高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その4 認知症高齢者グループホーム(6:退去)

2015年06月19日 | 老後と住まい
全入居者の半数以上は自宅から入居し、グループホーム退去後は、日本認知症グループホーム協会によると次のように医療機関へ入院される方が一番多く自宅に戻られる方は5%というのが現状です。

・医療機関への入院 40%
・死亡 24%(うちグループホームでの看取り12%)
・介護保険施設(特養、老健、介護療養型医療施設) 22%
・自宅 5%
・有料老人ホーム、サ高住等 4%
・その他 4%

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高齢者向け住まい・施設 その4 認知症高齢者グループホーム(5:入居者)

2015年06月18日 | 老後と住まい
認知症高齢者は、厚生労働省の2012年の推計によると305万人で、65歳から69歳までで罹患されている方は100人に1から2人ですが、85歳では100人に27人とおよそ4人に1人が罹患されています。認知症高齢者のうち認知症高齢者グループホームに入居されている方はやく5%です。居宅の方が50%で最も多く、その他特養や医療機関などに入所されている方もおられます。
日本認知症グループホーム協会の調査によるとクループホームに入居されている方の平均年齢は85.4歳、平均要介護度は2.5、認知症高齢者日常生活自立度(6月15日ブログ参照)は3割弱がIII,二割強がIIとなっています。また、平均入居年数は3.4年となっています。
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高齢者向け住まい・施設 その4 認知症高齢者グループホーム(4:費用続き)

2015年06月17日 | 老後と住まい
グループホームでは、食事や入浴などの生活上の支援やリハビリなどの介護サービスが受けられます。費用には介護度によって変わりますが、ホームが1棟の場合は「1日」につき要介護1で759円、要介護5で852円です。ホームが2棟以上の場合は10円ほど安くなります。なお、この費用は介護サービスの1割負担だけで、この他に家賃、食材費用、理美容代、おむつ代、その他日常生活で必要となるものの費用は別に支払うことになります。
合計では、月に10万円~20万円程度かかりますが、施設によって異なります。実際に入居を検討する場合には必ず希望するホームやケアマネ、自治体などに問い合わせてください。
なお、ホームに入らずに持家などで生活する場合で、認知症を罹患されている方の専門的なケアを提供するものとして「認知症対応型通所介護」があります。このサービスを受ける場合は「1回」につき要介護1で985円、要介護5で1,414円です。ただし。食費やおむつ代などの日常生活費は別に支払う必要があります。
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高齢者向け住まい・施設 その4 認知症高齢者グループホーム(3:費用)

2015年06月16日 | 老後と住まい
入居時の費用としては、敷金や保証金が必要なところがあります。ただし、家賃の6か月分相当額が上限とされています。その他前払金としては家賃、施設の利用料、介護や食事の提供などの費用が認められていますが、事業者は権利金(入居一時金、権利金、入会金など)を受け取れないことになっています。一ヶ月の費用としては内訳としては、介護保険1割負担分、家賃、食材費用、理美容代、おむつ代、その他日常生活で必要となるものの費用です。
現状を日本認知症グループホーム協会の報告書からみてみると、敷金については必要とするホームが1割で平均約14万円、保証金については必要とするホームが3割で金額としては平均約20万円となっています。また、平均家賃は約月額4万円、平均食材料費は月額約3万3千円、平均光熱水費は月額約1万4千円になっています。
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高齢者向け住まい・施設 その4 認知症高齢者グループホーム(2:日常生活自立度)

2015年06月15日 | 老後と住まい
「日常生活自立度」は、認知症を罹患された高齢者の日常生活における自立を表す物指で、ランクI~IVとMがあり、その判定基準は以下のようになっています。介護保険の要介護のランクとは異なり、自立度Iでも要介護5の方がいますし、その逆に、自立度IV以上でも要介護1の方がいます。ただし、傾向としては、自立度Iは要介護1、自立度IIは要介護2、自立度IV以上は要介護4や5というおおよその相関があります。
【認知症高齢者の日常生活自立度】
ランクI:何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。
ランクII:日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる
ランクIII日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さがみられ、介護を必要とする
ランクIV:日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁にみられ、常に介護を必要とする
ランクM:著しい精神症状や周辺症状あるいは重篤な身体疾患がみられ、専門医療を必要とする
出典:「健康長寿ネット」ホームページ
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