28日の火曜日に今週末開催するハーレーツーリングのルート下見に
おろしたてのMV AGUSTA F4-1000で慣らしを兼ねたツーリングに
行ってきました。
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まずはアグスタと言えば音、サウンド、ですよね。
期待通りの排気音はエンジンスタート時のほんの一瞬だけですが、
マフラー内の排圧をコントロールするばたバルブがオープンとなり、
始動しやすくするのですが、掛けはじめの「ヴォンンンンンン!」が
たまりませんね。やる気にさせます。
しかし、その後の暖気運転は市街地や住宅の多い環境でも大丈夫な
くらいバルブが閉じてしっかり消音されています。
私も日頃からサーキット走行などで使用しているビューエルXB1125CR
等のレーサーでクリップオンハンドルのポジションには慣れていると
思っていたのですが、街中とサーキットはやっぱり違いますね。
信号やら何やらで確認する事が多く、ポジション的にはチョッと慣れが
必要で、足付き性も良いとはいえない腰高なイメージではあります。
ちなみに私の身長は174センチで両足のかかとは確実に着きません。
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ツーリング当日の待ち合わせ場所の関越自動車道三芳SAに到着。
ここまで来るとポジションにも少しづつ慣れてきて、各部をチェック。
私も愛用しているピレリータイヤでスポーツ志向の強いディアブロシリーズ。
その中でもMV AGUSTA の為に開発されたともいえる
スーパーコルサSPを装着。本当にディアブロシリーズはどのタイヤを
チョイスしても信頼度大で、サーキットも安心して攻められますよ。
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スリックタイヤにグルービングだけをしたような過激なパターン。
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排気の出口はオートバイの顔。全モデルでは手作り間が強い丸型のデザイン
に対して、2010型より四角いデザインに変更。
4000rpmまでは4本の出口より奏でる点火順序が解るサウンドで、
4000rpmを越えた辺りからPOWERも上がり始め、サウンドにも元気が
感じられる連続音と変わります。これが良い感じなんです。
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4000rpmの高速道路走行で約95キロを示しますので、単純計算ですが、
12,000rpm6速で285キロが出ると言う事。300キロ越えは現実的な
数字なんです。
上の画像を良く見てください。解りますか?
そうなんです。タンクに透明の保護フィルムが張られています。
YOYOではオーナーの気持ちになって担当メカニックが受け持って
整備させて頂いていますので、新車のタンクや腰が当たるシートカウル
等にはこの様な養生を施すサービスを行い納車しています。
養生フィルムの達人サービス大塚の技です。解りますか?
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この細かさがYOYOの技。大げさかな?(笑)
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高速を降りて一路榛名山へ。
山頂付近の空模様が少し怪しかったので、榛名山へは寄らず当日の
迂回路となる妙義山へ抜ける地蔵峠へ向かいます。
峠に向かう細かいワインディングでは、慣らしで回転を上げられない
せいもあり少々トラクション不足で足回りが動きません。
ストック状態なら前後のサスペンションのダンパーを柔らかめに
抜く方向性が良いと思いました。意外と乗り心地がハードでびっくり。
さらにこの日が梅雨の中休み的日に当たり、早朝の雨もあったことで、
湿度がかなり高い真夏日となり、電動ファンもフル回転。そして意外と
冷えないの気になりました。クーリングを高めるカスタムは効果が
ありそうですね。そして右ステップの熱さも気になるところ。
対策を考えます。どなたか良い案ございますか?
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コーナーリングは良い感じですね。軽くリーンインしていくと自然に
フロントが入り込み綺麗にバンクを作ってくれます。慣らしとはいえ、
そこそこのアベレージで走って来ましたが、F4君は全然余裕でした。
次はサーキットだね、君の全てを知るには。
とにかく車重の割には旋回開始時が軽い操作感で好印象。
インステップのきっかけで面白いように曲がっていきますし怖くない。
先日Y社の1000ccスーパースポーツをワインディングで走る機会が
ありましたが、Y社は凄く計算高いスーパーマシン。車で言うとGTRか?
F4はやっぱりイタリヤの血、フェラーリなんですね。わかるかな?
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東京からこの時点で170キロ時点。そろそろガソリンが?と心配して
いたら、インジケータのオレンジランプが点灯!ヤバい・・・。
山の中に入っていたので、周囲にはスタンド一切無し。。。
心配しながら街まで更にペースダウンで山を降り、しばらく碓氷峠方向へ
進んだところでようやくスタンドを発見!
185キロ13リッターの給油で14.2キロ/Lを記録。意外と良いのには
びっくりですが、4000rpmまでのリミット走行なのでこんなものか?
まあ、取り合えずスーパースポーツ車としては上出来の燃費です。
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ガソリン給油をお願いしたら、スタンドのおじさんが「タンクの中が黒くて
どれだけ入れたか見えんなぁ」と言ってました。
なるほど。確かに満タンがどの辺りか確認し難いかもしれません。
吹きこぼれ注意です。
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さて、下見のルート確認も完了し、帰りは松井田妙義ICより上信越
自動車道から東京に向かいます。
高速道路上で200キロ突破で6速4200rpm100km/hの三桁に突入。
タコメーター上での15000rpmまで回ったらいったい何キロ?出るのか。
とんでもないバイクです。
そうです。今回はF4のセールスポイントでもあるエンジンマネージメントは
ノーマルモードで走行しましたが、試しに料金上からのスタートダッシュ
(と言っても4000rpmまで)でスポーツモードもテストしてみました。
ところが意外と解るもので、回転のピックアップも速く繋がりも良いので、
慣らし中でもスポーツモードの方が負荷が掛かり難くエンジンには優しい
と思います。
更にトラクションコントロールは0~8段階の介入が一番強い8で1日を
過ごしましたが、これも介入無しの0との比較が出来ればと思いましたが、
慣らし中は負担の少ない0で良いでしょう。
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約300キロのツーリングとなりました今回は、F4の色々なところが確認
出来ました。
総評で言うと、乗り易くライダーに忠実な生き物のようなバイクです。
コンピューター管理から生まれて来たバイクとは違い、人間が長い間
テストを繰り返し、MV社の持つ伝統を継承しながら進化した人車一体の
スーパースポーツです。
本国イタリヤで育った環境から日本の風土に合わせる為には、多少手直し
する箇所もありますが、確実に国産スーパースポーツとは異なる味が
そこにはあります。
色々なモディファイが見えて来ました。
さあ、どこからスタートしようかな。。。(笑)