを焼いた。
 

 

 

 



朝九時作業開始、30分の食事休憩の後すぐにまた作業に入り、一分の休息も無く(義母は途中一度トイレ、私は14時頃に半時間ほど気を失った)18時までクッキー焼きが続いた。
毎年のことだが義母はこの作業中にだんだんと憑かれたようになっていくのも怖ろしい。私が何か話しかけても聴こえなくなる。クリスマスという年末行事に酔い狂う欧州人。
詰められた入れ物の数がいつもよりまだ少ないのでもう一日クッキー焼きの日があることは確実だ。
シュトーレンは24日直前に焼く。
様々なパーティや行事への出席、クリスマスマーケットに一緒に行こう、などの招きも多い12月だ。
体力の限界に挑む待降節。

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クリスマス当日の食事も憂鬱だ。大量に作ったクッキーを指差して「食え食え」と義母に言われるのも憂鬱だ。
ああ、姪や甥へのプレゼントは何にしよう・・・面倒くさい待降節。





パジャマ選びも難しい

2013年12月06日 | ここの生活
こちらで購入したパジャマ。XSという極小サイズを見つけたのだ。
これまでは日本から持ってきたものを愛用していた。パジャマくらい子供用を使ってもいいじゃあないか、とも思ったものだが、プリントされている柄などが子供っぽいといい気分で眠れない~
  
案の定、ズボンのウエストゴムは縫いこまれているタイプで「ゴム替え口」などは存在しない。
ゴムがビロビロになったら処分するしかないのさ~、こちらのパジャマ。

これは1年ほど使った日本で買った品。
  
高齢女性向のデザインと承知で買ったのだが、着用しているうちにやはり気分がよくないことを発見した。
数回洗濯をしたら丈が短くなってしまったのだ。色が白っぽい衣類は高温で洗濯するドイツ、そういう洗濯を想定しない日本国内市場向けの衣類はたちまち縮んでしまうのだろう。袖など、ひじの下までの長さになってしまい、どうにもこうにも見た目が悪いのと袖口のゴム部分が腕に食い込んで安眠を妨げる。ちなみに値段は私には少々高いと感じた4000円。
ただ、ウエストゴム替え口があるのは嬉しく思った。さすが、日本向け、ってね。一度もゴムを変えることなく処分することになってしまったけれど。


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眠るときの服などどうでもいいじゃないか、とも思うのだが、義母がきちんとしたパジャマを使っているのを観察していると対抗したくもなるのよ。
実家には色の濃いネルのパジャマを注文することにしようっと。青をこちらで買ったから、濃い赤がいいかな。
ウエストゴムを交換できる日本の品が欲しいのさ~

農家は日曜日も働く

2013年10月25日 | ここの生活
10月13日、日曜日。
朝からエンジン音とピーピーという電子音がうるさいので窓の外を見た。
じゃがいもの収穫だ。ここに住んでから目の前の畑にじゃがいもが植えられたのは初めてだ。収穫の様子を見るのも初めて。

日曜日などは静かにしなくてはいけないのだろうけれど、農家は例外的に騒音が出る仕事をしていいのだろうな。

つくづく思った。農家の嫁じゃあなくて良かった~

ちょっと間違えて数軒先の農家の息子が日本にちょっと住んでみて私と知り合っっていたりしたら、今頃私はこの作業をしていたに違いない。きゃー。
いや、息子が日本に住まなくてもちょっとネットでやり取りして結婚しちゃったり、旅先の電車の中で出会って結婚しちゃったり、国際結婚のきっかけ例は様々聞かされている。

この作業、朝8時頃から夕方4時ごろまで続いた。お疲れ様・・・・
スーパーの広告より。
7.5キロ入りのじゃがいもが2.99ユーロ(約400円)。この日の収穫で彼らはいったいいくら稼ぐことができるのか、心配だ。


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夫と知り合った翌年にここに遊びに来たのだが、私はてっきり義両親たちの庭仕事を見て「彼の実家は農家」と勘違いした。どうせ、ドイツには住まないだろうからどうでもいいや、と思ったものだ。
うわー。勘違いで良かった・・・っていうか、同居は24時間年間330日くらいの神経戦。農家だったら年に数回の収穫作業の付き合いでOKかも?(あ、比較対象が無理ありすぎ・・・)




