怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

買い物は頼まないほうがいい。

2016年06月21日 | ドイツ生活の外国
ラマダン明けの犠牲祭にあわせて一ヶ月ほど帰省するエジプト人知人からメッセージが届いた。
「何か欲しいものがありますか?」
こういった場合、私は喜んでお願いしてしまう。ただし、大きさや重量がありすぎるもの、立て替えるにしても高価すぎるものは遠慮する。
「あなたの宗教で使う数珠が欲しいです」とすぐに返事を書いた。
すると、彼女は画像を添付してきた。

とてもきれいなので、心配になってきた。高いのではないか、と。

しばらくやり取りをして、丁重にお断りした。
「帰省時は自分のことで精一杯なんですよ。私は経験しています。しかも、お祝いの時期なのでしょう?また別の機会にお願いします」
彼女は私の意見を喜んで受け入れてくれた。
化粧品や宝石箱を頼まれて唖然とした自分の帰省時を思い出すぞっ。
写真を見ると「欲しいなぁ」とついつい思い直してしまうけれど!

義母の数珠もあるぞ。

古くて質素な品だ。すでに使うことが無くなって、台所に吊るしてあるだけだ。
日本の仏教、キリスト教、イスラム教でも似たような物を使うことに驚かされる。
もしかして、それぞれ拝んでいる神様はひとつ、なのではないかとこういうときには思うのだ。


ドイツ人に日本食を広める方法

2016年06月17日 | ドイツ生活の外国
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これ、日本のアニメや漫画が好きな若者向けの料理本。

表紙の写真が、もう、怪しさいっぱいの天ぷらだもの、期待はできないのを承知で覗いてみた。
「MANGA」とあるので、漫画で作りかたを解説しているのかと思ったら、極普通の文字だけの解説だった。
こちらのレシピは日本のように、作る過程それぞれを写真入で解説しているものは少ない。
期待していたとおり(!)変なレシピもあった。
「甘い寿司」だ。
米を牛乳と砂糖で炊飯。小麦粉、牛乳、たまご、砂糖、ココアを混ぜて薄焼き卵のように焼き、その上に牛乳飯を載せ、細く切ったバナナを具にして巻く。
友人二名に「いつか、甘い味の寿司を作りましょう」と誘われて避け続けていたが、日本人以外のほとんどの人々が甘い寿司が普通に普及するのを望んでいるのかもしれない。
それはすでに寿司と呼べないものなのだけれど!

本の内容を撮影して公開するわけにいかないので、裏表紙だけ。



さっさと巻き寿司作り

2016年06月11日 | ドイツ生活の外国
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知り合ったのが2011年3月開講ドイツ語コースだから、すでに5年の付き合いのポーランド人M子さんだ。
年に数度彼女の家に招かれて食事をするのが恒例になった仲良し。
 
「りすさんのために、魚料理にしましたよ」
気遣いと手早い料理に感動する私。
 
イチゴは摘み取り式イチゴ販売所で買ったものらしい。うっかり「お庭で栽培しているものですか、ウチより早いですね」と言ってしまった。
 
玉子焼きが上手くできた。彼女は頻繁に寿司を作るので、とうとう炊飯器を買ったんだ。
 
この板は、パンや菓子の生地を練ったり加工したりするためのものだ。今日は寿司のために登場。
 
今回、M子さんの巻き寿司はあまり上手く行かなかった。破裂しちゃったもの一本。

味と雰囲気は上々。庭から摘んできた新鮮なミントの葉にお湯を注いでお茶にした。寿司と合う味だった。
瓶に入っている薄緑の物体は、M子さんオリジナルの寿司用ソース。チューブ入りの日本のわさび、こちらの瓶入りわさび、ヨーグルトなどを混ぜたものらしい。結構おいしいんだ。
こんな風にして、外国で日本食はその土地に馴染むように変化していくのだろう。

