怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

厳しい規制の中、世界の人々は楽しんでいる

2022年01月09日 | アジア事情

マレーシア在住の仲間から届いた画像だ。

まだ、様々な厳しい規制がある中、

韓国料理レストランで食事をしたのだそう。

ウチはめったに、というかまったく家族で外食をしない。

今まで十数年、義両親と夫と四人でどこかで食事をしに行ったことは

本当に、ゼロ回だ。

こんな質素すぎる生活、凄すぎる。

マレーシアのほうが生活レベルは高いだろう!


日本と台湾が似ているところ

2021年02月01日 | アジア事情

台湾人知人のお母さんが

台湾から送ったものだろう。

N95マスクだ。

パッケージに印刷されている

マスクや文字の様子が、

日本のそれと同様、

情報満載でにぎやかだ。

ドイツのマスク包装は

おとなしい。

もっと、効能、特徴をガンガン主張してもいいのに、

って思う品がたくさんある。

面倒くさいのだろうか。

そうしたものにデザイナーを使ってお金をかけるのが

もったいないのかもしれない?

 

マスクの国際規格は統一されていないらしい。

現在、ドイツで指定されているマスクは

FFP2と名付けれている。

街中などには、警察官二人組が練り歩いていて、

人々が決められたマスクを着用しているかチェックしている。

警官たちはたいてい若い男女が一人づつで、

男性はともかく、女性はがっちりとした体形で、

東洋人普通体格女など簡単に張り飛ばせそうだ。

 

FFP2は、くちばしのような形をしているので、簡単に区別できる。

布マスクは立体的にならない。

台湾から来たこのN95マスクは、大丈夫なのだろうか。

くちばしのような形をしていれば、

至近距離で観察しない警察官にはわからないだろう。

 

 


実は食に恵まれている?

2016年02月15日 | アジア事情
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この小さい街にも、アジア食材を中心とする外国の食品を扱う店が数店舗ある。現地の味がそのまま楽しめるんだ。
これはベトナムのインスタントフォー。

ベトナム人経営のレストランで一度食べておいしかった。もしかしたらインスタント製品でもおいしいかしら、と試したら大当たり。

本当はいろいろな具を載せるのだろうけれど。
スープはかなり辛い。
ベトナムの品ばかりでなく、アジア各国の食材を扱っている。
店によっては、インド、アフリカ、中南米の品さえ一挙に扱っているんだ、凄いぞ。
客は外国人が多い印象だが、外国の食べ物に興味をもっているドイツ人を初めとする欧州人も頻繁に見かける。

実家周辺にもそういった店があることを知っていたが、店の外から観察する限り、その国の人でなければ入りにくい雰囲気がしていていた。中国、フィリピン、パキスタンなど、それぞれの国の人々が母国の国から輸入して商売していた様子。
もっとも、私がこちらに来てからそこへ観察に行っていないので、今はどうなっているか知らない。ハラルフード普及にちからを入れている日本だ。イスラム教徒用の食品を扱う店も増えているのではないのだろうか。

欧州で数少ない日本よりおいしいものといえば、これ。チョコレート。
 
これは昨日のバレンタインデーに、夫からもらった品だ。
完全に逆転しているここの生活だなっ。来月14日には夫に何かおいしいものを贈らなくてはならないかな。









マレーシアの外食事情

2016年01月20日 | アジア事情
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マレーシア在住半世紀近い日本人友人(正確にはマレーシア国籍を持っているので日系マレーシア人?)からときどきこうした画像が送られてくる。

食べ物の写真
日頃、私が食べることで苦労しているので気を遣ってくれているのだな、とありがたく受取っている。

いや、よく見ると、マレーシア独特のものではないな。豊かになって、他の国の食べ物も受け入れる余裕が出てきているのか。

これらなどは創作料理っぽい。

見た目のぱっとした明るさが無いのがアジア地域の料理の特徴。これはアフガニスタン人に習ったんだ。
「ドイツ料理は見た目がおいしそうだけれど、食べてみるとあまりおいしいと感じることがない」と当時19歳だったアフガニスタン人女性が言ったんだ。私も常々、西洋料理は見た目がいいけれど、味となると見た目の劣るアジア料理の方がおいしいことを知っていて、彼女と意見が合ったことでこれは個人の感覚を超えているな、と思った。

