怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

意外となかなか言われないことなのではなかろうか

2021年02月07日 | 家族

ずっと前から気づいていたけれど、

人や書籍、ネット上ではほとんど見かけなかった言葉。

本当に難しい。

家族が介護するより、

介護業者に頼んだほうがうまくいくのも

この理由からだろうな。

家の外に出ると、途端に愛想のよくなる夫を

みていると、私はどうでもいい存在かい、

とか思ってしまう。

わたしも義両親に「思いやりを持って優しく微笑み忘れず」って・・・

うわー、本当に難しい。

コロナ籠りで、毎秒試されている。

この一瞬はできて、次の数秒ではムカッとするだろうな。

過ぎていく毎秒が人生修行。

 

 

 


雪が降ると張り切る義父

2021年01月03日 | 家族

雪が降った。

そんなに積もっていないが、

凍ってしまって

滑るのを恐れてせっせと雪かきをする義父。

家の内外の修理、電気・機械関係の故障、

力仕事などを担当する義父。

夫はまったく家事をしない。

ウチじゃあ、男女の仕事分担が

かなりはっきりしている。

若い世代は、こんなではやっていけない昨今だろう。

女子も家屋の修理、男子も料理・選択。

がんばってほしい。

 

 

 


義両親の朝食対抗

2016年04月22日 | 家族

義両親たちの朝食は豪華だ。
野菜に果物を皿いっぱいに載せて、これが一人前。飲み物は二種類付く。
皿の脇に見える錠剤はサプリメントかしら?ドイツ人はサプリメント好きという文章を読んだことがあるからね。
私はこれについていけないので、別に食べている。いつも質素だ。コーヒーにパン一個。クリームチーズとジャムを塗っている。

さて、せっかく実家にいるのに某事情であまり地元産の食材を口にすることがない。
夫が大量に送ってきているものねぇ、消費しないともったいない。

ドイツから直送のライ麦黒パンにはクリームチーズが合うぞ。近所の普通のスーパーで手に入るフランス産チーズと、納豆を組み合わせてみようと思いついた。

納豆には粉末黒砂糖を入れて混ぜた。
普段、チーズの上にはジャムを載せている感覚だ。甘い豆とパンの組み合わせは日本人にはお得意さ!
だが・・・
やっぱり、このねばねばぶりは食感を著しく悪くした。
たった一回だけの経験、黒パンに納豆。

義父バスに乗る

2015年12月08日 | 家族
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夫、義父、私の三人でバスに乗った。夫と義父が路線バスに乗るなんて、めったにないことだ。
 
義父は窓から見える光景が珍しいようで、熱心に眺めていた。自分で運転する風景とは違うのだろうな。
夫はなぜか、チケットを片手に持ったまま固まっていた。これはパスチケットと入場券が一緒になったもの。
さて、行った先は・・・

スタジアム。

こんな位置に三人並んで座った。
 
こうした人々ばかりを撮影したら夫が訝しんだ。「何を撮っているんです?ゲームはあそこです」
警察官の帽子がひどくかっこよかったんだ。バイエルン州の制服は緑のはずなのに、別の警察もこうした大掛かりなイベントでは使われるのかな?
 
テレビ観戦ではなかなか見られない部分を記録しておきたかった。
 
明らかに臨時雇いと思われるセキュリティの人々。次回、私を雇ってくれないかしら~。怪我選手がでて、走る!これはテレビでも見たなぁ。
 
芝生がめくりあがったところを直す作業など、とても印象的だった。本物の芝なのね・・・ウチの芝の手入れでさえとても大変なのに、この面積の芝刈りだけでいったいどのくらいの人件費やガソリン代がかかるのだろう。
華やかな試合会場に多額のお金が動いていることを感じる。


空席も目立つけれど、14300人の観客がいたそう。



夫は自動車通勤。事務所の駐車場は暖かい地下にある。事務所も過剰なくらいに暖房してあり、夫は外套を着ることなどめったにない。義父も外出時はほとんど自分で運転して出かける。庭仕事で数時間を屋外で過ごすことがあるが、寒く感じればすぐに家で温まることができる。
一家で、バス移動の辛い部分を知っているのは私一人だ。10分バスを待つだけで、ひどく寒くなることを知っている。サッカー観戦にどのくらい厚着すればいいかなど簡単に予想できる。ぶくぶくに着込んだわたし。義父と夫は青くなって震えていた。
何度も夫は温かい飲み物を買いに行って、義父と私に配った。

