志事

満員電車に揺られ

ストレス溜めながら物思う

何かで見たけど、満員電車は悪い気で充満しているとか
みんな他人との距離に不快感を感じ負のオーラを出しているのかな？

そんな毎日に慣れることはないが

今日はちょっと違った

前に立っていた若いサラリーマンの携帯画面がチラっと見えたんだが
心に響いた文章があった

しごとには三つのしごとがある

一つは、
「仕事」で
義務的にこなすだけのもの

二つ目は、
「私事」で
自分のためにしている事

最後が
「志事」
何かのために志を持ってする事

どこかで見たような文だし、
いつも言われていたことだけど

なんかビビっと来た

自分を振り返ると・・・
自分のために仕事をしていた気がする

きっかけも、どこまでやれるか？どこまで稼げるか？だったし
最近、いろんな壁にぶつかっている気がするが

そこにも理由があるように思う

自分の為じゃ限界があるもの

志は思いだろう

何かしっくりこなかったものがすっきりした気がした
お金じゃないってそういう事なんだなと納得

だとすれば、自分のための仕事になんか誰も興味ないよね
ましてや、誰も助けられないなって思ったり

しごとはお金で比較できるものじゃないね

甘んじて受け入れる

一つ気づいたことがある

転んでもタダでは起き上がらないという言葉もあるが、ある程度成果を出している人を見ると、いい意味で悪あがきをしているように見える。

ハングリー精神とでも言うのか、僕は悪く言えば諦めが早い。
しょうがないと判断するのが早い気がする。

決して投げやりなわけではないが昔からそうだ。

これは性格のようにも思うがどうなんだろう。
それを変えればもっと成果が上がるって言われたら・・・。

他人と比較しながら自分を分析し、正すべきは正し修正・補足しながら生きている。
しかし、性格の部分は変えようがないんじゃないかって思ったりもするし、それを変えたら俺なのか？
なんて思ったり。

さて、
電車の帰り道。
あることに気づいた

ポッケの中にはジャリ銭が少々
パスモの中は数十円・・・

さてどうすっか？

いろいろ考えた。銀行？交番？だけど不可抗力でこういう状況の人間も存在するだろう。
鉄道会社はどう対応するのか？
敢えてトライしてみた。

「すみません。お金ないんですけど、どうすればいいですか？」

何のことはない
駅員には珍しい初老の女性が、

「あ、わかりました。じゃあここに名前と電話番号と生年月日書いて下さい。」

「え？今度お金持ってくればいいんですか？」

「はい。」

「え？いつ持ってくればいいんですか？」

「いつ持って来ます？」

「え？ああ、明日。。。」

「じゃあ、明日持ってきてください。80円」

「はい・・・。」

80円も持っていない３６歳もどうかと思うが、そんなんでいいんだ！？というのが印象だった。

身分証もなにも提示していないし、もって来る保障もないだろうに。
人に優しい鉄道会社だな。

デジタル化社会だけど、デジタルでは判断できない事象かな。
融通きかないからな。

いろんな意味でプライスレス！