マレーシアでもナイフが出てくるレストランがあるんだ、とちょいとびっくり。

ああー、食べに行きたいなぁ・・・
すでにマレーシア旅行など、僅かな可能性さえなくなってしまった今の清貧生活。
インターネットの発達で、こうやって画像を拝めるだけでもありがたい、と自分の境遇に感謝感謝・・・
ああ、宗教じみてきたぞぉ・・・









趣味の毛筆

2015年10月26日 | アジア事情
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中国の学校では書道をやらないことを数ヶ月前に知った。2015年8月25日「お習字はなかったらしい」

なので、新たに知り合った中国人宅にこの写真の毛筆を見つけたときは、彼女にこう尋ねた。「書道が趣味なのですか」と。当たった。書道が趣味って、結構かっこいい。赤い紙に書くところ、日本との違いが大きすぎてついていけない。また、飾ってある筆が長すぎなのも、日本人一般とは感覚が違っていて面白い。

下のすずりは台湾人所有のものだ。抹茶茶碗のようなこれ、欲しい。

「代金を払うからお里帰りのとき買ってきて」と、近所の中国人にも頼まれているが、すずりのような重いものを簡単に頼む感覚がわからない、と機嫌を損ねた私だった。抹茶茶碗すずりを見たとき、わたしも「金渡すから持ってきて」と一瞬言おうと考えたことを恥じた。
ここに住む外国人仲間同士、物資の入手の困難さに悩むのはお互い様さ!

結婚披露宴

2015年10月07日 | アジア事情
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義父が所属する卓球グループの結婚披露宴があった。質素なレストランを借り、仲間の協力で計画した手作り披露宴だった。
 
新郎新婦とも中国人。母国から呼んだ両親たちももちろん中国人。中国風の飾りつけ、ダンス、歌などがエキゾチックで私を含む外国人・・・じゃあない、ドイツ人たちを楽しませた。

ギリシャ料理レストランなので、当然ギリシャ料理。
魚介類。
これは五人分として出された大皿で、他にもたくさん料理があったのでもちろん食べきることができなかった。
帰り際に「持ち帰ってください」と新郎新婦やその親たちから勧められた。用意された容器に取っていると、横から義母が「それくらいにしておきなさいっ」といつものように凄んできた。「えっ!ウサギ(夫)が喜んで食べる魚料理ですよ」と言い返そうと思ったが、相手は義母だ。ここでガタガタと嫁姑論争をやるのはみっともない。
泣く泣く三切れだけ白身魚を包んだ。
義両親と私の三人が一緒に出席なんて、妙だよなっ。めったにないことだからこの魚料理持ち帰り恨み、つまり食べ物の恨みは長く思い出に残ってしまうことだろう。





男物ソックスも履く

2015年09月23日 | アジア事情
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去年義母に贈った五本指ソックスだ。

帰省時に買った日本市場向けの品だ。こちらの女性たちは一般的に日本の女性たちより靴のサイズは大きく、つまり靴下も大きい。なので、私は男性用を買ってきた。
ここでもまれに五本指ソックスが売られているそうだが、日本ほど一般的ではない。義母に面白がられるかと期待していたのに、やっぱりだめだった。
すぐに私に返さなかったのは彼女なりに遠慮があったのだろう。「せっかく私のために日本から買ってきてくれたのに」としばらくしまいこんでいたのだ。・・・じゃあないなっ、単に受取ったとたんに気に入らなくて、その辺に置いておいたら忘れてしまって、ちょいと部屋を片付けていたら出てきてじゃまなので返したのだろう。