16時に訪問して、まず、魚料理を食べ、それから寿司を作って17時に食べた。
M子さん宅に行くときは昼食を抜いておかなければいけない。

困ったのがお土産。
作った寿司の三分の一ほどを持たせてくれたんだ。断っても強引な様子なので、仕方がなかった。
帰りの道中で、知人・友人とばったり会わないかしら、と期待した。彼女にあげればいいと思ったんだ。
それほど上手く人生はできていないので、家まで持って帰ってきた。
一人で消費するのは無理だっ
他の三人は絶対、この寿司を食べない。義母に報告しようものなら「なぜもらってきたんだ?!」と叱られることだろう。義母がどのように贈り物を断るのか、一度学ばせてもらわなければならないぞっ。











進歩する義両親

2016年05月26日 | ドイツ生活の外国
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今年になってから義両親たちは義父の好物を手作りすることになった。過去記事に書いたこれ。ドイツ版ハッシュドポテト
いやぁ、人はいつまでも進歩するものだなあ、と感心。冷凍物からいきなり手作りするようになったのだもの。
 
以前はひどい形に焼いていたが、きれいにまとまるようになってきた。義母は大量の油をフライパンに継ぎ足しながら焼いていた。もう、ほとんど揚げ物。

自家製りんごの自家製コンポートを添えていただく。

私は、しょうゆをかけて、ご飯のおかずとして食べるのが好きなんだ。
いつも激しく義父から非難されるが、そんなことにめげていてはますます痩せてしまう。

ま、最後の一切れは、デザートとして、コンポートと一緒に食べるんだ。何気に彼らと仲良くしようとしている努力をわかって欲しい。

醤油をかけながら思った。
料理一般、パンなどはドイツの方が日本のより塩辛いが、食卓でしょうゆをかけるという習慣はドイツより塩分摂取を多くするのではないかと。
今日の朝食、昼食で、塩分を一番摂取しているのは私だろう。
やはり、日本人は塩分摂取しすぎ?でもねぇ、ドイツ人の油分・糖分の摂取量は日本人の倍以上だろうから、どちらの食生活が優れているとは単純に言えないさ!




ペットショップ、ネットオークション、およびWeb(法人・個人共)での犬の生体展示販売・販売用生体写真掲載に反対








持って行けない。

2016年05月17日 | ドイツ生活の外国
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親族にこんな品をいただいた。
 
おかゆメーカーだ。
小さくて軽いのでドイツにもって行きたいとちらりと思った。
これは日本国内仕様の家電なので、電圧の問題で私は断念せざるを得ない。
多くの外国在住日本人は変圧器を持っている様子だ。
私はほとんどその必要性を感じない・・・・と勇んで書いてみたものの、ちらっと心が動いちゃったり・・・
今所有している炊飯器もおかゆ機能があったはず。いらない、いらない!!
と、我慢をしなければならないこの頃。

日本製品が欲しい

2016年05月02日 | ドイツ生活の外国
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私が帰省すると知ると、近隣在住外国人たちから買い物を頼まれる。まずは、中国人たちだ。

一番親しくしている彼女は、これが欲しい、と・・・
店頭で確認すると、そんなに大きい品でもないので買っていってあげようか、と考え直した。
基本、頼まれて断ることが多い。
まず、短くて忙しい帰省日数中で探すのが大変だし、立て替える金額もすべての人々の品を合計すると数万円になることさえある。
私の使う航空会社は預かり手荷物が23キロまでだ。自分の身の回りの品ですぐにスーツケースはいっぱいになってしまう。また、23キロにしてしまうと、実家から空港まで公共交通機関の移動でかなり苦しい思いをする。
少しの段差でも持ち上げなくてならないので、腰痛の危険性だってあるんだ。
空港まで車で送り迎えしてもらえるあなたとは違うのよー、と言ってみたい。

スペイン人からはこのサイトが添付されてきた。こういった品が欲しい、と。
うう、これは壊さないように持って行くことに神経をとがらせなくてはならないぞ。ああ、残念だけれど、お断りすることにしよう。

