面接授業2日目、無事終了。
これでまた1単位ゲットだな。
さてさて、昨日、今日でどのような実験をしていたかというと、
大腸菌を使って、「遺伝子発現のスイッチを入れる」
ということと、「それを検証する」という実験です。
そもそも遺伝子というのはすべての情報が常に発現しているわけではなくて、
その細胞、時々に応じて必要な情報だけが発現されるようなしくみになっているのです。
その例として、大腸菌のラクトース代謝酵素。
培地上にグルコース(ブトウ糖)があるときは、
ラクトース(乳糖)代謝酵素は大腸菌の体内ではつくられず、
グルコースがなく、ラクトースがあると、
その代謝酵素がつくられます。
これは高校生物2の教科書にも載ってますね~。
今回はこの酵素の遺伝情報のスイッチを入れる。
つまりグルコースがなくてラクトース(今回はラクトースに似た物質で大腸菌をごまかす)のある状態にする。
それから、実際に遺伝情報がDNA→mRNAに転写されたかどうか、
mRNAを抽出して電気泳動で確認。
それから、実際に蛋白質ができているかどうか、
蛋白質を抽出して電気泳動で確認。
こんなことをしてきたんです。
わかりやすいように、ラクトース代謝酵素の遺伝子の部分は
前もって蛍光蛋白質に組換えてあり、
大腸菌を培養してコロニーを観察すると、
遺伝子のスイッチがはいったかどうか確認しやすいようにしてありました。
分かります?
左側の培地のコロニーはピンクとグリーンになってるんですよ~。
これは紫外線を照射するとキレイに蛍光を発しました。
スイッチは成功です。
そんで、電気泳動。
こんな機器を使って、
これが結果の写真。
mRNAのほうははっきりしなかったんですが、
蛋白質のほうは対照実験のものとの違いが明らかになりました~。
ブラボー
いやぁ~、2日間みっちり学習した~!
この面接授業、結構人気で抽選もれした人もいるらしい。
一発で当たって受けられてよかった~