怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

アフガンご飯まあまあ

2015年04月30日 | ドイツ生活の外国
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アフガニスタン人のお料理中を撮影。
 
まずたまねぎを炒め、野菜を炒める。私と話をしながらのんびりと。
 
水を加えて材料が柔らかくなったらトマトピューレを入れる。
 
入れた塩の量が水の量に対して多く感じたので驚いた。塩を入れてしばらく煮たら、なんと、野菜を取り出してしまっていた。
 
取り出した後に刻んだほうれん草とじゃがいもを入れた。沸騰したら、水に浸しておいた米を入れる。

炊き上がり。

子供たちのための料理だそうだが、とても質素なので驚かされた。あれだけ入れた塩だが、塩辛くなく、ちょうどよかった。取り出した野菜を食べてみたらえらく塩辛かった。この野菜をもう一度ご飯と混ぜるのかと思ったら、なんと、彼女、捨ててしまった。んん?野菜は出汁を取るために煮たのかしら?その質問をしたのだけれど、意味をわかってくれなかった・・・






一時帰国

2015年04月21日 | ドイツ生活の外国
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一月にお別れ会をしてクアラルンプールに駐在しているK子さんが、本社出張のため一週間こちらに戻ってきた。
一週間、しかも仕事で来ているので私と逢う時間など全くないだろうと思っていた。が、空港へ向かう道中でウチに寄ってくれた!

ケーキを用意していた私だが、家の中に入る時間もなかった。道路上で簡単に近況を報告し会って別れた。
次回は休暇を取ってこちらに戻ってくるそう。

これはマレーシア永住友人(日系マレーシア人と言ったらいいのか)から送られてくる写真。

どんな味がするのかわからないが、こちらの料理より私の口に合うのは確かだろう。

ああっ、どれも旨そうだなぁ・・・・K子さん、毎日こんなの食べているの?うらやましぃ~
先週はペナン島出張だったとかで、クアラルンプールに向かう飛行機に乗る前にメッセージを送ってくれたなぁ。
かっこよすぎるっ、外国勤務で外国出張。
そんな人生があると知ったとき、私は20歳代なかばだった。目指すには遅すぎた。せめて、友人たちがこんな風に活躍するのを応援しよう。







ゲエズ文字

2015年04月09日 | ドイツ生活の外国
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現在難民申請中のアフリカ人青年と一緒にカフェでドイツ語の勉強。
 
携帯電話でメッセージを交換してドイツ語のトレーニング。
ふと思いついて「あなたの言葉で『私はりすです』はどう書きますか」と尋ねたら、入力してくれた。

うっほー。凄すぎる!ピラミッドの内部から発見された文字、とかそういうイメージ。
もっとも、このゲエズ文字は表音文字らしい。

私が農村地帯に住んでいることを知った彼は、私に言った。
「農家か工場で働きたいんだ」と。
一瞬、私の脳裏に「タラのテーマ」が流れた。自ら奴隷になりたい人もいるのか・・・と思ってすぐに打ち消した。古い時代の勤務の仕方と現在じゃあ、奴隷労働の感覚の差がある。
正気に戻って、ウチの周辺の農業事情を考えてみると、ほとんどトラクターでの作業なので、彼が入り込める余地がないように思えた。そういえば、アスパラガスの収穫時期にはたくさんの東欧からの労働者が使われると新聞にあった記憶がある。一年に一度の稼ぎ時じゃあ、ここで生活していけないではないか、などと思いを巡らしていたら、隣国在住のネット仲間日本人から興味深いメールをもらった。



        


ちょうど10年前に、ベルギー人に混じって、農協労働したことがあります。

ベルギー名物チコリのつみとり、洗い、包装を1年間。
毎朝7時から数時間、闇仕事として(雇い主の税金対策)、時給5ユーロ程度でした。

ベルギー人に混じってと書きましたが、働き手はみなお年寄り。
もっと大規模な作業場では、東欧・アジア移民が働いていました。

いまどきの農業は、日本と同じ。労働者の確保と後継者問題が深刻です。
予測のつかない欧州の天候に加え、スペインやアフリカから低価格の農産物が押し寄せてきます。
一昔前までは普通だった、(違法)移民の闇仕事への目も厳しくなり、
「暑い国からの輸入品に押されて、野菜・果物の売値は上がらないのに、労働者への賃金は上がり、利益が減る一方」「天候に左右され、きつい労働。労働者の確保が一番のストレス。こんな思いは子供にさせたくない」
と、雇い主は、3人のお嬢さんを大学に入れていました。