男性用だが、最近はそんなこと構わず、自分に合えばなんでも着用する。
履いてみたら、ぴったりだった。ええっ~。どうしてぇ?
23.5センチメートルの私が25~27センチを履ける!日本の靴下はぎゅっと締まる感覚が好まれるのだろうか?ちなみに、こちらのストッキング、タイツ類はその傾向があると感じる。「もっと脚を太くしろ、病人みたいに痩せているぞ、りす!」と夫に叱られている。安く売っていたストッキングを履いてみてびっくり。締め付け感が高く、気持ち悪くなりそうだった。そういうわけで、靴下類はやはり日本のものがよろしい・・・となんだか間抜けた記事になってしまったが、そうまとめておこう。









食べ物を捨てない

2015年09月14日 | アジア事情
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ベトナム人経営のレストランに行った仲良し三人(勝手に仲良し決定)。
 
アジアに興味のある二人、この街のいろいろなアジア料理レストランを知っている。いつものお気に入りの料理を注文していた。

私はまだ食べたことがない「フォー」を体験してみた。
幅広の米麺が入っている薄味のスープ。久々の薄い味スープがおいしく感じた。いや、もう私の味覚は狂ってきているから、日本の日本人には普通の塩加減かもしれないぞ。
また、フォーはテーブルに置かれている調味料で各自好みの味に整えて食べるのが本当らしい。
レストランをやっているベトナム人たちがちらちら私のほうを見ていたのは、私がそのまま食べていたからかもしれないぞ。

さて、翌日に訪問した中国人の家で、急に何か作って食べようということになった。
「昨日は幅広の米麺を食べました。おいしかったです」と言うと「それにしましょう」ということになった。

麺をゆでて、その上に炒めて中国味噌や醤油で味付けた豚肉を載せたもの。
おいしかったが、少々量が多かった。苦しそうに箸を動かしている私を見て、彼女は残すように勧めてくれた。
数分後に彼女は考え直してこう言った。「捨てるのは惜しいから、持って帰ってくれませんか」
この言葉にはちょっと驚いて感動した。義母に鍛えられ、食べるものを捨てることに抵抗を持つようになった私だ。多くの中国人は現在の豊かな食生活から簡単に食べ物を破棄するものだと思っていたからだ。

包んでくれたビニール袋は何度か使ったよれよれのものだったし、残った麺は意外と少なかった。
もしかして、持ち帰っても食べないで廃棄しちゃうかもしれないと思った。
食べ物を捨てない彼女の気持ちを大事にしなくては・・・と、今は冷蔵庫の中。









お習字はなかったらしい

2015年08月25日 | アジア事情
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近所在住中国人が書道について私に電話をして尋ねた。固形墨の話になったとき、なんだか話が妙に混乱してきたので「では午後から道具を持って伺います」ということにした。
彼女が母国から持ってきた毛筆と、ここで買ったものらしい万年筆用インクを出してきた。
「私のは青いけれど、黒いのが欲しいの」
面と向かって話したら、彼女は毛筆で字を書くという経験がほとんど無いことがわかった。(私は電話で突っ込んだ内容のドイツ語会話は苦手なんだ!)
母国では教育熱心な家庭に育ち、親の勧めで大学でドイツ語を専攻した彼女だ。決して教育や教養に欠けているわけではないのだけれど、たまたま学校教育で書道の時間がなく、親も本人も筆を持つという機会がなかった様子だ。
学校でも、家の近所でも書道を教えている環境だった日本にちょいと優越感を感じた一瞬。
「伝統文化は急速に失われているのよ」と言っていた。
考えてみると、中国の簡体字は書道に全く似つかわしくない。著しく美しさに欠けるのは中国語を全く知らない日本人の目にも明らかだろう。

初めてのすずりで墨をする経験だ。写真には「私にもやらせて」とうるさかった彼女の五歳児が写っているけど。
「すずりって、いくらするの?」
物資の値段のチェックは抜かりない中国人。母国で安く手に入るか検討するみたいだ。

水墨画の指導書、と呼んでいいのだろうか。黒色の濃淡で色を表現するものは、廃れてしまったのか、もともと中国にあったものなのか・・・日本にもあるのかしら?ネットでちょいと検索しても見つからなかった。

