とうとうネタ切れになってしまいました。仕方ないので、昨日から作り始めているアシナガバエ科の検索表について書くことにします。
7月12日に家の近くの公園で見つけたアシナガバエはこんなハエです。これまで撮ってきたアシナガバエを画像リストに載せようと思って、急きょ、リンク先をYahoo!ブログから移行先のFC2ブログに変えた画像リストを作りました。こちらでご覧ください。いずれも綺麗なハエなのでついつい撮ってしまいますが、検索表が手元にないのでなかなか調べられません。「日本産アシナガバエ科の亜科への検索」に亜科への検索は載っているのですが、そこから先が難しそうです。そこで、MND(Manual of Nearctic Diptera I、ここからダウンロードできます)に載っている属への検索表を少し変え、日本産の属に限って検索表を作ってみることにしました。
昨日も出した表なのですが、少し変更があったのでもう一度出すことにします。双翅目談話会機関誌の「はなあぶ」に載った田悟敏弘氏による「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」30-2, 1 (2010), 34, 1 (2012), 39, 105 (2015)で扱われている属が最後の3列に相当し、数字は種数を意味しています。また、CIJは「日本昆虫目録」、Checklistは「知られざる双翅目のために」のリストに載っていた属です。また、青字はMNDに載っていなかった属を意味します。(追記2019/07/17:アシナガバエの検索表が「日本産水生昆虫第二版」にも載っていたので、上の表にAIJ 2nd 2018として加えておきました。これはかなり期待できるなと思っていたのですが、水生もしくは水辺で見いだされる属に限られたもので、さらに、検索表自体はMNDを基にしたということでかなりがっかりです。ただ、MNDに載っていないAcymatopus, Conchopusの2属が加わっているところはプラスですが・・・)
MNDに載っていない属が13もあるので、どこまで使えるかは分かりませんが、とりあえず、日本産に限って検索表を作ってみました。属を6つのブロック分けして、検索表にしたのがこの表です。Amblypsilopus属はMNDには載っていなかったのですが、これまで見てきて大丈夫かなと思ったので加えておきました。検索項目のうち、①~③と⑤は生態写真でも分かりますが、④は触角柄節の刺毛に関するものなので、なかなか写すことができません。ここが問題でしょうね。上の写真のアシナガバエもこの④でつかえてしまいます。
①aで分離されるA群だけ、さらに属への検索表を書いてみました。今回は、素木得一氏の「昆虫学辞典」と「原色昆虫大図鑑III」、それに、電子辞書を使って翻訳してみました。「昆虫学辞典」が手に入ったので、専門用語の翻訳がかなり楽になりました。ついでに、検索表をEXCELを使って書いてみました。楽かどうかはよく分かりませんが・・・。
(追記2019/07/16:属名が間違っていたので、上の検索表を一部書き換えました。ついでにグループCについても翻訳をしてみました。役に立つかどうか分かりませんが・・・。
④と⑦は検索表で属の説明に該当するので加えておきました。13も載っていない属があるので念のため)(追記2019/07/16:あ~ぁ、直しても直しても間違いがある・・・)
7月12日に家の近くの公園で見つけたアシナガバエはこんなハエです。これまで撮ってきたアシナガバエを画像リストに載せようと思って、急きょ、リンク先をYahoo!ブログから移行先のFC2ブログに変えた画像リストを作りました。こちらでご覧ください。いずれも綺麗なハエなのでついつい撮ってしまいますが、検索表が手元にないのでなかなか調べられません。「日本産アシナガバエ科の亜科への検索」に亜科への検索は載っているのですが、そこから先が難しそうです。そこで、MND(Manual of Nearctic Diptera I、ここからダウンロードできます)に載っている属への検索表を少し変え、日本産の属に限って検索表を作ってみることにしました。
昨日も出した表なのですが、少し変更があったのでもう一度出すことにします。双翅目談話会機関誌の「はなあぶ」に載った田悟敏弘氏による「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」30-2, 1 (2010), 34, 1 (2012), 39, 105 (2015)で扱われている属が最後の3列に相当し、数字は種数を意味しています。また、CIJは「日本昆虫目録」、Checklistは「知られざる双翅目のために」のリストに載っていた属です。また、青字はMNDに載っていなかった属を意味します。(追記2019/07/17:アシナガバエの検索表が「日本産水生昆虫第二版」にも載っていたので、上の表にAIJ 2nd 2018として加えておきました。これはかなり期待できるなと思っていたのですが、水生もしくは水辺で見いだされる属に限られたもので、さらに、検索表自体はMNDを基にしたということでかなりがっかりです。ただ、MNDに載っていないAcymatopus, Conchopusの2属が加わっているところはプラスですが・・・)
MNDに載っていない属が13もあるので、どこまで使えるかは分かりませんが、とりあえず、日本産に限って検索表を作ってみました。属を6つのブロック分けして、検索表にしたのがこの表です。Amblypsilopus属はMNDには載っていなかったのですが、これまで見てきて大丈夫かなと思ったので加えておきました。検索項目のうち、①~③と⑤は生態写真でも分かりますが、④は触角柄節の刺毛に関するものなので、なかなか写すことができません。ここが問題でしょうね。上の写真のアシナガバエもこの④でつかえてしまいます。
①aで分離されるA群だけ、さらに属への検索表を書いてみました。今回は、素木得一氏の「昆虫学辞典」と「原色昆虫大図鑑III」、それに、電子辞書を使って翻訳してみました。「昆虫学辞典」が手に入ったので、専門用語の翻訳がかなり楽になりました。ついでに、検索表をEXCELを使って書いてみました。楽かどうかはよく分かりませんが・・・。
(追記2019/07/16:属名が間違っていたので、上の検索表を一部書き換えました。ついでにグループCについても翻訳をしてみました。役に立つかどうか分かりませんが・・・。
④と⑦は検索表で属の説明に該当するので加えておきました。13も載っていない属があるので念のため)(追記2019/07/16:あ~ぁ、直しても直しても間違いがある・・・)