怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

街の博物館

2008年06月14日 | 文化
ルートヴィッヒ一族の誰かが15世紀に街の中心に城を建てた。この城は今は「軍事博物館」として公開されている。
小難しい解説は抜きにして、私範囲でわかるものを紹介。
ちなみに、フラッシュを使わない撮影は許可されている。





ベルサイユのばら、の時代の服のようで、夢中になって写真を撮った。
日本の昔の服を見ると「昔の人は小さかったな」と思ったものだが、ここの展示の服を見る限り、「昔からヨーロッパ人は大きかった」とたまげる。



前から、と後ろから。
こんな服がたくさん出てきたような・・・



こ~んな剣で、オスカル フランソワは誰かと争ったような記憶あり・・・



こ~んな銃も出てきたような・・・

そうだ!図書館にベルサイユのばらドイツ語版があったはず。
借りてきて、比べてみよう!



普通の感覚のドイツ人にとっては忌まわしい品々。夫もその時代の話をするのを嫌がる。




なんといっても、中世ヨーロッパの甲冑はかっこいいと思う。
それにしても、大きい!大きい男を選んで戦闘に備えたのだろうか?



義手らしい。大きさは私と同じくらい。んん?!女性用の義手?



これは博物館のトイレへの通路。
火災設備など後から付いたもの、修復されたものがほとんどだが、大昔の雰囲気むんむん。わたし、お姫様になった気分
あ、トイレはちゃんと水洗。

ちゃぁんとお勉強して、わかるようになったらもう一度ここに来て、もっとまともな報告ができるようにしたいものだ~





刺青

2008年06月03日 | 文化
プールに行くと、必ずいるのはいれずみをした人々。
腕や、背中に好みの図柄を入れてる。
たいていが動植物の図案なのだが、漢字も人気のようで、意味のわかってしまう日本人の私は、楽しんでいる。

この写真の男性、感じのよさそうな人だったので、話しかけてみた。
「どうして、この字を選びましたか?」
彼の答えは、
「どうせやるなら、何か意味のある言葉にしようと思った」
ちょっと、細かいニュアンスが聞き取れなかったのだが、もしかして、彼はこの漢字の意味をわかっていなかったのかもしれない。
この人が、日本や中国を旅行して、海やプールで泳ぐために服を脱ぐ可能性はどのくらいだろう。
やってもらうと、おもしろそうだ。皆に話しかけられるかも。

まあ、「平和」などいい言葉だったら高感度高いけど、普通見かけるのはちょっと行書体の中国語風。読み取れないこともしばしばだ。

一番、たまげたのは「兎」
え?うさぎ・・・
ちょうど、この平和さんと同じ位置の背中の真ん中に「兎」・・・・
本人は意味をわかっているのだろうか、もしかしたら、この漢字の形の面白さだけに魅かれて入れてもらったのかもしれない。

うさぎ、は西洋ではしばしば「臆病者」というあまり芳しくない意味合いのイメージがある。
まあ、ミッフィーやピーターラビットなどヨーロッパ産のかわいいウサギキャラクターたちもいることだし、彼はそれらのファンかもしれない。
もちろん、私は彼をつかまえて「どうしてウサギ?」などと尋ねることは遠慮したけど。





みかど その2

2008年06月02日 | 文化
先日の「グリコのみかど」のコマーシャルを発見しました。

ここをクリック「コマーシャル」。ドイツ語のページで面倒で申し訳ありません、右上の検索(Suche)の四角にMikadoと入れて、Sucheをクッリク、すると、3つの選択があって、真ん中のMikadoをクリックすると、動画を見ることができる画面になります。

会議中のおじさんたちがポッキー(私には、どうしてもポッキー)で遊んでます。
ほほう、子供向けのお菓子ではないようす。
なんだか、うれしいな。


こちらのページも面白いです。
クッリク」してみてください。







みかど

2008年05月30日 | 文化


先週、義姉は自分の関係している雑誌を持ってきた。
ふむ、「MIKADO」、ミカドだ。
建築の専門誌で、おおよそ「帝」や「御門」などの意味とは関係ないような気がする。もしかして、ドイツ語にMIKADOなる単語があるのかと思い、辞書を調べたが、やはり、ない。

そういえば、「みかど」という日本国外の屋号は多い。
今の私に一番近いのはミュンヘンのみかどだ。
ミュンヘン在住の日本人ご用達の日本食品店。日本直輸入の食材に溢れていて魅力的だが、財布に穴が開いたかと心配になる場所でもある。