義父は寒いなかでじっと座っている観戦に本当に参ったようだ。
「家でテレビ観戦のほうがいい」
息子からのせっかくの贈り物にこうした感想を洩らした。




テッドをもらった姪

2015年09月27日 | 家族
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姪のお誕生日会。
 
私にはだいぶ前から友人との予定が入っていた。だが、義父の言葉で考え直した。
「友人は人生で一時の付き合いのことが多いが、家族は長い付き合いになる可能性が高い。りすはP子(姪)の誕生日に出席しなければならない」
義父の言葉に納得したわけではない。義両親に従うのは「家賃」なのだ。ウサギ家社員のりすは、社長義父に従うのみ!誕生日会でケーキを食べて雑談を聞いているだけで家賃になるのだから、比較的楽な労働かもしれないぞ。ずっと前から約束していたA子さんには悪いと思っている。わたしのこの考え方には反対するだろうな。ごめんよ。あなただって、急な出勤で約束を変更したことが何度もあるじゃあないかい?

いつものように、義母はケーキを焼いて持って行った。切ったケーキの細い部分がくったりしているのは、冷蔵庫から出して90分の移動時間でゼリーで固めたヨーグルトと生クリームの部分が少し柔らかくなってしまったからだ。

義両親たちが孫に贈ったもの。
テッド・・・じゃあない、テディベア。
私は包みから出てこれを見て、ぎょっとしたぞ。だって、テッドみたいなんだもの。かなりの大きさで、持ち上げてみたら重量も結構あった。
義両親たちはきっとあの映画を知らないぞ。内容を知っていたら躊躇したかも?
女版テッドのストーリーをあれこれ想像してにんまりしてしまった・・・



成長する

2015年08月24日 | 家族

義姉の子供たちはすでに10歳代になっている。小さな子供扱いはできないが、では大人としての会話も難しい。
言葉の壁だけの問題でなく、日本ででもティーンエイジャーと話すのは難しかった。
それでも親と一緒に、わけのわからない不思議な伯父(私の夫)と遠い東洋のちっちゃくて黒いヨメの私がいる祖父母(私の義両親)の家にやってくるのだから、義姉は上手に子供を育てていると褒めてもいいかも。
12歳の一人娘に「親と外出なんてクールじゃあない」と言われたドイツ人家庭もあるしね。
 
祖父母と一緒に庭で写真。ドイツ人はあまり集合写真を撮らない印象だ。新聞などにはよく掲載されているのだけれど、一般家庭ではあまりないような。
はっきり全身が写っていないけれど、ウチの一族は肥満者がいないのはわかるだろう。
危なそうなM雄くんはすでに赤ん坊の頃からがっしりとした体格なんだ。青年期までは大丈夫かな。
中年以降の体型は本人の責任だ。彼がデブになるかならないか、楽しみだ。
 
小学校の頃はこの田舎に数日宿泊していくのを楽しみにしていた彼らだ。今は午後の数時間だけで精一杯の様子。
学校の友人たちとの付き合いが楽しい年代だものね。まだひと月近くある夏休みを楽しんで欲しいものだ。






スプーンとフォーク

2015年06月12日 | 家族
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義両親たちは昼食に昨日の残りのイチゴ入りヨーグルトソースとパスタを食べることになった。私はそれを聞いてすぐに自分のパスタソースを作った。
「今日のパスタはナイフでは食べにくいからスプーンとフォークを出しなさい」と義母が言った。
ほおぉ~、それは東南アジア風ね。

でも、麺類にイチゴソース(当然甘い)を食事で食べる国は、アジアにはほぼないだろう。

私は手抜き(市販の調味料製品)肉抜きチリコンカルネを作った。
せっかくスプーンとフォークを出したのに、義父は右手にフォークだけ、義母はソースと麺を混ぜるときにだけ両方使って、食べるときはスプーンだけだった。
私だけ、ちゃんとアジア風に右手にスプーン、左手にフォークを使った。

食堂のバラは他のに変わっていた。ピンクのこれ、かわいい。

普段の食事は食堂を使わず、台所のテーブルで食べている。気をつけないと見ること無しにしおれているか捨てられているバラ。

午後にはイチゴ冷凍作業の手伝い。
 
いくらなんでもイチゴケーキが4回続くと拷問だ。今年のウチのイチゴの収穫量は良好だそう。「うれしいな、生イチゴをたくさん食べたい」とつぶやいたら「自分で摘み取るならいくらでも食べてっ」と義母の返事が来た。
畑仕事、少しはやってくれよーの叫びだったのだろう・・・・

