怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本語で話したい人々

2014年08月02日 | ドイツ生活の外国
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短期で日本語を教えたI君はウクライナ人。
 
難しい問題を抱えているウクライナの状況とは裏腹に、彼は明るくておしゃべり好きだ。
英語もドイツ語も怪しいので、私たちの共通の言語は日本語だ。学習を始めてから半年ばかりだそう。
まだまだとんちんかんなやり取りで大変だった。
「日本のY美さんと友だちです」
すでにウクライナ美人のガールフレンドがいるので、ただの語学交流友達かな。
「Y美さんは男ができるかわかりません」
はいっ??何が言いたいのかな?「わかりません、もう一度言ってください」と尋ねても・・・
「Y美さんは男ができるかわかりません」
と同じことを繰り返した。想像力をフルに利用して彼の言いたいことを考えるのだがどうにもこうにもこうなっちゃう・・・
彼らはスカイプか何かで話していて、I君は彼女の容貌があまり芳しくないとみたので、彼女に彼氏ができる可能性は無いと。
だが、話の成り行き上、そんなことを唐突に言うわけない。我慢していたのだが、ついつい大爆笑してしまった。
「お、男ができるかわからないって・・・ぶぁっはっはっは~!」
なんだかわけのわからない様子のI君も大笑い。
つたない日本語と英単語の羅列で行き着いた答えは「Y美さんが結婚しているかどうかわからない」だった。

初級日本語学習者のつっかえつっかえの発話を聞き取って相手をするのはかなり脳が疲れる。
まるで意味がわからなくても「全然だめっ、もっと勉強してから話せ」と言う訳にも行かないので、なんとか理解しようと頑張るから、脳のカロリー消費量は半端じゃあない。優秀な日本語指導者は上手に相手をするのだろうな。
世界の日本語教師の皆さん、ご苦労様~


I君の写真掲載は承諾済み。キエフで彼を見かけたら日本語で話しかけてやってください。





パーティのはしご

2014年07月29日 | ドイツ生活の外国
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7月28日、断食開けのお祝い食卓に招かれた。一軒目はアフガニスタン人家庭。
 
壁に飾られたじゅうたん。テーブルに続々と出てくる料理。これはまだ途中だった・・・

バスマティ米料理二種、ハンバーグ(もちろん彼らの呼び方は違うが)サラダ、野菜の煮込みなど。
 
私の皿。数時間後に別の家庭に招かれているので控えめに取った。お茶は緑茶。西南アジアは紅茶というイメージだった。双方とも好んで飲用されるのだそう。コーヒーは飲まないらしい。
 
デザートが凄かった。脂っこいのだが、旨い。ただひたすら甘いだけのここの菓子とは違うぞ。
 
ケーキはこちらと変わらない印象。このぐるぐる巻きのはとってもおいしかった。何本かもらって帰りたかったけれど、もっと来客が来る様子だったので控えておいた・・・私の腹もスペースを残さなくてはならなかったし、ううう・・・
 
このアフガニスタン人夫婦は二年前にこちらに移住してきたそう。奥さんより旦那さんの方がドイツ語ができるので、彼が料理の説明やアフガニスタン国内事情などを我々と語ってくれた。
「あなたの奥さんは素晴らしい料理をする、ラッキーな男だね」と67歳ドイツ人女性が絶賛。
ダンナは臆することも無く「いやぁ、私も恵まれていると思っています」とまじめに答えた。
男尊女卑のイメージの西南アジアだが(ついでに日本もそういったイメージらしく「日本人は妻を殴るのが普通なのか、と尋ねられたことがある)、こうしたシーンを見るとほっとする。夫婦や家族が上手く行っていることは外国生活では大切だ。
一足先にその家を去らなければならなかった私が向こうの部屋に挨拶に行くと、そこでダンナさんや息子さん、友人親族の男性たちがじゅうたんの上で食事をしていた。
あ・・・!そうか、それがあちらの習慣なのね、とちょっと驚いた私。

さて、二軒目は四年ほど前に知り合ったマレーシア人女性の家。
 
ここにもじゅうたんが壁に飾られている。料理があまり得意でない彼女だけれど、イスラム教最大のお祝いの日には努力している様子。
 
ここでもバスマティ米料理。このトマトのオーブン焼きはトルコ料理?マレーシアにもあるのかしら?
 
