怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

復活祭また来る

2015年04月04日 | 文化
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雪が降ったりしているけれど、日照時間は確実に伸びているし、その日差しも強いと感じるこの頃。
 
水漏れしていた池は修繕が終わって地下水で満たされた。浮いている板は金魚のための隠れ場所。彼らはときどき金魚が全滅してくれればいいようなことを言うのだけれど、こうして気遣っている。
私たち夫婦もそうなのかも。出て行ってくれぇ、と思っているのだけれど、生きているうちは、(生物学的には私たちより彼らの方が今後長く生きる可能性が低いのだが)つまり、一緒にいるうちは世話を焼こうって。
マグノリア
もうすぐ咲いてやるぞ、と気合満々なのが伺われる。たぶん撮影するだろうけれど、万一忘れたときのために過去記事をリンクしておこう。2011年4月18日記事


もうひと月ほど前に届いていた復活祭祝いのカード。

彼女からは定期的にこうしたカードが届く。戦争中に数年間この辺りに住んでいたポーランド人だとか。
その立った数年間の経験ですっかりドイツ語をマスターし、80歳を超える今でもときどきドイツ語で手紙をくれるのだとか。

彼女のカードはとっても古典的で、いつも私の目を引く。ここではなかなかこうした味わいのあるデザインを見つけるのが難しい。

義父にしかわからない暗号のようにも見える。

復活祭の食卓は毎年のように撮影して記事にしているように思えるので、今年は止めて置くことにした。
ここに過去記事の一つをリンクしておこう~2014年4月18日記事「肉塊消化不良」




雪かきは義父の仕事

2014年12月29日 | 文化
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雪が降る朝には必ず義父が雪かきをする。降り終わってからやればいいものを降っている中を雪かきするんだ。
敷地に接する公道(歩道)はその敷地の持ち主が雪かきをするという決まりがあって、忠実に守っている義父。
 
義両親の息子も娘も、いったいどういう風に教育したのか、家事を積極的に手伝うことなどほとんど無い。
休日の夫はいつも雪が降っても昼近くまで眠っているので義父の雪かきを手伝うチャンスなど無い。また、義両親たちも彼らに手伝わせようという意欲が無いのが不思議。
それでいてときどきヨメには「あんたには庭の手入れする気はまったくないからな」と嫌味のように言うので困る。
私があまり庭仕事を手伝わないのは第一に義両親たちが怒鳴りあいながらやっているのを観察して恐怖を感じるからだ。わざわざ怒鳴られるために手伝いたくないもんね。
まあ、遅かれ早かれ、雪かきは絶対私の仕事になるだろうから、そのために身体を鍛えることにしておく。
義父が雪かきをしている間、室内で腹筋、背筋強化に勤しんでいる私さ!

雪が降ると食べ物に困る鳥たち。

義父は芝生部分の雪をどけてやる。上に吊るしてある餌台からついばめない大きな鳥たちは、こぼれた餌をここで探すんだ。

クリスマスの思い出

2014年12月10日 | 文化
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モザイクをかけても若々しい顔の輪郭がわかってしまう、昔の私の姿。白装束が不気味だけれど、その頃は縫い物に凝っていてかなりの服を手作りしたんだ。長袖のブラウスとロングスカート。実家に大量にあった白布を何かに仕立てたいと思ったんだ。

南米在住時にお世話になった家庭のクリスマス。部屋の様子からもわかるように、ピアノや絵画・華やかな家具を所有するくらい「以前は」金持ちだったという家。元気ならば現在90歳を超える家主はレバノン人の祖先を持つといっていた。彼女のおじいさんが商売で成功したらしいけれど、その子供や孫はそういった能力がなく、落ちぶれちゃったとか。あれ?それって、義母の話に似ているぞ?!
前に横たわっている女の子は14歳で母になったんだ。あれからどうしているかな。
一枚の写真からいろいろ過去を振り返る私。時々振り返っちゃうのは許されるかな。
さて、前進、前進。
あと二週間でクリスマス。写真のように軽装にならない北国のクリスマスを過ごす羽目になってから結構長くなるなぁ。