振り返って、台所の窓から見える木にクロウタドリ。くちばしが赤かった。イチゴをくわえていたぞ。窓の近くにある巣に運ぼうとしているところだった。義母は鳥が食べないようにイチゴを網で覆っていたのだが、とうとう網をくぐってしまった様子。
こうして、ウチ周辺に住むクロウタドリはイチゴの味と色を覚えて、代々ウチのイチゴを盗み続けるのだろう。
いいビタミン源だものねぇ。







イチコロジュース

2015年04月07日 | 家族
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先日浮かべていた金魚の隠れ場
 
復活祭祝いに孫が来るのを待ったのか、あるいは小さすぎると思っていたのか、義父はさらに大きい板を作った。
 
孫と一緒に作業。

彼らがいた二日間、両日とも午後にはケーキを食べた。1日目はロールケーキだった。
 
義姉一家はみんなで昼近くまで眠っていて、私は義母にこき使われた。
いや、普通に手伝っていたのだけれど、孫が来るとなると義母はやたら張り切るんだ。そして、私に対する要求も大きくなるので「こき」使われた、となっちゃうんだ。
私の料理はもちろん、私のやり方さえ否定されるので、こうしたときは自己主張は避けなければならない。
寿司が好きなM雄君のために「すし・・・」と一言でも発すれば「だめですっ」とすぐに否定されるものね。
 
ところで、義母は孫たちに一年前賞味期限のジュースを出していた。
ヨメにこの古いジュースを飲ませるのなら理解できるが、大事な大事な孫に飲ませるのだから、よくわからない。
本気で「開封しなければ永遠に保存できる」と思っているのだろう。
これを飲んだ彼ら、一夜明けても元気にしているので、義母の考え方は正しいのかもしれないし、もしかしたら私が飲んだらイチコロなのかもしれないしぃ。







復活祭の飾りつけ

2015年03月06日 | 家族
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三週間ほど前から義母はウサギや卵の飾り付けをしている。確か、今年の復活祭は四月の上旬ではなかったか?
二月から飾るなんて、早すぎると思う。
 
降誕祭と違って、毎年違う日だから、飾り始める日もいい加減になりがちなのか?

私も義母に続いて、飾ってみた。ピンクのガラス製の置物は確か日本在住時に誰かからもらったヨーロッパ土産だったと思う。それを囲む折り紙のウサギ。

金色のは似合わないと感じ、廃棄・・・いや、りす部屋に移動。貴重な金色折り紙だものぉ

窓から外の畑を見ると、飛行機で遊んでいるおじさんが見えた。早速カメラを持って撮影。

動力はなんだろう?ゴムか何かが付いていて、それをぐるぐるひねって飛ばすあれかな?
大人もそういうもので楽しむことができるのね。私もやってみたい・・・いや、まだ外遊びは寒いから遠慮しておこう。
 


義父にご馳走になる

2015年02月26日 | 家族
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去年年末に具合が悪くなって手術をした義母の弟のお嫁さん。来週までリハビリ施設に入所していて、私たちはお見舞いに行ってきた。
 
遠出の機会が少ない私、義母に頼んで無理やり連れて行ってもらったんだ。ウチから車で半時間ほどの温泉地。地域中が保養のためのホテルやリハビリ施設になっていて、他とは違う趣を感じた。
 
トレーニング用具が勢ぞろい。3週間ほどの毎日を機能回復訓練に励むのだそう。ロサおばさんは思っていたより元気そうで活き活きしていた。
 
温泉地、と聞いて硫黄の匂いが漂うと期待して、鼻をくんくんさせていた私。無臭だった・・・
 
屋外にあるプール。

水温表示があった。うーん、40度のところもあったらいいのになぁ。

広い施設内にはいくつもカフェがあった。義父がなぜか「コーヒーでも飲まないか」と誘うので驚いた。
日頃、彼は「カフェでお金を払ってコーヒーを飲むやつらの気が知れない。やつらはウチのように眺める庭やケーキを作る技術を持っていないのだろうな」と馬鹿にする発言をするほうなんだ。
 