数年後、日本の電気大手メーカー研究員夫妻と、ベルギー人に混じって、日帰りバス旅行に参加しました。
と、ベルギー人高齢夫人が、研究員のご主人に「仕事あげるわ」と言い寄ってくるのです。
チコリの出荷の仕事でした。
ご主人が「仕事してますので」と、きっぱり断ったのですが、あきらめずに電話番号を渡していました。
働き盛りのベルギー人は、車で周辺諸国に出かけます。
格安のバスツアーの利用者は、連れ合いに先立たれたお年寄り女性、車での遠出をあきらめた高齢者がメイン。
その中で、若く見えるアジア人は、車を持ってない貧乏アジア移民とみなされたようです。
アジア人と見ただけで「仕事あげる~」と寄ってくるのですから、いかに労働力確保が大変かわかります。

ちなみに、ベルギーでのマッシュルームの出荷作業は出稼ぎポーランド人が多いそうです。

この農協仕事の1年間、毎日チコリが無料でいっぱいいただけました!おいしかったなあ。




        

S君、ここで仕事がなかったらベルギーに引っ越しちゃうかもしれないなぁ。
滞在許可が出たら、EU地域は自由に移動できると聞いたことがあるし。
では、ドイツ語を一生懸命学ぶのも無駄かしら。うーむ。
彼の出身国、エリトリアにはクラールと呼ばれる弦楽器があるそうだ。持ってきて弾いて聴かせて、と約束したのに連絡無しのドタキャンをされてちょいとむくれている私。

アフリカ音楽と言えば太鼓ぐらいしか知らなかった私だ。考えてみればエチオピア周辺は人類発祥の土地だもの、古代からいろいろな物資があったのは容易に想像できる。






アレヴィー派の催し物

2015年03月23日 | ドイツ生活の外国
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イスラム教の一派と言っていいのかわからないが、アレヴィー派の女性たちが開催した料理教室に行ってきた。去年も行っているぞ。2014年3月23日記事

施設はかなり簡素な造りだ。アレヴィー派についてのドイツ語印刷物もあるので読んでここに報告すればいいのだけれど、あはは~、私のドイツ語力がぁ~
 

非常に残念なことに、今年は料理を実際にさせてもらえなくて、すでに彼女らが作っているところに集合時間が設定されていた。

去年は大変だったのだろう。今回は簡単に作り方の説明を聞いただけだ。

特にアレヴィー派に特徴的なものではなく、一般トルコ料理のようだ。このヨーグルトに刻んだきゅうり、香辛料を混ぜたものはとてもおいしい。
 
参加者で集合写真。ドイツではあまりやらない印象。

ナスにひき肉と野菜を載せてたっぷりの油で焼いたものと、米飯に米型パスタを混ぜ込んだもの、ヨーグルトソース(ご飯と混ぜてもおいしいが、そのまますくって食べてもいい)、各種パン添え。

私の宗教に対する考え方を長々と書いてみようと思ったが、面倒になった。長々じゃあなくて、短く頻繁に書くことにしよう。では、今日は・・・
ドイツのような多民族国家で、様々な宗教行事や催し物に参加できるのはとても面白い。ドイツの数少ないいいところの一つ、かな!





ひすいのブレスレット

2015年03月13日 | ドイツ生活の外国
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推定年齢60歳前後、ドイツ国籍になって数十年の近所の韓国人女性。ときどき一緒に食事をするんだ。
 