ペットショップ、ネットオークション、およびWeb(法人・個人共)での犬の生体展示販売・販売用生体写真掲載に反対


墓参りの日

2014年11月01日 | 文化
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11月1日は、諸聖人の祝日、万聖節、諸聖徒日などと呼ばれていて、この州は祝日だ。
私はここに来てからは「墓参りの日」としている。どこの国にも同じような習慣があるものだな、と思わずにはいられない。

朝7時ごろにコーヒーを飲みながらうだうだしていたら、義母が「墓に行くけど、一緒に来るか」と尋ねるので、あまり気乗りしないけれど、こういう特別な日なので付いて行く事にした。
集落の墓地は以前にもブログ記事にした。 2009年8月9日「西洋墓地の謎」

義母はビニール袋に入れた墓場手入れセットとともに車から降りた。
まともにカメラを向けようものなら、義母が嫌がるだろうから、盗撮。ぶれて見づらくてごめんなさい。

どの墓も丁寧に美しく手入れされている。どの家も頻繁に訪れていることが伺われる。義母もほとんど毎週のように来ているんだ。

祈祷などをすることはまれで、もっぱら草木を植えたり水をやったりするのが目的の様子。
行事の日にはろうそくに火を点す。日本の墓地は(関東周辺の話だが)ろうそくや線香の火を点けっぱなしにしてはいけないが、ここは長時間点灯できる墓地用ろうそくがあって、なぜだか私的にドイツのお気に入り。

「いずれはりすが手入れするのよ」
とか何とか言う風なことを義母が言い出すので、ぎょっとした。
最近、ちょっとは庭の手入れ(野菜・香草栽培、要するに食い物)に興味を持ってきたのと、夫がリフォームや清掃作業にまったく能力がないことを知ったので、そういう仕事は身に付けなくちゃあいけないか、と覚悟していたところなのだが、その上、墓の手入れかいっ!?
ううう・・・

振り向くと、今年4月に41歳で亡くなった親族男性の墓があった。小学生の息子二人を残しての病死だ。
墓碑が新しい・・・。かわいそうに。生きているだけで儲け物だな、って彼の墓を見ながら思った。
死者や彼らが眠る場所を大事にしたりするのは、生きていることに感謝するための方法なのかもしれない。




招き猫

2014年09月13日 | 文化
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以前紹介したキャンピングカーのその後。外観はまったく変化無し。
 
内装は大幅に変更された。入り口からすぐは居間だったのがベッドになった。

以前は奥にあったベッドルームは居間になり、テレビとテーブルが設置された。
 
居間とベッドルームの間には戸が付けられた。トイレは全く変化なし。
 
茶色い部分は白い粘着剤付きシートを貼って明るくなった。ベッド使用時は手前に引き出すと広くなる。
 

床材も全部張り替えたそうな。
こうした仕事が好きなのはドイツ人や、欧州人、またはその子孫が多く生息する北アメリカだろうな。
細かいところに目が行ってしまう日本人のわたし。もちろん、素人なのだからきれいに仕上がらないのは当然なのだけれど、気になってしまうのは仕方がない。
こうした仕事自体が好きな彼らなのだから、いいことじゃあないか!
二年ほど前に大きな中古住宅を買った別のドイツ人家庭の旦那さんは「生涯をかけてリフォーム作業をします」と言っていた。まだ電灯さえついていない部屋がいくつもあったぞ。

運転席には招き猫が鎮座していた。
その金色ぶりに異文化を感じ、窓越しに裏側を見ると中国語の表記が見えた。
招き猫の意味さえわからない彼らも、何かこの猫に感じるものがあったのだろうな。

         

この夫婦は自分たちの住まいと、移動できる住まいも持っているぞ。
なーんにも無い私たち夫婦とは大違いさ。人生は不平等だよなぁ。

来週、彼らはこの改装されたキャンピングカーで、ちょっと遅い夏休み旅行に出かける。
どこにも行けない私たち夫婦とは大違いさ。人生は同じ具合にいかないなぁ。
それぞれ違う人生なのがいいところ・・・うほほほほ~


