新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

家の近くのむし探検 ダンゴムシ、カメムシほか

2019-07-26 20:53:08 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第27弾


昨日の続きで、23日に家の近くの公園で見つけた虫たちです。



サクラの幹にダンゴムシがいました。頭部の色が黒いので違う種類かなと思って、検索表を調べてみました。検索表は次の図鑑に載っています。

青木 淳一編、「日本産土壌動物: 分類のための図解検索」(東海大学出版会、1999).

ダンゴムシの検索については以前図書館でコピーしたものを持っていました。それによると、

①全腹肢は同様な厚みである;尾肢は外側に突き出し背側からも見える
②体を丸くできる
③白体(偽気管)は1~2腹肢にある;腹尾節は後方に向かって狭くなる オカダンゴムシ科
 ④a 頭部中央の突起は低い  オカダンゴムシ Armadillidium vulgare
 ④b 頭部中央の突起は高い  ハナダカダンゴムシ Armadillidium nasatum

こんな順でオカダンゴムシ科になります。尾肢や腹尾節については次の写真でよく分かります。



これを見ると、尾肢は背側からも見え、腹尾節は後方に向かって狭くなるので、オカダンゴムシ科で間違いないでしょう。さらに、頭部中央に突起はほとんど分からないので、たぶん、普通のオカダンゴムシでよさそうです。





次もサクラの幹にいたキマダラカメムシです。



これはややずんぐりしたアシナガバエです。翅脈のM1脈が大きく曲がっています。こんなところから、アシナガバエ科のAmblypsilopus属かなと思っています。



これはルリチュウレンジ



それからマメコガネ



これはたぶん、トビイロシワアリ



このユスリカ、今年は何度も見かけるのですが、名前は分かりません。



アミガサハゴロモかベッコウハゴロモかの幼虫です。この奇妙な尻尾については以前、高校生の研究を紹介したことがありました。



それから、アリグモです。何を捕まえているのかなぁ。



このハチは何でしょう。こんな方向からしか撮れなかったので分かりませんでした。