おそらく、世界各地に「みかど」の名を持つレストランやホテルなどが存在するだろう。

が、ドイツ国内向けの建築専門誌が「みかど」????
いったいどういうわけなのかな?
義姉に尋ねてみたところ「知らない」とのこと。
みかど、という音が気に入ってつけたのかしら?
それにしても、その意味考えなかったのかな?
わたしは義姉に教えてあげた、天皇の古い言いかた、と。
偉い人が住むお家作りをしている、という意味なのかな、と彼女と話し合った。

ま、私に関係のない雑誌のことはどうでも、お菓子大好きな私にはこれ。




グリコのみかどだあ!
やっぱり、グリコのポッキーだよな~、語感がいいのは!
なんだか、間抜けな音の、グリコのみかど、1ユーロ20セント(約200円)なり。




西洋人形

2008年05月23日 | 文化


これ、姪がもってきた赤ん坊人形。
なんだか、小麦色の肌。



瞳はブルー、髪はなし・・・



お、ツルッパゲ・・・(これって、差別用語?だったら、コメントください)
よくみると、筋がうねうね入っている。
つまり、この赤子、金髪ということか。



ちょっと、脱いでもらった。
やっぱり、全身、小麦色。
ここ2,30年の欧米の子供用人形の肌色が濃くなってきているのは知っていた。
小麦色の肌は、南の島で休暇を過ごす経済的余裕がある、という象徴、という話を日本で元ヨーロッパ駐在員婦人から聞いた事がある。

が、赤ん坊まで、日焼けしていいものだろうか?
過剰な日光浴は肌に良くないことを皮膚がん多発のヨーロッパ人は知っているだろうに。

トイザラスの人形売り場にこの手の赤ん坊人形が勢ぞろいしているところを見て、ぎょっとした。
この肌色、標準装備らしい。

プールサイドに、どこかの子供が置いたらしく、この赤ん坊人形が裸でぽつねんと座っていたことがある。
妙にリアルなでき具合なので、「お、南米からの子供かな?」と私は勘違いしたくらいだ。

本物のここの赤ん坊たちはやっぱり、白い。
無理やり日焼けさせている親もないらしい。



東洋人の私が少々違和感を感じるこの人形、姪には普通で、大好きらしく、ベビーカーやベッドまでここに持ってきてかわいがっている。






日本料理の本

2008年05月20日 | 文化
私はドイツに来るまでの人生で、海苔巻きを作ったのは1回(確かやったことある、うろ覚え・・・ひどいなぁ~)しかなかった。
数ヶ月前、夫に「海苔巻きを食べたい」といわれたときの驚愕は隠せなかった。
「おまえ、ドイツ人だろう、どうして海苔巻きをいまさら、ここで食べたいなどというのだぁぁ」と、切れそうなのを我慢して、自己流で作ってみた。
初回はめちゃくちゃだった・・・
海苔の内側にどうやってご飯を収めるか、不思議に思ったくらいだもの。

ドイツ在住のyamageigeさんの記事なども参考にしながら少しづつ海苔巻き作りの腕を上げているところだ。

先日、村の図書館で、日本料理の作り方の本を2冊も見つけた。
しかも、著者は日本人。
日本語の本の翻訳ものらしく、栗原はるみさんのこの表紙は見覚えがあるぞ。



日本で出版される料理の本の優れているところは、細かい手順を写真で解説してあるところだ。
こちらの料理の雑誌や本は、文字のみでの説明が多く(読者がすでにどうやるかわかっていることを前提に編集するのだろうか)語学力不足も手伝い、なんだかわけわからないことが多い。

この本、日本流(日本の本をそのままドイツ語にしただけ)の細かい解説、豊富な写真で、本当に助かった!
ドイツ語の解説を読めなくても、何とかなりそうだ。

(記事を書いた当初にはここに本の内部の写真を載せたのだけど、夫に「著作権に引っ掛かる可能性あります、100ユーロくらい請求がきます」といわれ、削除しました・・・夫は特許の関係の仕事をしているので、私も不安になりまして・・・どうなのでしょう?書籍の本文をブログに載せるのはだめなのでしょうか、だめそうだな~)


しかし、この本をドイツ人が読んで、掲載されている典型的な日本料理の数々を作って見ようと思うのだろうか?

