怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

クリスマスツリー調達

2013年12月23日 | 文化
23日。12月とは思えないほど暖かいクリスマスイブ前日。
義母たちはクリスマスツリーを調達しに親族宅を訪問した。
ううう。
業者が路上などで売っているそれらと比較するとかなり貧弱な品々ばかり。
んん。

 
三本ほど良さそうなものを並べて比較してみた。「りす、どれがいいと思う?」私は真ん中のが良かったのだが、義母は右のを選んだ。長いので下1メートルほどを切った。いつも私に何が良いかどれにするか尋ねるのだが最終的には自分の思うとおりにする義母だぞっ

持参したビニールシートに包んで車に乗せた。

スタンドに立てると、あらまあ、外ではみすぼらしかった印象の同じ品がえらく立派に見える。
うーん、クリスマスツリー選びも義両親たちには敵わないな。
明日、24日に飾り付ける。

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ナマツリーに飾りをつけるのって、葉が手を刺して痛いのよね。義母は素手でちゃっちゃと仕事するけれど、私は手袋姿だ。いや、もう何年もやっているし、ここの生活で皮膚も鈍感になっているかもしれないぞ、うほほ、明日が楽しみだ~く、く、くぅ~


復活祭の食卓2013年

2013年04月01日 | 文化
毎年毎年同じなのだが、一応記録しておくことにする。

ハムと自家製日本風の甘いパン、ゆで卵だ。

食後数時間してからケーキが二種類。

左は義母が25年ぶりに作ったというバタークリームケーキ。右はいつもの生クリームとベリー入りケーキ。
  
バタークリームケーキは色が違うスポンジ二種類を使うという普段あまりやらない凝りぶりだぞ。右、挟んである生クリームはヨーグルト・牛乳を混ぜてゼラチンで固めてある。あっさりとしたおいしさ。
    
バタークリームなど、私も子供の頃以来食べていないと思う。いや、暖かい国(マレーシア・シンガポール・南米)では生クリームが高いのでバタークリームを使ったケーキがあったかも。
久しぶりのバタークリームは強烈だった。普段、二切れ以上食べることができる夫や義父も一切れで根を上げていた。まさに、バターで作られた濃厚なクリーム。その製造現場を取材することは不可能だった。(おほほ~、手伝わないでネット三昧していた~)
義母は今後作らない、と宣言していたのでほっとした。いや、この残りはいったいちゃんと消費できるのだろうか、私に「食え食え攻撃」が及ばないかちょいと心配だ。


昨日は甥のM雄くんの誕生日だったのだ。義母が張り切ってケーキを二種類作るのも理解できるだろう。


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あなたは最近バタークリームのケーキを食べたことがあるだろうか?かなり苦しいケーキだっ。同情クリックをお願いしたい


ウサギビールを入手

2013年03月17日 | 文化
去年の夏にウサギビールを買いに行きたいという記事を書いた。2012年8月5日
あれから憧れのウサギビールだ。ウチ周辺では通常入手不可能。ウサギビールとは、ドイツのビールメーカーのひとつ、アウグスブルクに工場がある。
Hasen-Bräu
アウグスブルクに行かないと買えないと思っていたら、先週、スーパーの広告にウサギビールが載っていた。もうすぐ復活祭だ。復活祭の象徴、ウサギがシンボルマークのこのビール、この時期にはドイツ全土に出荷するのだろうか。

二本だけ買った。

野うさぎが畑の中を疾走していくのをこちらの生活で数度見かけたが、愛玩用のウサギより大きくてたくましい印象だ。このラベルのウサギも野ウサギだっ。

広告が出ていたスーパーでなく、飲料だけを扱う店で買った。そこでは1ケース買うとビールジョッキが付いてくる。
私はビールを2本だけ買って、物欲しそうに展示されているビールジョッキを眺めていた。すると、でっぷりとした女店員らしき人がジョッキをひとつ私に差し出したのだ!
1ケースも買うことができない貧しいアジア人を哀れに思ってくれたのねぇ!
  