彼女は石や光り物には興味がほとんどないと言っていて、実際指輪もネックレスもしていないことがほとんどだ。
が、この日のこのブレスレットに目が行ってしまった私。
私が持っているベトナム土産のプラスチック製佛佛ブレスレットの本物版だろう。
私の。
知識や興味が全く無い私にも、彼女のはちゃんとしたひすいの品であることが簡単にわかった。見た目の質感が全然違うもの。
「これをしているとね、落ち着くの」
やっぱり、本物は違うなぁ。いや、プラスチック佛佛ブレスレットにも私は愛着があるんだぞ。でも、落ち着くとか、そういう効果はないなー、はっきり言って・・・とほほ。
ベトナムにはこのような安い品がたくさん売られているそうなのだ。もちろん、ひすいのブレスレットもあるからだろう。ひすいといえば、中国人が好む石だと思っていたが、ベトナムを初め、朝鮮半島でも人気があるのか。
ちょいと検索してみたら、日本のサイトでもたくさんあった。わたしが知らなかっただけだな、ひすいは世界中で人気。
数千円程度の品もあるようだから、ひとつ欲しいかも~。
おお~?週末はホワイトデーじゃあないかい?うほほほほほほー。言うだけ言ってみようか!
次回、彼女と会うときはそれを身につけていきたいものだ。「ほんとうねぇ、これをしていると気持ちが落ち着くわぁ~」とかなんとか言ってみたいっ

佛佛ブレスレットをくれたベトナム人一家は旦那さんの失業がきっかけで、周囲の誰にも言わずにこっそり引っ越してしまった。何度かメールをくれたが、とても大変な生活をしている様子だ。まだ小学生の子供二人を抱えている。学校はちゃんと行っているのだろうか。佛佛ブレスレットよー、彼女を助けてあげて!という気分でもある。










協力活動

2015年03月10日 | ドイツ生活の外国
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この写真は私に過去の経験のあれを想像させる。


現地の人たちと仲良く活動していますよーって、報告の写真。
歌詞の中に「赤道直下新天地」という部分があって、そこは私のお気に入り。
赤道直下でお金持ちの国、シンガポール、今でも憧れだなぁ~。ああ、意味が違うけれどねぇ。

写真の彼らに街を案内しながら、店に並ぶ商品のドイツ語を教えた。
振り向いてちらっと微笑みかけたドイツ人たちは、このアフリカ人がどういう人たちで私が何をしているのかすぐにわかったのだろう。
現地に赴かなくても協力活動はできるものだなぁ、とも思った。


難民支援

2015年02月23日 | ドイツ生活の外国
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一年ほど前から難民女性と接触があった。頭巾姿のアフガニスタン人で、その一人は日本人と見間違うくらい極東の顔立ちをしている。中国人ムスリムか、と思って話しかけたのがきっかけだった。
急にアフリカ人難民が増えているのを感じ、興味を持っていた。
で、その機会を得た。

難民女性、というテーマのこの集まり。
主催しているのはキリスト教の支援団体の様子。来ていたのはエリトリア人、ソマリア人とその子供たち、ドイツ人。
何しろ、ドイツ生活数ヶ月というアフリカ人ばかりで彼女らとの会話がなかなか成立しなくて困った。
自分の目の前のクッキーがガンガン減ってしまい、体裁悪いくらいだった。(おなかもすいていたし・・・)
主催側の女性たち(20歳代くらい)は一生懸命で、英語で話しかけてみたり、子供を相手したり(子供たちはすでにドイツ語を自由に操れるし)していた。
彼女らには期待されなかった参加者の私。ドイツ人と難民の交流、を想定していた様子。私には少々の質問があった。「ここに来た理由は?」というところで張り切った私。
「私の母国は難民受け入れに非常に消極的です。ドイツは凄い、と思います」
と盛大に褒めたはずなのだが、彼女の反応は悪かった。
どうしてだろう、と思っていたのだが、書いている今、なんとなく理由がわかるような気がした。
大喜びで受け入れているわけではないが、こちらに住むのだから支援は必要だし、地元住民の理解だって必要だ。そのための努力をあなたはわかっていない、とでも言いたかったのかもしれない。
この集まりを始めたときはまったく人が集まらなかったのだそう。最近ようやくこのように出席者が増えてきたとか。定期的に開催されているのかと思ったらそうでもなく「次回の計画が決まったらメールします」と約束していた。
隣に座った頭巾姿のソマリア人はグレース・ジョーンズそっくりな迫力のある人だった。
英語を話すのだが、携帯電話の操作に夢中だった・・・
スタッフの一人は識字指導者を目指しているらしかった。ここにいた女性のほとんどが外国語としての英語の教育がある様子だったので、彼女にはちょっと違ったかも?
なぜかみんな写真撮影を熱心にしていて、私も臆することなく撮影できた。