この小さい町でも寿司をメニューにしているレストランは多い。
その多くは中国人が経営していて、日本直輸入の私から言わせれば少々怪しい寿司や海苔巻きを提供している。
まあ、でも、彼らも日本文化を宣伝してくれているようなものだから、ちょいと評価してしてみよう、と思わないでもない。
そんなわけで、寿司体験者が多いドイツのドイツ人。
「うちで作ってみたいな~」って思う人もいるだろう。





「作り方を教えて欲しい」などと言われるときのため、見目麗しい海苔巻きを小器用に作って見せるのを目標に、練習に励む覚悟を決めたのだ





庭で発見

2008年05月17日 | 文化
暖かくなって、庭を歩き回る機会が増えた。
恐ろしいことに、まだ、この家でみたことがない部分がまだあった。

雨水タンクを発見したのだ。
今年、初めて洗濯物を外に干した。冬の間中、地下室でじわじわと二日間かけて乾かしていたので、太陽に洗濯物を乾かしてもらう喜びはひとしおだぁ!
そのとき、見つけた3個並んだドラム缶。



大中小並んでいて、大きいのがいっぱいになると次々と小さいほうへ水が移動する仕組み。

巨大バケツも発見。



これも、上の雨どいにつながっていて、雨水を集める。
ちょっと、ふたを取って覗いてみた。



う~ん、このところ雨がないので、殆んどない・・・
この雨水、義父母は庭の草木にやっているのだ。

雨水の再利用の話は実家にいたときも聞いたことがあるが、ここの家のドラム缶の大きさを見てしまうと、日本の首都圏ではちょっと難しいかなあ、と思ってしまう。

庭からちょいとお隣の庭を覗いてみた。




やや!
あれは石灯篭か?
上に雑巾みたいなものが載っている。お掃除中か?
いつぞやは散歩中に仏像を見つけたことがある。
隣の家も、東洋に憧れ?
ほ~ら、ここに東洋から来た私がいますよぉ、どうぞ、ご利用ください~、という気分だ。

ついでに、野原をはさんでお隣の犬とおじさん。


この犬、私に興味があって、走ってくるのだけど、近寄ると私の顔が気に入らないらしく、吠えるのよ~!日本人、そんなに嫌い??
カメラは大好きのようで、ご機嫌いい笑顔(に見える)で撮らせてくれた。

街のお祭り

2008年05月14日 | 文化






以上の写真は、ここの街のお祭りの様子・・・いや、なんだか服ばかり撮ってしまったが・・・だ。
有名なミュンヘンのオクトーバーフェストのミニ版のようだ。
民族衣装を着た兄ちゃん姉ちゃん、元姉ちゃんの写真を撮るのに苦労した。

この民族衣装、からだの薄い東洋人には似合わないと思われる。
胸が大きいだけではだめなのだ。からだに厚みがないといけない。
女も厚い胸板がないと、この服は映えない、と思う。
実際、日本人が着ているところを見たことないので断言はできないけど。

だれか、着てみて~!
わたしは子供用しかサイズがないからだめ。
ちょっと憧れちゃうよね、この服。







赤い服が増えてきた。

2008年04月25日 | 文化


寒いけど、日差しが強くなってきて、春らしく装いたいのか、若者たちにも赤い服が増えてきた。



赤いタイツに赤いスカート、赤いかばん。あまりかっこいいとは思えないけど、なんだかうれしい気分にさせてくれる。



ピンクのパンツ!
う~ん、私にはちょっと無理かな!
(実は持っているのだけど・・・・)



今日は結婚式を終えたシーンも撮ることができた。
知らない人だけど、おめでとう!

復活祭子供には

2008年03月25日 | 文化
復活祭は子供のためのプレゼントもあるようだ。

他家は知らないが、少なくとも、この家には。

義姉の6歳と4歳の子供のために義両親が用意したのはこれ。



チョコレートのウサギとゆで卵をあからさまに隠しておく。

で、子供たちが見つける、というお遊び。

うちの場合はチョコレートのほかにちょっとした品も添えたりしている。



ちゃーんとかごなども用意して、写真に撮られてもイイ感じになるようにしている。



収穫物の入ったかごを手に持って、最後にパパが記念撮影

復活祭

2008年03月24日 | 文化
復活祭の特別料理

甘いパンを作る。卵、砂糖、マーガリン・イースト・粉を練る。

この機械も40年くらい昔に買ったもの。

30分ぐらい発酵させる。

好みの形を作って焼く。

スーパーなどではこの丸い形のものが売られているのをよく見た。
なんてことない普通の甘みのあるパンなのだけど・・・

若者

2008年03月17日 | 文化
図書館には日本の漫画も少々そろっている。
私はセーラームーンを読める年齢を大幅に超えているので、この本の下段にあるベルサイユのばらを借りて読んだ。
もちろんドイツ語に翻訳されているのだけど、ストーリーは覚えているので結構楽しめた。