ちょっと飲みにくい印象。蓋つきだぞっ。
ビール二本(1本500ml)で1.66ユーロ。約200円。
この金額の買い物にビールジョッキおまけは大サービスだな。ドイツにはめったにないぞ、うれしいなっ。
おっほん我家の家宝とする。
さまざまな贈り物やお土産といっしょに飾っておくことにした。
ウサギチョコレートも貰う時期になった。
板チョコのほうが金額的にお得なのだけど、こうした形になったものを貰うのも嬉しい。
ウサギビールにウサギチョコ。ウサギまみれで嬉しい私~


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キリスト教の二番目に重要な行事は復活祭だそう。欧州や南北アメリカ、その他の国や地域のキリスト教徒の人々はウサギやたまご収集に忙しいこの頃かしら。私はウサギビールでお祝いできる嬉しい春だ、うほほほほ~




子供用カーニバル

2013年02月05日 | 文化
去年も誘われたのだがまるで興味を持てなくて断った。これから毎年彼女の誘いを断るのも面倒なので、今年は同行したぞ、子供用カーニバル。
市内の大ホールで華々しく開催。

こうした行事に踊っていると思われる団体の演技などは、まあ、楽しめるけど。



基本は、子供とその親のための大騒ぎ。

大音量の音楽のなかで仮装した子供とその親がうろうろするのだ。いや、踊っていたりあやしていたり、喧嘩したり泣き喚いたり~

上右、面識の無い3歳児どおし、なんだか慰めあっている??

親も仮装で参加、が結構いる。目立ったのは尼僧かな。二人もいたぞ、人気があるのかあの格好。(残念ながら盗撮チャンスを逃した

同行の友人の3歳児たち。二人ともご機嫌斜めだった。わたしに「お家に帰ろうよ」と訴えていたのだけどねぇ。
自分の子供だったらすぐさま連れて帰るだろうな。うるさいばかりで会話もままならないこの会場、3歳児にはかなり負担に思えた。

ノリノリの親はたくさん見かけた。左、ビッケのお父さんかっ。
友人は私に「キモノを着てね」と執着していたが、こうした軽いノリの会場に着物はどうなのかい、と拒否。
替わりに持ってきたのはマレーシアのバジュクロン。マレーシア直輸入の本場物。全身を撮影するのを忘れていたのが残念だった。
ちょっと、違うかなって。遊びの要素のない仮装だもの、いくらドイツから遠いマレーシアの衣装でもかの地では日常着。
なんだかマレーシアを侮辱しているような気分にさえちょっと、ちょっとだけなった。


最後は天井につるしてあった風船が舞い降りてきて、お終い。
子供たちが争って風船を奪い合うのだが、どういうわけか割れやすく、あちらこちらで爆音が・・・
3時間近く続く爆音音楽、と締めの破裂音、静寂を好むドイツ人とは思えない。
だから、カーニバルなのだろうな。冬季うつ病にならないための知恵なのかもしれない。
日中でも薄暗くなる11月からすでに4ヶ月目。大人も子供も意識的にはしゃいじゃおう!

でも、やっぱり来年は参加したくないなぁ。さて、今から言い訳を考えておこうか。
ケルンのカーニバルでも見に行くことにしよう!


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紙幣でおりがみしちゃおう

2012年11月20日 | 文化
ふと思いついて図書館で探したら、あった。
折り紙の本。

「オリガミ」の呼びかたは日本語そのままだが、すでに日本を離れて海外で成長している様子がよくわかる。
得意げに私の目の前で複雑なものを折って見せる少年がいたなあ。東洋人と見ると「あなたの文化を知っている」といわんばかりに披露しているのだろうな。


この二冊は著者が日本人と思われるもの。小さな子供向きの基礎的な作品が載っている。
これくらいなら、私もできそうだ、と思ったぞ。


スーパーの広告。折り紙100枚入り4ユーロ。買いたかったのだけど、行った時にはすでに売り切れ。
売り切れるともう入らないここの大手スーパーの商売のやり方が憎憎しい。
Made in Germany」の得意げな印刷がちょっと笑える・・・ここでも国産品は「高級品」とみなされているのだろう。


これらは紙幣の折り紙解説本。現金を贈る時にこのようにする習慣があるのだなあ、と理解した。

この手の本がたくさんあった。

私も練習してみた。ユーロ紙幣じゃあ折りにくいかも、と思い、引き出しの奥から千円札をとりだして折ってみた。
2ユーロ硬貨が数枚入ってぴったりの大きさに仕上がった。2ユーロは500円玉とほぼ同サイズだ。
子供のお年玉に千円札を折って、中に500円玉を入れたら喜ばれるかな。いや、日本の習慣ではやはり、現金を贈るときはきれいに伸ばしたほうがよろしいだろうなぁ。

以下は紙幣折り紙を知って数ヵ月後に出席したドイツ人の結婚披露宴で撮影したもの。
テーブルに飾られたのは紙幣折り紙作品の数々。これらは新郎新婦への贈り物だ。

どちらかと言うと、あまり美しくは無い印象。

っていうか、要するに現金なんだから見た目は二の次でいいのかも。
いや、みんな工夫した力作と言わなくてはならないか??