資生堂の製品は、中国では日本の三倍の価格なのだそう。
彼女が私に頼んだのは、やはり安くてにはいるからだろう。
「欧州在住中国人のために、日本在住中国人が日本製品輸出業をやったらどうだろう」と思ったが、そうすると、やはり彼女らが手に似れるときには三倍くらいになってしまうだろう。

普段親しくしている彼女らだ。食事に招かれることもしばしばだ。できるかぎり、協力したいけれど、できる範囲が小さいのよ、私。ごめんよーと、小さくつぶやいてみる。


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外で靴を脱ぐ

2016年01月12日 | ドイツ生活の外国
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アパートの玄関ドア前でよく見る風景。靴をドアの外で脱いでいる。日本のように玄関と屋内の床に段差がある家屋は世界的に見て珍しいものだと思う。私が知っている限りでは中南米、マレーシアなどの東南アジア、欧州では段差がない。

段差があるのは極めて合理的で、ここから外を歩いた汚い靴を脱いで清潔な屋内に入る、という区別ができて素晴らしいと思う。
それができないここの家屋の造りではどうしてもこうして玄関の外に靴を置きたくなってしまうのだろう。

これはどうも子供のお客さんがたくさん来ているように見える。一時的な靴の外置きは許されるかもしれない。
多くの集合住宅で公共部分に物を置いてはいけないという決まりがあるらしい。
靴もダメだろうな。それでも頻繁に見かけるし、ドイツ人E子さんなどは収納ラックまで使っている。
欧州人が情熱を傾ける家屋の美観を損ねるし、靴の盗難の可能性だってあるぞ。どうにか工夫して靴の玄関先置きを無くすようにしないと、ねぇ!







勘違い

2015年11月28日 | ドイツ生活の外国
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街中にこうした広告があった。

少女虐待反対キャンペーンのようだ。
ここでも子供の虐待(聖職者による少年の性的虐待とか)を読んだことがあるので、女の子にも当然あるだろう、と暗い気持ちになって眺めた。
が、どうも、このモデルの女の子の服装がドイツの流行とかなりかけ離れている。人種についてはすでに多民族国家化激しいドイツ、こんな容貌の子は結構いる。

念のため、このサイトを見たら・・・PLAN
 どうも外国のそうした子供たちへの援助ということがわかり、ほっとした。


チャパティの作り方

2015年11月25日 | ドイツ生活の外国
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こちらに来てから何人ものインド人、インド系の人々に手料理をごちそうになっている。
私のリクエストに答えて、チャパティの作り方を実演してくれた。
 
チャパティ用の粉に普通の小麦粉を混ぜていた。「インドで入れないのよ」と言っていた。
大さじ三杯ほどの油を加えていた。さくっとした食感は粉の種類のほかに油脂のせいもあるのだろうな。
 
この麵棒は両端が細くなっていた。欲しいな。チャパティ専用のフライパンなのだろう。なべ底が緩いカーブになっているので電気コンロではエネルぎーの無駄が出るな、と思ってしまった。
こちらの鍋類は底の部分がまっすぐで厚みのある造りになっている。義母は底が黒くなると「熱伝導効率が悪くなるので磨かなくてはいけません」とせっせとこすっている。
他の鍋には米飯、カレーがすでに出来上がっていて、左側ではベスン粉を衣にしたじゃがいもの天ぷらを作っていた。
 
とてもおいしかった。カレーのおいしさも抜群だったが、作り方を尋ねても私にはその味を再現することは不可能だと思う。
チャパティくらいはできるかな。夫には野菜を巻いて出してみよう。

多民族国家ドイツ。様々な国の料理を楽しめるといういい面を見て過ごそう~。



うらやまし

2015年11月09日 | ドイツ生活の外国
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ここで付き合いの長い中国人夫婦が、郊外に家を買った。
 
