怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

まともな味覚

2009年03月25日 | 家族
昨日は三週間ぶりに衣類の洗濯をした。
家事を仕切るのは義母であるので、この「三週間ぶり」に私の衛生観念を疑わないで欲しい。
私は毎日でも洗濯したい、現代日本生活に慣れ親しんできたものであ~る。

三週間分の洗濯物は当然多い。
わかりきっているのに、義母は
「今日はやたら洗濯物が多いわね」
ぶつぶつ不平を言っている。
全自動洗濯機は全部で3,4回、回さなくてはならない。
(これがまた、1回が物凄く時間かかるシステムなのだ!絶対日本の忙しい生活に合わないこちらの全自動洗濯機!)
セーターなどはうちは手洗いするので、洗濯機と同時進行で義母と私がたらいで洗濯物と格闘する。
午前中は洗濯に時間をとられ、昼食は簡単なものとなった。
「りす、パスタを茹でておいてください」


ソースの準備まで言い渡されなかったので、不安に思っていたら、案の定・・・


先週、もらった瓶入りりんごソースと、自家製いちごソースだ。
残念なことに、これらは当然甘い。
パスタにジャムを添えて食べるのだ。デザートではない。
これは立派な1品料理のようである。

まったく、洗濯を貯めるとこういった手抜き料理。
ちゃんと塩味のものを準備するために洗濯はまめにして欲しいものだ。
とぐるぐる頭の中で義母への不満がつのる。
わたしだけ、醤油和えにしたい、と言い出したいのを我慢。


ところで・・・
意外なことだが、ドイツにはごく普通にこの写真のような緑茶のティーバッグが売られている。
緑茶は健康にいい、とでも読んだのか、義父母は好んで買っているようだ。
が、その飲み方は普通の日本人にはマネ不能である。
お湯で緑茶を作ったあと、りんごジュースで割るのだ。
「緑茶は苦いから」
と義母は説明した。
ドイツ人は苦味に美味さを感じないのかあぁぁぁっ!!
と一瞬イラついたものだ。


さて、これは夫が大好きなケーキである。
作り方はこちら「だんな用特別ケーキ」

以前のものより進化して、半分はココア入り、もう半分はシナモン味となった。
開発者の夫はうれしそうに一度に二味のお得を楽しんでいる。
開発者の指揮の下、製造するのはりす。

このケーキ、相変わらず砂糖抜き。
甘くないケーキのどこにうまみを感じるのか、私は理解不能。

まったく、この家の者たちの味覚についていけない。
まともなのはわたしだけぇ~!!
と、秘かに自分を褒め称え、過酷なドイツ生活に気合を入れている