日本人のわたしとしては、折ったり丸めたりしないで、切れそうなピンとしたお札を魅力的な包装をして贈るのが一番スマートに感じるのだが、ま、ここは日本から遠く離れた異文化圏。
そのうち、私も長くここで生活するうちに影響されて紙幣折り紙を喜んで贈るようになっちゃうかもしれないしね~、ああ、怖い怖い






スカイフォール、一足お先にっ

2012年11月06日 | 文化
007新作、スカイフォールを観た。

日本より一ヶ月ほど早い11月1日から公開のドイツだ。日本のようにメディアでガンガン宣伝しないここ、いったい本当に11月から上映するのか心配になった。
10月下旬にいつも行くショッピングモールに隣接する映画館に確かめに行ったのだが、下の2枚の大きな広告以外に上映スケジュールなども印刷されていなくて不安になったものだ。

子供の頃から007ファンの私。テレビで鑑賞していた小・中学校の頃を除き、劇場公開時には欠かさず観ている。
こちらに移住してから主役がダニエル・クレイグに替わり、少々がっかりした気分になったものだが、今じゃあすっかりクレイグのボンドは素晴らしいと思っているぞ。

上は開演10分前の劇場の中・・・私たち二人(夫と私)誰もいない・・・
直前になって6人ほど入ってきた。ガラガラの映画館。だ、大丈夫か、この映画館!!ドイツで007は売れないのかっ??

さて、書籍や映画のレビューを書くのが苦手な私、日本公開までまだ時間があるのでいろいろ書くのはやめておいて、ちょっとだけ。
冒頭から数分のところで短いカーチェイスがあるのだが、追われる悪役の車はアウディ!数年前から絶好調のアウディがこの映画に出したくてたまらなかったのではないか、と想像した。また、その撮影場所がトルコで、トルコ人移民の多いここの状況を考えるとなんだか不思議な気分になった。
中国でのシーンがあることを知っていた。私はボンド映画と東洋はあまり似つかわしくないと思っているのだが(007は二度死ぬ、は嫌い。トゥモロー・ネバー・ダイは、何とか許せる)この作品ではほぼ、違和感が無い。
ボンドガールとして紹介されているナオミ・ハリスはもしかして次の作品にも登場するかもしれない!ほぼ最後の部分にそれを匂わすシーンがあって、ちょっとびっくりした私。

ドイツを初めとする海外在住者には今回のこの作品はかなり内容が単純なのでウィキペディアを読んでいくだけで理解可能に思う。(その土地の言語に精通していない私のような人のため!)
カジノ・ロワイヤルはかなり難しかった。いや、当時の私のドイツ語力が低かったから?ヴェスパとボンドの関係がいまひとつはっきりしなかったのだ。(手元には日本で買ったDVD有り、問題解決!)
映画館で映画を観るときは、最後のクレジットもちゃんと見ていく私たち夫婦。結構いろいろな発見があるのだ。
今回興味深かったのは日本語で「軍艦島 長崎」と表示されていたことだ。帰宅して調べてびっくり、その場所が使われたのね・・・・すっかりCGかと思っていたのに!

他の多くの評価と同様、私もスカイフォールを絶賛したい。
どうぞ、ご覧ください。













一日書道教室

2012年07月23日 | 文化
一日だけの書道教室が開かれることになり、特別に興味も無かったのだが誘われたので行ってきた。
2時間だけで毛筆を持ったことさえないドイツ人たちにどうやって指導するのかと思った。
用意されたのは草書の本(のコピー)。ええっ!いきなり草書!?


「気に入った字を選びなさい」「上手に書こうとせず、心を無にして一気に書き上げなさい」
などと、初心者には斬新に思えるくらいの指導法だ。
ところが周囲を見渡すと、みんな、それなりにさまになっているものを書いているのでこのやり方は効果があると判明。
以前、私は某欧州人に筆を持たせたことがあるのだが、自分が子供の頃習ったとおりに楷書できちんとしたものを要求したのは無理があったのかもしれない。

指導者の台湾人男性の講義は鈴木大拙にまで及んだ。書道も精神世界に通じるのだなっ。


先生がその場で書いてくれたもの。左上は確か「愛」右上は「好」、下は明らかで「禅」。
「できるだけ速く書きなさい」と指導していたが、彼の書き方も一瞬のうちだった。
この三枚、ちょっと欲しかった。特に「禅」。これはかっこいい。なかなか言い出せなかった私の代わりに他の人が持って帰ったことだろう・・・・



