酒に飲まれて

お金の使い方なんて


偉そうに講釈たれていますが


酒に飲まれたら最近ひどいもんです


昨日は、赤坂見附のママのとこに顔を出して二十年ぶりにヘネシーなんて飲んだのが間違い

今時ヘネシーなんて飲んでる人なんか見たことないけど


大富豪がガウンを羽織ってグラス片手にペルシャ猫を撫で撫でみたいな


普段はキャバクラなんて行かないんだけど、一人で六年振り位に入っちゃって
指名とかシステムがよくわからないから、女の子が入れ代わり立ち代わり、同じ話を何回もするはめに


その後は、ホテルに泊まろうとしたら中国系のマッサージのオバちゃんに呼び止められる

マッサージのあと朝まで寝てていいよって

んじゃあ、
行きますかとノコノコ着いていき

マンションのワンルームの怪しげな部屋に

マッサージしてもらってると、サウナとかだったら眠くなるんだけど


なかなか寝付けなくて

そのうちオバちゃんが
お兄さん疲れてない？

そりゃ疲れてるよと


片言の日本語だからイマイチ聞き取り難いんだけど


疲れてるんなら出したくない？
なんて聞いてくる

ああ、なるほどそういう店かと


そりゃ出したいけど
ちょっとねー


因みにいくら？
前金で一万だって

とりあえず、酔っ払って眠いし頭痛いし
寝るって寝たんだけど



どうもオバちゃんに一万は払ってたみたいだ

プライスレスな一日を過ごしたものの、
次の日にめちゃくちゃ落ち込むわけです


得た思い出は夢の彼方


失った金は遠い思い出


昔、こんなこと毎日やってて一財産築きそこなったので


もう同じ轍は踏めないなと


けれども男って基本的にこんなもんだと思います

寧ろ健全かなと
開き直りますが


遊びも男の器量だと思うんですがね