家の近くのむし探検 第27弾
昨日の続きで、23日に家の近くの公園で見つけた虫たちです。
サクラの幹にダンゴムシがいました。頭部の色が黒いので違う種類かなと思って、検索表を調べてみました。検索表は次の図鑑に載っています。
青木 淳一編、「日本産土壌動物: 分類のための図解検索」(東海大学出版会、1999).
ダンゴムシの検索については以前図書館でコピーしたものを持っていました。それによると、
①全腹肢は同様な厚みである;尾肢は外側に突き出し背側からも見える
②体を丸くできる
③白体(偽気管)は1~2腹肢にある;腹尾節は後方に向かって狭くなる オカダンゴムシ科
④a 頭部中央の突起は低い オカダンゴムシ Armadillidium vulgare
④b 頭部中央の突起は高い ハナダカダンゴムシ Armadillidium nasatum
こんな順でオカダンゴムシ科になります。尾肢や腹尾節については次の写真でよく分かります。
これを見ると、尾肢は背側からも見え、腹尾節は後方に向かって狭くなるので、オカダンゴムシ科で間違いないでしょう。さらに、頭部中央に突起はほとんど分からないので、たぶん、普通のオカダンゴムシでよさそうです。
次もサクラの幹にいたキマダラカメムシです。
これはややずんぐりしたアシナガバエです。翅脈のM1脈が大きく曲がっています。こんなところから、アシナガバエ科のAmblypsilopus属かなと思っています。
これはルリチュウレンジ。
それからマメコガネ。
これはたぶん、トビイロシワアリ。
このユスリカ、今年は何度も見かけるのですが、名前は分かりません。
アミガサハゴロモかベッコウハゴロモかの幼虫です。この奇妙な尻尾については以前、高校生の研究を紹介したことがありました。
それから、アリグモです。何を捕まえているのかなぁ。
このハチは何でしょう。こんな方向からしか撮れなかったので分かりませんでした。