トラクターのオールドタイマー祭り

2014年08月12日 | 文化
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半世紀ほど前まで使われていた農業用トラクターを披露するお祭りがあった。
まずは、この村のメイン通りでパレード。
 
以下、クリックで拡大される。(詳しくわからないので説明つけようがないもんでぇ。お姉さんきれい、とかそんな程度だったらできるかな)
                     

パレードの後は、すでにほとんど収穫作業が済んだ麦畑に車両と人々が集合。みんな休暇旅行で誰もいないこの村かな、と思っていたらたくさんの人でにぎわった。
 
主催者側も見学者も民族衣装でやってくる。

麦の脱穀作業の実演。1950年代までこれが普通だったらしい。義母も子供の頃手伝ったとかで、私の隣で熱心に説明していた。今じゃあ、一人で大きなトラクターを操作して刈り取りから脱穀まであっという間にしてしまう。
 
 
バタバタとエンジン音がうるさい動力源を見に行くと・・・真っ赤なポルシェ

お次はこの日のために取っておいたと思われる麦で刈り取り作業の実演。

木製の羽根みたいなのが貧弱に見える。ぞろぞろ後を付いて歩く人々。

刈り取った後がなんだか田んぼのそれと似ているようで(私は稲作の実際をほとんど見たことがない)感慨深くなってしまった。
これらの古いトラクターは個人所有物だ。10年に一度のこのお祭りのために、実際の仕事には使わないのに手入れを怠らないのだろう。保管場所、手に入りにくい部品の調達などにかかる費用はどれくらいなのだろうか。こういったところに余裕のある先進国の態度を発見できる。(ドイツ生活は普段貧乏臭いとばかり感じるんだ!)

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ところで、この藁、欲しいなぁと思ってしまった。ウチでときどき藁人形を作りたくなることがあるからさ。
義父はこの日、えらいご機嫌だった。拡声器を持って作業の解説をしてくれる男性は方言丸出して、私にはほとんどわからなかったが、義父は私にわかるように丁寧に説明してくれた。
ふむ、普段は「バイエルン語はわからない」って言っているのは卑下かしら、とちょっと尊敬。
そういうわけで、藁を持ち帰ることはとりあえずしなかった私。









アレグロ チェロ四歳児の演奏

2014年06月19日 | 文化
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先日の発表会の記事が仕上がったことをQさんに連絡したら以下の動画が送られてきた。


この子のお父さんが撮影してYouTubeに公開している。「すでに世界中に公開されているのだからあなたのブログ記事にしても構わない」とQさんから連絡があったので早速紹介。
伴奏しているのは彼のお母さん。まじめで熱心な性格がその後姿と演奏から伺われる。時々入る赤ん坊の声は彼女の第二子。その子は生まれる前からお母さんとお兄さんの演奏を聴いて育っているのだから、まさに鈴木メソードの鏡のような存在になるだろう~
さらにいろいろな動画を見ていると、これくらいの子供の演奏がぞろぞろ公開されていて興味深い。
演奏家として稼ぐことができるようになる人物はごく僅かだろうが、子供の頃のこうした経験が集中力などの能力を伸ばし、学校や社会で役立つことを願う私。


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こんなに教育熱心なドイツ人親を見たのは初めてだ。いや、義両親たちもその類かな。孫がごく小さい頃の接し方を観ていると、自分たちの子供へはもっと激しかったに違いないと想像できる。
ここの中国人や日本人母親の家庭などは、やはり母国の影響を引きずっていて教育の大切さを実感している様子。ここでの人種や国籍のハンディを乗り越えなくてはならない自分の子供を守るためだ、頑張れお母さんたち!