間違い探し

2015年02月08日 | ドイツ生活の外国
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先週のスーパーの広告の一部。定期的にアジア食品を売り出しをしている、ドイツ各大手スーパーの努力が嬉しいような悲しいような。

日本で五年の生活経験がある夫にこのモデルと道具の使い方の間違いを説明してみた。
「全然わからなかった」と言ったぞ。
居住しても簡単に日本の文化はわからないんだな、奥が深いんだな、と感激してみたり・・・うそ、がっかりした。
だいたい中国料理を日本の衣装(左前に気づく欧州人は着物ファンだなっ)で食べているシーン自体がおかしくないか、と日本人は思うのだけれど、そういった日中関係まで配慮して、たかがスーパー食品広告を見る西洋人がいるわけないかっ。

姪は左利きだが、食卓では右手にナイフ、左手にフォークを持つようにしつけられている。
ナイフを食卓上で使うという、考えてみればきわめて野蛮なテーブルマナーの西洋だ。それを周囲とは違う左で持つことは一種の恐怖感を周囲に与えるからか、と予想してみた。ウチだけが特殊なのかもしれないが、食卓のナイフも義両親たちは定期的に研いでいる。先日も義父が「ナイフを研いだから注意して扱いなさい」と私に言った。西洋テーブルマナー本に「ナイフで食べ物を口に入れてはいけない」とあるのは、唇を怪我するから、というのが本来の理由だと思う。
箸は凶器の類ではないから、どちらで持とうと構わないと思うけれど、こうして写真でみると違和感がある。子供の頃からしみついた行儀作法の感覚は簡単には変わらないものだなぁ、と自分にあきれてみたりする。ああっ、ドイツに馴染みたい~





移民女性会議

2015年01月17日 | ドイツ生活の外国
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・・・とでも訳せそうなものが月に一度ある。まとめ役をしているハンガリー人は友人の友人だったり私のドイツ語講師だったりで親しくないのに付き合いがあるものだから、彼女に誘われて「嫌だ」と言えなくなって、なんとなく出席している。

ドイツ語が達者な人ばかり。外国人としてここで生きるための問題点、改善したいこと貢献したいことなどを話し合う。普通の会話なら付いていけるが、小難しい込み入った抽象的なテーマだと、もう何を言っているのか私にはわからなくなる。
そういえば、実家近所のこうした会議にも一度だけ出たことがある。外国人女性の会議。公用語はもちろん日本語。
在住歴の長い日本語を自由自在に操る彼女らの会話がかなり理解しづらかった思い出。なんだか、主語がないんだ。それ、誰がやったの、誰が思ったの?誰がそうしたいの?とか日本語が彼女らよりもっとできる私なのにわからなかった。普段、日本人がやっているんだろうな。主語を省くこと。それを無意識に外国人たちは真似ているのだろう。
まさか、私が日本での体験の逆パターンの状況になるとは思わなかったな。でも、ドイツ語力が足りなくて会議についていけない私、とほほほ~。
ここで生まれ育ったトルコ人女性は書類選考の際名前で面接までたどり着けないとか、公共プールの女性だけの利用日の増設などの話をしていた、かな。研修のため期限付きで滞在しているメキシコ人家庭の生活のためのアドバイスシステムを作る話だったか。他には・・・なんだったのだろう??

約90分の苦しい時間が過ぎた頃、軽食が提供された。やったー。
雑談になったとたんに、貝のように黙っていた私に、周囲の人たちが話しかけてきた。
「僧侶のあのオレンジの袈裟の着方を知っている?」このグループで計画している演劇の衣装の一つらしい。
「わたしね、母国ではたっくさんの日本人と友だちだったのよ」リオデジャネイロ出身。普通の服なのに、全身カーニバルの雰囲気を醸し出しているぞ。
「私、この味知っている。寿司でしょ?大好きよ。」寿司飯でピンポンだまくらいのおにぎりを作って皆に分けたんだ。
うん、やっぱり、来てよかったかな。






まんじゅうの包み方

2014年09月01日 | ドイツ生活の外国
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ドイツに住んでから何度も中華まんじゅう作りの実演を見てきた。まだ一度も自分で自宅で作ったことがないので、今回は真剣にその包み方を観察しようと意気込んで近所の友人宅に乗り込んだ。
彼女は台湾人。もちろん、台湾生活時代には全く作ったことがなく、ドイツ生活で必要に迫られて作るようになったのだとか。
 