しばらく練習した後、一人づつ皆の前で気に入った一字を書き上げた。
私は「好」を選んだのだが・・・

師匠が私に尋ねた。「これは『ぬ』ですか?」うううっ、先生は日本語の教養もあるのかっ
書き直したのが右なのだが、やっぱり『ぬ』にしか見えない・・・
だって「心を無にして、できるだけ速く書く」って、脳みそを働かせないで書き殴るのだから、多少めちゃくちゃなのが出来上がっても当然ではないか、と言い訳したいぞ~

清書した二枚は家に持ち帰った。ドイツでの斬新な書道指導を受けて、ちょっと満足。
手持ちのりす落款を押してみたらけっこういい感じになったので、りす部屋にしばらく掲げることにした。
「なんだかウサギみたいねぇ」と私が夫に言うと、彼は「あ、ホントだ」と答えたのでびっくり。
ドイツ人にもウサギに見える「ぬ」。
毎日いい日でありますように、という願いをこめて選んだ「好」、ま、ウサギに見えてもいいかな。




みんなで詠んでみた、同居嫁

2012年04月14日 | 文化
静岡在住のみどりっちさんの書いたものから、私が一句作った。
『胃潰瘍 同居嫁の 必須病』
原文は「胃潰瘍は同居嫁の必須病」だった。「は」を取り除いただけでできちゃった。
みどりっちさんはお姑さんと同居生活30年近くの大ベテラン。
人間ドックで見つかった胃潰瘍を明るく書き飛ばすことができる。

すると、次々とこの句の後に続作が投稿された。放っておいて消滅してしまうのが惜しくてこのようにブログ記事として残しておくことにした
『胃潰瘍 同居嫁は いたいよう』 
千葉のとしさん。

『胃潰瘍 りすさんまだなの 意外だよう』
 
ううっ。私が胃潰瘍になるのを楽しみにしている狸さん。

『胃潰瘍 同居義母は うるさいよう』  
ミッキーさん、よく義母をご存知で。
最後を「よう」で三句まとめた、なかなかの連係プレー。

『胃潰瘍 別居嫁にも できるかも』   
これは近所にお義母さまが住んでいる在独仲間のnomuakiさん。苦労しているご様子で・・・


『浜の真砂は尽きるとも 嫁の苦労の種は尽きまじ』
 
再びとしさん。なんだかいきなり芸術的にっ

『屋根の下 絶えて義母のなかりせば、げにこの世は のどかけらまし』

ミッキーさんも負けずにっ

『同居嫁 謎の体調不良に 襲われる』

Lunaさんはお友達のことを詠んでくれた様子。彼女、体調不良で心霊商法に引っかかったそうで。私も気をつけなくっちゃ

最後に発端のみどりっちさんから感想がきた。
あたくしの胃潰瘍が発端でこのように、グローバルかつ文学的に発展的に語られるなんて、、本望ですわい
みどりっちさん、いつでも明るくて、素晴らしい。その胃潰瘍、早く治してくださいねぇ。
私はまだ胃潰瘍と診断されていませんからご安心を。

さて、この写真は昨日の昼食の残り。

3,4日前に自分のためにフレンチトーストを作っていたら、義母がやってきてやり方が違う、とわめいていた。
彼女の家に伝わる(!?)やり方は、まず、日本のそれと同様に卵と牛乳の液に浸したあと、さらに小麦粉を牛乳と卵で溶いたパンケーキを作るような生地に浸すのだ。
それをたっぶりの油で焼くのだから、これはもう、パンの天ぷらだっ
そのパンの天ぷらをたっぷりの果実のシロップ漬けを添えて食べるのだから、日本のフレンチトーストの数倍のカロリー摂取量である。食べる量も日本の平均の1.5倍から2倍くらいだし。
ドイツ人の胃の強靭さを目の前で披露され、常に負けを宣言している私だ。
ああ、胃潰瘍になってしまうっ
「胃潰瘍 同居嫁の 必須病」ああ、再びつぶやいてしまった・・・・