義父が三回目に「コーヒー」と言い出したときは、彼自身がそうしたいのだろうと理解し「じゃあ、カフェに行きましょう」と本当は嫌だと思っていた義母には悪いと思いながら私が決定した。

実際のところ、私もドイツでの外食は当たり外れが大きいのであまり気が進まなかったのだ。
が、このケーキもコーヒーもとてもおいしかった。ロールケーキは義母が作るものよりスポンジ生地が薄く、上品な感じに仕上がっていた。「薄く焼くといいんですねぇ~」とか、義母に言ってみたのだが、「じゃ、次回はそうしましょう」という答えはこなかった。ううっ、自分でケーキを焼けってことかしら、ぶほほほ~。

もちろん、代金は義父が出すのかと思ったら「ママ(妻のことをこう呼ぶ)、お金持っている?」と言ったのでびっくりした。ちょっと彼らでやり取りがあった後、無事に義父が財布を開いたぞ、ほっとした。
めったに外で食事などしないウチの家族にはとっても珍しいカフェでのコーヒータイム。
お義父さん、ごちそうさま!



追記
そういえば、リハビリ中のこの親族、去年は息子(私の夫のいとこ)を病気で亡くしていたんだ・・・
心労で具合が悪くなるのは当然かな。今日のはつらつとした表情に喜ばなくてはならないな。











山場過ぎる

2014年12月26日 | 家族
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25日昼過ぎに義姉と彼女の子供たちが来て一泊していった。

彼らがここに来る目的はプレゼントだろうな。食事は子供たちにとって古臭い伝統料理だし、ジジババはいつも学校の先生みたいな話しかしないし、周辺は森と畑ばかりだし、子供嫌いの愛想の悪いおじさん(私の夫さ!)は食事の間中ずっと黙っているし、その妻のやせこけた東洋人おばさんもちょろちょろしているだけで言葉ろくに通じないみたいだし、つまらないだろうな、ま、仕方がない。
義姉は両親からの贈り物、現金の入った封筒を覗いてちょっと驚いたような表情をして喜んでいた。
いったい、いくら入っていたのだろう~。私にも、現金くれぇー、と思ってしまうのを許してくれっ。

10歳の甥はこのケーキが大好きだ。よせばいいのに、義母は食事やお茶の時間にも孫たちにテーブルマナーについてくどくど注意していた。姪はすでにティーンエイジャー。難しい年頃なのに、母親とは比較的関係が上手くいっている様子。おばあちゃんも見習って、あまりあれこれ口出ししないほうがいいんじゃあないのぉ~
このケーキ、夫も大好きだ。甥と夫が争うように食べていた。夫は年少者に譲るという気配も無く、思いっきり食べていた・・・
なんだか、怖ろしい親族の集まりだ。

無事に我家のクリスマス行事終了。
これから一週間はだらだらと過ごすことができる、と期待。

リス家族

2014年11月24日 | 家族
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親族からもらってきたというへーゼルナッツ。

昼間の暖かいサンルームで義両親たちがパチンパチンとこれらを割るんだ。
細かく砕いてお菓子の材料にするんだろうな。

冬の間の食料を溜め込むリス家族だよな。
ニンゲンリスの我家はナッツのほかに、りんご、ベリー類、数種類の野菜などを冷凍保存しておくんだ。
へーゼルナッツをくれた親族は年に数度、豚を潰して保存食を作るらしい。ウチはそれをやらなくて、ラッキー!



義母の大失敗

2014年07月31日 | 家族
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大きく育ったズッキーニを使った煮込み料理。

義母はたくさん作って冷凍しておく。

さいの目に切って煮るだけ。
さて、煮込んでいるうちに事件が起こった。調理台とコンロの上の棚にある調味料のケースを取った義母は、そのビンを落としてしまった。
ビンは調理台に落ちて割れ、破片が散乱した。調理台、コンロ、床の上に・・・
以前にも数回こうしたことがあった。義母はなぜだか、ビンが割れることをあまり大変なことと思っていなくて、ささっと片付けて終わろうとしていた。
私は「ドイツではそんな風でいいのかな」と思っていたのだが、一度ここで調理台の上に残った破片で指を切ったことがある。
実家では「ガラスが割れるとあらぬ方向へまで飛んでいくから徹底的に掃除しろ」と言われたものだ。
義母は飛び散った破片で怪我をする経験が無かったのだろう。
私は以前指を切ったことを義母に言って、調理台を何度も拭いたり、これから入れる肉団子に付いていないか虫眼鏡で念入りにチェックをした。
案の定、まな板の上の肉団子のわきに小さいかけらを見つけた。大丈夫かなぁ、これ・・・と不安になった。
義母が食べ物を廃棄するなんて考えられない。彼女は「大丈夫、大丈夫~」と何の不安も無い様子で料理を続けていた。