居住部分が150平方メートル、庭は700平方メートル、価格は三十万ユーロと聞いた。豪邸だ。

維持管理が大変だろうな。
 
公道からこの家の玄関まではかなり長い距離の階段を使わなければならない。
 
この階段部分を上り下りするのは凍る冬場や足腰の具合が悪いときは大変だろう。

なーんて、いくつか否定的なことを考えてしまうのは、単にうらやましいから。
嫉妬心は害ばかりで良い面はあまりない。

周辺の在住中国人仲間からは料理の天才と呼ばれている彼女の料理を楽しんだ。
 
故郷はうどんの名産地らしいが、中国人の多くは手作りのうどんを楽しむ。この幅広の麺、最高。

この肉団子も絶品!

魚と肉と野菜の料理!ぎゃー。こんな料理を日常的に食べることができたら簡単に太ることができるだろう。
出された米飯を一口食べて、また余計なことを思ってしまった。「中国人って、飯炊きがテキトーなのよね」と。
日本人なら誰でもそう思う客観的な事実なのだが、このときそう思ったのはやはり、でかい家に対する嫉妬のようでちょいと後ろめたい気持ちになってしまったぞ、うほほ。

母国では叶いにくい庭付き一戸建て住宅や、二人目の子供を手に入れた中国人夫婦が私の周辺にぞろぞろいる。
みな、揃って母国ではきちんとした家庭に育った高学歴な人々だ。生まれた国以外で普通の暮らしを求めなくてはならない時代になってきているのだろうか。義母が「ここで生まれ育ったドイツ人たちが貧しい暮らしをしなくてはならなくなってきている」と言ったのが印象的。(彼女の二人の子供たちは家を所有していないしねぇ、とほほ)












トルコのサモワール

2015年10月25日 | ドイツ生活の外国
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縫い物コースの「活動発表会」とでも訳せそうな行事があった。すでに1ヶ月以上前のできごとだ。ブログ記事にするつもりはなかったのだけれど、手が痛くて何もしていない最近なので、そのときの写真を使うことにした。

地元新聞社の取材や、市役所の担当官たちが主なお客さんだった。そう、市が援助して活動しているグループなんだ。

取材撮影の様子を撮影した私。でっかいカメラがうらやましいとちらりと思うのだけれど、さっと出してさっと撮るのが私の技。大きなカメラはそれができない。

サモワールはトルコ人からの提供。トルコでもサモワールが好んで使われていることを知るドイツ生活。
なんだかとても不安定そうな形なのだけれど、転倒したりしないのかなぁ。でもその見た目の美しさでお茶がとてもおいしくなるんだ。


休憩お知らせ

2015年08月02日 | ドイツ生活の外国
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少々体調を崩してしまった。たいしたことないのだが、コンピューターを見る時間をしばらく制限しようと思うので、ブログを休憩することにした。

そう、眼科に行ってきた。
最近は半時間ほどで一つの記事を仕上げることができる。しかし一度コンピューターを開けると数時間見つめつづけてしまう。
目にも夏休みをあげることにした。日本風に一週間かな。眼科の医師に「かかりつけ医に血液検査をしてもらうこと」と言われたが、私のかかりつけ医は8月いっぱいお休み。うーん、日本だったら閉院したかと思われちゃうぞ!
私もブログやめたかと思われないように、一週間で戻ってくるつもり。

難民との溝

2015年07月17日 | ドイツ生活の外国
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親しくしているアフリカ人経営のカフェでまったりとしていると、店の前を知った顔の若者たちが清掃作業着で通りかかった。

同じく、アフリカ出身者たちだ。ここのカフェの仲間と少々違うのは、彼らは難民申請中。
仲間の一人が「写真撮らせろよ」(とでも言っていると想像できた)と言ったところで、一人は顔を隠した。
日本では公の場での清掃作業にはそれほど抵抗感がないだろうが、日本以外では罰則としての作業として定められていることも多く、あまり名誉のあるものとして位置付けられていない。
嫌な仕事かもしれないが、彼らはドイツ人高齢者の一部より恵まれた生活をしているとも言われているので、街の掃除くらいは堂々とやってもいいんだぞ。

