YOです!
今日は以前にもご紹介したのですが、2020年モデルのハスクバーナSVARTPILEN250と401の違いを、
更に追加で発見した事と、分かり難く疑問に思っていた事を、YOなりにご説明したいと思います。
今年は、新型コロナ感染症の為に、我々も含めて全て新車発表会や、ディーラーの勉強会などの情報を
収集する場が無くなり、しっかりとしたアナウンスが出来ていない事で、皆さまにもご迷惑をお掛けして
しまい、YO自身も発表した情報に間違いがあったりと、もう一度車両を見ながら新しい発見と共に
ご紹介します。
今年この2機種は、SVARTPILEN(SP)と言う名の下で、249ccと373ccが発表されました。
2020モデルより、インドで全て生産され、組み立てもインドで行われる事になり、昨年までのオーストリア
生産モデルと、生産国が異なります。
SP250は主にアジアを中心とする輸出モデルとして生まれ、それゆえに生産コストやモデル自体の
よりスタンダード型として、シリーズの中でも特にベーシックなモデルと仕上がっています。
そのモデルを含めた事で、生産ラインの統一化をした事で、SP401もSP250と共有する部品を使用する事で、
コストを抑え、昨年モデルより定価を抑えた設定が可能になったのです。
ここまでは既にご承知かと思います^_^。
初入荷時に、YOも分かる範囲で違いを説明しましたが、納車が進むにつれて、こんなところも違うんだ!
と言う事も気付きましたので、幾つかご紹介します^_^。
★先ずは、先日コメントでも頂きました、クイックシフトの件です。
色々情報が交錯して、KTM390ADVENTUREも発売された時期で、間違い易いですね。私も間違えてい
ました。
先ずはHusqvarnaはEasy Shiftと言います。
Husqvarna SVARTPILEN 250 はイージーシフトは付いていません。
Husqvarna VIT/SVARTPILEN401はイージーシフトが付いています。もちろんシフトアップもダウンも
両方クラッチを握る事なくシフトチェンジが可能です。ダウンシフトのみと言う説もありますが、
取扱説明書でそう読める部分もあり、間違いやすいところですが、アップダウン可能です。
KTMはクイックシフタープラスと言いまして、KTM390ADVENTUREにはオプションとなります。
これはソフトのインストールだけで大丈夫です。
ですので、Husqvarna VIT/SVARTPILEN 401はとてもコストパフォーマンスが高いモデル達なんですよね。
実は外観より見分けが付きます。クラッチケースの後ろ側に、シフトポジションセンサー(黒い樹脂)が
付いているのが、イージーシフトやクイックシフタープラスの装備可能なモデル達です。
SVARTPILEN401です。
こちらはSVARTPILEN250です。
★ライドバイワイヤーの401と、アクセルワイヤー式の250
アクセルを開けた時に、SP401は電子制御にてスロットルバルブを開け閉めしますが、SP250は機械式で
開け閉めします(ワイヤーで)。性能的にはどちらも同じと言えば同じなのですが、電子制御出来る
SP401の方が、より細かなセッティングが出来るメリットはありますし、排気ガス対策でのメリットも
有ります。しかし、効くところですとコストと、トラブル時の復旧等では、機械式が有利?^_^
SVARTPILEN401です。スルッとしてますね。
SVARTPILEN250はワイヤーが付きます。
★トリプルツリーとアッパーブラケットの製法の違い?
見ての通り。SP250はスッキリとした表面で、美しい感じ?^_^がするフォークブラケットですが、SP401の
リブが付いている方が強度があるとか・・・?それは無いと思いますが、もう少し調べてみたいところです。
SVARTPILEN250です。綺麗ですよね
SVARTPIEN 401です。このリブが肝なのか!?
SVARTPIEN250です。
SVARTPIEN401です。
★エンジンハンガーが異なります。
エンジンハンガーが違います。エンジン自体の設計は同一ですので、マウント位置とかその他の変更は
無いので、同じものを使えば良いのですが、何故か違います・・・。見た目はSP401の方が強固に見えますが
詳しいところはもう少し調べたいと思います。
SVARTPIEN250です。何かこの先のモデルでの共通部品なのか!?
SVARTPIEN401です。強そうですよね!
SVARTPIEN250です。
SVARTPIEN401です。
★ハンドルの細かいところですが、センターバーの取付けからが若干異なります。
これは溶接の部分ですので、間違って溶接したの?的な所なのか、何か強度やしなり方や振動対策?なのか、
定かではないですが、やはり気になるところです。今年のモデルでは2019年のハンドルよりも手前への絞りも
強くなってポジション的には普通に?^_^なったんです。2019年は特殊です(笑)
SVARTPIEN250です。前後に溶接が施されています。
SVARTPIEN401は後ろだけです。振動対策かなぁ?
★最後にフロントディスクローターですが、SP401の方が若干肉厚です!
前回でも少し触れた部分ですが、両車共ローター径は変わりませんが、デザインもホール数も違います。
さらに、若干ですがSP401の方が厚いのです。排気量の大きい分ストッピングパワーが欲しいところで、
発熱量も多いので、放熱効果と耐熱性を考えた事なのか?お調べします。。。
SVARTPIEN250です。デザインも違うんですよ。分かります?
SVARTPIEN401です。
SVARTPIEN250です。5mmジャストです。
SVARTPIEN401です。そのまま当てると入りません。誤差かなぁ・・・^_^
と言う事で、間違い探しじゃないですが、SP250とSP401の違いをご紹介しました。参考になりましたか?
この兄弟車をご購入時に悩まれる方が多いのですが、先輩格のSP401ですので、メインバイクとしてお考え
頂く際には、Easy Shift,、イドバイワイヤー、WPアジャスタブルサスペンション、肉厚Fディスクローター、
が装備され、2019より低価格化されたSP401は魅力的に映るのはYOだけでしょうか・・・。(^^ゞ
あ!そうそう!もうひとつあります!
SP250/SP401両車共に、ABSに2種類のモードが追加されました。ROADモードとSUPERMOTOモードの2機種
があります。SUPERMOTOモードは、フロントがABS介入リヤはカットとなります。ドリフト仕様ですね(笑)
今日もありがとうございました!分らない事がありましたら info@rlyoyo.co.jp までお気軽に
お問合せ下さい!