頑張っている多民族国家ドイツ

2012年01月10日 | 文化
ドイツ語が一言もわからなくても理解できるこのポスター。

宗教を超えて仲良くしよう、ってキャンペーン開催中。

これもだいたい理解可能。でも、観光関係の「いらっしゃいませ」ではないような。
日本語ないから。


どうもこういった関係(どういった関係だ!?)の人材募集らしい。

各宗教に関係する祝日を記載したカレンダーだ。


キリスト教、ユダヤ教、イスラム教はもちろんだが、なぜかヒンドゥ教も。インド人移住者も多いのかしら、ドイツ。

残念ながら東アジアの宗教や習慣は無視されている。
今年の春節(旧暦の正月)は1月23日なのだが、真っ白な空欄さ。
中国人移住者も多いのに、何故だろう。

こんなに移民がたくさんいるドイツだから、比較的文法が簡単な英語も公用語にしたらいいものなのに、
それには頑固に抵抗している様子だ。

ドイツ語を学ぼう、というキャンペーンはしつこくなされている。








幼児洗礼

2011年07月31日 | 文化
 
ドイツ語学校のクラスメイトだったタイ人女性が洗礼式に招いてくれた。
彼女の1歳になる娘がカトリック教会で洗礼することになっていたのだ。
幼児洗礼の実際を目撃したことが無いわたしにはうれしいお招きだった。
7月下旬の週末午前11時。
教会前に集合。ドイツ人の旦那さんの親族がほとんどで、他数名は私を含むタイ人女性の在独外国人友人。
神父がやってきて教会前で皆と挨拶、少々の注意事項を言っていたが「写真撮影禁止」とは言わなかったので
ブログ魂のかたまりの私は喜んだぞぉ!!


教会を入ったところでまず、なにやら儀式。
右、子供(タイ人女性の長女)に本を持たせ、神父自信はなにやらトイレブラシのようなもので(本当にそう見えた!)水を振りかけていた。
え?これが洗礼の方法?って一瞬あせったが、まだまだ儀式が続くのでこれは本番ではないことを知った。

場所を移動。
教会の隅にある洗礼の儀式を行う部屋。
ここでもなにやらながながとお話が続いたが、日本の式典であるような堅苦しさはなく、
写真は撮り放題だし(撮影チャンスをうまく作ってくれたり)儀式の解説をしてくれたりした。

それにしても、このタイ人のお母さんはかなり熱心な仏教徒である。
自宅には祈祷場所などもあるし、タイから連れて来た前夫との間の長女はお寺に行くことを強要されている。
洗礼式はドイツ人の旦那さんの意見なのだろう。仏教徒一般が他の宗教に寛容であることを知ることができる。
イスラム教徒だったら、こうはいかないだろう~


はい、本番。
私はこの水槽の様子から、ちょっと頭をぬらすだけだと予想していたが、意外と大量の水をびしょびしょになるまで流していたので驚いた。
赤子ももちろん驚いてぎゃん泣きさ~!私が「うわぁぁ~」と声を上げていたら、隣にいた教会関係者で、この儀式を手伝っていると思われる人が「この水は体温近くに暖めてあるのですよ」と私に囁いた。
いかにも異教徒の私に、キリスト教の儀式がまるで幼児虐待とでも印象に残らないよう気遣ったか??
右、ふかふかの儀式用タオルですぐに髪を拭いてもらう赤子。



白いエプロンのようなものを神父につけてもらう。
このときにはすでに泣き止んでた。

このあとも15分くらい続き、初めから終わりまで約1時間かかった。
「上の子(男児)のときはもっと短かったわね」
タイ人の友人と彼女のお義母さん(お義母Sさんとしておこう)が話し合っていた。やっぱ、時間が長いとお得だった、と思うみたい。

正午に終了し、このあとは皆で食事。
車で到着した場所は、ウチからさほど遠くないレストラン(Gasthof)だった。
お義母Sさんも近所に住んでいる関係で、誕生日のお祝いなどもここをよく利用するそうだ。
私の義母も土地の人間だから、よく知っていて後でいろいろ尋ねられたぞ・・・

こじんまりとした宴会場は暖かい雰囲気。

出てきた料理が、これまた、義母の料理の復習みたいなものばかりで、たまげたのなんの!!
写真は始まりのサラダ程度で、このあと次々に肉料理が並んだのだが、食べるのに夢中になった私は撮影不能になった。


家族での記念撮影。幸せそうな息子夫婦を見ながら、お義母Sさんは満足そうだった。
「家族や親戚の集まるこうした機会が大好きよ」
としみじみ語ってくれた。
右、親の許可はとっていないのだけど・・・かわいいから許してくれるだろう。世界中に彼女を紹介さ。
この日の主役、L子ちゃん。くりくりっとしたお目目がかわいい。生粋ヨーロッパ人の赤ん坊と比較すると小さく見える。
人見知りが激しく、私の顔を見ると泣いていたのだが、最後には慣れてくれた様子。
ドイツ生活ではめったに着ないジャケット姿の私と記念撮影させてくれた。