鶏肉のカレーはとてもおいしかった。赤い容器に入っているのはもち米。なにやら彼女のオリジナルらしい、かなり意味不明だけれど。
もちろん、飲み物はアルコールフリー。マレーシアではコーヒーも紅茶もよく飲まれている。
 
ケーキは抜群においしかった。アルミケースにはいった物は他の訪問者のお土産。トルコスーパーで買ったトルコ菓子。甘すぎて私はあまり好きでない。
彼女の首から下の後姿。
いつもはマレーシアのバジュクロンを好んで着ているのに、この日はアラブ風の服だった。
「バジュクロンはスカートが面倒でね。これはラクなのよ」と意外な着用理由・・・
当然見えないのだけれど、真っ赤なレギンスでも穿いているのかもしれない。

私のほかに四人の来客があった。程度の差はあれ、皆イスラム教徒。

バティックを床に敷いて、それをテーブルのようにして使う。
私は何度もマレーシアに行っていたのに、マレー系マレーシア人との接触がほとんどなかったので、この習慣をすっかり忘れていた。
堂々、布の上に座ったら、彼女があわてて「違う違う~!」と私を注意した。

赤いシャツの二人はインドネシア人。
一般的にインドネシア・マレーシア・シンガポールの人々は非常に語学に堪能で、このときの会話も英語・マレー語(インドネシア語)・ドイツ語を流暢に使っていて、私はついていくのに大変だった。

 
ナツメヤシの実。これは果肉が大きくて柔らかい最高級品だそう。断食時期にしか販売されていないとか。
マレーシアでは教員だった彼女。日本人との接触もかなりあった様子で、このみかん箱貯金箱はそうした日本人の誰かからの贈り物だろう。かなり雰囲気を乱しているように感じるのだけれど、日本の文字がエキゾチックでお気に入りなのかな。





脚が細すぎなのが残念。

2014年07月25日 | ドイツ生活の外国
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いつもの集まりで、撮影会。それぞれ思いっきりおしゃれしてきた。(あ、私はフツーにしてきた)
 
中でもこのナイジェリア人の気合の入れ方は凄かった。この髪、どうやった??自分でできる??
撮影する彼女を撮影。カメラを構えるその下半身のポーズが真似できない私。

ナイジェリア人、脚細すぎ!
上半身はがっちりしているのに、この脚はなんだろう~。ここドイツでこの細さのパンツを見つけられるのか?




上半身のかっこよさで感動したのだけれど、脚が・・・
もうちょっと太かったら、絶賛記事になったのにぃ~



日没後の食事「イフタール」

2014年07月20日 | ドイツ生活の外国
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ブログ記事にするために調べて、初めてこの言葉を知った。イフタール。ただいま断食月真っ最中。
去年よりさらに夏至に近づいているイスラム断食月だ。高緯度地域に住むイスラム教徒は死に物狂いだろう。
今年のドイツは約30日間ずっと21時過ぎに食事開始のイフタール。今月28日までだ。

席に着くと、スープが出される。スープを食べ終えるとその同じ皿で米飯と野菜や肉の煮込みを盛ってくれた。

食堂には6人掛けのテーブルが20台くらいあって、それぞれのテープルには下の4枚の写真のものがあらかじめ並べられている。

ペットボトルの水や清涼飲料水、パンが盛られた皿、なにやらヨーグルトのソースのようなものが入ったスープ皿・・・・

プラムの小さいもののような果実、デザートのおっそろしく甘い菓子。
各自、好きなように取っていいのだ。

近くにイスラム教のモスクや施設があったら尋ねてみて欲しい。
イフタール無料食事会があるかどうか、を。無料で食べることができるのも嬉しいが、集まってくるイスラム教徒と一緒に食事をする半時間ほどで、彼らを少々知ることができるからだ。
異人種の私が入ってきても、あまり気にとめることも無く、でも静かに気を遣っていて「ここに座ったら?」とかスープが終わった時点でさっとスープ皿を取られて次の料理を盛られたり「どうぞごゆっくり」と別の席からやってきて話しかけられたり、普段、街中で接する頭巾姿の女性たちとは全然違う彼女らと接触することができるのだ。



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施設の乱雑さ、手作り下足箱のへたくそさ、などを見ると、ドイツではなくて他の国にいる感覚にもなれるぞ!
食事会場は男女別なので、男性の食堂はどんな雰囲気なのかは想像できない。「細かい気遣い」は無理かな?
一人でも多くの非イスラム教徒の人たちにイフタールを経験してもらいたい。相互理解をちょっとでも、と願う私。

すし太郎の代わり、その2

2014年06月11日 | ドイツ生活の外国
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簡単にちらし寿司を作る方法を考えた私だったが、その味についてはなかなか自信が持てなかった。
在独日本人仲間に頼んで、同じ材料(サラダの瓶詰め)を使って作ってもらい、味見してもらった。
同じ名前がついた他社製品のサラダの瓶詰めだが、何気に私が作ったものよりきれい。

きれいに飾るのもおいしくするポイントだなぁ~

華やかでおいしそう~

彼女自身の感想はこうだ。
敗因は、瓶詰の野菜を入れすぎたことか?
妙にすっぱい仕上がりになってしまって。
もしかしたら、すし酢を入れずに一応水切りした瓶の野菜と砂糖を混ぜて作った
方がよかったかなとか思ってしまった。
野菜を噛んだときにお口にひろがる酸っぱい感じ。ちらしずしだと思うと、どう
しても甘い味を期待してしまうので、なかなか衝撃的な新鮮さでした。
先に寿司飯をつくったのもいけなかったのかもしれませんね。
先にごはんと野菜を混ぜて、その後で寿司酢(あるいは砂糖~)を入れていけば
よかったのかも。