仕事着はジーンズ

2014年06月03日 | 文化
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運転免許取得してまだ一年に満たないYさんが「職安に行きたいので付き合って」と頼んできた。二人の子供の幼稚園や学校の送り迎えなど、家の近所でしか運転したことのない彼女の本格的な遠出の一歩だった。
 
運転歴の浅い彼女に同乗することに少し緊張したが、子連れだもの、無理なことはしないだろう。
ちゃんとGPSもあるので道に迷うことなどないはずなのにね。誰かと一緒に行きたかったのだろうな。

職安にて。職員と面談。このときも私は子守兼通訳として同席。通訳って・・・Yさんと私の会話はドイツ語、職安職員との会話ももちろんドイツ語なんだけど。二人で聞けば、職員に難しいことを言われてもどちらかが理解できるだろうって作戦。
どこの役所も女性職員ばかりだ。ここは制服がない。日本のように華美な服装になることは、まずない。

役所の人々の仕事着はジーンズが基本。
この女性は落ち着いた色だったが、ついたてで仕切られている隣のブースの担当者は真っ赤なジーンズだった。
ドイツに来た当初は、こうした元肉体労働着で役所仕事がなされることに違和感を感じたものだが、今では、何とも思わない。
この役所ジーンズを日本の日本人にとって面白いシーンかも、とそのとき思わなかったら撮影する発想に至らなかっただろうな。



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日本の職場は今でもジーンズ禁止が多いのだろう。
ここにいると、どうして禁止なのだろう、という感覚になってくる。
ナディーヌ・ロスチャイルドの著書中に「息子にはジーンズを禁止している」という部分があった。あのロスチャイルド家の真似か?!私の小学校の同級生にも親にジーンズを禁止されている女性がいたが、その一族もロスチャイルド家ほど繁栄していないが事業に成功した金持ちだ。
日本全体が金持ちだからかなぁ。だから職場のジーンズはだめなのかい。そう考えたほうが私の精神衛生によろしい。

そういえば、夫の日本での労働着はジーンズだった。ぎゃー。そのときに気づけばよかったか、ビ、じゃあない経済的生活を強いられる未来を!









展示物がない博物館

2014年05月21日 | 文化
           

五月の第三日曜日は「国際博物館の日」で、入館料が無料になる博物館や美術館が多い。すでに10年ほどこの特典の日を私は楽しんでいる。
こちらに来てからは、もっぱら地元の同じ博物館を繰り返し観ている。なんだかね、飽きるのだけれど。
 

飽きるけれど、こうした展示物に毎回感動する。えへへ、「ベルサイユのばら」の世界。

 
昔の服はボタンの間隔が狭かったのね、と撮影。向こうに見える絵を凝視すると・・・

「叡智の目」らしきものが描かれていることに気づいた。ほぼ毎年来ているのに新しい発見があるものだ。
「ハンスさんもロシアにとどまることにした」という内容の短い文章が添えられている。ハンス君、ロシアにとどまって正解、ドイツに戻ると大変だったぞ、あなたは賢かった、という意味の「叡智の目」かい??

今回、とても面白かったのはこれ。

特別なテーマの展示のために貸し出しているのだろう、がらんどうなこの様子。

見事に一室、何も無い状態がとても斬新に感じて撮影。天井や柱の装飾がより目に付いて美しく感じた。
無料の日なので、全然損した気持ちにならなかったしねぇ。

館内に掲示されてあったポスター。
 


今年は第一次世界大戦開戦から100年に当たる年で、それについてテーマの展示があちらこちらである様子。第二次世界大戦は日本でも取り上げられる機会が多いだろうが、第一次世界大戦となると、なかなか扱われないのではなかろうか。日本人はあまり関心がないという印象だ。日独の同じ物事への対応の違いが興味深い。




結婚披露宴に500人招待する台湾人

2014年05月18日 | 文化
今年結婚する台湾人・ドイツ人カップル宅で日本料理をご馳走になった。
 
うっほーハウスバーモントカレーと味噌汁。台湾では普通に日本の食材が手に入る様子だ。ハウスバーモントカレーのパッケージは台湾市場向けに中国語表記だし。
味噌など、彼女の親族が作って販売している品だとか。
脇で彼女の料理の様子を観察していて、口出しししたくなったが我慢我慢。沸いたお湯にまず、味噌を入れて煮立たせたり、圧力鍋をずっと強火で加熱していたり・・・

