マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

音楽の力

2014-09-04 10:34:33 | Weblog
 
  民族対立が厳しい東欧、コソボの地で「バルカン室内管弦楽団」の

 活動を続ける指揮者 沢寿男氏。

 日本人として初めてコソボフィルの指揮をした時楽団員は厳しい表情で

「再び紛争になれば間違いなく楽器ではなく銃を持って戦場に行く」と。

 そんな中で舞台に立つ。

 勿論コンサ-トホ-ルなどは無い。場所は青年会館。

 場内は市民や、国連議員だけではなく、迷彩服で銃を携える軍人、警官も多数。

 その中で世界の人々を”音楽”で結ぼうとベ-ト-ベンの楽曲を渾身の指揮で奏でた。

 終わった時万雷の拍手”スタンディングオベ-ション”。

 そうです。音楽に国境はないのです。

 そして、ある方は語っています。「音楽が越えられるのは国境だけじゃない。

 人と、人の心そして自分自身の心だ」と。

  この楽団はウイ-ンの楽友協会ホ-ルのステ-ジに立つ事も出来ました。

 また、日本でも平和コンサ-トとしてベ-ト-ベンの〝第㈨”も披露しました。

  コソボに愛される楽団であると共に世界に誇れる楽団の成長を願いましょう。

 

知日

2014-09-03 16:13:25 | Weblog
  
  「知日」とは中国で出版している雑誌の名前。

 編集長は勿論中国人の青年。彼は日本に興味を持ち深く知りたいと思った。

 又、その事を多くの中国の人達に知らせたいと思い3年前にスタ-トさせた。

 もう20号にもなるとの事。

 ”料理 ””漫画””文学””映画””音楽””歌舞伎”と、その巾は広い。 

 又、歴史の重みも明治維新の事から始まって事細かく書かれているとか。

  政治とは1線を引き庶民レベルでの活動は多くの人の心に届いているのだろう。

 国が違っても地球人としては人間なのですから。

 まず、知る事から理解が始まるのです。

  中国とのぎくしゃくした関係も”庶民の一粒運動”で。

 それが一番大事な事と思います。

2014-09-02 23:12:57 | Weblog

  アメリカ創価大学のキャンパスにはインドのガンジー像が

 建っている。

 ガンジーが独立運動で各地を回っていた時一人の少年が

 鉛筆をプレゼントしてくれた。

 長さ3センチのその鉛筆をガンジーはずっと大切にしていた。

 「小さな鉛筆でも子供にとっては大切な物。そうした国民の”思い”を

 忘れての私の政治活動はない」と。

  些細な言葉の奥にも”こころ”がある。

 自ら、心を尽くす事が人間として崇高な生き方に近ずくのでしょう。

  心を磨く作業は誰もやってはくれません。

 自らが、水をやり、栄養を与え、いたわりーーーーーー。

 それがデリケートな貴方の心の器をより成長させてくれるのです。

最後の日

2014-09-01 20:57:45 | Weblog
 
  ある10分間程の記録映画を観た。それは8年前の出来事。

 一人の壮年が88歳の認知症の母の介護の為会社を辞めざるを得なかった。

 失業保険は貰えたらしい。しかし、そのお金も蓄えも底を付いた。

 何故、生活保護を受けられなかったのは解らない。

 親子は追い詰められた。住む所も食べる事も出来ない所まで。

  最後の日息子は母を車椅子に乗せて都内の見納めの時に。

 母は「私の息子でありがとう!何処までも私の息子だよ」

 息子は「又生まれても母さんの息子に生まれたい」息子は母を殺した。

 そして自殺した。しかし死に切れなかった。

  裁判官の声は詰まった。傍聴席も総ての人が涙と共にあった。

 彼の様な人が何故この様な事にならねばならないのだろう。

 波のはざ間で突き飛ばされて生を断念しなければならないなんて。

 もしそれが私だったら私も同じ事をしたでしょう。

 皆さん考えてください。今もこの様な人達がいると言う事を。

  刑を終えた彼は今どんな思いで生きているのだろうーーー。

 私に出来る事は、ただただ祈る事だけです。