怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

農薬散布

2008年05月29日 | 風景


ドイツに来て、数少ない「日本よりいいと思われること」は、喘息の症状がでなくなったことだ。

実家のS市は人口60万人を突破、自動車をはじめとする数々の工場を持つ。
朝に窓を開けると、塗料のようなにおいがすることがあった。
家のすぐそばにホームセンターができた。
そこで夕方からのパートタイムで働いたことがある。
数週間通っているうちにひどい咳が止まらなくなり、喘息と診断された。

それから、軽い化学物質過敏症になり、お茶のお稽古に行くお家の畳に使われていると思われる薬剤、新しい家具、衣類の洗剤売り場、に行くと、咳が出たり、皮膚にかゆみがでるようになった。

夫の実家にしばらく居候することが決まったとき、不安になったのが上の写真。
これは先日撮ったもの。
ここに野うさぎやハリネズミが棲んでいるのだけど、だいじょうぶなのかなあ・・・
日本に住んでいたときも、夫の実家が田園地帯だということを知っていたので、農薬散布は免れないと思っていた。
「もしかして、環境うんぬんで、有名な国だから、農薬なんて存在しない?」などと甘い考えはなかった~

戦後、ここの街にアウディ工場や石油精製工場などが建設された。
1970年代は日本同様、大気汚染等が問題だったそうな。
努力で改善された現在があるものの・・・・
先日行った歯医者さんとの雑談で、意外な話を聞いた。
「ここに来てから、工場の排煙で、いつも頭痛がします」
えええ!!!まだ、そんなに影響しているのか?!
ここは、ドイツの中でも空気が汚いそうだ・・・・

た・い・へ・ん!!!

農薬と、排煙で、もしかしたら、今のところ調子のいい私も、数年後には再び喘息に苦しむかもしれない。
ちょっとみっともないかも、ドイツで喘息になったりしたら。