だから、彼女は青いインクで書いてみようと思ったのかな。
うーん、中国、奥が深い。




アフガンハンバーグ

2015年08月10日 | アジア事情
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他人の料理を食べたり、その料理の仕方を見るのは大好きだ。
「ひき肉料理よ」とやり方を見せてくれたアフガニスタン人。ひき肉はもちろんハラール肉。普通のスーパーで買うより少々高めなのが難点なのだそう。値段の高さを嫌って普通の店で肉を買う難民仲間も多いと聞いた。
 
天板を使って、そこでたまねぎをすりおろし、ひき肉とコリアンダーを混ぜていた。調味料は塩だけ。ウコン粉も混ぜていた。天板で肉を捏ねる、という知らなければ斬新な方法。洗い物を減らすエコなやり方、ともいえるぞ。
 
天板を洗うことをせず、ハンバーグ形状にしたひき肉を並べ、トマトを上に載せ、油少々を流し込む。
アルミフォイルで被い、オーブンで約1時間加熱。もっと早く焼いてもいいのだけれど、彼女のやり方はふっくらと焼き上げるためのものだそう。
  
焼きあがったふたきれをいただいた。高いハラール肉を分けてくれて申し訳ないと思ったぞ。撮影するのを忘れてしまったが、西南アジアやトルコなどでよく食べられているらしい大きな丸いパンが添えられた。簡単に二つに割ることができるので、挟んで食べるのだそう。まるで、ハンバーガーそのものじゃあないか。おいしいかった!
何人かの近隣在住アフガニスタン人に彼女らの料理をごちそうになっている。日本人の口に合うものが多いと思う。
極端に辛かったり(好みにもよるので辛く作る人もいる)、油分過多で食べにくかったりすることがほとんどない。見かけは西洋料理のような華やかさに欠けるのだけれど、食べるとおいしい。
難民として先進国のあちこちにいるのだろうから、あなたの近くに住むアフガニスタン人と親しくして、手料理を食べさせてもらうことをお勧めするっ










狭い世界

2015年07月14日 | アジア事情
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マレーシア在住半世紀近くになる友人からの写真。三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン

三井アウトレットパークはマレーシアにもあるのねぇ・・・実家からは自転車で行ける距離だった三井アウトレットパーク。
いいなぁ。東洋人の好みの品やサイズがたくさんあるのだろうな・・・こちらに三井アウトレットパークが進出したとしても、こちら向けの製品が並んでしまうのだろうな。


ウチの近所の友人が仕事でクアラルンプール赴任中。彼女の両親が娘を訪問したそう。
ドイツ在住の友人の親族を、マレーシア在住の友人が案内した。世界中に友人・知人の輪が簡単に広がる今の社会。

もうすぐ還暦のお母さんだそうだが、手足が長くてかっこいい(台湾人)。
ビアマグ像なので、一瞬、ここかと驚きそうになった私。マレーシア、スランゴールは錫の生産で有名、こうした品を製造して稼いでいる。

不思議な書類の写真もあった。
納品書?
日本語を知らない人々にとっては意味がわかりづらい文字の羅列・・・これ、何・・・・
公序良俗に反する、とか、いい子ぶって小さく掲載。(クリックで拡大さー)





声でかいぞっ

2015年04月15日 | アジア事情
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ウチから徒歩一時間半のところにあるショッピングモール。(一度、歩いて帰ったことがあるので知っているんだ、徒歩所要時間)
 
自動車の展示を時々やっている。日本車であることが多いのはどういうわけか?

