昼過ぎからの海
千葉の北
飯岡を目指す
内陸だとそれほど感じなかった風がビュンビュン
いわゆる
オフショア極強
ジャンクなコンディション
波数が多くてぐちゃぐちゃでまとまりない感じ
こいつはキツいということで
北上して橋を渡れば茨城県
波崎へ
海岸の向きが違うので
風向きが真逆になる
いわゆるオフショア
しかし、波は小波も小波
どちらが良いかと言えば
僕はこちらが好き
透き通る海と小波で
ほぼ海水浴だけど
久々、夕方まで楽しんで
ローカルな飯屋を見つけて
いつも以上のカロリー消費を言い訳に
カロリー摂取
一つ一つのシチュエーションが
本当に楽しいし有り難い
もう何十年もサーフィンやって来たけれど
後輩達やその後輩達に追い越されて
やがて子供達にも追い越されて行く
それで良いんだと思うし
そのために教えたり伝えたりしてるんだと思う
Me firstはやめたしダサい
自分がどう思われるかなんかどうでも良くなって
楽しく生きてりゃ良い
サーフィンにハマった一人を作れただけで
本望だよね
人生なんて
死ぬまで生きるゲーム
何が目的かなんか考える必要はないし
何をやったかなんて気にする必要はない
ただ、最期の時に
後悔しないようにするゲーム
たくさんの人が悲しんでくれるということはその答えの一つだろうし
たくさんの人との思い出が
その答えの一つかもしれない
だから、ただ
後悔しない事を考える
人を傷つけたり、悲しませたり、苦しませたら
きっと後悔する
笑って、楽しませて、楽しんでいたら
間違いない
と思ってるだけ
常磐道がガスっていたので風が無いのはわかった
朝の5時くらいでも
海は人が集まってくる
ポイントブレイクなので、海の中も人が集中している
水温は随分と温かくなり
夏のウェットスーツでもいけそうだ
最近の海は、年齢層も高めで
ロングボードやミッドレングスといった
長めの板が主流
僕自身もミッドレングスも視野に入れつつ、もう少し体重を落として板を新調したいところ
波は胸くらいはあるんだけど、セット間が長めでポイントブレイクなだけに沖に出るのも苦ではない
ただ、ポイントブレイクは波の取り合いは熾烈で、無情にも誰も譲ってはくれない
波待ちしていると
いつも仕事の事を考える
波の良いポジションを常にキープしている人
波の切れ目のおこぼれを狙っている人
沖に出てセットの一番ピークを狙う人
ポイントブレイクから外れて、人が少ない場所でセットを待つ人様々
イメージはきっとみんな一緒
フェイスの張ったショルダーにレールを入れてボトムターンからトップに上がる
そんなマニューバーを描きながら
夢を達成するために
2度と同じ波の無い反復練習を望む
仕事も一緒
常に美味しいところを狙って
人間関係も上手に結果を出す人
競争の少ない、自分だけのポジションを
作ろうと努力する人
何も考えず、ただ仕事を待つ人
何も正解は無いかもしれない
だけど、上手く乗ってるやつはいるし
きっちり稼いでるやつはいる
その違いは何か?
それを考えること
考えられる事がスタート
上手に波に乗るって簡単な事ではないし、大金を稼ぐって楽な事ではない
だけど、やってるヤツはいる
何も考えていないヤツと
考えて決めているヤツの違い
中世のある時に
二人のユダヤ人の乞食が、キリスト教王国フランスにやってきた
二人は生き延びていくために、お金を集めようと考えた
一人はユダヤ教の象徴のダビデの星を置いて、道端で恵みを乞うた
もう一人は、十字架を布の上に置いて、道行く人に恵みを乞うた
当時のフランスは、キリスト教徒が圧倒的に多く、当然十字架を置いた方に多くの硬貨が投げられた
十字架の方のユダヤ人にお金が貯まると、物陰でそのコインをダビデの星を置いているもう一人のユダヤ人に渡した
ダビデの星の方に硬貨が山と積まれ、十字架の方には全く無いという状況をわざと作った
たまたま通りかかったキリスト教の神父が、十字架の方の布には全く硬貨がないのに、ダビデの星には山ほど硬貨があるのを見て、
「これは、キリスト教の乞食の方よ、お可哀想に。キリスト教の神父である私がユダヤ人に負けないくらいにお金をお恵みさせていただきます。」
と言って
何枚ものコインを十字架の方の布に置いていった
こうした事を何日も繰り返して、二人は商売を始める元手を稼ぐ事ができた
とても深く、印象に残った話で
これが正しいかどうかは自分はわからないけど
人とお金を動かす 仕組み
としては、まごう事なき事実です
人々の心理を読み工夫し
お金を落とし続けるプラットフォームの作り方の教えとしては秀逸
ユダヤの教え
ただ、日本人は
こういうお金の稼ぎ方を嫌う傾向がある
もちろん、自分自身も違和感がある
だからこその教えなんだと解釈する
お金は額に汗して稼ぐものという思考により
ただ石を磨いただけで何万倍もの利益を取るようなやり方はフェアじゃないと否定する
切磋琢磨し正々堂々と競い合うスポーツではない
ある意味、お金を奪い合うのがビジネス
そういう側面も伝えてくれる
商売の根源のルールや物資、道具、ノウハウを押さえて、独自の仕組みを作り、競争に巻き込まれない環境を作り、ノウハウをブラックボックス化し、人には教えない
それがお金を稼ぐコツというか、考え方なんだという事はとても勉強になる
それがやりたいかどうかは別として