教会でもぶっ倒れるりす

2011年05月04日 | 文化
瞑想室があるカトリック教会を見つけた。


左、教会内の瞑想室への入り口。右、ドアにある瞑想室の案内。
左のイラストはどう見ても座っている坊主。右の解説には「Za-Zan」の文字が見える。
この教会は13世紀に建築されたものである。長い伝統に異国の宗教や思想を取り入れる斬新さ。
朝8時半から夜8時まで開放されていて、来室者は自由に座っていいのだ。


二重になっているドアを開けると、室内はこんな風。さすがに畳は期待できないかぁ。
ちゃ~んとキリスト教のシンボルも掲げてある。

私は日本で瞑想のトレーニングをしたことがあるのでちょっとしたコツなどをまだ覚えているのだが、
きちんと座るには小さい座布団状の物があると楽である。
室内にはそれらしきものがあまりなく・・・あれ?この押入れみたいなところは何だろう?
って開けてみると・・・・

やったね、瞑想道具。
週に2度ほど瞑想の指導もある様子。今度、参加してみよう~


さあ、久しぶりにこの素晴らしい環境で座ってみるか・・・
と思ったのだけど。
なぜかここでも、ぶっ倒れるだけのりす。

床暖房で気持ちよかった~



近所のモンゴル人

2010年11月27日 | 文化
私が帰省中に義父母たちが在住モンゴル人一家と知り合った。
義母が「嫁は日本人です」と言ったら
「是非りすさんにお目にかかりたいものです」
とかいう展開になったらしい。

そういったわけで、見知らぬモンゴル人と会うのを期待されて実家生活をしていた。
実家でモンゴルについて少々学んでおいた。
なにしろ、私の脳内のモンゴル情報は「相撲」しかないから、うほぉ~


これは実家付近のさがみはら国際交流ラウンジでの催し物で撮影したものである。
民族衣装を着ている彼女は近くの大学で学んでいる日本人大学生、夏休みにウランバートルに旅行したそうだ。
この服は外套だそうで、あちらでもこれを脱ぐと、普通に西洋風の服装をしているらしい。
Sさん、ごめんよ~。撮影したときはブログ記事にするつもりはなかったのだけど!
O先生によろしく!

こちらに戻ってから早速、彼女と会うことになった。
大きい人、とあらかじめ聞いていたので、ますます相撲のイメージを抱きながら彼女を待つと・・・


現れたのは華やかな美人。3人の女の子のお母さんだ。
この三女は将来角界入り、間違いなし、という顔立ち。エネルギーも有り余っていて、目を離すと哺乳瓶抱えてとっとと脱走。
何度も捕獲に走りながら話し合った私たち~
まだ短い髪を、お母さんは髷のように結うもんだから、ますます将来の角界入りを期待されているようでおかしかった!

さて、このお母さんは一家でこちらに4,5年前に移住しているのだが、それまでの10年間ほど、
毎年のように日本にやってきていたそうだ。彼らはモンゴル音楽の演奏家である。
日本での演奏活動の証拠が、もらったこのCD。



モンゴル語のアルファベット表記と思われるものと一緒に、英語、日本語が印刷されている。
演奏会場で3000円くらいで販売していたのだろうな。
モンゴル音楽はモンゴルの歴史、地理状況を端的にあらわしていると思う。
中国とも日本とも思われる旋律に驚かされる。
実家近所でたまたまビデオ撮影できた津軽三味線の演奏を彼女に見せたらさらっと「あ、おんなじね」って言ったので、びっくりしたぞ。


定期的な海外での演奏活動などしていたくらいなのに、なぜドイツへ移住したのか尋ねてみると・・・
1990年にモンゴル人民革命党の一党独裁体制が廃された後、生活は非常に困難になっているらしい。
彼女にとっては子供の教育が大問題に感じたらしい。
社会主義のころは、学校は無料だったのに、今では非常にお金がかかるのでまともに教育を受けることが難しいのだそう。
子供達にまともな教育を受けさせるための移住と言っていた。
では、なぜドイツへ?仕事で訪れた日本を彼女は大好きなのだそう。日本への可能性はなかったのか?
「つてがなかったもので」
日本への移住は困難であるは容易に想像できる。厳しくなりつつあるとは聴くが、まだ欧米は外国人の移住がしやすいのだろう。