地元A社の製品などは宣伝しなくてもここでは売れるだろう。

さて、ここで中国人友人X子さんと約束して会った。
彼女がトイレに行っている間にぼうっとしていると、目の前にベビーカーを押したこれまた中国人友人S子さんが通りかかった。
S子さんと私が挨拶をしていたらX子さんが戻ってきた。初対面の彼女ら、ちょっとの間ドイツ語で挨拶した後、お互いに中国人と知り、もちろん母語で盛り上がった。私が外されているのを気遣うためなのか、ときどき、私のほうを見ながら中国語会話をしてくれる。見てくれてもわからないぞっ。
普段私とは静かに会話しているのに、S子さんはだんだん調子に乗ったのか、半径10メートルにいる人々全員に聴こえそうな大きな声になってきた。負けじとX子さんもでかい声だ。
いや、これは調子に乗ったとか負けないようにとかではなく、中国での会話音量が再現されただけなんだっ、と私は悟り、秘かに日の丸を揚げたい気分になってきた。
もちろん国旗など持ち歩いていないし、万一持っていたとしても、それを掲げたところで「うるさい日本人女三人」ということになってしまうかな、あはは~。

なんでも、双方の旦那さんは同じ建物で働いていることが判明したらしいんだ。それはそれは、驚くだろう。
同じ建物とはいえ、それぞれ別会社らしいし。

「今度三人でお茶しましょう」という結論になり、子連れのS子さんは先を急いだ。

すると、背後から日によく焼けた老年に差し掛かった東洋人夫婦がX子さんに声をかけてきた。
ここに住んでいる娘を訪ねてやってきた中国人夫婦とわかり、X子さんは再び彼らと大いに中国語会話で盛り上がっていた。買い物の免税手続きはどうするのか、などと質問していたらしい。

S子さんと同様に、X子さんは夫婦と連絡先を交換して別れた。私は「ニイハオ」「ツァイツィェン」だけしか話せなかった。

ショッピングモールやアウトレットモールには特に東洋人、つまり中国人が多く来る。いたるところに中国人らしき人たちがいつもいるんだ。難民のアフリカ人が非常に少ないことと比較すると、買い物好きで金のある東洋人の性質があらわで面白い。
たくさんいるトルコ人(またはイスラム教徒の女性)とはほとんど仲良くなることができないのだが、中国人とはなぜか知り合うことが多い。もしかしたら、アフリカ人友人も増えると面白いのではないかと期待しているのだが、彼女らがショッピングモールに来ることができる経済力と気持ちの余裕ができるまで難しいかもしれない。



追記。
帰り道の工場地域を歩いていたら、清掃のためにシャッターを開けたパン工場の人たちから声をかけられた。
タイ人の女性だった。
「ヒーナ? ヤーパン?」(中国人?日本人?)とニコニコしながら手を振っている。
私の反応が悪かったから、彼女らはこの二種類の国の人間と判断したのだろう。
仕事で忙しい彼女らは、すぐに奥に戻ってしまった。タイヤフィリピンから嫁に来ている人たちは働き者だ。彼女らと知り合ってお茶するのも難しい。そう、忙しいから。













春節2015

2015年02月20日 | アジア事情
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確認メッセージ。
一ヶ月ほど前から約束していたんだ。ドイツに来てから毎年のように誰かの旧暦の正月祝いに招かれるようになった。


そういうわけで、ゴン シー ファー ツァイ!
本来は大晦日の夜に食べるという水餃子。
  
彼女は野菜を器械で細かくしていた。いろいろな在独中国人のぎょうざの作り方を見たきたが、それぞれ自分のレシピややり方を固持しているところが興味深い。
 
皮は水分が多くて柔らかすぎで、伸ばした大きさもまちまちで非常に包みにくかった。私がちょっと指導したくなったが、釈迦に説法状態になりそうなので、黙って彼女のやり方に従った。
案の定、茹で上がった餃子は皮が破裂して具が出てしまっているのばかり。小麦粉をたくさん付けていたので、茹で汁はポタージュスープみたいになっちゃっていたし。
 
醤油、酢、ピーナッツクリーム、からし、ごま油など好みの調味料を混ぜ合わせて添える。
作っているさなかには「ううう?」と思っていたが、食べたらおいしかった。
結論。水餃子はテキトーに作ってもおいしく仕上がる。

 
ノリノリの部屋の飾りつけ。
赤い紙に文字を書くところが日本との感覚の大きな違いだ。近くても遠い文化の国、と考えさせられる。




お別れ会

2015年01月19日 | アジア事情
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地元某大企業A社に勤務する台湾人K子さんは二月からマレーシアの首都、クアラルンプールに転勤が決まった。
彼女の家でお別れパーティ。