発酵を済ませた生地を丸く伸ばす。中央の部分を厚く残し、周囲を薄く伸ばすのがコツ。まな板こちら側に置かれている欧州流麵棒はこの作業に全く向かない。
 
餡はかなり多めに入れる。指で餡を奥に押し込めながら生地に襞を作って包み込んでいく。
 
最後はてっぺんでくるっとひねる。

数ヶ月前の中国出張のときに買ってきたという蒸し器。15分蒸す。
生地はイーストだけでなくベーキングパウダーを混ぜると、翌日も硬くならないらしい。
台湾人は一般的に非常に薄い味付けを好むようで、この餡も塩気が足りなくて私にはあまり美味しく感じなかった。
もっとも、彼らは酢やしょうゆなどを添えて食べるのだけれど。小豆餡の砂糖の量もとても少なくて、これは砂糖を振り掛けて食べるわけにも行かず、困ってしまう。いや、日本に住む台湾人は日本の「濃い味付け」に悩んでいることだろう。ドイツに住む台湾人たちは日本よりさらに濃い味付けのドイツ料理に馴染めなくて、死に物狂いの様子・・・

台湾人、ドイツ人、フランス人、日本人の四人。二分の一がグルメの国からやってきているのだから、この日の食卓のレベルは高かったはずだ!



グリーンカレーの作り方

2014年08月31日 | ドイツ生活の外国
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すでにここで長く親しくしているタイ人女性宅でグリーンカレーをいただくことになった。
前日に里帰りからドイツの自宅に戻ったばかりの彼女、疲れているのに早速家事と育児に奔走していた。タイの女性は本当に働き者だ。
鶏肉、野菜を切る。ナスのようなこれはタイから持ってきたものらしい。他にはサヤインゲン、ピーマン、レモングラスを使っていた。
 
この幅の広い包丁は数年前まで一家で北京に赴任していたときに手に入れたものだそう。器用に使っていた。

グリーンカレーペーストを炒め、ココナッツミルクで溶く。鶏肉を入れて炒める。
 


グリーンカレーペースト、ココナッツミルクともにこちらで手に入れたものらしい。ときどき普通のスーパーでもグリーンカレーペーストを扱っていることがあるので、ドイツ人たちもタイカレーになじんできているものと思われる。
 
野菜と水を加えて煮込む。材料が柔らかくなったら瓶詰めのたけのこを入れる。
 
オイスターソース、砂糖、醤油、塩で味を調える。
最後に登場したのが魚醤。
私に任されたのだが、困ってしまった。魚醤を初めて使ったこの時!

 
付け合わせの玉子焼き。米飯はもちろんタイ国産ジャスミンライス。食料小部屋のを見せてもらった。20キログラム入りの大きな袋!家族5人で毎日食べるんだものね。20キロなんてあっという間になくなるのだろうな。


米飯には何か赤っぽい米が混ざっていた。彼女に尋ねたのだけれど、聞き取れなかった。すでに5年くらいの付き合いがあるのだけれど、いまだに彼女の母語アクセントの強いドイツ語を聞き取るのは至難の業だ。

スプーンとフォークが添えられるのが、東南アジア風。彼女に「箸で食べますか?」と尋ねられたときは驚いた。日本人は何でも箸を使うイメージなのかもしれない。ジャスミンライスでなく、日本米に近い品種の米だったら、カレーでさえ私は箸で食べる自信はあるぞっ、あはは~。
きちんとスプーンを右手、フォークを左手で持って食べていたのは彼女と私の二人だけ。三人の子供たちとドイツ人の旦那さんはフォーク、あるいはスプーンだけで食べていた。それが無作法という決まりは無い様子。
食卓に出るものはすでにスプーンで切れるほど柔らかく、あるいは小さく加工してあることが前提のアジアと比較すると、欧州はいまだに肉塊を刃物で各自の皿の上で切らなくてはならないという発想である違いが興味深い。
ウチなんか、パスタでさえナイフが登場しちゃうもんねぇ。野蛮な食卓だなっ

もちろん、とてもおいしかった。
自分で自宅でグリーンカレーを作るのは・・・やはり、無理かもしれない。私以外の三人は、手を付けてくれないだろう。
私一人で何日もかけて消費するしかないのは悲しい。