多少アレンジされた調理法でもちゃんとドイツ料理よりおいしく仕上がった。おいしかったぞ、K子さん~

デザートはダンナさん(もう結婚しているようなものだから、ダンナと表記しよう)が焼いたケーキ。
米粉に卵や砂糖を加えて焼いたもの。K子さんが作ったアイスクリームとフルーツをミキサーで混ぜたものを添えた。さらに、小豆餡を添えた。この餡子、台湾ではあまり甘くしないのが普通らしく、私には少々食べづらかった。
 
米粉のケーキはとてもしっとりとしていておいしかった。

お土産までいただいたぞ、グリコのポッキー。やはり、台湾からの品だけれど日本で生産されたもの。

ダンナさんの好物なのだそうだ。ここでも類似品があるのだが「本場物」とは比べ物にならず、台湾から大量に仕入れているらしい。
貴重品をありがとう。

12月に台湾で結婚披露宴をするそうだが、招待客は500名だとか。
驚いている私に「台湾では普通です。200名程度だと、レストランなどの宴会場は利益が出ないので受け付けないのです」と解説してくれた。
私が日本の状況を語ると「日本も親族関係が濃いはずだから数百名はすぐに集まるはずだ」と自説を主張して曲げなかった。
「第一、日本の宴会場で数百名集められる場所はありません」と別方向から説得する私。
「東京は土地が狭いのです」私はこれを言いながら台湾はそんなに大きな会場があるのか、と驚いたりして。
何だか行って見てみたくなるなぁ、と思っていたら「りすさん、私たちの結婚披露宴に来てください」と話が展開。
ひえ~、でかい宴会場、見てみたいけれど、台湾旅行するなどの経済力がない今の私








海外でお好み焼き、手作りソース

2014年03月27日 | 文化
夫がお好み焼きを食べたい、と言い出したので張り切ることになった。めったに日本食らしいものを食べてくれない彼だ。(義両親は絶対食べない)自分だけのために日本食を作るのが面倒になり、次第に日本の食材や調味料を手に入れないようになってしまった私。
お好み焼きソースを買うのはもったいないので、クックパッドを初めとするネット情報を収集したところ、以下の材料で作ることができると判明。

左のウスターソース、真ん中の醤油、その右隣のケチャップはここの普通のスーパーマーケットで手に入る品。
一番右のABCソースと左から二番目のオイスターソースは近所のアジア食材店で購入。
ABCソースはインドネシアで好まれている甘くてどろっとしたソース、オイスターソースは一般スーパーでもあるのだが、今回はタイ産のものを購入。
これらを適量混ぜ合わせるとお好み焼きソースと焼きそばソースができてしまうのだ。
混ぜて自分の好みの味に調合する作業はとても面白いし、それぞれ単独で調味料として使うこともできるので経済的な部分もある。ただ、収納場所が数倍必要かな、あははは~
 とんがりキャベツ。
大阪出身の在独日本人仲間に尋ねた。ここの一般的なキャベツは硬くて日本のもののような食感を出すのが難しいのだ。その答えがこのとんがりキャベツだった。形は違うが、日本のキャベツと全く同じように使うことができる。
こちらに来てからほとんどお好み焼きを作っていなかったから、キャベツのことなどどうでもよかった自分を発見。(胃腸薬としてキャベツスープを大量に作ったことがあるが、くたくたにやわらかく煮るのはどんなキャベツでもOK)
T子さんよ、情報をありがとう~。もっと早く尋ねればよかった!