12月には台湾で結婚披露宴をやったばかりなので、きっとそのビデオを観るだけだろうな、と思っていた。
 
招待客はなんと、500人。披露宴は延々四時間の大宴会だったそうな。
私も招待状をもらっていたのだけれど、なにしろ、貯蓄を切り崩しながらの生活。とても台湾への航空機代、お祝い金、宿泊、観光料金など賄えない。丁寧に辞退したものだ。
 
可愛い結婚指輪。ううっ。私たち夫婦は、挙式も披露宴も指輪も新居も(重要っ)なかったもんね。新婚旅行はやったんだ、あの頃、毎年行っていたグアムさ!

披露宴を収録したDVDは5,6枚あったが、K子さんは二枚で終わらせてしまった。
話題がマレーシア勤務になったからだ。披露宴の後、数日後にはクアラルンプールに行き、現地での住まいを探したのだ。初めてのマレーシアだ。私はK子さんの転勤の話を聞いてからすぐにマレーシア在住の井上さんと連絡することを勧めた。彼女とも会ったようだし、一緒に食事をしたり不動産を見て回ったりした様子。
そのたった一週間で、マレーシアを非常に気に入ったらしいんだ。
もう、ネットでいろいろなサイトを私たちに見せて「もう、素晴らしいのよ」と褒めまくり。
「マレーシアでは食べることがとっても大事なの」
「全身黒ずくめのイスラム教徒とミニスカートの中国系の女の子が同じ事務所で働いているのよ」
「新しい住まいは客用寝室が二室もあるので、絶対来てね!」
お別れ会の半分以上はK子さんのマレーシア解説になっていた。ううっ。
私だって、長いことマレーシアファンなのに、どうして私には住むチャンスが訪れないで、全然興味を持っていなかったドイツで就職した台湾人にその機会が与えられるのだろう、世の中不公平だぁ・・・
とぐるぐると思考を巡らせて彼女の話を聞いていた。
同席していたフランス人はうらやましさを表現するのに「あなたなんか大嫌いよ」と何度か繰り返していた。
フランス語にそういう表現があるのかな?私も真似して別れ際に言ってみた。「イッヒ ハッセ ディッヒ!」

結婚したばかりの夫婦の妻に外国勤務を命ずる今日の社会。旦那さんは仕事を中断して付いて行く様子。
楽しい二年間を過ごして欲しい。











熱帯から暖かい贈り物

2015年01月04日 | アジア事情
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マレーシア在住の友人から贈り物が届いた。分厚いジャケットとブーツ四足!

マレーシアは、ご存知のとおり冬がない熱帯だ。
こんな商品が売られているのねぇ、と感心。所得の上がったマレーシアの人たちが世界各国を旅行するために出発前、防寒衣類を調達するのだろう。

これは証拠写真。
軽装の友人、マレーシアの冬物衣類売り場にて。隣のイスラム服の女性もなんとなく涼しげ。

去年の帰省時、羽田空港でたくさんのマレーシア人旅行客を見た。中国系マレーシア人を大陸中国人と区別するのは難しいけれど、マレー系マレーシア人だと、女性の頭巾姿ですぐにわかるものね。日本ではこうしたイスラム教徒の旅行客のためにハラール食を提供するレストランができているとネットで読んでいた。
その実物を見たときは思わず撮影。

でもね、この看板の上にあったのは「とんかつ」の表示。他のメニューももちろんあるのだろうが、豚肉を調理した調理器具を使うのも嫌がるイスラム教徒も多いことを知っている私にとっては、かなり疑問なレストラン。
まあ、日本を旅行してみたいと思うイスラム教徒は、多少の宗教上のミスは許しちゃうんだろうな!

そういうわけで、外国旅行を頻繁にするようになったマレーシア人のおかげで、マレーシアから防寒用具を贈られることになり、寒冷地に住む私も幸せな気分になった、という幸福感の循環。素晴らしい。