町の中心から郊外へ向かうバスに、学校帰りの子供たち(18歳くらいまで)がたくさん乗っている。
彼らが、バスの中で何をしているかといえば、主におしゃべりだ。

携帯電話を操作している光景はほとんど見たことがない。

ゲーム機に夢中になっているのも見たことがない。

私が数ヶ月の生活で実感したここの平均可処分所得は日本のそれの約半分のように感じる。物価が高いこともあり、このように感じるのだ。

そうすると、子供の娯楽に使えるお金も自然と日本より少なくなるので、持つことができない子供が多いのではないのだろうか。

実家の近所にスイスからお嫁に来て30年近い女性がいるのだが、彼女によると、日本は文字でコミュニケーションをとる文化が発達してるのだそう。彼女の子供たちが学校から持ち帰るたくさんの家庭向けの印刷物は、日本語を読めない彼女を困らせているらしい・・・・

そういった、文化背景の違いも携帯電話の普及率の差を作り出すのかもしれない。

ここの子供たちの服装や持ち物も日本の標準よりかなり質素で、時には貧乏くさく思えることさえある。
ヨーロッパ好きの日本人はきっと「質素は教育によろしい」などと言うだろうが、ここの学力の低下は日本のそれより著しいのだから、質素にしていれば教育にいいなどとは絶対思えない!

要するに、私は日本の物質文化に深く敬意を表していることをここで改めて感じているのだ。



絵本

2008年03月02日 | 文化
ドイツ語学習のために、図書館で絵本を借りてきて読んでいる。

たいていの絵本が動物や子供が主人公なのだが、中には結構面白いものがある。


これは認知症のおばあさんが主人公の内容なのだが、どういうわけかこういったシーンが出てくる。まあ、このあたりはそこいらじゅうでチュウチュウやっているので、絵本に出てきてもさして子供に強い影響があるとは思えないが、この本が日本の書店の絵本コーナーに並ぶとは思えない。



これはオーケストラの団員が、家を出る前の準備風景の内容の絵本だ。
この内容自体が子供のためとは思えないが、さらに女性たちが着替えるシーンまで出てくると、これは大人の絵本?と思ってしまう面もある。

こんな絵本があるおかげで、私は楽しく図書館通いをさせてもらっている。





スプーンが欲しい

2008年02月29日 | 文化

スーパーマーケットで150グラム入りくらいの小さいヨーグルトやプリンなどのデザートを買うことがあるのだが、もちろんスプーンなどは一切ない。

「スプーンをお付けしますか?」
ああ、懐かしい言葉だ。
まったく、日本の人々は物を売る才能に恵まれている。もちろん、スプーンの分だけごみがドイツより多いわけで、環境にはよくないだろうけど。
ここも、売り場にプラスチックのスプーンを1本10セントくらい(16円くらい)で置いておけばいいのになあ。
私はスプーンを持参で外出するようにしている。ふふふいつも公園でピクニックしている。


これは園芸用品店にあった布袋様。
盆栽らしき植物の売り場で見つけた。
先日の近所の庭のように、東洋に憧れを持っているどなたかがお買い上げになるのを待っている。


これはいつも利用している図書館。
もちろん私はドイツ語の小説や雑誌など読めないので、もっぱら絵本を借りては読んでいる。

仏像

2008年02月26日 | 文化
村の端っこの家に異様なものを見つけた。
仏像が大きな池の真ん中の島に、仏塔らしきものとともに鎮座ましましているのだ!

家に戻ってから、義母に報告すると「ああ、最近の流行よ!」と軽く言い放った。

ヨーロッパ人には仏像がエキゾチックで、なんだかお庭に置いてみたくなるのだろう。まさか、敬虔な仏教徒ではあるまい。

しかし、たとえば日本で、十字架か何かを庭に据え置く人はいないだろう。
たとえ、信仰があったとしても、マリア像か何かをでんと庭に置くのはなんだかセンスがないように思うのが日本の感覚だろう。

まあ、これだけ広い庭があるのだから、なんでも置いてください。
しかし、この仏像(仏塔も)本場に近い私たちから見ると、なんだかうそ臭さ満載で、あまり美しくない・・・・