義両親と三人で食事を始めて数分後。
義父が口に入ったガラスの破片を見つけた。
もう、彼の機嫌が悪くなって大変だった。まくし立てる義父に義母も対抗して言い返すもんだから、大変な騒ぎだった。私は巻き込まれないよう静かにしていた。

結局、大量に作ったこの煮込みは全部廃棄することとなった。
義母の人生経験の中で最大の失敗の一つとなっただろう。こんなに大量の料理をほとんど食べないで捨てるなんて!10年前のゼリーの素でさえ孫に平気で食べさせるのだから~

ま、義父に怪我がなくてよかった、と前向きに考えることにしよう。(孫たちも元気で育っている)
それにしても、義父の騒ぎ方はひどかった。高齢になると、そんなに命が惜しくなるのかと思わざるを得なかったぞ。
私はそんなバアさんにならないよう気をつけなくては、と学んだ、うほほほほ~



嫌いなパラチンケン昼食

2014年05月05日 | 家族
私の嫌いな昼食献立「パラチンケン」。ウィーンのおしゃれなデザートらしいが、義母レシピによると油ギトギトの田舎料理に変身。
 
小麦粉を溶いた生地を薄くフライパンに敷き、片面だけ焼く。チーズクリームを置いてたたむ。
 
たっぷりの油で両面が色づくまで揚げるように焼く。
 
たっぷり油を吸って、台所から家中に油のにおい。とても食べる気になれない。私はスープだけ食べて、これは断固拒否。
義母が「おいしいのになぜ食べないのか」としつこく私に尋ねたぞ。おいしいとかおいしくないとかは、食べる人が決めるのであって、義母が決めるのじゃないさ~
夫はこれが好物。
デザートとして1枚くらい食べるのなら許せるが、主料理として何枚も食べなくてはいけない苦しさはここに住み始めてから何度か経験した。もう、苦しい思いはしないぞっ。
義両親たちは砂糖を振り掛けたり、ジャムを添えて食べていた。アブラと糖分過剰確実。

この日のスープはウチでは珍しく牛肉を使ったものだった。(パラチンケン撮影に夢中でスープを撮るのを忘れていた!)
よく煮込んであるので肉の脂っぽさが抜けてとてもおいしく感じた。スープに米飯を入れたら義父が「とんでもない組み合わせだ」と数分間私を責め立てたので辟易したが、負けない私だった。
ああっ、食事は戦闘態勢で臨まなくてはならないことしばしばのドイツ同居生活。


子供の成長を喜ばない?

2014年04月09日 | 家族
甥のM雄くんの誕生日。
ケーキはもちろん義母の手作り。
義両親から金が出ている彼へのプレゼントはこれ。

クリスマスと誕生日に毎回義両親たちは高価そうな(実際の値段を私はほとんど知らない)贈り物を孫たちにする。
義両親たちは財布で、買ってくるのは親。

さっそく親子で楽しんでいた。

義父はゲームに夢中な孫にかなり機嫌を悪くしている。
「電気の無駄だ」などと説教をしているくらいだ。「ネットには繋がっていたら大変だぞ」と親にまでくどくどと論じていた。
プレティーンに突入のM雄くん、すでにおじいちゃんの支配下にはいられない。
自身の子育ての記憶はすでに遠い過去の世界、ヒトがどのように成長していくのかを忘れたのかい?
帰りの車の中で義両親たちは孫の成長を残念がっているような口ぶりだったぞ。
おいおい、それは違うのではないかい、とも思うのだがなんとなく気持ちがわからないでもない。膝に抱いて本を読んでやれた時代がもっと続いてほしかったのだろう。
幸いなことに親たちは自分の子供の内面の成長を喜んでいるようだ。

体感的な印象では欧州の子供たちは早く大人びるように思う。
また、周囲の大人たちもそのように期待するのが伝統的な価値観のようだ。アジア地域はその真逆を行くような印象で、また、そうすることでそれぞれの地域で合理的な面があるようだ。
なかなか具体例を挙げることができない今の私の知識。どこかに述べられていないかな?