ドイツの嫌なところ

2013年09月30日 | ここの生活

ドイツの嫌なところの一つ。所構わずタバコを吸うこと。私は喫煙には寛容なほうだが(たとえば映画やテレビドラマの喫煙シーンを批判するなど絶対にしない)バス停で隣に人がいるのに構わず吸うのは絶対に違う。
私は静かにその場を立ち去って具合が悪くなるのを避けるのだ。

隣に座っていた男性も吸っていた。二人で会話しながらスパスパ~。吸う人には楽しいひと時なのだろうな。

更に悪いのはその吸殻を地面に捨てること。ドイツに初めて来たときは、吸殻だらけの道に驚いたものだ。
もちろん、日本にもそういうところがあるだろうし(日本の場合は空き缶のような気がする)、日本やドイツ以外の国は更に凄いだろう。
実際、南米生活で最後まで慣れなかったのはバスの窓から乗客が空き缶を投げ捨てるシーンだった。
日本もドイツもそれはやらないから、上出来と評価してやろうか、うほほほ~


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東京を一緒に旅行したドイツ人エリさんが驚いていたのはカフェの従業員が店の前の歩道をほうきで掃いていたことだった。日本人には当たり前の光景がドイツ人には普通じゃあない物事の一つ。日本の真似しろよ!ドイツ!

買いすぎ注意

2013年09月04日 | ここの生活
週末にその翌週の特売品の広告が入る。月曜日の朝にスーパーに行ったのは初めてだ。

その安さと品質で人気のスーパー。朝8時過ぎなのに人でごった返していた。
こんなにスーパーに人がいるなんてめったに経験しないぞ。

無事に欲しかった品を手にして店を出る人々。私も。

欲しかったのはこれ、時計バンド。こちらに来た頃は日本から持ってきた100円ショップのものを愛用していたが、ふとしたきっかけでこちらのこの品が結構上質で長持ちすることを発見し、売り出されると買いに行く。
売り出し品はたくさん買ってはいけない、と二点に押さえたわたし。

さて、一週間ほど前だっただろう、他のスーパーで経験したこと。
ドイツに旅行に来た台湾人が、ある店のあるハンドクリームをできるだけたくさん買って帰りたいということで、私がそれに協力することになった。
二人で店に行き、目当てのハンドクリーム10点と他のこまごまとした品も数十点レジに持っていった。
レジのお姉さんはハンドクリームについて尋ねた。「売り場に残っていますか?」
私が「もうありません」と答えると「こんなに買い込んでは困る」というようなことを言い始めた。
私たちに「在庫があるかどうか確認してきます」と言い、品々の値段のスキャンを途中にしてレジを離れた。
私たちはわけわからないこの応対におろおろしていた。
戻ってきたお姉さんは「在庫も無いので4個だけ買っていいです」と言い放ち、私たちは4個だけ「買わせていただいた」。
驚きで何もいえなかった私たちは店を出た後、叫ぶように言い放った。
「売るのを制限するなんて、私たちの国では起こらない!」
もちろん、上の写真の特売品のようなものの纏め買いはとがめられて当然だろう。このハンドクリームは値引きされているわけでもない通常価格だったぞ。
「また明日買いに来るわ」と台湾人。嫌な気分で彼女の宿泊先に一緒に戻った。
さて、レシートと買い物を照らし合わせて私たちはその嫌な気分を一掃させてしまった。
レジのお姉さんはハンドクリームの在庫に夢中で、途中にして残っていた品々をほとんど忘れて清算してしまったのだ!

ドイツの商習慣は東洋のそれとかなり違うものなのだろうか。時々びっくりさせられる体験をする。
この場合のように売り場に品がなくなることを恐れ、客に纏め買いを控えさせるというのは普通に起こるのだろうか?
その品がいつも大人気で品薄、って訳でもなさそうなのに。
数ヶ月前は500グラムパックの米をまとめ買いしたところをとがめられた経験をしている私だ。米が主食でないここで、私が買い占めたところで他の客が困るのか、と疑問に思ったものだ。

客のある品のまとめ買いに気を取られて他の商品の代金を徴収するのを忘れるのも、店にとっては大きな損害になるはずなのにねぇ。
お客様は神様の精神を身につけろ、とは全然思わないけれど「お客は面倒な敵」にはしないで欲しいと願っている私。


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ドイツ人男性にこの売る制限について説明を聞いたがよく理解できなかった。どなたかご存知の人、いらっしゃいませんか?