こちらでの生活、言葉の壁などで大変なのはお互い様だろう。
演奏活動や音楽指導で生活をしているとはちょいと想像しがたい。
再び、彼らの本来の能力を発揮してもらえるよう、わたしもここで微力ながら協力することを約束した。
モンゴル音楽演奏家ウルナさんをよろしく!
再び、日本での演奏、可能になるといいなあ。
ウルナさん、日本の食べ物大好きらしいし、日本語も数年前までかなり話すことができたのだそう。

ここでプロモーション用に撮影されたと思われる彼女らの写真を紹介。(なぜか日付入り・・・)



背景はインゴルシュタットの公園みたい。


この衣装はステージ用か、婚礼用か?
ステージといえば、彼女の華やかな雰囲気は舞台での仕事をこなしている人の発する独特なものもあるのだろう。
パラグアイハープの演奏家、敏子さんも同じような雰囲気がある。


これは旦那様と一緒。
彼は何と、弁髪なんだそう。弁髪って、中国だけのものと思っていたが、大陸での歴史を少々読むと、支配したりされたりで、あの辺りは共通する文化をいろいろ持っているらしい。
しかし!両国界隈だったら、それらしき体格と髪型の人々にまぎれて目だたないだろうが、
ここ、ドイツで弁髪は目立つだろうな~
旦那様とお会いしたら、是非、その後姿を撮影して、ブログ記事にしたいものだ。






ネットで薬購入

2010年07月21日 | 文化
「2009年施行の改正薬事法[2]により、一般用医薬品は主に消費者に対する情報提供の必要性の程度によって第一類、第二類、第三類の3種に分けられることになった」
これはウィキペディアの「一般用医薬品」からの記述である。

カメラの具合が悪くひどい画像で申し訳ない。
なるほど、去年の帰省時に購入した鎮痛薬には右上のような第②類医薬品の印刷があるが、
おととし購入のものにはない。

この第②類医薬品はネットなどの通販では扱えないらしい。
知ってからしばらくして、義父に小包が届いた。


これは義父がインターネットで注文したアスピリン。(後ろのはサプリメントの類らしい)

「あれ?アスピリンはネットで販売してはいけないのでは?」
無駄知恵を得たわたしが得意になって質問をした~
と、その直後に自分が日本でなくドイツにいることを発見~あははぁ~

このアスピリン、100錠入って11ユーロ。
激安である。
薬局で買うと高いからネットで注文したらしい。
こうした事実をあわせて考えると、薬局は薬そのものの値段と薬剤師の給料まで含めた価格で販売されているらしい。

しかし、日本では鎮痛剤は通販禁止なのに、ドイツではOK,これは少々納得がいかない。
一体どういうわけなのだろう?

「日本人はむやみに薬を摂取したがるから、ネット販売などしたら事故多発」
「薬剤師資格取得者が増加しているので、彼らの職場を確保するため」
などが考えられるが、本当のところはなんだろう?

生活の細かいところまで日本は欧米のやり方をまねていることが多いのだが、
まるでそっくり導入でなく少々アレンジしているのが面白い。
国の法律を作る人たちはそれなりに賢いのだろうから、むやみに否定はしないけど、
でも、どうして?
鎮痛剤はドイツではいいのに日本でネット販売できないのは、どうして??
薬屋の世界はいろいろ奥が深い様子だから、一般人には知らされないことも多いのだろう。


私はなるべくドイツの医薬品を使わないようにしている。
平均体重や皮膚の強さがえらく違うように思えるから。
だが、日本から医薬品の郵送は禁じられているのが苦しいところさ、帰省のたびに薬を揃えて持ってくるのだ。
ああ、このアスピリン、安いけど、摂取には勇気が要るのさ!






ドイツ語の練習教材に

2010年06月18日 | 文化
これはここインゴルシュタットの新聞。
発行部数は8万4千部、と言っていた。
これがどの程度のものかよくわからないが、日本で知られている有名なドイツの新聞とはかけ離れているだろう。

知人のBさんはこの新聞社の記者で、主に子供のための記事を書いている。
普通の記事を子供向きにやさしく短く書き直すらしい。
下の写真「Der Doni」がそうだ。

週末の別の子供向けの記事も担当しているそうで、ドイツには珍しく(?!)土日や祝日の出勤もしばしばだそう。

もちろん、インターネットで読むこともできる。そう、彼女が書いたものを世界中の人が読むことができるのだ。

わたしも、ドイツ語力向上のため、読もうとは思うのだけど・・・
子供向けの文章とはいえ、万年初心者の私には難しい。
そこで、ここで紹介し、日本のドイツ語学習者にも読んでもらおうと思ったものだ~

URLはこれである。
http://www.donaukurier.de/extras/kindernachrichten/index.html 
あらあら、コピーペイストで、お願いします・・・・