 カレーソースの素。
日本のカレールーの代用になるかと買ってみたこちらの普通の製品。早速試してみたが、うう~ん、やっぱり難しいかな。
夫に食べさせても「イチ」(とてもおいしい、という意味)をもらえなかった。
ハウスバーモントカレーの世界制覇を願う。

カレーも自分でスパイスを調合して作っている海外在住日本人がぞろぞろいるだろう。私はそんな根性は無い。ハウスバーモントカレーが一番。


アレヴィー派、頭巾なしイスラーム

2014年03月23日 | 文化
アレヴィー派というイスラム教の施設に行ってきた。
 
彼らの料理教室が開催されたのだ。

たっぷりの油脂と小麦粉で作られるクッキー。

オレンジ色のシャツの女性はカメラに向かってにっこりとポーズ。この集団の中で一番きれいな顔をしていたから自分の容姿に自信があるのだろうな。でも、ブログ掲載許可を尋ね損ねたので残念ながらモザイク・・・

参加者はトルコ人、在住外国人、ドイツ人。

これまた油脂まみれのパンのようなもの。トルコ料理はすでに経験しているので私は今更驚かない。

これはここのトルコ料理でよくあるブルガーサラダ。やはり油脂まみれだが私にも食べやすい。

大勢が料理に集中している中で、私を初めとるする数名はこのアレヴィー派について説明を聞いた。
これは礼拝室。よく知られているイスラム寺院の礼拝室とはまるで違う。礼拝の仕方、断食月なども違うのだそう。
 
掲げられている人物画は12人のイマーム(指導者)だ。人物画がイスラム教の施設に掲げられることも驚く。
 


ややこしい宗教の話はともかく(宗派間の争いもあるようで、虐殺されたアレヴィー派の人々を悼む写真や記事の掲示もあった)食卓は整った。
料理はどうみてもトルコ料理だ!私の好きなブルガーサラダはサラダ菜に載せて食べるととてもおいしい。


参加者の中に一人異質な女性が・・・頭巾をしているのでひどく目立った。ここのアレヴィー派の女性たちのすべては頭巾をしていなかった。クルド系トルコ人でアレヴィー派の女性がそっと私たちにささやいた。「彼女は宗派の違うムスリムですけどここの雰囲気が好きでよく来るのですよ。私たちはすべてのほかの宗派や宗教に対して寛容な態度を取ります」
アレヴィー派が寛容でも、この頭巾女性の家族はここを訪れるを快く思っていないかもしれない。
豚肉やアルコール無しの食卓であることは共通しているので、頭巾の彼女も一緒に食べた。

ドイツにおける最多の移民はトルコ人だが、そのトルコ人にもいろいろなものがあると改めて認識させられた。
人種、宗教、言語など、日本のように比較的同質さを良しとする環境に育った私には、故国がいろいろありというトルコの状況をすぐに把握するのは難しい。

他のモスクもそうなのだが、ここにも市長が訪れてお互いの理解を深める行事が行われているそう。
いつも驚かされるぞ、多民族国家振りを発揮しているドイツ。












モンゴル正月2014年

2014年02月02日 | 文化
ほぼ毎年のように招かれているモンゴル正月パーティ。今年は春節とほぼ同じの日で、私は連日正月料理を楽しむこととなった。去年の記事はこちらモンゴル正月2013年
 
例年より少々料理が質素な印象だが、私の胃には好都合。右写真の中央少し左側にある赤色っぽいサラダはキムチ。
伝統的なものではなく最近の流行らしい。(寒すぎて白菜の栽培ができない地域だろうし!)韓国料理、モンゴルでも人気?
 
まずは塩入り緑茶ミルクティーが供され、次にスープ。すでに塩ミルクティーに慣れた自分を発見して驚いたぞ。
私の席の目の前には肉塊。
肉が苦手な私には恐怖光景だが、一切れ切ってもらったものを食べたらかなりあっさりした味でおいしかった。
いつも楽しみなのはこのボーズ。

小龍包にも似たこれ、私の好きなモンゴル料理と言っていい。
 
一番のお楽しみはこれ。馬頭琴とホーミーの演奏。

プロの演奏を間近で鑑賞するのは最高のぜいたくだ。


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帰り際にいくつかボーズをもらってきた。明日は焼き坊主ボーズを食べるぞっ。
追記

これはロシア人が作ったクレープのようなものでひき肉を包んだもの。これもおいしかった。
招かれた人たちはちょっとだけ私の巻き寿司持参を期待していたらしい・・・ご、ごめんよー、ここ数日ハードなスケジュールでとても作る気力が出なかったのさぁ~