エンパナーダを作りたい

2014年08月21日 | ドイツ生活の外国
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近所在住のアルゼンチン人と「一緒にエンパナーダを作ろうね」と約束してすでに三年が経過した。
無理もないぞ、彼女は6歳、4歳、2歳児のおかあさんだ。毎日多忙すぎて人を呼んで凝ったものを作るのはほとんど不可能。では、私が作って持参するのはどうだろう、と思って復習することにした。
南米在住時に撮影した「エンパナーダの作り方」。
 
粉を練って生地を作る。小麦粉のほかにどんな材料を使ったかはまるで失念。たぶん、餃子の皮と同じだろうな。
生地を休ませている間に具を作る。

 
ハムとチーズをさいの目に切り、味付けした濃い目のホワイトソースと混ぜる。

 
生地を丸く形作る。日本の餃子の倍くらいの大きさで、厚みもある。写真は飲料のガラス瓶を麵棒代わりに使っている。日本人駐在員の家庭だったが、麵棒を日本から持ってくるのを忘れたので瓶で代用したのかな。
ちなみに実演してくれたのは住み込みでこの家庭の女中をしていた現地人のM子さん。
 
皮に具を包む。できあいのエンパナーダの皮のパックが置かれてある。これも使ったのかしら。
M子さんはフォークで閉じていた。
 
表面に卵液を塗って①オーブンで焼く②油で揚げる。写真の例はオーブントースターだな!オーブンで焼くほどたくさん作らなかったのだろう。
私とM子さんでこの家の家族の長期旅行中の留守番をしていたときの思い出。

餃子を皮から普通に作るようになった現在、エンパナーダはそれをちょっと大きく作ればいいのだから楽勝だ。世界各国のエンパナーダはそれぞれ好みの具があるようなので、私オリジナルのエンパナーダを開発しちゃおうかな、えへへ。












三度目の成功

2014年08月15日 | ドイツ生活の外国
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もう一度だけ焼いてみて、また球状にならなくて失敗したら今後の人生ポンデケージョの手作りは諦めよう、と思った。
 
結果、見事に成功!何事も諦めずに何度もやってみることだろうな。三度だけでなく四度五度も有りかな、と反省しちゃった。ちっとも上達しないドイツ語も、何度も基礎を繰り返せばもうちょっとましになるかしら。うーん、ポンデケージョの成功は他の物事にも思いを馳せる。


敷き紙の端っこが切れているのは何度も使っているうちに弱ってしまったからだ。
昨日の欠けたマグカップもそうだけれど、ウチのあらゆる物資は形がなくなるまでとことん使い込むのさ!姑から嫁に伝わる我家の伝統・・・
それに対して「質実剛健を地で行っていると思った」とコメントをいただいたぞ。そういえば行っていた学校が質実剛健な気風だったけど、まさかそこで身に付けたものがここで花開いちゃったのかと、少々恐怖を感じる。世界の親の皆様、子供の学校選びは慎重にぃ~!


夫は失敗した二度とも全部平らげてくれたもんな。今回はきっともっと喜んで食べてくれるかな、えへへ、楽しみだ。






タイからの到来物

2014年08月11日 | ドイツ生活の外国
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タイ在住の日本人ケイさんからの贈り物。
タイ食品。
こうした外国のインスタント食品は以前から興味があって、旅行先で自分の土産にしたものだ。
近所のアジア食材店でも簡単に手に入るのだが、なぜだかタイ料理はハードルが高く感じるので買うことはなかった。まずは贈り物で試してみる、というのはいい方法だ。

封筒はこちらの税関で開封されていた。緑色のテープがその痕跡。
何も不都合なものはなかったようで、全部無事に到着している。

驚いたことに、すべての品に英語(一品は日本語まで)の説明が記されている。私のためにそういう品を選んだのかとケイさんに尋ねると、クノールや味の素などタイに進出している外国メーカーのものは英語解説があるのだとか。
タイは旅行先、長期滞在先としても外国人に人気の国であること、タイ語の読み書きの習得には困難が伴うことなどでこうした英文が付けられるようになったのでは、と予想している私。
ドイツも日本も、一部の商品を除き、それぞれの公用語でしか書かれてていないのとは違う発想の国だな。