そうそう、書いている本人の容姿を知っていると、より、ドイツ語学習に熱が入るかもしれない。
で、彼女を紹介・・・・

50歳代の感じのいい人だ。
意見や感想も、随時受け付けているとか。
新聞には彼女の記事欄に電話番号が記載されていて、直接彼女がその電話に出る。
子供だけでなく、大人からも記事の内容について多く問い合わせがあるそうだ。
そういうわけで、ご希望があれば、電話番号を記載しようと思う~
政治談議に熱の入る彼女、はい、私は全然会話についていけないぞ。

今月はサッカーについての記事も多いだろうから、読みやすいかもしれない。






テレビを視る

2010年05月27日 | 文化
「テレビがないと、私は死にます」
ある日の夫の言葉だ。
夫はドイツには珍しい(?!)テレビっ子だったようで、昔のドラマや映画をほとんど制覇している恐ろしいドイツ人だ。
現在でも日頃のストレス解消はテレビを視ること。そこで、最近の彼のお気に入りのドイツドラマを紹介する。


『ローゼンハイム警察』とでも訳したらそれっぽいかな。内容はそのまま、刑事もの。
タイトルのローゼンハイムはドイツ最南端の山のふもとの街のようで、画面はいつも緑に溢れていて、日本の刑事物にはない妙な平和感が画面いっぱいに広がる。安直なつくりの内容だな~って日本人にはこちらのドラマは少々物足りず。
主役はこの太った男のようで、これもなんだか妙だ。ビール腹を称える南ドイツの男性の象徴かい?
それでも、夫のお気に入りで、毎週欠かさずご鑑賞~


「Um Himmel Willen」というタイトルの尼僧の生活のお話。でも、宗教臭いものではなく、普通の内容。
ここに掲載した動画を観察しただけでもなんだか明るい雰囲気が伝わってくるではないか?
これも背景に緑が多く、これはドイツのドラマの特徴なのだろうか?

わたしもこれらの番組を付き合いで視ているのさ。
いつかは、内容を楽しめるようになるだろうさぁ~、いや、その頃は番組終了だよな、まったく。

コマーシャルは、言葉の壁が低いのでもっと楽しむことができる。

これはドイツ在住日本人にはよく知られていると思われるぎょっとするビールのコマーシャル。
もしかして、南ドイツ限定かもしれないが。
流暢な日本語で日本人と思われるおじさんが、「何か、バイエルンの特産のものを注文したいのですが」
としゃべるのでビックリするのだ。
字幕も何もでないので、ほとんどの視聴者にはまるで意味を成さないのだろうが、かなりしつこく長く放送しているのでそれなりの効果があるのだろう。
最近、続編ができたようだ。このおじさんが、「ノンアルコールの味がしますか?」とか何とか、またしてもきちんとした日本語でお話になる~
ドイツ在住の一般人からこうしたCM・ドラマ・映画などに採用するようで、ときどき人種を限定したオーディションがあるらしい~
いつかは出るか、わたしも、おほぉ。

これはトヨタのもの。

欧州各国の販売店や工場の従業員がそれぞれの言語で『私のトヨタ』と一言うのだ。
この左のおじさん、日本人の様子。いったい、どういう背景の人なのか、知りたいものだ。
イギリスでの撮影らしい。英国での2世の日系人? 英国が好きで移住した? あるいはトヨタ本社からの駐在員? はたまた俳優?
いずれにしても話題の期間工ではない「この道ウン十年」の雰囲気を良く出しているぞ。

最後に現れるこの一言。
「トヨタの品はお客様のものでもあるけど、わたしたちにも大切な品であるほどよいものだ」という意味なのだろうが、
直訳すると「あなたのものはあたしのもの」であって、
なんだか、夫の金は私の金、って思いたくなる日常の私の心構えのようで怖いものがある。

ここまで書いているうちに、このYoutubeで動画を見つけたので、紹介したい。



最後に、毎日お世話になっているウチのテレビ。
なかなか故障してくれない。壊れるまで使う主義の義父母の所有物、別居が完成するまでこれで耐え抜く予定のりす。
「持って行け」といわれたらどうするぅ~





2010年6月3日
夫にちゃんと調べてもらったところ、ドイツは2012年にアナログ放送終了だそうです。
ウチの場合、衛星放送でテレビを視ているのですが、その衛星放送もすでにデジタル放送を開始しているのだそうで、このテレビもデジタル放送を視る事ができるのだそうです。

ってことは買い替えは当分なしって決定かぁ。