求めよ、さらば与えられん

2014年01月28日 | 文化
ドイツに住み始めてからずっと欲しいと思っていたものが手に入った。
オーブントースター
新品ではないが贈り物。
 
多少汚れてはいるが私には全然気にならない。(夫は中古品が大嫌いなのでこのトースターは夫の口に入るものには使えない)きわめてシンプルな構造、願っていたそのものだ~。
 
底面から撮影。広告で見つけた品よりワットが低いので少々焼き上がりに時間がかかるということだろうか。
ドイツ人友人からもらった。中古商品を扱う店で偶然見つけたようで、私に電話をしてきた。
「りすに贈りたいのだけれど、お義母さんは大丈夫かな」
私はブログのみに家の事情を書いていると思っていたのだが、べらべらと周辺住民にも話しまくっていることに気づいて赤面してしまった。
いや、しかし、そのおかげでこうしてオーブントースターが手に入ったのだ。欲しいものは口に出して伝えるべきだなぁ、聖書の書かれた時代から知られているものだし。

夫には報告しているが、義母にはまだ言っていない。彼女にはオーブントースター購入をかなり反対されて、どういうわけかポップアップ式トースターをもう一台買ってくれた・・・
当然、台所に置くことは現在のところ無理なので寝室に隠してある。
使うときだけ寝室からりす部屋に持ってきて、チーズトーストを焼くのだろうなぁ。
いつまで隠して使えるか、記録に挑戦。パンだけではなく、魚棒(冷凍物の形成魚)とかも焼いてみたいな。ああ、においが強いとばれるかな、うほほほ、楽しみだっ


バスは不便すぎるド田舎生活

2014年01月10日 | 文化
これはインゴルシュタット市内で行われた某コンサートのチケット。

左のほうにオレンジ色でこう書かれてある。
「コンサートの三時間前からとコンサート終了後3時間はこのチケットがそのままバス乗車券になります」

ドイツにはよくあるのだそう。
こういうところを日本の欧米好きの人たちは評価するのだろう。「さすが、ドイツはエコの国」と。
自家用車を使うことは環境によくない悪い行いと思っているドイツ人が大勢いると信じ込ませているのだろう。
さて、個人的な都合を言わせてもらえばバスを使ってこのコンサート終了後に家に戻るのは至難の業だ。
ウチはかなり田舎に住んでいて、夜間のバスは21時、23時、24時のみだ。
コンサートは22時に終わった。バスが来るまで1時間。カフェも閉まっているし、寒いし、その一時間をどのように過ごせばいいのだろうか。
東京とその周辺の街ほど明るくないので一人だったら怖いぞぉ~。
車だとウチからその会場までは車で10分!徒歩だったら1時間強だからもしかして歩いたほうがお徳?
地球環境を考えるか、自分の時間の効率を考えるか!おそらく大多数のドイツ人は時間を選びそうな気がする。
時は金なり、ドイツ語にもあるぞぉ。
しかも、ドイツは日本と同様、自動車を生産して世界中に販売して生きている国だ。本音のところはこうだ。
「皆さん、もっともっと車を買ってください」
普通は車を買えば乗るものだから「環境のために車に乗るな」というのはまったく矛盾している。
いや、矛盾などドイツのこの事情だけでなく、世界中にうようよあるさ。
許してやろう、ドイツ。

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このバス会社も「自家用車はエネルギーを一番使う効率の悪い乗り物です」とあちこちに宣伝している。
ウチの集落から発着するバスは次第に減らされているし(周辺住民の車所有率はほぼ100パーセント!)、料金など毎年値上げされている。
運転は荒いし(あくまでも日本の標準との比較)外装も車内も汚いことが多いし(ここ数ヶ月できれいになり始めた。好景気がバスの車体にも影響?)。
もっとも運転しない私はどんな状態でもバスの愛用者、サービス向上してねぇ、と小さく願いながら利用させてもらっている