そういうわけで、すし太郎の代わりにはかなり難しい、ということが判明。
自分の味覚が狂ってきているので、ときどきこうして他の日本人に助けてもらわないと判断できない悲しいドイツ同居生活。


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「ちらし寿司だと思わなければおいしくいただけると思いました」
とも書かれていたので、ドイツ人には「これがちらし寿司」と提供しても大丈夫か!?
こちらの怪しい各国アジア料理のことを考えると、充分いけるぞ、うひひひひひ。




燃料小屋

2014年06月08日 | ドイツ生活の外国
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一戸建ての家には大抵ある暖房用薪の貯蔵場所。
 
左は屋外に積んである薪。右は薪小屋。
 
入って左側と右側。色が違う感じに撮影されているけれど、光線の具合でこうなっちゃった。
天井にはくねくねした枝。きっと以前、庭のどこかに植わっていた木だろう。

 


いつ製作したものか几帳面に記されている。そういえば、何年か放置して乾燥させないと上手く燃えないって言っていたことがあったな。


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薪作りをする義父は元気だが、いくら元気でも必ずできなくなる日は来る。
そうしたら、薪暖房はなしってことだろうな。灯油と薪暖房を併用しても寒い我家だ。
将来に不安はどっさり。


多民族国家風景

2014年06月01日 | ドイツ生活の外国
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頭巾姿のでっぷり太ったおばさんはあまり撮影したいと思わないのだが、こうしたかっこいいお姉さんたちにははっとさせられる。

ここではうまく表現されていないが、腰の位置が高く、柔らかく身体にまとわりつく長い外套が彼女のスタイルのよさを強調していてとても素敵だった。

これは・・・あまりかっこいいとは思わないのだが、やはり撮影したくなる光景。

これから泳ぎに行くのかな、とも思われる服装なのだがこれで学校も行っちゃうのだ。
ゴムぞうりで学校に行くって・・・。また、むき出しの太もも部分が、誰がどう座ったかわからない椅子にぴったりとくっつくのは気持ち悪くないのかい?ま、ティーンエイジャーにはそんなことより「クールな私」を強調、または自分の気の合う仲間と同じような服をするのが重要な時期。否定はできない。

マレーシア、シンガポールなど多民族国家と同じような風景のドイツ。ドイツばかりでなく西欧州はこれが普通らしいので、もしかして世界的に足むき出しと長いコートが混在するのは当たり前なのかもしれない。
日本も強要されるぞぉ、「どうしてお前の国では頭巾姿の女性が少ないのだ、もっと外国人を入れたほうがいい」って。あ、そんなことないって?



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3,4年前に目撃した光景。信号待ちで目の前のイスラム頭巾の女性とキリスト教頭巾尼僧の女性が話し合っていた。後ろで驚いていた私はじっと観察。聞き取れなかったがなにやら雑談の様子。特に知り合いというわけでもなく、ちょっと声をかけて軽く会話していたのかな。そっと撮影すればよかった、と今でも後悔。







マテ茶を楽しむ

2014年05月24日 | ドイツ生活の外国
          

久しぶりにアルゼンチン出身の友人宅を訪問するとテーブルの上にこれが。

今まで何度もここに来ているのに、このマテ茶の茶器を見たのは初めてだ。普段、誰か来るときはもったいないから隠しているのかな、気持ちはわかるな、えへへ。
ともあれ、喜んだ私、早速一緒にいただくことになった。
南米在住時は特に現地の飲食物を好んだわけではないが、帰国してから数年過ぎるとなぜか懐かしくなるものだ。
たまたま実家近所にパラグアイ産マテ茶葉を売る店があったり、パラグアイ在住友人の帰省時にいただいたりして実家生活ではマテ茶入手に苦労しなかった。日本茶用の急須を使って飲んでいたものだ。
本格的なこのスタイル、木製の茶器にストローを差し込んで回し飲みをする。
旨い!
ああ、りす部屋でもこうやって楽しみたい、と思うのだけれどねぇ~
彼女の子供たちはこの茶葉を牛乳で煮出したものを飲んでいるそう。これも非常においしい。


そのときにいただいたアルゼンチン産マテ茶ティーバッグ。
早速りす部屋で試してみたが、やはり、味は落ちる。彼女が言うにはドイツで売られているマテ茶ティーバッグも結構いけるそうだ。ふむ、贅沢を言わず、りす部屋ではティーバッグでマテ茶を楽しむとするか。

しかし、本当にここは多民族国家だなあ・・・
トルコ人ではないイスラム頭巾の女性たちも非常に多く見るようになった。
街中を行きかう人々の会話を注意深く聞いていると、ドイツ語以外ばかりだ。
それぞれの家庭では、母国の飲食物が普通に食されているのだろうな、うらやましいな。
ウチは3対1で日本の負け、ドイツ流の生活を余儀なくされて胃痛に苦しむ私。

自室に茶器はあるのだけれどね。

ストロー(ボンビージャ)はひどく錆びてしまって実家で廃棄してしまったのさ~
ただの飾りになっている今・・・