まずは、レトルトのグリーンカレーに挑戦。袋から出して鍋に入れて暖めた。
日本以外のカレーはとろみがないのが特徴。私にはちょいと辛かったけれど、おいしかった。

先月、訪問先でバスマティ米がおいしかったので、自分でも買ってみた。右は普段食べているジャポニカ米(イタリア産)左はインド産と思われるバスマティ米。
案の定、バスマティ米とグリーンカレーはぴったりだった。
 
調子に乗った私はアジア食材店でジャスミン米を買った。タイ産の、いわゆるタイ米。
マレーシアで食されている米のほとんどがタイ産の製品で、通っていた私にはすでに馴染みのあるものなのだが、バスマティ米と比較してみたかったのだ。
そんなこんなでしばらくインディカ米二種を交互に食べていたら、なんだか普段食べている粘着力のある米より食べやすく感じるようになってしまったぞ。軽い食感で、いくらでもおなかに入っていくんだ。
うーん、だんだん日本人離れしていく??
ここドイツでも米料理といえばパラパラに炊いたインディカ米が好まれるようなので、ドイツに馴染んできた、と自慢してもいいかな。(いや、馴染んじゃあいないぞっ)
ちなみに写真で紹介した品の値段はバスマティ米1.39ユーロ、ジャスミン米2.79ユーロ、ジャポニカ米1ユーロ(それぞれ1キログラム当たり)だ。
インディカ米は安い(少なくとも私は長いことそう思っていた)というイメージを覆すここの実態に驚いている。日本では外国米に高い関税をかけるのでタイ米は日本米より高くなっているらしいし。


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義父は私が米を好んで食べるのを気に入らないらしく、ときどき嫌味を言う。
「お前が米を食べるとインドが飢える」
私が普段好んで食べるのはイタリア産の日本米に近い品種だ。これをイタリアがインドに輸出しているとはとても思えない。「インド人はこんな米を食べないのではないんですか」と若い頃インド船籍で勤務してインド料理通を自慢している義父に尋ねてみたいものだが、こちらもただの嫌味で返すのは同居家賃としては相応しくない。
今後、私がインドかその周辺国で生産されているバスマティ米を食べているときに同じように嫌味を言われたら、本当にインドを飢えさせてしまうと心配になってしまい、食べられなくなるかもしれない・・・ううう・・・
やはり、バスマティ米を食べるのは遠慮しようか・・・どこのスーパーも普通に売っているのにねぇ。同居は食べたいものも遠慮しなくてはならない















発音矯正

2014年08月04日 | ドイツ生活の外国
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友人の子供が「ロゴペディー」(Logopädie)に通っていて、一緒に来るのを勧めてくれた。もちろん、喜んでついていった。このロゴペディーに相当する日本語がなかなか見つからなくて(辞書にはあるのだけれどぱっとしない)ネットで検索して「発音矯正」という最も近い単語を見つけた。
私の耳にはこの子の発音に不明瞭なところは無いのだけれど(むしろ多くのタイ人に発音矯正に行って欲しい、とか思ってしまう)なにしろ、私にはドイツ語は外国語だ。きっと細かい点で発音できないのだろう。
 
早めに行って、公園でもう一度練習。ストローで紙を吸い上げる課題は宿題だったらしい。
お母さんの見本。
A君、何度もやるのだけれど上手く行かない。おいっ、ストローでジュースは飲めるのに、どうして??

さて、本番会場。お姉さん言語矯正士だ。スカートがかなり短いのも魅力。五歳児にはまだ関係ないか!
 
普段は五分もじっと座っていることができないA君なのに、なんと45分も椅子におとなしく座り続けていたのが私には驚異だった。
友人が言うにはやっていることが面白いからだそうだが、この言語矯正士の魅力も五歳児をコントロールしているものと思われた。
ピアノやバイオリンなどの子供の指導も魅力的な指導者かどうかにかかってくるものだろうな、この子はとても楽器など無理、と思ったけれど、彼女に任せたら大丈夫かも、と考え込んだ私。(実際は親の家庭での指導力も大きいのだけれど)
 
おそらく、Lの指導だろう。麵棒で舌の動きを指示している様子。最後に宿題のストロー作業があった。
結局、できなかったA君。ま、いいんじゃあないかい、まだ五歳、来月にはできるかもよ~