時給1.50ユーロ。最低賃金8.50ユーロを大きく下回るものだけれど、生活保護など他の援助で暮している人たちのための特別なものらしい。(ドイツのここだけの話、他の州や自治体は違うかも)

私が接するドイツ人、在住外国人たちと難民の話しになると、まず、いいことを聞かない。「彼らは私たち欧州人や多くのアジア人たちと全く違うのよ!」
それでも、ドイツ人女性のなかには彼らのためにボランティア活動をしている人も多い。
今日聞いた話は、食料品店を経営している女性の嘆きだ。アフリカ人たちは執拗に値切るのだそう。高額な物や大量に買うのならともかく、バナナ数本を半額にしろ、などと無理な相談を延々と持ちかけるので神経が参ってしまうのだそう。「くれ」という人物もいるらしい・・・おいおい・・・また、万引きも多く、彼らを監視することも仕事になってしまうのだとか。
「今はまだいいけれど、ドイツの将来は大変よ」と彼女は締めくくった。

清掃作業の顔ぶれの何人かとは逢えば挨拶をする仲だ。顔見知りというだけの関係だけれど、少なくとも彼ら数人だけでも嫌われないように努力して欲しい・・・




日本の布

2015年05月10日 | ドイツ生活の外国
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いつもの集まりに来客有り。ときどきこうした訪問者があるんだ。皆、縫い物に興味があって私たちの活動内容を覗いていく。大抵はそれっきりで再び来ることはない。
このときのドイツ人の彼女もその類だろうと思ってたいした興味も抱かず、自分の作業に熱中していた私。
途中で道具を取りに立ち上がって彼女の脇を通り過ぎるときに気付いた。

嫌に和風だな。

いや、そのものではないか!?
指導者と彼女が熱心に語り合っているところに遠慮なく割り込んで尋ねた。
「この布はどこで手に入れましたか?日本の柄ではないですか!私は日本人です!」

ミュンヘンで手に入れた和柄の布だそうだ。パッチワークで作ったこの自作のかばん。素晴らしい。
まるで日本人が作ったような印象だ。
でも、われわれが目指しているのは抽象柄。彼女もやはりそうした作品制作には興味を抱かないだろう。
日本の布でこうしたかばんを作ってしまうドイツ人がいるということを知っただけでも嬉しいかな。

かなり質素な献立

2015年05月07日 | ドイツ生活の外国
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ここ数日「突撃!隣の晩御飯」みたいなことをやっている私。下は再びアフガン料理。
豆の煮物とご飯。トマトときゅうりを切っただけのサラダが添えられた。質素。

また別の日はこれ。人参とじゃがいもの煮物とご飯。ご飯は塩と油が入っている。彼女はご飯ではなく、ライ麦パンで煮物を食べていた。ライ麦パンはこちらに来てから初めて口にしたパンだそうだ。私と同様、初めは酸っぱいだけで全然おいしく感じなかったが、今では大好きで毎日食べているとか。もう一皿はソマリア人の米料理。
 
ソマリアでも米が食べられているんだ、と知った。昔、日本のアフリカ食糧援助に米を送ったことを「現地の食糧事情を知らない馬鹿な行為」と新聞か雑誌で読んだ記憶があったからだ。それはたまたま米を食べないアフリカの地域に送ってしまったことを書いたのかもね。いや、もしかして、日本の粘ついた米がアフリカで嫌われたのかもしれない。日本と韓国以外のほとんどの国や地域ではインディカ米が好まれる様子だ。

普段の食卓の様子を経験させてくれて嬉しい私。来客時には豪勢に、とついつい張り切ってしまいがちな日本の習慣もいいとは思うけれど。予告もなしに突然現れる私に快く食事を分け与える彼女らのおおらかさに感謝。